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2014年8月

2014年8月31日 (日)

日本酒に触れる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎週日曜日は芸能ネタの日。

  そして、本日もネタ切れ。

よって、別話題で取り繕います(笑)。

  日本酒。

この言葉を聞いて、軒並み色めき立つ方は多いだろう。

  “日本酒なら任せとけ!”

特に、てっちゃん会のメンバーは我こそは、と思っているに違いない(笑)。

  私は、特段日本酒には興味が無かった。

しかし、先日、地元の繁華街で日本酒・焼酎の専門店で飲む機会があった。
蔵元まで足を運んで手に入れた自慢の日本酒の数々が置いてあるお店だ。
品揃え常時70種類の限定酒が、入れ替わり最新の十四代や、田酒などの人気日本酒の限定ものが届いているという。

  とは言われても、私には何の事やら(笑)。

日本酒好きには堪らないのだろう。
しかし、これは嗜好の問題。

私の嗜好は、多少の酔いから、滑らかになった口でお互いに議論し合う事がお酒に対しての嗜好である。

  だから、味にはこだわらない。

アルコールが入っていれば良いのである。
それが私の、お酒に対する嗜好。

  しかし味わう方の嗜好の方も多いだろう。

そのお店では、クーポン券を利用すると、全国の5品のショートグラスのセットで1500円で飲めるサービスがあった。
そのサービスを利用して飲んだ冷酒を飲み比べてみた。

  “なるほど、美味しいかな(笑)”

数あるお酒の中でも、日本酒とワインはその味わいは深い。
だから、いろいろな嗜好が出てくるのだろう。
ビールや焼酎と比較しても、日本酒は製造方法とも相まって、多用な味付けや味わいが楽しめるらしい。

  そこの店主との会話からいろいろ教わった。

自ら新潟や山形に行って買い付けてくるから、その苦労も教えてくれた。

  酒蔵同士が連携してまとまっている地域。
  酒蔵同士が反発して啀み合っている地域。

そこでの買い付けの苦労なども聞かされながら、自分の嗜好に合うお酒を探し出してくれる店主の存在がそのお店での売りの一つではある。

  やはり、コトの存在が日本酒にも役立つという事だろう。

でも、最後に店主が言っていた言葉。

  「主役は酒ではなく飲む本人ですから(笑)。」

いくら世間で話題の銘柄でも、飲む本人が美味しいと思って飲むかどうか。
世間で話題だから飲む酒か、自分で美味しいと思って飲む酒か。

  いろいろ飲み比べて、自分の好みを探してほしいという。

そして、日本酒だけを飲むという飲み方もあろうが、料理と共に飲む訳だから、食事を美味しく頂く為のその素材にあった日本酒を飲む事の贅沢。

そんな味わい方をしてほしいと言っていた。
その部分に関しては、非常に共感できたところであった。

  そして、日本酒。

てっちゃん会のメンバーに少しは話しが合わせられる程度の知識は持ち合わせようと思う訳であります(笑)。







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2014年8月30日 (土)

9月を前に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


8月から9月へ。

  季節は大きく変化していく。

夏から秋へ。
猛暑から涼しさへ。
涼味から秋味へ。

  8月はとくかく体を冷やす食材がメイン。
  9月は秋味を味わう焼物の食材がメイン。

そんなイメージであろうか。

  いよいよ火を通して味わう季節になってきた。

火を通すということは、その為の調味料が必須となる。
そして、調理する環境が整う季節でもある。

  暑いから火を使いたくない。

そんな猛暑の時期から、夕方の涼しさに合わせて火をお通した焼物で暖かいものを食べたい季節。

その調味料であり付け合わせの需要が高まる季節。
不思議な事に、8月月間は関連販売もあまり動きが無かった。

  いま思えば当然の事か。

火を使うメニューが激減する時期だからだろう。

  刺身、生食、漬物、せいぜい焼肉。

それ程度のメニューがメイン。
そうなると、関連販売に並べているクックドゥ等も春や初夏ほどの動きは無い。

  逆に涼味の合わせた薬味野菜の動きが活発になる。

そう考えると、ワンストップショッピング性を追求するスーパーマーケットの大いなる出番である。

どちらかと言えば、初夏から盛夏に掛けては生食中心であり、店内での関連販売を利用したワンストップショッピング性を追求しづらい気候環境になったが、秋からの季節は豊富な食材とメニューを提案することで、豊かな食を提供しやすい環境に入った事を意味する。

再度、スーパーマーケットが商品単品から店舗という一個の存在自体をお客様に問う季節になったということだ。

同時に、各部の9月の陳列台帳を見てみると、夏型の生食や焼肉中心の陳列レイアウトから、ホットメニューや鍋材の品揃え、鍋セットやおでん材料への移行が行なわれる。
食品等でも、鍋つゆの豊富な品揃えが実施される時期。

  鍋物の台頭かぁ〜。

季節が巡るスピードの何と早いことか(笑)。
そして9月前半には、この冬のおでん種やおせちの方向性が決まるという紀文のお正月フォーラムの開催。

  豊富な情報を持つ大手食品メーカーのMDに乗る。

それも大切だろう。
素材の強みや素材の鮮度管理、ジャストインタイムな製造技術が主だった盛夏から、自社の素材と素材の強みの組み合せを提供しなければならない季節は大きく転換していく時期。

  さて、9月をドキドキ、ワクワクといきたいものです(笑)。






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2014年8月29日 (金)

てっちゃん会の今後

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会。

  現在64名。

発足は2年前。

  てっちゃん会懇親会総幹事はdadamaさん。
  てっちゃん会Facebook版はかわらいさん。

このお二方のご尽力で、現在「てっちゃん会」は運営されているといっても過言ではない。

発足当時は、6名で懇親会が始まった。

  dadamaさん、かわらいさん、かおるさん
  kiyo-mさんとご友人、そして私。

第一回目は言い出しっぺのdadamaさんが幹事。
二回目以降は総幹事のdadamaさんのご指名から始まり持ち回り制。

同時に、私以外の方々はFacebookで繋がっていった。
Facebookに出遅れた私は、昨年の6月頃にようやくFacebookデビュー。
私がFacebookを始めた頃には、てっちゃん会も第二幕、第三幕に突入し始め、更にてっちゃん会メンバーのFacebook繋がりからの横への広がりが飛躍的に拡大し、私がまだお言いした事の無いメンバーの方達が続々とてっちゃん会Facebook版に加入されて来た。

更に、以前からこのブログに記事を載せておられた方々もFacebookを各々されており、そちらでもつながりが始まり、現在の64名といメンバー数になってしまった。

  コンサルの先生。
  コトpopの先生。
  マネジメントの先生。
  小売企業の幹部。
  店舗の店長。
  売場の主任。
  現場のパートの方
  市場の方
  メーカーの方。
  システム関連の方。

本当に多彩な顔ぶれ。
それも、始まりは6人のメンバーから発展していき、Facebookを活用して飛躍的に広がっていった。

  誰がこんな展開を予想しただろうか?。

それでも私は、このブログを始めた頃には、そんな願いがあったのは事実。

  “是非、全国の店長と繋がってみたい”

そんな淡い願望はあったが、実際にブログを初めてみて分かったのは、そう簡単な事ではないという現実の厳しさ。
何せ、書いたブログを全国で閲覧してくれた人が10人にも満たない日々が続く。

  当然、コメントなど帰って来ない。

ようやく数ヶ月から半年経ってから、定期的にコメントを頂くようになったきた。
その頃には、“全国の店長と繋がってみたい”という淡い期待は無くなっていた。

  “それは私には無理な世界だ”

そう思い込んでいた。
しかし、そう思っていたのは私だけではなかったらしい。
そのきっかけが、6人のメンバーで立ち上がったてっちゃん会第一幕である。

そして、リアルにお会いして懇親を深めるてっちゃん会は次回が第六幕となるが、Facebook版はリアルにメンバー各人の日々の戦い(?)がアップされる。

  イベントでの売場。
  イベントでの催事。
  メンバー同志の会。
  個人的な会合の場。
  
そして、Facebook版でいつのまにか出来上がった規約のようなものがある。
別にだれが作った訳でもないが、まずは入会者の紹介。

  必ず入会手続き者が入会者をFacebookにて紹介。

そこで、メンバー各位が自己紹介をして懇親を深める。

  更にはメンバーへの支援のコメント。

メンバーの異動、転職、環境変化、そしてチャレンジに対しての、他のメンバーからの支援のコメントが凄い。

  “私は一人では無かったんだ”

そんな励ましのコメントが並ぶ。

  本当に嬉しい事である。

そんなてっちゃん会。

  どんな方向へ進んでいくのだろうか?。

これは、私にも分からない(笑)。

  “このような方向へ引っ張っていきたい”

そんな操作もしたくない。
すこしずつ、販売情報の交換の場にはなりつつあるようだが、自らの本業を持ちつつの掛け持ちの場でもある。
本業そっちのけでFacebook版に入れ込める訳も無い。

  ただ、企業の枠を外して得られる情報。

自分が持っている価値観や常識が、他の方の情報から揺さぶられる快感。
そのようなものを感じるだけでも、価値は高いと思っている。

今後、ますますメンバーが増えてくるだろう。
そして、どんな方向へ進むのだろうか。

  「私にもわからない」といつまで言っていられるだろうか(笑)。





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2014年8月28日 (木)

秋の足音

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆が過ぎ、毎年の如く、秋の気配。

  特に、朝夕の涼しさ。

8月上旬の寝苦しい夜はもはや無い。
考えてみれば、寝苦しい夜、熱帯夜の夜は年に何回あるだろうか。

  精々2週間程度か。

“そんなもんじゃないでしょう”

そう思われる方も多いだろう。
イメージとしては、一ヶ月程度続くと思われる方もいるだろう。
しかし、実際に窓を開けて過ごしてみると、本当に厳しい夜は精々2週間あるかどうか。

  そして、盆過ぎからは涼しい風が通る。

これも毎年の繰り返し。
日中は、まだまだ猛暑が続いているが、朝夕の涼しさは間違いなく秋の足音である。

数日前のブログでは、やり過ぎの媒体に対しての記事を載せた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-ec15.html

しかし、確実に秋の足音が聞えて来た現在、秋の商材と共に秋の媒体は必須であろう。

  あくまでも商品と連動した場面での使用。

その考えを基本に、徐々に商品の拡大と共に媒体も秋色に染めていく。
そして、どこかのタイミングでダイナミックに大胆に秋一色に。

  先日、当店に新物のりんごが入荷した。

サンつがると黄王りんご。

  りんごは正に秋の代名詞。

この入荷と共に、“媒体を秋に変えていこう”
直感でそう思った。

  “その辺は本部から指示が来ていないのかい”

月間計画では、9月からの媒体変更ではある。
しかし、その辺は気候状況に応じて媒体の設置外しやその時期は店舗に任されている。要は店舗の店長の感度しだいと言ったところか。

  「それでも企業として統一すべきでしょ」

後は考え方次第。
決めてしまえば楽だが、逆に外は35度の猛暑なのにお盆翌週から紅葉だらけの店内になってしまうことも考えられる。

人には、それぞれ好きな季節があろう。
私は、この時期が好きかもしれない。

  暑いを基調にしながら、朝夕が涼しい時期。
  寒いを基調にしががら、日中が暖かい時期。

その違いを比べれば、後者のほうが好きかもしれない。

  そして、食欲の秋。

旬の商材が続々登場するこの時期から10月。
朝夕の涼しさが加速してくると、ホットメニューの食欲が湧いてくる。

  食に対する人々の興味が加わる時期。

いよいよ食品スーパーマーケットが主役になる時期が到来する。

PS
そう書いている側から、昨日は最高気温がこちらでは23度と低温だった。
一気に秋の気配に覆われて来たようだが、次月は早々に猛暑復活。
なかなか、秋色にはそう簡単には染まらないようです(笑)。








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2014年8月27日 (水)

グレープフルーツに甘み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近でも、二日に一回はグレープフルーツを食べている。

  今は、南アフリカ産。

「えっ、グレープフルーツって、フロリダ産じゃないの?」

そう思われている方も多いだろう。
残念ながら、グレープフルーツは、11月〜5月まではフロリダ産、
                6月〜10月までは南アフリカ産。

こんな産地に区分けされ、年に年間ではフロリダ産と南アフリカ産に二分される。

  「そんなの、とうに分かっとるわい!」

そう怒りだす方もいるだろう(笑)。
そして、現在販売されている産地は南アフリカ産。

  「南アフリカ産は酸っぱくて嫌い」

そういう感想をお持ちの方も多いだろう。

  確かに、南アフリカ産が出荷された当初は酸っぱい。

とてもじゃないが、食べられたものではない。
そして、果肉も固めでつぶつぶも固い。
その固いつぶつぶから酸っぱい果汁が飛び出してくるのだから、たまったものではない。

  胸焼け必死の覚悟で食べなくてはいけない(笑)。

しかし、それも精々最初の2ヶ月程度か。
現在の南アフリカ産のグレープフルーツは、ようやく酸が抜け出して、少し食べやすくなって来た。

そして、今後は徐々に甘みが加わり、最終の10月頃には意外や意外に美味しい南アフリカ産のグレープフルーツが入荷してくるのである。

  「南アフリカ産は酸っぱくて嫌い」

そういう感想をお持ちの方は、是非9月以降のグレープフルーツを食して頂きたい。
安価で意外に美味しいグレープフルーツを食べる事ができますよ。

  但し、この頃には秋の味覚が満載である。

大粒の葡萄も終盤期で安価になってくるし、豊水梨もピーク、柿も入荷し、りんごは津軽が出回る時期。

  輸入もんなど食ってられるかい!。

そんな時期ではある。
しかし、柑橘好きに方には、安くて果肉の豊富なグレープフルーツは捨てがたいところだろう。

  私はかれこれ3年以上も昼食に果実を食べ続けている。

レジの従業員には、「よく続けられますねぇ〜。」と感心されている。

  毎日果実を購入して食べる姿を見ているから。

自分でもよく続いていると思うが、今は習慣化されているから、食べないと居られない。

果実を食べると、後頭部がスッキりするのである。
脳内部の血液の流れがすっきり良くなるような感覚である。

以前は、普段でも二日酔いの後のような感覚で、脳内がすっきりしなかったのだが、果実を取り続けてからは、そのようなどんよりとした感覚は無い。

  それだけでも効果抜群である。

是非、皆様にも、お勧めしたい健康法ではある。

注、この効果はあくまでも私の個人的な感覚であり、効果でありますので、個人差が生じるとは思われます(笑)。






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2014年8月26日 (火)

分かりやすさを追求する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いつも思うが、リーダーは明快でなければならないと思う。

  “上司は何を考えているのか?”

内部が結束しないのは、全てこの疑問からだ。

組織とは不思議なものである。

  信頼ある組織はまとまろうと自然に動いていく。

自分の上司は何を考え何を求めているのか?。

  それを部下は知りたがる。

それは、上司に信頼を置いている部下ほど、上司の求めに応じようとするからだ。
それは、上司に信頼されたいと願う心がそうさせるのだろう。
だから、上司はその信頼に応える為にも、自らの立ち位置と目指す方向性をいち早く表明するべきだろう。

  俺は、こういう理由でこの方向へ進もうと思っている。

その理由に正当性と妥当性があり、正義が存在すれば、部下は心を固めて同じ方向を歩もうとするものだ。

そうは言っても、世の中はそう簡単に割り切れるものではない。

  複雑に微妙に入り組み合って交わり合って交錯している。

それが世の中ではある。
だから、リーダーはそれらを合わせ飲んででも、明快に部下に示さなければならない。

  どこに立つか。

それらの複雑な土地の、どの上に立つかを自ら決め、自ら明快に示す。

  これがリーダーの絶対的な条件だと思っている。

多少のブレがあるかもしれない。
部下からの突き上げがあるかもしれない。
しかし、リーダーはその他大勢の部下が一致団結して同じ方向を向いて歩んでいく為に、明快に分かりやすく目指す方向性を、明快な理由とともに示し、部下を安心させなければならない。

  リーダーとは常にそんな存在でなければならない。

その為にも、リーダーは部下との信頼関係が重要となってくる。

  信頼が無ければ、明快に導けないから。

明快に示すということは、阿吽の呼吸にならなければならない。
そうでなければ、明快に示しても言葉足らずで、部下には理解できない部分が出てくるだろう。

  普段から自分の言葉で話しをして議論しあう過程。

これが、明快さを理解出来るかどうかのポイントとなろう。
ここで重要なのが、自分の言葉というキーワード。

  あくまでもリーダー本人の言葉に置き換える事。

リーダーの言葉に置き換えられるから、部下は自分達の立場で物事を考えられるのだ。

  リーダーの言葉は、自分達の側に立った言葉。

自分達と同じ領域に立った言葉。

なにも、部下にすり寄れとは言わない。
普段から、正当性と妥当性があり正義ある自分の言葉を使っていれば、部下は安心して追随してくれるもの。

分かりやすさ。
その時だけの問題では無い。








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2014年8月25日 (月)

苦手な上司

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


誰でも、好きな上司、苦手な上司がいるものだ。

  出来れば好きな上司と仕事がしたい。

そう思っているが、とは言っても上司を部下は選べない。

  嫌いな上司と出会って自分の人生が変わった。

このような事も大いに有り得る。
その延長線上に、自らの仕事への意欲の減退、更に役職の降格、更には自らの退職へと繋がっていく訳だ。

  上司は自分の人生を左右する。

逆に言えば、自分の存在が部下を大いに左右させてしまう事でもある。

  だから、部下の人生を背負う覚悟が必要なのである。

そして、自分の苦手な上司と出会ったらどうするか?。

人間には、必ず「強み」と「弱み」が存在する。

  合う上司とは「強み」が評価されている。
  合わない上司とは、「強み」が評価されていない。

上司の自分に対する評価基準が違う事が、合う、合わないの根底に存在する。

  まずは上司の評価基準を知る事。

何をしたら評価され、何をしても評価されないのか。
そして、評価する事を優先順位の先頭の位置づける事。

  “それは自分の仕事観と異なる”

そう思われる方もいるだろう。
しかし、自分の仕事への優先順位を上司の仕事の優先順位に変更した程度で、企業への貢献度がどれほど変わろうか。

  共に、同じ方向を向いて仕事をしているのだろう。

これが、全く違う方向性を向いて仕事をしている上司と自分であれば話しは別だが、同じ企業、同じ部署としての上司と部下の関係でそんな事は有り得ないだろう。

  それでも、合わない上司はいるものだ。

それは、諦めるしか無い(笑)。

何年、その上司と組むだろう。
たかだか、数年だろう。
長い人生の中での数年。

  その期間をどう過ごすか?。

私は、敢えて言いたい。

  苦手な上司から何を学ぶか?。

私の経験で言えば、苦手な上司ほど、自分に無い部分を持っている訳だから、自分が成長する為に必要な学びの場を多く持っている。

後々に苦手な上司の言葉ほど頭に浮かんでくる。

  あの上司は、こんな言葉を言っていた。
  この場面で、こんは行動を取っていた。
  こんなとき、こんな思想を持っていた。

そう考えると、苦手な上司ほど、後々に自分の為になる重要な行動視点思想を教えてくれるものだ。

今に自分に不足しているから、その不足分を発散している上司の存在は自分にとって邪魔な存在。

  自分主体で考えると、このような構図ではいか。

転んでも、多々では起き上がらない。

苦手な上司と組む以上、このような考えを持つ事をお勧めする。










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2014年8月24日 (日)

今年の甲子園

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


夏の甲子園。

  いよいよ佳境に。

先日の金曜日が準々決勝。
そして、本日の日曜日が準決勝。
いよいよ、明日の月曜日が決勝。

今年は、準々決勝に東北勢が2校も残った。

  福島の「聖光学院」と青森の「八戸学院光星」。

その前の3回戦では、何と4校も残っていたのだ。

  西高東低。

長らく言われ続けて来た諺(?)。
高校野球は西側ほど強く、東や北にいくほど弱くなる。
事実そうだった。
幼い頃の私は、夏の甲子園を白黒テレビで見ていて、いつも悔しい想いをしていたものだ。

  それは晴らしてくれたのが「三沢高校」と「磐城高校」。

しかし、残念ながら準優勝。
特に、三沢高校は延長18回引き分け、翌日再試合という空前絶後の大ドラマ。
磐城高校も小さな大投手「田村」を擁してあれよあれよと勝ち進んだ。

  いつ、深紅の優勝旗が白河の関を越えるのか。

そんな期待を込められて夏の甲子園が語られるようになったが、それは一気に北海道の「駒大苫小牧」が、白河の関どころか津軽海峡までも越えて北海道の地に深紅の大優勝旗を持って帰ってしまった。それも2年連続で。

  “JRで白河の関を越えてほしい(笑)”

それが東北勢の願いである。
昨今は、西高東低の諺も全く崩れ、夏の甲子園では東北勢の活躍が目立つようになってきた。

  その流れの中での今年の活躍。

という事で、応援していた東北勢であるが、誠に残念ながら一昨日の準々決勝で共に敗れてしまった。

さて、今年の決勝はどことどこか。
本命が次々と敗れていく中で、勝ち残った4校。
もう、ここまでくれば悔いは無いだろう。

  後は、力4割、運6割。

流れを利用できたチームが勝利を引き寄せる。
それが実力の内でもある。
でも、夏の甲子園でそれを実力にしてしまうにはあまりにもドラマが多すぎる。

  是非、感動のドラマを全力で演出してほしい。

勝っても、負けても、粘って粘って粘り抜いて勝利を引き寄せようと諦めないでほしい。

そんなチームに勝利の女神は微笑むのだろう。

  個人的には、聖光学院を倒した日大文理に勝ってほしいが(笑)。






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2014年8月23日 (土)

商品化コンテスト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、当社に入っているコンサルと話す機会があった。

  商品化コンテストの実施。

コンサルの提案から、商品化コンテストが実現するという。

従来から、レジ部門のチェッカーコンテストは頻繁に行なわれていたが、商品化コンテスト等は実施されてはこなかった。

各社ともいろいろな呼び名でコンテストが行なわれているとは思う。

  商品化コンテスト。
  技術コンクール。
  販売コンテスト。

等々。

  コンテストの意義とは?。

そのメリットはいろいろあるだろう。

  商品化に対する全般的な技術向上。
  商品化に対する全社的な意識改革。
  参加者の相互認識による意識改革。

いろいろなメリットが目される。

特に私は、参加者のモチベーションアップが大きく変化するのではないかと思っている。

特に、同じチーフ、同じ担当者、同じパートさん達の参加であれば、自分と同じ立場の他店舗の方との交流を通して、同じ職位で高い技術を持つ方の存在を知る事は、大いに自分の仕事に対する意欲が変わってくるだろうと思う。

  “私と同じパートでここまでやるか?”

そんな、感動である。
その感動が、自店での自分の仕事ぶりを変える事が出来、更に、その高い技術を見たパートさんの意識改革から、その店舗での技術意欲が大いに高まるというメリット。

  商品化技術には、意外と店舗毎に差があるもの。

それは、他店の技術がなかなか伝わってこないからだ。

  もっとオープンに商品化技術を公開すること。

このことによって、現場担当者の方々の高い技術習得意欲が湧いてくるものだ。

  “なぜ、それをトレーナーが実現できないのか?”

トレーナーによって、理屈としての技術は伝える事が可能ではある。
しかし、一番大切なコミュニケーションの本質である、受け手の意識。
これを変える事は出来ない。

  現実に他者の高い技術を見る事。

百聞は一見に如かず。
現実に、他者の高い技術を見ることによって、自らを省みるのである。
その事で、自らの意欲を掻き立てられる。

  “まだまだの自分を知る”

店舗内では無敵でも、全社に範囲を広げれば、上には上がいる事実を知る。

  全てのコンテストは上記のメリットを有する。

それは、国体だろうがオリンピックだろうが同じだろう。

  そこで他者の高い技術を知り、更に自らを高める。

それと同様である。
だから、全店での商品化コンテストは、その商品化はもとより店舗の上司であるチーフの技術力を高め、店長のその商品に対するレベルを高め、更には本人のモチベーションを高めるのだ。

また、店長として、そのような視点でそのコンテストを利用して自店の販売技術を高めていくという意識も必要となるのである。














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2014年8月22日 (金)

ようやく活気を取り戻す

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆も過ぎ、ようやく活気を取り戻して来た(笑)。

  お盆の帰省で出て行く地域。

そんな店舗でのお盆商戦。
なにも、お盆だけで出て行くというわけではなく、お盆の連休を利用して外出する地域なのであろう。

だから、お盆前の日曜日から普段とは違って賑わいの無い日曜日であった。

そこからスタートして、お盆商戦は低調を極め、普段の客数と何ら変わらない11日〜12日のお盆前半戦。

更に、13日〜15日でもなかなかお盆のピークは現れない。

  13日の午前中に、多少サービスカウンターが混雑し私も入ったほど。

そして、それ以降も16日までも大きな混雑は無し。

  ようやく17日の日曜日に帰って来たお客様達の来店がヒートアップした。

10日〜17日の約一週間で、一番売上げが伸びたのが17日の日曜日。
だから、お盆商戦などほとんど存在しなかったと言っても良いだろう。

  そして、17日(日)での普段の食材の購入。

ここでの来店がお盆以上の賑わい。

12日(火)の倍の売上を17日(日)に記録してしまう。
これはもはやお盆後の帰省からのUターンの買い回り一色である。

  だから、お盆が過ぎ、ようやく活気を取り戻して来た店舗である。

18日以降は普段のお客様が普段の時間帯に、曜日に合わせたお買い得品やカテゴリーを購入して冷蔵庫を満タンにしていく買い回り。

17日に日曜日の買い回りをみていると、まさに冷蔵庫にはなにも入っていない、ということを連想させるような買い回りである。

だから、意外にまぐろの切り落しなどは日曜日が一番売れた日となった。
お盆期間中に最大ピークで発注したまぐろ切り落しだが、なんと最高販売ポイントは17日の日曜日。

  大型の盛合せはお盆期間。
  単品の切り落しはお盆後。

比較的人が集まる期間と、一人での酒の肴での刺身需要のタイミング。
それが、まぐろ切り落しのお盆後の最大ピークに繋がったのだろう。

  お盆という概念を再考する時期。

私自身にとっても、お盆の概念を変えていくしか無いだろう。

  そしてようやく普段に戻った。

今年のお盆は、以前のお盆に比べて何故か長く感じた。

  “まだか、まだか?”

そんな期待と明日への不安。
その連続が私の今年のお盆商戦の日々の感情。
そして、お盆後半にようやく見えて来た、当店のお盆商戦。

  なぜか、お盆後の平日のほうが活気を感じる現実。

ここから、秋を提案しながら、年末商戦へ向けて組織を立て直していきたい。












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2014年8月21日 (木)

この時期の媒体

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆という上半期最大のイベントが終了した。

  これから8月末までの媒体。

ここが一番悩むところだ。

  お盆が過ぎると秋空。

よく言われる季節の言葉であるが、それだって北海道や北東北、更には関東でも山間部での話しである。

  北関東でも平野部はまだまだ残暑が厳しい最中。

季節を先取りしようとすれば、お盆後の18日以降の店内媒体は秋色に染めたいところだろう。

  先日、佐野方面をMRした。

最近は、競合店MRの記事がめっきり少なくなってしまったが(まったく無くなった)が、MRだけは実施しております(笑)。

そこで数店舗を見て回って気づいた事。

  店内媒体の企業としての考え方の違い。

通常の品揃えは企画品の考え方が違うのだから、店内媒体の違いも当然あるだろうが、秋の捉え方の違いが明白に出ていた。

  あるお店は、全くの夏色状態。
  あるお店は、秋色の気配作り。
  あるお店は、既に紅葉で一色。

確かに、この時期の媒体は難しい。
お盆が過ぎて、多少朝夕の涼しさは出て来た。
しかし、日中はまさに猛暑真っただ中。
数日前も最高気温が35%前後の真夏日である。

  そこでスーパーに入ったら、紅葉一色の気配。

これは笑えない。
確かに、我々小売業がお客様に対して、季節を先取りした提案と空間を提供していくべき存在ではあるが、それにしても、店内が紅葉一色という設定はやり過ぎだろう。

  本部主導の52週計画。

ここに媒体も計画に入っていれば、本部主導のリーダーシップの強い企業ほど、一気に秋への導入に持ち込みたいところだろう。

しかし、現実の天候気候は猛暑の継続。
それでも、感度の高い企業や店舗は、一部炊き込み御飯の提案をコーナー化して秋色媒体を差し込んで売場設定していた。

  “流石だなぁ〜”

リージョナルなスーパーともなれば、この辺の微妙な売場設定、媒体設定が上手い。

  高価ながら秋秋刀魚も出回ってきている。

日本の秋 = 秋秋刀魚。

そう捉えると、いよいよ秋の色を出していくべき時ではあろう。

  お盆過ぎから9月まで。

秋色を織り交ぜながら、商品と媒体のバランス。
うまく取りながら、絶妙の味覚の秋を演出していきたいですね。







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2014年8月20日 (水)

ドラッグストアという競合店

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ドラッグストア。

  店舗周囲に続々と乱立していく。

ドラッグストア。

  本来は薬屋さん(笑)。

しかし、近年は雑貨、酒、菓子、食品はもとより、デイリー、冷食、アイス、更には生鮮3品まで品揃えしている店舗まで出現。

そして、それらカテゴリーを食品スーパーの販売価格以下で価格訴求してくる。
海外では、グロサリーストアというカテゴリーなのだろうか。

  ドラッグと組んでいるという組み合せが強い。

なぜか?。

  健康をテーマにした来店動機を得られるから。

いずれ食品スーパーというカテゴリーとドラッグというカテゴリーは同一のフロアで、健康をテーマにしたワンセットの売場になっていくと思っている。

  だから、ドラッグストアは脅威に思っている。

しかし、ドラッグストアのみで+グロサリーを品揃えした店舗が多く出店しても脅威には思えない。

  生鮮3部門とのセットがあくまでも基本だから。

だから、ドラッグストア単体での出店は、意外に食品スーパーへの影響は少ない。

  しかし、雑貨は別。

雑貨だけは、もろに影響を受けてしまう。
そして、酒、菓子等も微妙な影響を受けているのかもしれない。
更に、生鮮まで品揃えが増えていったら、本来生鮮主体の食品スーパーが食と健康をセットにした未来型の食品スーパーの先手を奪われてしまう。

食とは本来生きる為の基本的な行為。

  食べる=生きる

が従来の食のイメージだったが、近年は、

  食べる=健康維持。

が昨今の食に対する認識である。
それは、世間的にそのような指向になってきたのだが、元を正せば日本の高齢化がそのような指向を生んでいると言える。

そこで、今までは食べる=生きる為の品揃えとしての、市場での流通ルートに準じた品揃えのレイアウトから、食べる=健康維持という顧客の食に対する認識に準じた品揃えのレイアウトに変更していかなければならない。

  食=味=素材
  食=豊=要素

そんな方程式から考えると、美味しさを提案する素材のコーナーに、その素材が有する健康要素が含まれるサプリメントが同時に品揃えされ、顧客の目的に沿った健康要素が素材と共に陳列される売場レイアウト。

  全ては食=健康維持。

そして、お客様はそのような健康への知識も豊富になってきている。
従来は、野菜のサラダで体に摂っていた要素を、サラダと共に品揃えされた健康食品で摂る事も出来る提案。

そんなコトを考えると、ドラッグストアとは、我々食品スーパーと手を組んでいかなければならないと思っている。

  “どうしてドラッグ単独で出店するんだろうか”

もっと業界同士で手を組めないものだろうか。






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2014年8月19日 (火)

競合店に学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回のお盆商戦。

  初めての経験がたくさんあった。

要は、首都圏型動向であること。

  過去の数値データは物語っている。

今年で4回目の店舗のお盆商戦。
過去3回とも、首都圏型数値データは残されている。
しかし、我々に染み付いたお盆の暮らし、そこから積上げて来たお盆の販売計画、お客様の買物行動。

  それらからなかなか抜け出せない。

それは、私自身も初めての経験だからだ。

  “だって、昨年年末を経験してるでしょ”

でも、年末とお盆はまた微妙に違いがあった。
昨年の年末商戦は、盛上がり期間が短いが、しっかり尖りのある売上実績が伴っていた。

  しかし、今回のお盆商戦にピークは無かった。

ピークどころか、前週となんら変わらない客数。

  お盆と年末の買物行動の違い。

それは、夏か冬かの違い。
そして、これが一番大きい違いの要因であろう。

  墓参りを兼ねた行楽の出るか出ないか。

日本人の墓参りという風習は、彼岸とお盆。
意外に年末とい時期は、冬というタイミングもあり、墓参りをする風習は少ない。
それと同時に行楽へ向かう行動も伴わないのだろう。

  お盆は実家で暮らす。
  年末は地元で暮らす。

年神様伝説もあり、年末は自宅で年神様をお迎えする。
しかし、お盆は実家に帰省しお墓毎入りをする。

そう考えると、帰省客の多い地域のお盆商戦は年末商戦とはまた違った側面を見せる訳である。

そして、それらを長い経験を積んで商売に活かしているのが、競合店。

  今回ほど競合店に学ばなければならないと感じた。

部門毎に異なるお盆商材の展開。

  果実はしっかりギフト商材を単品訴求。
  刺身はコンパクトに値ごろだけ変化。
  牛肉は少量サイズを豊富に品揃え。
  惣菜もオードブルより生寿司1人前。

そんな特色を感じた競合店のお盆商戦。

  “いい気になって刺身を拡大しているのはうちだけ”

鮮魚チーフと競合店を見て回って感じた率直な感想。

  それで勝った気になるか、奥深く考えるか。

今回の結果からみても、次年度は真剣にこのお店のお盆の計画を見直さなければならないだろう。

  競合店に学ぶ。

基本中の基本であるが、体に染み付いた成功体験は一度痛い想いをしなければ抜け切れないものだ。





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2014年8月18日 (月)

希少部位の需要

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回のお盆商戦で見つけた新たな売筋商品。

  希少部位のブロック商品。

従来から、厚切りステーキは日々の品揃えに加えて来た。

  厚切りのみすじのステーキ。
  厚切りの牛ヒレのステーキ。
  厚切りの牛もものステーキ。
  厚切りのザブトンステーキ。

その部位の在庫がある限り、日々の品揃えの中に加えてきた。
週末の需要はあるものの、なかなか平日から売れるものではない。
それでも、2パック程度の品揃えは継続してきた結果、このお盆期間での動きが大きく高まった。

  特に13日〜14日の二日間の需要の高まり。

従来であれば、こちらが提案した肩ロースステーキやももステーキで比較的価格の安価な部位のステーキを単品量販することで需要を拡大できたが、現代はそれも頭打ち。

未だにそれは主力単品ではあるが、更にプラスαの需要を如何に喚起するか。

  それには希少部位の希少価値の提案が効果的。

希少部位とは、1頭や1尾からわずかしか取れない部位。

  牛で言えば、ヒレ、みすじ、いちぼ、ざぶとん、友三角等。
  魚で言えば、腹身、頭肉、ほほ肉、テール等。

そして、それら希少部位を他の部位同様に調理して商品化しても価値が見えない。

  敢えて厚切りやブロックにして提案する。

かなりの高単価になる。
しかし、それを通常から品揃えしていると、このようなイベントの時に爆発的な(と言っても100パックも売れないが)動きとなる。

これは、普段からこれらの希少部位の商品化をみていると、“一度は食べてみたい”という願望が湧いてくるのだろう。

  わたしとて同じ事。

“一生に一度で良いから食べてみたい”

それらの商品が陳列されると、そんな願望に駆られる時がある。
今回は、鮮魚で生本まぐろの大トロのブロックを商品化して陳列してみた。

  これは私の一方通行の指示ではなくチーフの発案(笑)。

1パック5000円以上もする高単価品となっていた。

  “良いアイデアだが売れるだろうか?”

そんな疑問があるが、この商品化を見て通った多くのお客様の心理の変化を促したのであれば、5000円の価値は十分にあっただろうと思っている。

5000円の商品が一人のお客様に買われた実績よりも、3000人のお客様がこの商品を見て心動かされたかどうかが重要なのである。

  それが、次のイベントへ大きく影響してくるからだ。

それは、数値上のデータには何ら残らない。

  しかし、お客様のこのお店での記憶に永遠に残る画像である。

それが、この場面で発揮されたということだろう。
当店の場合、低調なお盆商戦ではあったが、希少部位の展開に関しては得るものが多かった今回のお盆商戦であった。





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2014年8月17日 (日)

反骨の組合長

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「カンブリア宮殿」。

  北海道浜中町の農協の組合長。

今後の酪農の進む方向性を見極め、更に組合員の経営を成り立たせ、幸せな酪農農家になってほしい。
更に、それを実現する為の地域コミュニティーの確立まで踏み込み、地域活性化の根本の問題に立ち入って改革をしていきた人物、石橋組合長を取り上げていた。

彼の立場は北海道浜中町の農協の組合長という立場。
そこで、自らも酪農を営む傍ら、酪農で成り立つ浜中町の農協の組合長として、浜中町での暮らしを成り立たせる為の地域コミュニティーを確立しながらインフラを安定させつつ、地域の酪農のブランド化を進め、今では夏場ではこの地域でしか生産されない乳脂肪分4.0%の成分無調整の牛乳を生産できる高い技術力を得て来た。

  それは無類の反骨精神からくる意志の強さと行動力。

行政にも農協上部にも、更には地域の酪農家にも反対されても、明るい未来の到来を信じて行動するその一貫さ。

確かに、話しを聞いていると、その先見の明とその先見を更に上位から見通してみた時に、固めるべきその底辺と土台が明確にその思想の軸にあることが分かる。

そこには、人材不足に悩む小売業の進むべき方向性も同時に見る事が出来るのである。

  まず、強い商品を持つ。
  次に、強い組織にする。
  更に、強い人材を得る。
  そして強い地域になる。

小売業も、地域住民がいて初めて成り立つ生業(なりわい)。
強いコミュニティーの中に存在し、そのコミュニティーに住む顧客が存在するから、強い小売業が成り立つ。

そして、それを枠組みとして構造把握し、人・モノ・金を同時進行的にバランスを持って実現させていくリーダーシップ。

  それが、今回のカンブリアの宮殿の見所だった。

彼の凄いところは、農協の弱点を明確に言い切っているところだ。

  「農協は補助金目当ての体質」

これは、身内に人間は決して口に出せない本質であろう。
しかし、自らこの言葉を発して、そこからの脱却を図ろうとしている。

  この悪循環の体質からの脱却を図る事が自立の第一歩。

そう強い認識を持っているところからスタートしている。
そこが、同業者からも「愛すべき変人」と呼ばれている所以であろう。

この組合長の、この構想力は大いに学びたいものだ。








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2014年8月16日 (土)

お盆商戦顛末記2014

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆様、お盆商戦ご苦労様でした。

  今年のお盆は如何でしたか?。

今日明日の土日までお盆商戦として捉えれば、まだ完全に終了したとは言えないが、お盆商戦を11日〜15日までの短期決戦と捉えれば、お盆商戦ご苦労様だろう。

  特に、帰省地では15日までが勝負。
 
その後は、Uターンで人口が減少するだけだから。
逆に言うと、都市部はその後の帰省からのUターン後の週末まで含めてのお盆商戦を見なければならない。

  そう言う意味では、当店もその部類である。

本日のブログのタイトルは「お盆商戦顛末記」。
これまでも、毎年一度はこのタイトルでブログを書き続けてきた。
そして、その店舗なりにお盆商戦があり、その店舗なりにドラマらしきものも存在してきた。

  しかし、今年は違う。

これほどお盆商戦に無関係な店舗は初めてである(笑)。
それは、この店舗に来店されるお客様の特性であり、お盆商戦を迎える上での我々の情報不足だけの話しである。

  むしろ私だけがその情報から取り残されたのかもしれない。

この店舗もお盆商戦は過去2度経験しており、今年が3回目。
過去2回のお盆商戦でもその事は事実として認識されていた筈だ。

  私以外の担当者の方は理解していたのかもしれない。

私の今までのお盆商戦での経験。

  それら全てが覆されたようなお盆商戦だった。

まずは、11日〜15日までの間での客数が伸びない。
更に、そのお客様達の単価の上昇が少ない。
そして、ご馳走商材の盛上がりが無い。

  一気に盛り合せは生寿司が一掃されない(笑)。

特に12日のどしゃ降りで午後から一気に盛り上がるハズのお客様の買物行動が大きく削がれてしまったようだ。

そして、13日は開店からラッシュが始まり、午前中のギフト需要でのタウンターの混雑、午後から夕方に掛けての刺身、寿司の嵐のようなラッシュ。

  それら全ての仮説が空回り(笑)。

14日にはある程度時間が取れたので、鮮魚チーフと午前中の中で競合店巡りが出来たほどだ。

競合店を見て回ってからのチーフとの会話。

  「いい気になって刺身を拡大してるのはうちだけだな(笑)」

周辺の競合店は、どこも刺身の盛合せの展開は通常通りのスペースに高単価品を品揃えしている程度。
盛合せのスペース、まぐろのスペースを平台一本使用している店舗は当店だけ。

  それを「いい気になって」と表現してしまうほどの実需。

売上金額も、この期間中は一気に最下位付近まで下落してしまったほどだ。
同様にこの店舗が初めてのグロサリーチーフと話しをした。

  「来年はお盆のチーフ会は全員欠席だな。」

下手にお盆の盛上がりを他店舗と共有して感化されてしまうと錯覚してしまう。

  それほど、お盆商戦からは程遠い動向ではあった。

そして、この週末からのお客様の回帰を信じて、再度立て直しとなるだろう。





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2014年8月15日 (金)

作と演の間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


作と演の間。

  企業により様々に工夫?されている。

SV(スーパーバイザー)を配置する企業。
TR(トレーナー)を配置する企業。
誰も配置せず、バイヤーと店長が兼務する企業。

 各社様々である。

バイヤーという仕入れ担当と店長という現場監督は、役割上絶対に必要な存在。
しかし、その間に位置づけられる役割とは、もともと無かった存在ではある。

  むしろ、何故その間が必要なのか?。

と疑問視する企業も多いだろう。

  “人件費の無駄”
  “時間の無駄”
  “伝達の無駄”

それはそれで、一理はある。
しかし、店舗運営と販売技術向上の上でも、更にプロフェッショナルな知恵と技術は絶対に必要であると思う。

自社の作業オペレーションを知り、自社の商品を知り、販売技術に長け、コミュニケーション能力のある人材。

そんな人材が、商品と販売の仲立ちをして、商品の強みを販売に活かして競争力ある売場を共に提供できたらそれは理想である。

  私がスーパーバイザーに一番要望する事。

それは、オペレーションの安定。
いつでも安定した品揃えと売場補充と売り切り。
このオペレーションの安定は、どうしてもその道にプロが見て、当店の課題を明確にして軌道修正してもらいたい。

更に、バイヤー提案の販売レイアウトを自店にアレンジして展開する具体案。
そう言う意味では、週一回程度の持ち店の店舗回りの中で、課題を明確にして店長とのコミュニケーションを密にとってほしい。

かっては私も「SV」と言われる職位にいた。

  スーっと来て、パァ〜っと帰る。

そんな揶揄もあった(笑)が、スーパーバイザーが部門の担当者とだけ話しをして帰るということは、本来の姿ではない。

  スーパーバイザーとバイヤーは対等関係。
  スーパーバイザーと店長は対等の関係。

そんな位置づけと重要度でスーパーバイザーが機能すれば、店舗間格差が無くなり、どの店舗も競争力のある売場に近づくと思っている。

  但し、スーパーバイザー次第。

商品を理解し、オペレーションを理解し、担当者を理解し、そしてコミュニケーションが取れる人材。

だから、バイヤーや店長と同格かもしくはそれ以上の能力を有する人材でなければ本来の役割は機能しない。

  決して、チーフの延長線ではない。

そんな人材が機能する組織。
強いチェーンストアである。





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2014年8月14日 (木)

外国産和牛?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「ガイアの夜明け」

外国産和牛に関して。

  “えっ、なんで外国産なのに「和牛」?”

だれもが疑問に思うだろう。

  “和牛なんだから日本産でしょ!”

要は、日本から外国に輸出された和牛や和牛の精子を外国に輸出された牛の子孫が現在も「和牛」として外国から各地へ輸出されているということだ。

  和牛というブランド。

しかし今や、和牛というブランドは上記の通り、外国産の出回りもあり、評価はあまり高くない。
和牛の中でも、評価が高いのはオーストラリア産のある特定の生産者の商品である場合もあるらしい。

  しかし、なんでこんな事態になっているのだろう。

その発端をガイアの夜明けでは放映していた。

  約20年前の牛肉の輸出解禁。

この時に、日本の生産者が「和牛」であり、「和牛の精子」をアメリカへ輸出したところから始まる。

当時は、日本の誇りでもある「和牛」を守ろうとする動きが生産者組合で広まり、輸出解禁とは言え、農水省も積極的にその解禁を迎合した訳ではない。

  むしろいやいやの解禁だったらしい。

よって、生産者の中で、積極的に和牛を輸出しようとした生産者に対しての風当たりは相当だったようだ。

今回は、その発端となった生産者が方が実際に実名で放映されていた。

  そこでのその方の発言に私は感動した。

その生産者の方が当時の圧力を笑顔で話していたが、当時はとても笑顔でいられなかっただろう。

その方が、なぜ自ら積極的に「和牛」を外国に輸出したのだろうか。

  まずは、家畜の世界との関わりから。

実は、和牛以外はホルスタインも豚肉も鶏肉も全て外国からの輸入によてもたらされたもの。
それほど外国から恩恵を受けている畜産の環境で、和牛を日本から外国に出さないのは日本のエゴだと言う。

そして、それによってもたらされたもの。

  それは更に消費しやすくなった美味しい牛肉。

それが、日本から輸出された和牛や和牛の精子から開発された飼育技術。

  それが、和牛とアンガス種との掛け合わせで出来た交雑種。

それにより、比較的サシの入った牛肉が安価で我々の家庭にも食される環境が出来て来たわけだ。

番組では、再度、この生産者に聞いた。

  「なぜ、和牛を輸出しようとしたのですか?。」

彼は、言った。
「みんなに美味い牛肉をたべてもらおうと思ったから。それだけだよ。
日本人でさえ高くて食べれない牛肉。霜降りで綺麗だけど、高くて食べれない。
自分で良いものを作ったら、みんなにそれを提供しようと思う事が「百姓」の天命でなければ駄目なんだ。」

いろいろな立場があるだろう。
しかし、この生産者の方は全ての利権を省いて、生産者という役割とそのイノベーションに忠実であると言える。

  百姓の天命。

私も、小売の天命という領域を目指していきいと思った。








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2014年8月13日 (水)

進化するクックパッド

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


クックパッドが進化しているらしい。

  私自身はあまり活用していないが(笑)。

月間で4400万人の閲覧者が存在するらしい。
特に、30代女性が全体の30%以上の閲覧者であり、20代から40代の若年世代の活用が主なようだ。

当然、スマホ等の操作に敏感であり、更に主婦等で料理に興味を持つ女性が主な利用者なのだろう。

  私の女房でさえ利用していたらしい。

していた、という過去形なのは、最近子供達も独立したり家での食事が少なくなったりで、敢えて新たなメニューの開発をしなくなったという理由からであり、これもまた私にとってみては寂しい話しではあるが(笑)。

このクックパッド、いよいよその「料理レシピサイト」という分野から一歩抜け出して、その一部にスーパーでの特売情報も同時に掲載するという進化を見せているらしい。

  しかしこのサービス、既に昨年の2月に始まっていたらしい。

私も知らなかったこれらのサービス。
考えてみれば、どんどん新聞の購読率が下がっている現実で、特売商品の反応が鈍くなっていくのは自明の理。

ここに、新聞の購読率の低下をリードする若年世代のクックパッド利用率が高い事を考えれば、企業の特売商品を新聞のチラシと同時にこのようなクックパッドの情報にも提供していく必要はあるだろう。

  そして、我々販売側のクックパッドの活用の見直し。

もはや、ここがメニュー提案の最先端を行っていると言っても過言ではないだろう。

  そして、メニューの幅。

170万品以上の提案だから、単品から必要以上に料理提案が検索できる。

  例えば「小女子」

これすら読めない世代が多いのだが、この小女子(こおなご)を使ったレシピで890品が載っていた。

  例えば「スイカの皮とイカナゴのクギ煮サラダ」
  http://cookpad.com/recipe/2643110

なんとスイカの皮も利用してしまう料理。

  今の旬といえるだろう(笑)。

このクックパッドにハマったら面白いだろう。

料理に興味のある方や、働く若年主婦にとっては大助かりのサイトであり、従来であれば家庭で引き継がれる料理であり味付けであったのが、もはや全世界へ発信され、メニュー毎に細分化された料理人の頭の中を表現したサイトであると言える。

  私も遅ればせながらスマホにアプリを登録した(笑)。

上手く活用出来れば、強い味方になってくれるだろう。

  そう期待したい。




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2014年8月12日 (火)

目標管理の限界

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


従業員のモチベーションを高め、数値達成意欲を喚起する目的で「目標管理」を実施している組織が多い。

  本当に機能しているのだろうか?。

上司と部下が、今年度の個人の目標を掲げ、数値面や行動面、そして部下の組織の部分部分を個割りにして、細部のあるべき姿を明確にして目標を立て実行していく。

  いかにも、組織内で組織の為の組織人による目標設定である。

本当に、これで個人が自分の能力を遺憾なく発揮できる環境が整ったのだろうか。
当然、組織人であるから、組織の目標管理に則り目標設定を決め事通りに実施し、組織内の目標管理表を期日内に上司に提出して一件落着ではある。

しかし、その後に部下はその目標に対して更に詳細に自分の組織についての目標と具体的行動を更に下の部下達と目標設定するという流れで具体化はされていくのだが、・・・。

毎年思う事は、どうもこの流れがマンネリ化して、毎年同じ事の繰り返しで、お題目になってしまっていないか、という事だ。

  目標管理とは、もっとドロドロしたものだと思うのだが(笑)。

例えば、自分の人生の目標のようなもの。

  “こんな人生を歩みたい”
  “こんな職位で働きたい”
  “こんな技能を学びたい”
  “何にワクワクするのか”
  “何にドキドキするのか”
  “どうしたらニコニコか”

組織内の目標も重要だが、それ以前に、もっとその個人の願望や欲望に目を向けるべきではないのか。

  それが、ドラッガーの言う「ワクワクドキドキ」。

私は、そう捉えている。
そして、その「ワクワクドキドキ」を前提にした目標管理こそが、本来のあるべき姿ではないのか。

その為の当面の階段として、この組織に属する自分の組織内での役割と自身の目標。

  最後に自分の人生の目標に辿り着く目標管理。

ここに辿り着くから、自分の人生を考えるし語れるようになる。
そして、人生観が生まれ、その人生観の一環としての仕事観が芽生えてくる。
その仕事観が正しく確立されてくると、目の前の仕事に真摯に向き合い、組織観が確立され、組織の中の自分というバランス感覚が生まれ、自分の人生を他人と共に創造していく人間観が生まれていく。

  組織内の自分と他人。

この関係の中で、自分の人生の目標は自分一人では達成出来ないという事を知らなければならない。

  だから、他人という大きな力を得て自分が成り立つ。

だから、他人との挨拶や会話やコミュニケーションが重要になってくる。

  コミュニケーションは受け手が握っている。

だから、相手を知る事。
そして、相手の関心事に注力する事。
相手の関心事を自分に置き換えたら。

  それは、自分の人生での目標管理となる。

だから、コミュニケーションは常にお互いの人生の目標管理を前提にしたやり取りでなければ、本質には近づかないのだ。

  自己管理による目標管理。

それをドラッガーは伝えたかったのではないだろうか。







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2014年8月11日 (月)

自家発電型人生

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


組織人は、何を以て労働するのだろう?。

  生きる為だろう!。

そう、一喝されそうな質問だったかな(笑)。

当然、生きる為に収入を得、その収入で生活費に費やす。

  しかし、それだけで今の仕事を続けて行けるのか?。

それでも続けて行く人もいるのだろう。

  それは、生きる為に必死だから。

自分一人ならそれでも夢を追い続ける事はできるだろうが、家族を持って子供を持ったらそんな甘い事は言っていられない。

ある時、部下が私に言った。

  「店長のパワーはどこから来るのですか?。」

要は、誰に評価されて何の為に現在の推進力が生まれるのか?、という問いだ。

  “やっぱり、皆んなそう見ているのだろうなぁ〜”

仕事の評価とそれに対する推進力。

  評価された結果、仕事に対する推進力が高い。

それが一般的な見方なのだろう。
自分が評価以上に推進力が高いから、更に評価してほしい故にこの事を言っているのではない(笑)。

当然、生きる為に稼ぐわけだから、その稼ぎをもっと高めていとは思っている。
但し、そればかりを追い続けると、必ず自分の仕事観や人生観が崩れていく。

  人生観を軸にした仕事観。

そんな仕事観が確立されてくると、自分の仕事に対する姿勢に価値を見出すようになる。

  「自分の仕事の姿勢は自分で評価する」

誰に評価され誰に褒められ誰に認められ様とも、まずは自分の仕事観に妥協せず自分を律して仕事に取り組む。

  それが推進力となって自らを燃焼させる。

そこに自らの価値を見出し、その事で生きる喜びを得る。

本当に、カッコいい事を言っているようだが、別にブログを書く為にカッコいい事を書いている訳ではない。

  それが真実であり、だから継続出来るのだ。

だから、仕事は誰の為でもない自分の自己実現の為に自らを燃焼させるのだ。
そして、そんな姿勢を貫けば、必ず誰かが認めてくれるものだ(笑)。

  それが、この世の定めである。

その定めは永遠であり人間社会の掟でもある。
そして、生きるとは、この人の世の定めを追求する旅のようなもの。

  これから、どんな旅が続くのだろう。

それもまた楽しみでもある。
その為に、更なる追求をしなければならない。
いろいろな経験をして来たが、それもこの追求の旅の糧となってきただけの事。

ただ、幸いな事に、その事を理解してくれる家族が側に居てくれたという事には感謝したい。







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2014年8月10日 (日)

ガラスに癒される

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


このブログでは、ステンドグラスも紹介している。

  全く似合わないブログとステンドグラス。

方やスーパーマーケットの店長のブログと、ステンドグラスの作品の数々。

  このギャップは何だろうか(笑)。

更に「にゃんにゃん」まで登場するのだから、このアンバランスさは異様に見えるだろう。

ステンドグラスに関しては、女房が趣味で手作りのステンドグラスを作っている。
その作品の数が増えてくるに連れて、第二弾、三弾、四弾、五弾と続いた訳だ。

  そして、いつの間にやら第七弾。

そして、もはや手元に無い作品も多い。
それは、販売を前提に制作した作品だったから。

  “それを商売にしているの?”

たまたまご近所の方で、作ってほしいという依頼があり、それを前提に制作した作品もある。

  その中には、私自身が心癒された作品もあった。

それは、第五弾の光の球。
第四弾にも光の球を載せているが、私は第五弾の光の球に心を癒された。
残念ながら、この作品は今家には無い。
女房の妹さんのご友人に依頼されて作成した作品だからだ。

  たかがステンドグラス。

しかし、その光の映像は取る人にとって千差万別である。

  心が癒されるというより、魂が揺さぶられた。

まるで、私の体の歪んだ部分や濁った部分(笑)、更には病んだ部分を、この光がまるで放射能治療のように除去してくれるのである。

  “またまた、それは言い過ぎでしょ(笑)”

と笑われる方もいるだろう。
しかし、この光の球の一つ一つの光を見てほしい。
本当に、感動する光である。

ステンドグラスなどに当然興味の無い私は、女房がステンドグラスを始めてからも対して興味も持たずに出来上がる作品を見ていた。

  当然初めはまねごとからのスタート。
 
そして、だんだんと良いガラスを使用するようになった。
良いガラスで良い間合いで切り取られたガラスの組み合せで、同じ作品でも雲泥の差で出来上がりが変わる事も知った。

  更には、良いガラス自体の光の輝も知った。

深いし綺麗だし、そして何より心を打つ光を放つ。

  “これはオーバーな表現ではなく、本当です(笑)”

失ったものほど、失って後悔する。
よく言われる言葉だが、人の為に作ろうとすると、妥協せずに作品作りに取り組む為に、思わず唸りたくなる作品が出来上がるようだ。

光の球(近景)
Photo

光の球(遠景)
Photo_2

自分に力を与えてくれるもの。

  ステンドグラス。
  元気の良い担当者。
  笑えるテレビ番組。
  AKBグループ(笑)。

これからも、日曜の芸能ネタで特集していきたいと思います。





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2014年8月 9日 (土)

定年延長

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、古巣との飲み会を記した。

  そこで出た話題に「定年」がある。

定年。

  その企業の定年は従来は55歳。

役職定年が55歳で、実質定年は60歳。
55歳になると、従来背負ってきた役職としての部長、店長、チーフ等の役割を解かれ、一兵卒として現場復帰するという規約だった。

それが、現在は役職定年制が消滅したという。

  なぜ?。

人材不足だから。
そればかりではないだろうが、人員不足の影響は甚大らしい。
だから、従来は55歳を越えた店長は役職を解かれて、副店長等となって店舗スタッフに降格していた。
それが、現在は60歳を越えても店長として活躍しておられる方達が数名いるらしい。

  定年延長。

一応、60歳という定年は設けられているが、人材不足という背に腹は変えられず、60歳以降も同じ現場の役職を継続して任命されると言う事。

  “非常に良い事ではないか(笑)”

我々の世代では、65歳まで年金は降りない。
いやもっと遅れるかもしれない。

  もしかして、本当に出るの?。

そんな不安もヨギル時代ではある。
だから、定年延長の話題は大いに嬉しいものだ。

但し、そんな喜んでもいられず、それ以前に企業としての成り立ちすら危ぶまれる危機的状態であることは間違いない。

  まずは店舗運営が脅かされる。

その事例が、すき屋の店舗封鎖の問題だろう。
働く環境と働く意義が見出せなければ、そこに従業員は就かない。
そして、それが見出されない企業や店舗は自滅していく。

  従業員が居なくて営業出来ない。

そんな事態が外食産業では他人事ではなくなって来ている。
いずれそれは小売業全体に広まって行くだろう。

  当面は定年延長で凌げるだろう。

しかし、いつまで延長するのか。

  70歳、75歳、80歳。

もしかして、定年という規定すら消滅するかもしれない。
いや、消滅してもらわなければ、困るだろう。

  バタバタ企業は倒産していくだろう。

従業員が働いてくれる業界は企業、店舗。

  それが、強い企業や店舗の代名詞になるのである。

だから、ワクワクドキドキニコニコ、なのであろう(笑)。







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2014年8月 8日 (金)

古巣との飲み会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある飲み会があった。

  私の古巣の方達との飲み会。

この地域に出店している店舗の店長やエリアマネージャーの方達と懇親することになった。

  退職して約9年。

未だに誘って頂ける事に感謝したい。
相手は、私の先輩が3名、後輩が3名。
ほぼ私と同世代の人間達だ。

  入社当時から関わって来た方達。

そんな世代が、同じ担当者として、同じチーフ職として、更に同じ副店長や店長という立場で、常に同じ職位で語り合え、飲み合えるという現実。

以前のブログで、自分を支えてくれる存在は常に変わらない後輩である事を記した。
しかし、今回は同じ競争相手は入社同世代の人間達であり、そして同じ悩みを打ち明けられるのも同じ同世代の人間達であることを記したい。

  そして、そんな世代だからこそ、未だに交流ができるのだろう。

それは、その人間と、ある一時だけ関わったというものではなく、入社以来ずっと関わり続け、その人間の本質を知ったいるからこそ今の交流に続いているのだと言える。

  だから、久しぶりだが違和感は無い。

当時の続きから会話が始まる。
しかし、今や同じ企業同士ではない。

  この絶妙な距離感(笑)。

当然、会話は仕事の話しが中心だ。
それも、同じ店長仲間であるから、店舗や商品、そして競合と来て、数値の話しへと流れる。

店舗ではなかなか相手が居なくて出来ない話しなども、同じ店長仲間としてざっくばらんに話しが出来る。

これだから、同じ職位同士の飲み会はストレスが解放される。
そこに、相手側のエリアマネージャーが加わるのだから相手は微妙だろう(笑)。

  「丑の日に休みやがって、このヤロー」
  「前日が余りにも暇だったんで(笑)」

こんなやり取りまで聞えたが、それもこの場だから許される会話であろう。

たかだか3時間程度であるが、あっと言う間に楽しい時間が過ぎ去った。
そして、その途中で、私の一つ先輩で組合でも共に活動してきた方が、私に一つの袋を手渡した。

  「はい、プレゼント(笑)。」

中から、コピーされた書類を取り出した。

  私が入社時の社報であった。

それは、社報の中でも特別版であり、新入社員の顔写真と自己紹介が簡単に載せられた社報であった。

  “懐かしいなぁ〜”

その時の私の顔は、目つき、顔つきが悪く、一目で殺気を感じる写りだった。
あの時は、たしか二日酔い時の写真であり、髪の毛も櫛でとかさないで撮られた写真だったような気がする。

今から思えば、学生気質が全く抜け切らない時代だった(笑)。
そんなサプライズなプレゼントを頂きながら、その会は終了した。



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2014年8月 7日 (木)

祭りへの憧れ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


日本各地、夏祭りが盛んである。

  祭りへの憧れ。

我々小売に従事する人間にとって、週末や盆暮れに休めない環境では、地域の祭りへの参加は縁遠い環境だった。

それでも、若い頃は同世代の人間が祭りへ参加することも少なかったし話題にもならなかった。
せいぜい、その土地土地での花火大会や祭りへ家族で行ってみて楽しむ程度であった。

しかし、この世代になると、Facebookなどでも同世代の友人達が夏祭りに執行役で活躍した写真等が載る事が多い。

  “羨ましいなぁ〜”

そんな想いが込み上げてくる。

  祭り。

自分が住む町が一つの組織としてその地域の祭りに挑む。
それが地域の結びつきを強め、横の繋がりが結ばれる。
そして、祭りを通して得た達成感を共有し、更に絆を深める。

  今更ながら、それが羨ましい。

就職してから、人事異動で様々な地域へ異動し、居住し、いろいろな地域の食文化や住環境を体得し、今現在北関東に居住しているわけだが、その経験を活用して住みやすい地域や住みやすい家を立てる事は出来た。

  しかし、地域への繋がりは未だ薄い。

女房子供はその地に少しずつ関わりが持たれて来たが、私は依然として仕事を通しての関わりのみ。

そんな折に、その地域に昔から根付いている人間達の地域での夏祭りへの参加をFacebookで見る度に、羨望の眼差しだ(笑)。

  “こんな風にして地域での達成感を得てみたい”

先日も、わらじ祭りへの参加をFacebookに載せていた友人がいたが、本当に活き活きとして楽しそうだった。

当然、このような祭りの企画、参加はボランティアなのだろうが、それは昔からの風習だから当然だろう。

更に、一回二回の会合だけで終わるものでもない。
何度も何度も会合を持ち、意見をぶつけ、そして一致団結して祭りに臨む。
そうやって、地域の繋がりが強くなり、相互自助の仕組みが積上げられていく。

  仕事とはまた別の地域組織との繋がり。

業績達成を当面の目標とする企業とは違い、その地域地域での組織目標は違うだろう。
特に、地域での結びつきや団結を目標とする地域組織内では、企業組織とは別の倫理観や仕事観を必要とする。

  ここで必要なのは「固い組織」。

企業で要求される「強い組織」や「大きい組織」ではなく、「固い組織」が必要だ。

  固く結ばれる事で、一つの行事を確実に達成する。

そして、それを通して地域の活性化と固い結びつきが可能となり、地域での自分の仕事に巡ってくる。

  そんな地域の夏祭りに憧れるのである。





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2014年8月 6日 (水)

売場は見下ろすもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


売場の写真。

  店長として52週を記録に残す。

やられている方も多いだろう。
概ねの方は、自分の目線にデジカメを掲げて写真を撮るだろう。

  私の場合は脚立に乗って上から見下ろすように撮る。

何故か(笑)?。

  それがお客様目線だからである。

お客様は、商品を選択して購入する場合、上から単品を見て商品が一番見えやすいように立ち選び購入する。
その視点と同じ視点で、より高度で遠方から撮影すると、12尺平台も1枚の写真で納める事が出来るからだ。

自分の目線から売場全体を撮ろうとすると、どうしても媒体やケース自体は取れるが、商品の陳列具合や商品自体の顔をしっかり見やすく撮る事は出来ない。

そして、これがしっかり記録に残されていなければ、何故売れたのか何故売れなかったのかの判断が出来ないからだ。

  売場は陳列次第で結果が大きく変わるものだ。

その反省の意味でも陳列技術が明確に分かる売場の写真を残す必要がある。

  だから、売場は見下ろすものであると考えている。

更には、せっかく部下達が力を合わせていい売場を作ってくれたという感謝も込めての売場写真。

  だから、妥協せず一番いい状態で記録したい。

そんな願いも込めての売場写真。
だから、写真を撮る前には必ず手直しをし、媒体を整え、縦横斜めのラインを出して記録する。

  このメンバーで最後のこの日。

いつでもそう思えば、最高の状態で記録に残し、あのときのメンバーとして思い出してもらいたいからだ。

だから、売場写真だけは妥協しない。
そして、売場写真に妥協しない姿勢を持てば、部下達も妥協しない売場の完成を目指すことになる。

  結果として良い売場を造ろうとする気が生まれる。

これが競争力のある売場にしようとする担当者の気持ちに昇華していく。

  “店長に良い売場を提供したい”

本来は店長ではなくお客様なのだが、それでも結果としてお客様の為に売場が完成されていくのだから、私にとってはどっちでも良い事だ。

そして、翌年その売場の写真を見て、更に今年はバージョンアップしようとする欲が生まれていく。

  見える、という視覚。

百聞は一見に如かず。
見えるという視覚は、どんなに口で説明してもしきれない。
だから、良い売場を写真で残すという検証は今現在では最高の反省と次への仮説への行程だと思っている。


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2014年8月 5日 (火)

想いは伝わる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先月の話し。

  青果と鮮魚。

店の入口からコンコースを結ぶ主力部門。
この2部門は店舗の個店力を左右する部門でもある。

  相場と創造の部門。

両部門とも相場感度と調理陳列技術を必要とし、どうしても個人の感度や能力に負うところが多い。
いや、それ以外にも担当者の能力に負うところは多いのだが、青果鮮魚はそれに加えて経験に裏付けられた販売技術が絶対に必要なのだ。

  単品毎の相場感度に応じて売場が変わる。
  単品毎の調理技術に応じて数値が変わる。
  単品毎の陳列技術に応じて結果が変わる。

チェーンストアは、本部と店舗に役割を分けて、方向性と具体性を同時進行させているが、上記の2部門以外は、ある程度本部の仕組みを利用しそれを徹底することによってそれなりの売場は維持できるものだが、青果鮮魚はそうはいかない。

  仕事に対するセンスがモノを言う。

商品に興味があるか、相場に興味があるか、旬に敏感か、等の所謂商売センス。
更に、そのセンスを駆使して、数値を達せさせるという気概。

それらを自分の背中を使ってでも部下に教育したくて、この2部門への関わりを強く持っているのである。

  鮮魚は自分の出身部門、青果は旬を提供する最強部門。

但し、青果はやっぱり出身部門では無いため、どうしても自分が興味のある果実に関してはリーダーシップを取れるが野菜は疎い。

  だから、トレーナーとの連動が鍵となる。

そして、このトレーナーもまたかっての私の部下であり、数値達成意欲が旺盛だ。

  「店長、なんとしても数値達成させますよ(笑)。」

7月は、彼も積極的にこの店舗に関わってくれた。

そして、7月31日。

  青果は40万、鮮魚は3万。

この売上を達成出来れば、7月は数値達成だ。

鮮魚の3万は開店から1時間で達成だろう(笑)。
これも、5月の苦い思い出のお陰で、7月当初からスパートしてきた結果である。
更に、その意志を受けて担当者が必死に食いついて来たお陰だ。

  「100%、一方通行。」

そう思われながらも、コミュニケーションを信じて行動して来た結果の賜物だ。

更に、青果。

  これも大丈夫だろう。

この日はトレーナーは来れなかったが、電話で担当者と何度も連絡を取り合っていた。

  かなり気になるのだろう。

数値を達成する。
それは結果としての事ではあるが、それに至るまでに、どんな意図を持ってどう行動したかによって、それが大きな自信となるだろう。
そして、自信だけではなく、自らの見えない成長に大きく関わってくるだろう。




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2014年8月 4日 (月)

都市部のお盆

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、部下から問われた。

  今年のお盆はどうなるのでしょう。

お互いに、この店舗でのお盆は初めてである。
そして、お互いにお盆のあるお店から異動して来た環境だ。

  都市部のお盆。

町の中でも新興住宅地の一角に位置する当店は、昨年のお盆もあまり盛り上がらずに推移した。

  要は帰省する居住地であるということ。

普段は強いが盆暮れは弱い。
そんな地域の中でも、当店はその傾向が極めて強い。
だから、お盆期間の店計の売上も普段とあまり変わらない。

  しかし、売筋は大きく異なる。

やっぱり、お盆商材はそれなりには売れる。
しかし、帰省客が増加する地域ではない。
ここに帰省客してくる方もいるが、圧倒的に自ら出身地に帰省するほうが多いという現実。

  そんな環境に対しての見通しが立たない。

この部下からの質問に対して、明確な解答が出来なかった。
昨年の経験を踏まえれば、この店舗の買物行動が見えてくるのだが、このようなイベントの経験が無いということは、それだけ自分の中の情報が整理出来ずおおよその事しか伝えられない。

  しかし、一つだけ言える事。

それは、売場変更時に一番ロスが発生するということ。

  特に、変更初日。

お盆用に売場に変更することは大切だが、そのタイミングでどうしても早すぎる売場になってしまうこと。

  10日に売場変更したとする。

お盆用の売場とは、13日の最大ピークに対してスペーすレイアウト上チャンスロスの無い売場にするという目的であるが、10日の段階ではまだまだピーク時の買い回りには至らない。

  しかし、売場は最大ピーク。

どうしてもスペースに商品を積もうとして過剰陳列となる。

  チャンスロスどころか値下げロスの山。

これが売場変更時の大きな課題。
そして、このギャップに懲りて、本来の最大ピーク時の13日に売場が疲れ果ててしまっていること。

形上の売場変更はするものの、各店の最大ピークに合わせて商品化を冷静に図っていくことが盆暮れで一番大切なことである。

  得に都市部になればその傾向は高い。

いよいよ8月。
前半の最大のヤマ場であり、季節的にもターニングポイントとなる月。
そして、棚卸し。
更に、気温的には寝苦しい夜から涼しい夜への切り替わりになる月でもある。

  お盆が過ぎれば秋風。

秋の気配も感じさせる後半の演出。
季節は巡ってくるものである。





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2014年8月 3日 (日)

あすなろ三三七拍子

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎週日曜日は芸能ネタの日。

  フジテレビ 毎週火曜日 午後9時

「あすなろ三三七拍子」がおもしろい。

  まずなにより、完全にコメディーなのが良い。

気楽に見られる内容なのが疲れずに済む。
そして、柳葉敏郎、反町隆史、菊地桃子といった、トレンディードラマ世代の申し子達が当時とは真逆の硬派役を演じているのも時代感を感じさせる。

  そこに、西田敏行である(笑)。

彼らが本気でコメディーをやったらこうなる、と言った筋道であり細部の演技であr。
だいたい、応援団員になるきっかけが、リストラスレスレの中年サラリーマンがリストラと引き換えに、廃部寸前の応援団長として学費を払いながら応援団を存続させるために大学に送り込まれるという有り得ないストーリーなのが笑える。

そんな筋書きだから、“これはハチャメチャだろう”と思い、留守録はしていたものの見ずにいた。
そして、ようやく先週休日に第一回目から見たが、これが面白い。

ハチャメチャぶりは予想通りだが、ありそうであり得ない筋書きがズラリと並び、その有り得なさが現実味を薄れさせ、それがまた喜楽見れるスタンスを作り出している。

  そして、「嗚呼!! 花の応援団」の話題まで出て来た。

私が大学の頃のマンガで、放送禁止用語等が多発したマンガであったが、これも応援団とそのハチャメチャな内容が人気を博した。

そんな応援団を話題にした元トレンディー俳優達の硬派ドラマ。
次回は第四話であるが、見て為になるとは思えないが、一時の癒しを与えてくれるのは確かである(笑)。

何れにしても、この番組は、1980年代のトレンディードラマを見て育った世代に、その時代のトレンディー路線だった軟派なドラマから逆転して、硬派なドラマとして有り得ない物語をコメディータッチに、ちょっぴり中年世代の願望も交えてみて頂きたい番組なのだろう。

この後、どのような展開、転回、そしてエンディングになるのだろうかという期待をあまり持たずに、見れる番組であると思える(笑)。








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2014年8月 2日 (土)

雨振って地固まる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人はどこかで試練を味わい、壁を乗り越え成長する。

  試練の無い人生など無い。

試練や挫折、そして壁を乗り越えて初めて気力、知力、体力が蓄えられる。

  いろいろな意味で、タフになっていく。

そして、どんな場面でも余裕を持って、先を見通して、今打つ手を確実に打てるようになる。

まずは、部門のリーダーとして就任した時に、組織運営を学ぶ時に現れる。
担当者からリーダーへの昇格。
だれもが嬉しい人生の一コマだが、視点を変えれば、ここで第一の試練が待ち受ける。

  人を纏める組織運営力を試される。

この立場で多くの人間達は挫折し、悩み、多くの失敗を繰返す。

  私だって未だに小さな失敗を繰返しているハズだ。

ただ、大きな失敗は無いと思っている。
それは、大きな失敗を繰り返し、組織運営の概ねの方向性は歩んでいると思っているからだ。

  人員が不足している部門。
  そのリーダーと面接した。

人員不足。
いろいろな要因はあるだろう。
労働環境の問題、自社の問題、そしてリーダーの問題、メンバー同士の問題等々。

  組織とは人間の集まり。

人との関わりは、コミュニケーションツールを使った関わりでは、まず失敗する。

  マニュアル通りの説明。
  決め事優先の関わり方。
  仕事優先の割り切り方。

組織運営のツールやコミュニケーションのツールとは、より組織構成員全員に迅速に伝わるツールであって、これが万能でない事をまず知る事だ。

  そしてこれが理解できないリーダーが意外に多い。

コミュニケーションとは、受けてがその鍵を握っている。
受けてが、コミュニケーションを受け入れられる環境にあるかということ。

  なければ、その環境を発信者が整えてやる事。

その環境整備が組織運営上、まずもって整えるべき施策である。
それを理解しておかないと、大きな失敗を犯す事になる。

  リーダーの孤立。

私も大きな失敗を犯したこともある。

  店長なりたての頃。

それ以前に、組織運営を学んできたつもりだった。
しかし、一番初めの店長赴任時は、思い出したくないほどの挫折を味わう。

  決め事通りに人はいかない。

組織とは、感情を持った人間が組織を構成している。
だから、リーダーは人間を知らなければならない。

そして、知った上で、今何を共通の目標として利用するかを考えなければならない。

  人は共通の目標を目指して強力する性質を持っている。

それは、人間としてのDNAなのである。
そのDNAがあるからこそ、人は動物に先立ってチームワークを磨き進化してきた。

  人は本来組織化へ向かう性質を持っている。

それは共通の目標というターゲットだ。
そのターゲットへ向けて狙いをつけて、達成しようとするから隣の人間と手を組む。

人が不足している時に、所属メンバーの強力を得られるリーダーシップ。

  そのことを、どこかで身につけるタイミング。

ここが、意外に大きな成長の分かれ道になるだろう。







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2014年8月 1日 (金)

二度と戻らないその瞬間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


52週MDの仮説検証を繰返して積上げていくと、一年52週が意外に早く巡ってくるのがわかる。

  それだけ52週のサイクルが見えてきたわけだ。

“意外に小売の商売って、同じ事の繰り返しじゃん”

  一見、そう思えてしまう。

確かに、基本的な流れは同じであり、3月を起点にして20週目には丑の日が巡って来たりして、この事を数年くり返していくと同じ流れで、何の後には何が来るという流れがどんどん見えてくる。

  しかし、その中にあっても大きな違いもある。

それは、それに携わる店舗の人員が変わる事だ。

昨年の土用丑の日の店舗の店長、チーフ、担当者、そして鮮魚のパートさん達。
全てが前年と同じ条件というのは、まず無い。

土用丑の日であれば、曜日が変わり、日付も変わり、天候も変わる。

土用丑の日というイベントは毎年一回必ず巡っては来るが、それを向ける人員や天候、そして相場は毎年変わってくる。

  その年のその状況は繰返さない。

だから、毎年毎年、その時その時、瞬間瞬間を大切にして全力を尽くす。

昨年の丑の日は月曜日。
だから、日曜日との連動で分散した感が多いが、今年は火曜日。
完全に日曜日とは分離した流れで火曜日単独の丑の日の動きになったようだ。

  3日間計で丑の日を捉える事。
  更に月間計で丑の日を捉える事。

これを短日だけで捉えると、大きなプラスで喜べるが、3日間計で捉えると、今回の丑の日の仕入れ合計と合致して、利益面も含めて評価出来るようになる。

更に月間計で捉えると、事前展開、予約活動、丑の日当日の展開等、総合的な丑の日の評価が出来る。

そうやって、大きな流れで52週を捉えながらも、その瞬間瞬間は、“二度と戻らない貴重な時間”と捉えて全力を尽くす。

これが、我々スーパーマーケットで働く者たちのプライドであろう。

  このメンバーで最後の丑の日。

そう捉えると、妥協せず写真撮りも手直しをして、最高の場面を残したい。
その為に、縦横斜めの手直しや関連商品を考察しお客様の立場で考えたときの立ち寄りたくなる飾り付けや媒体設置、そして展開レイアウト。

数え上げれば切りが無いほどの手直しをしてから、記念の写真を残したいと思う。

その繰り返しが、52週を更に精度の高いMDに仕上げ、我々の精度を上げ、そして店舗としての力を付けていく。

  自分で最後のこのお店でのこのイベント。

そんな意識で自分を律して行動していきたいものだ。







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