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2014年7月24日 (木)

在庫を売上に変える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


利益管理表。

  原価管理部門が日々記載する帳票。

生鮮担当者ならご理解頂けると思う。
日々の売上、仕入れを記載していき、現状で売上計からと仕入れ計を差し引いて、更に期首在庫と直近の在庫の差を調整して現状の荒利額、荒利率を推測する帳票。

私は上記で、期首在庫と期末在庫を調整すると記したが、通常の利益管理表は、売上計と仕入れ計から利益計が算出され、それを売上計で割って荒利率を求める帳票になっているのが一般的である。

  その利益管理表の荒利率にもカラクリがある。

期首在庫よりも直近の在庫が減っていれば、利益管理表上の荒利率は上昇し、期首在庫よりも直近の在庫が増加していれば、利益管理表上の荒利率は低下する。

だから現状の荒利率を求めるには、直近の在庫金額を推測してでも算出し、売上計と仕入れ計から算出された荒利額を調整する必要がある。

冒頭から難しい話しをしてしまったが、要は、生鮮の利益管理表を見る場合に、期首よりも現時点の在庫が減れば目の前の利益管理表で算出された荒利率よもり実際の荒利率は低下し、期首在庫よりも現時点の在庫が増えていれば利益管理表上の荒利率よりも実際の荒利率は上昇する。

そこをわきまえて生鮮が記載している利益管理表を見ていかないと、在庫の増減で実際の荒利率がブレることになる。

  この意味からも在庫は一定のほうが安定するということだ。

在庫が増える。
いくつ売る、という計画を下に発注をして、仕入れになり、在庫になる。

  売る為に、売上を上げる為に仕入れた在庫。

生鮮であれば、仕入れた段階から鮮度劣化が始まり、それを如何に売場に陳列して又は商品化して売場に陳列して、お客様が価値を認識して購入されて初めて売上げとなる。

  要は仕入れたら即売場に出す。

鮮度の良いうちに売場に出せば、それだけ高い価値で売れることになる。

  理屈上は(笑)。

そうやって、在庫を回転させる。
その回転の早さがそのお店の売上であり、その担当者の能力であるといえる。

  能力の低い担当者は仕入れた在庫を売場に出さない。

出さないのか出せないのかは微妙だが、仕入れた段階からその在庫を捌く覚悟が必要になってくる。

  これが能力の差だといっても過言ではない。

だから、その根源は発注の段階での覚悟に行き着くのだ。
だから、発注が重要なのである。

発注といっても、定番品揃えの機械的な発注商品もあるだろう。
しかし、旬や季節、そして気温に左右される商品群の発注は、その予測能力がものをいうし、予測して仕入れたら捌く能力も持ち合わせていなければ売場に陳列出来ない。
  
  そして、それをやり切るという覚悟である。

それは、イベント時や特設売場に仕掛ける時の単品量販時の数量決定において個人個人の格差が大きく繁栄されることになる。

そして重要なのは、仕入れたら即売場に出すという行為。

  売場に出なければ売上にはならない。

これも基本中の基本である。
最悪はバックヤードで腐らたり日付切れを起こすこと。
これに至っては、我々は罪の意識を持たなければならない。

  “ドライグロサリーはまだマシだ”

そんな覚悟の担当者も能力は低い。
鮮度劣化が無い部門ほど、在庫がブレるものだ。
しかし、バックヤードスペースは一定。
そう言う意味では、グロサリーほどバックヤードでの在庫管理能力が担当者の能力測定の重要項目であると言える。

在庫を売上に変える。
それはイコール、在庫を如何に早く売場にだせるか、という裏返しでもある。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
「在庫がありますので月末には追いつきます」
生鮮の担当者がこの言葉を発したら要注意(笑)。
私の経験上、そう言って月末に荒利が出たためしはありません(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年7月25日 (金) 08時20分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
仕入れたら責任を持って売り切るという覚悟。
その覚悟が在庫マネジメントを可能にしそれが担当者の能力を高めていく。
食品を扱う我々の重要なポイントだとおもいます。

投稿: てっちゃん | 2014年7月25日 (金) 08時17分

当社でも差益コントロール表なるものを付けています。最初の2〜3日マイナスになることもしばしばです。(笑)期中の言い訳は在庫がありますので月末には追いつきます、です。在庫が多いと粗利益が出る可笑しな構造、生鮮部門は在庫を粗利益にカウントしてはいけないと思います。

投稿: かわらい | 2014年7月24日 (木) 22時03分

確かに商売上手な担当者程メリハリのある在庫管理をしてますね。バックヤードを見れば売場が解ると言いますがその通りだと思います。売場計画が明確だからこそメリハリある発注、在庫が持てるのでしょう。在庫管理は売場計画が全てであり進捗を見ながら売場修正をし着地させる能力の高さが担当者には求められますね。勿論失敗もありますが失敗を早期に悟り被害を最小限に食い止める事も大切な責務ですね。私も数々の失敗を経験し今があります。トータルで会社に貢献出来れば良いのかと(笑)。

投稿: dadama | 2014年7月24日 (木) 16時35分

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