古巣
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、久しぶりに「古巣」へ行ってみた。
半年ぶりぐらいであろうか?。
男体山が目の前に見えるお店。
そして、新店開店から携わったお店。
従業員一人一人の顔が見えるお店である。
特に新店の店長として、既存店の店長と違うのは、採用から始まったということ。
今いる従業員を引きついで運営する。
これが既存店での赴任。
これが、新店の赴任では、
店長とチーフからのスタート。
新店のメンバーはこれだけ。
場面によっては、店長だけのメンバーも有り得る。
ここから各パートさん達が付加されていく。
要は、店舗の底辺を支えるパートさん達の採用から始まるということ。
言っていることは当たり前だが、実際にその渦中に入ってみると、これがまた複雑だ。
採用面接から関わるということだ。
各パートさん達の素性から関わり、更に、入社、研修、そして部門研修へと続く。
そこでも、数ヶ月の中で各パートさん達との結びつきが深まっていく。
チーフとのトラブル。
研修店舗でのトラブル。
部門内でのトラブル。
家庭内でのトラブル。
いろいろなトラブルを抱えて研修は進んでいく。
そして、私との面談も続く。
そうしながら、各人が紆余曲折を経て新店開店まで研修が続く。
更に、新店開店からも各パートさん達は、開店からの大混乱から売上の落ち着き、そして既存のパートさん達のレベルへ向けて更なる成長が促される。
その過程で退職してしまう方もいる。
当初の各人の思惑から、実際に研修をしてみてのギャップ。
更に開店してからの、抱いてきた思惑とのギャップ。
特に、開店してからの困難さは大きいだろう。
新店の開店とは、一番忙しい状態から販売面はスタートするが、人材の能力は最低の状態からスタートする。
そして、時間を掛けて、徐々に売上げと人員の能力面が一致していくのだが、それには一年程度の時間はかかるだろう。
その間に、既存店とは違う本人達の思惑のギャップが多々発生するのである。
そんな彼女達との時間を共有してきた間柄。
言い換えれば、彼女達の人生の一部という短い時間を伴に共有してきたわけだ。
一人一人の顔が見える存在。
そんな彼女達を久しぶりに見る。
“随分成長したなぁ〜”
人は確実に成長していく。
私とゆっくり会話出来る余裕が生まれた。
これは、私が在店中は無かったことだ。
それだけ、まだまだ個人個人に余裕が無かったということ。
人が成長する姿を見るということは、自分自身にも力が湧いてくる。
久しぶりの古巣。
そんな力を頂けた瞬間であった。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
オープン前から一人一人の苦労やトラブルを共有してきただけに、そんな個人が元気に仕事に取り組んでいる姿を見ると、感動しましたね。
そうしてお客様に喜ばれる店舗としてその主役になっていってほしいものです。
投稿: てっちゃん | 2014年7月 7日 (月) 07時06分
一緒に苦労した仲間の成長を感じる瞬間は店長として大変嬉しいですね。店長の評価として一番重視されるべきことですね。
投稿: かわらい | 2014年7月 6日 (日) 23時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
「この人と仕事ができて良かった」
いつしかそう思ってもらえる存在。
ドラッガーは、「あなたは何を以て覚えられたいか?。」と問いています。
自分は組織や周囲からどのように思われているのか。
いや、どのように思われたいか。
その姿が、まさしく個人の生き方なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年7月 6日 (日) 00時31分
産みの苦しみを味わったメンバーだけに想いもひとしおでしょうね。一緒に頑張ったメンバーが成長して活躍する姿を見るのは嬉しいですね。私も一緒に働いて良かったと思ってくれるメンバーを一人でも多く残したいと思います。今は極悪に感じても(笑)。
投稿: dadama | 2014年7月 5日 (土) 17時54分