上昇スパイラル
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
企業はどのようにして上昇スパイラルを登っていくのだろう。
企業が発展していく仕組みとは?。
それには、業績を左右する要素を3つに分けなければならない。
一つは、人材。
二つは、使命。
三つは、利益。
この三つをスパイラル的に拡大させていくことだ。
人材とは、企業を構成する従業員。
特にスーパーマーケットとは、店舗の従業員の働きによって、店舗で利益が創造される。
社長の力、設計者の力、組織の力というよりは、一店舗一店舗の地域顧客の創造によって業績が作られ、利益が創造されていく。
だから、店舗毎の従業員の能力開発が大いに業績を左右するものだ。
その従業員が企業としての使命を果たすことが大切である。
使命とは、企業が目指すお客様への価値提供。
その価値を従業員が理解し、提供する価値を確実にお客様に伝え、顧客満足を得ること。
それにより、お客様がその代償として商品を購入し、企業は利益を得る。
その利益をどう有効活用するか。
一部は投資に回り、一部は給与に回り、一部は株主に回る。
その中の投資として、従業員の能力開発への投資が、更なる従業員育成を果たし、更なる上昇スパイラルへと階段を登っていく過程が、上昇スパイラルである。
しかしここで注意しなければならない重要なこと。
能力開発を個人に焦点を充てるだけでは片手落ち。
個人と組織の能力開発があるということだ。
個人の能力開発は分かりやすい。
一人一人の能力を体系立てて、時系列に、入社時から3年目、チーフ時、副店長時、店長時、等のように能力や職位に合わせて研修なりOJTなりの枠組みで捉えて教育スケジュールを立てていけば良いだろう。
しかし、組織の能力開発とは?。
残念ながら、この概念を持つ企業を少ない(と思われる)。
組織の能力開発。
我々、店舗(現場)の従業員は、店舗という組織で仕事をしている。
決して店舗内で個人商店を開いている訳ではない(笑)。
店舗という一個の対象としてお客様満足を果たしていかなければならない。
そして、一個の店舗として競合店と戦っていかなければならない。
そこに、店舗という組織の能力開発を通して、組織強化を図っていかなければならないのだ。
この概念が大切なのである。
この部分を組織内で共通認識を持ち、組織強化という具体策を施していける体質が必要なのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
人材確保、人材育成も循環しているのだと思います。
今いる人材をその企業に留めることと同時に、新たな人材を採用すること。
要は、今いる人材が新たな採用者を教育していく訳ですから、結果として循環していくことになるのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年7月11日 (金) 06時53分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
理念の支持率が利益。
良い言葉ですね(笑)。
正しい理念が正しく従業員に理解されていれば、個別具体的にいちいち指示を出さなくても利益はついてくる。
もう一度、正しい理念を自らが理解しなくてはいけませんね。
投稿: てっちゃん | 2014年7月11日 (金) 06時42分
個人、組織、どちらの能力開発もなかなか出来ていないのが現状ですね。商売の技術よりも人材確保、育成の方が大事だと強く思う今日この頃です。
投稿: かわらい | 2014年7月10日 (木) 22時21分
先日のセミナーでもこれから求めらるのは「情熱=パッション」。仕事に情熱を持っている企業が生き残るのだと。創業者の商売に対する情熱。これは経営理念にも通ずる。トップは創業者の情熱を組織のDNAとして深更を図る。現場は情熱に共感 しお客様にも支持して頂けるよう具現化していく。経営理念、使命を従業員と共有して個が同じ方向に突き進むのが組織力であり理念の支持率が利益であると思うのですが。
PSパソコン不調でガラゲーからコメントしているのでいつも以上に迷走していますm(__)m。
投稿: dadama | 2014年7月10日 (木) 21時44分