想いは伝わる
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先月の話し。
青果と鮮魚。
店の入口からコンコースを結ぶ主力部門。
この2部門は店舗の個店力を左右する部門でもある。
相場と創造の部門。
両部門とも相場感度と調理陳列技術を必要とし、どうしても個人の感度や能力に負うところが多い。
いや、それ以外にも担当者の能力に負うところは多いのだが、青果鮮魚はそれに加えて経験に裏付けられた販売技術が絶対に必要なのだ。
単品毎の相場感度に応じて売場が変わる。
単品毎の調理技術に応じて数値が変わる。
単品毎の陳列技術に応じて結果が変わる。
チェーンストアは、本部と店舗に役割を分けて、方向性と具体性を同時進行させているが、上記の2部門以外は、ある程度本部の仕組みを利用しそれを徹底することによってそれなりの売場は維持できるものだが、青果鮮魚はそうはいかない。
仕事に対するセンスがモノを言う。
商品に興味があるか、相場に興味があるか、旬に敏感か、等の所謂商売センス。
更に、そのセンスを駆使して、数値を達せさせるという気概。
それらを自分の背中を使ってでも部下に教育したくて、この2部門への関わりを強く持っているのである。
鮮魚は自分の出身部門、青果は旬を提供する最強部門。
但し、青果はやっぱり出身部門では無いため、どうしても自分が興味のある果実に関してはリーダーシップを取れるが野菜は疎い。
だから、トレーナーとの連動が鍵となる。
そして、このトレーナーもまたかっての私の部下であり、数値達成意欲が旺盛だ。
「店長、なんとしても数値達成させますよ(笑)。」
7月は、彼も積極的にこの店舗に関わってくれた。
そして、7月31日。
青果は40万、鮮魚は3万。
この売上を達成出来れば、7月は数値達成だ。
鮮魚の3万は開店から1時間で達成だろう(笑)。
これも、5月の苦い思い出のお陰で、7月当初からスパートしてきた結果である。
更に、その意志を受けて担当者が必死に食いついて来たお陰だ。
「100%、一方通行。」
そう思われながらも、コミュニケーションを信じて行動して来た結果の賜物だ。
更に、青果。
これも大丈夫だろう。
この日はトレーナーは来れなかったが、電話で担当者と何度も連絡を取り合っていた。
かなり気になるのだろう。
数値を達成する。
それは結果としての事ではあるが、それに至るまでに、どんな意図を持ってどう行動したかによって、それが大きな自信となるだろう。
そして、自信だけではなく、自らの見えない成長に大きく関わってくるだろう。
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コメント
donnさん、コメントありがとうございます。
自分の未来を更に開拓しようとする意志があるかどうかで、一歩先を目指そうとするかしないか。
年齢の問題というよりは自分の未来に向かう目標の有無の問題でしょうか。
その目標を共に共有出来た時、人は前向きになれるのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年8月 7日 (木) 06時42分
昨比クリアーおめでとうございます!
今前年に対しどれだけ伸ばすかは、年末以上に考えます。damaさんすいません(笑い)過去の栄光にすがりついている人は、その時何も考えてなく商売してきた人です、(消費者のニーズ考えない、変化に対応したないというより対応できない。出せば「売れた。でも刺身すごく人を引き付ける技術もっています。でもそこから一歩先に行かない・50歳以上の人に向上心を求めるのは難しいのでしょうか?
(とても失礼な言い方と思った上で)
投稿: donn | 2014年8月 6日 (水) 23時57分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
一つ言えるのは、月初から狙っていかないと駄目だと言う事ですね。
事前に日々の売上予測を立て、日々のギャップをどう埋めるか。
この繰り返しになっていくのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年8月 6日 (水) 08時26分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
「鉄は熱いうちに打て」
とはよく言いますが、青果トレーナーも新任チーフに対してどんどん熱い指導をしていくれているお陰で(笑)、単品量販時の発注数量は全社1位の時もある程。そしてそれを売り切る能力を身に付けつつある現状です。
やはり、数をこなすという視点からも大きな販売技術の向上は期待できますね。
投稿: てっちゃん | 2014年8月 6日 (水) 08時22分
7月の両部門の予算の達成、おめでとうございます !部下との関わりをこれでもかと持って思考錯誤の上の予算の達成、これは店長もチーフもうれしいでしょうね。8月も安泰?
投稿: かわらい | 2014年8月 6日 (水) 05時35分
当店は生魚が直営でないので青果に目が行きがちですが、担当者の経験・センスで売上げはかなりブレますね。今の担当者は売場の変化が苦手。1週間の来店頻度と買上げ点数が腹に落ちれば日替わりによる単品量販のメリハリが買上率アップに繋がるはずなのですがなかなかリスクが張れない(笑)。もちろん売り方は担当者の得手不得手があるので得手を伸ばして売上を達成してくれれば良いのですが。そういう担当者に限って売上不振の原因を他責に見つけたがるので一筋縄ではいけません。ベテラン社員にはこの傾向が高く見られます。過去の栄光を捨てきれないのでしょう。時代は常に変化しているのですが。
投稿: dadama | 2014年8月 5日 (火) 22時30分