どん兵衛の食べ比べ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
日清「どん兵衛」。
食べ比べ企画が現在進行中。
当社でも、これに乗って食べ比べ企画を実施。
バイヤーから、各店に送り込みがあり、展開場所、展開スペース、媒体等各店で工夫して展開して下さいとのこと。
以前、私がバイヤーにお願いしていた企画でもある。
それが実現するだけでも、本気にならざるを得ない企画である(笑)。
それは、今月頭からスタートした企画。
チーフからその事を伝えられた。
「店長が提案した企画ですからね(笑)。」
そうか、じゃぁ〜、負ける訳にはいかめぇ〜。
ということで、全責任を持って臨んだ「どん兵衛」の食べ比べ企画。
当社は「きつねうどん」と「天ぷらそば」の導入。
売筋は当然「きつねうどん」。
よって、全面にきつねうどんを設置して、後列に天ぷらそばの展開。
“どうも目立たねぇ〜なぁ〜”
ということで、このような本気モードの売場作りには欠かせないつり下げ媒体。
「どん兵衛食べ比べ、どっちが美味しい?」
と題して、大きなつり下げ媒体を設置した。
普段販売している「東」のどん兵衛。
しかし、東側のお客様は、自分が普段購入して食べているどん兵衛に、東専用と西専用の商品があることを知らない。
“西で販売している商品を食べてみたい”
これは、東も西もなく、別バージョンの同商品を食べてみたいという欲求で、大いに購買意欲をそそられるものだ。
そんな購買意欲を刺激して、お客様の購買量も伸びたようだ。
何とか、全社1位の販売数量で推移しているが、全国的にはどんな数値で進行しているのか?。
それが気になって、ネットでその推移を調べてみた。
何と、驚く結果が見えてきた(笑)。
全国計では、西62%対東38%で、西の圧倒的優位。
8月9日までの集計だから、まだまだ分からないが、現時点では上記の通り。
“圧倒的に西が優位ではないか!”
個人的には、東に一票入れた経緯もあり、あまりの逆結果に戸惑ってしまった。
生まれが東北で現在北関東に住む自分にとっては、かつお出汁で育ってきた長い歴史には逆らえなかった(笑)。
食べ比べた結果のかつお出汁への支持。
やはり、麺つゆは動物系のパンチの効いたかつお出汁に限る。
昆布だしも薄味で繊細で旨味があるが、かつお出汁の濃い味は、この味で育ってきた人間には捨てがたい迫力が堪らない。
“やっぱり俺はこの動物系かつお出汁に限る”
しかし、全国集計は西の圧倒機な勝利(現時点で)。
但し、栃木計では西38%対東62%で、東の優位。
どこから、一転するのか?。
太平洋側は、静岡を境に逆転。
日本海側は、富山を境に逆転。
ここを境に東側と西側に分かれていく。
この境目が面白い。
意外に、東側に食い込んでいる。
特に太平洋側は、三重県から西味の商品に転換されていると聞くが、実際には名古屋も西味に優位な立地である。
そして、東側と比べると、西側エリアの西商品の支持率が圧倒的に高い。
東平均が西35%対東65%であるが、
西平均は西85%対東15%と優位。
この高い支持率が、全国平均でも西の高い支持率を維持している。
こればかりは、育ちに絡むのだろうと思う(笑)。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
西バージョン、お送りしますよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年7月 2日 (水) 21時36分
乗り遅れました。当社ではどん兵衛すら置いてません。個人的には西バージョンを試してみたいですね。
投稿: かわらい | 2014年7月 2日 (水) 17時31分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
外に出て、いろいろなものを学ぶ。
味も学びも(酒も)世界を広げてきて下さい。
投稿: てっちゃん | 2014年7月 1日 (火) 06時40分
当地も何故か東(笑)。でも鰻は腹開きの生焼き。
食の文化は奥深いし歴史を探って見るのも面白そうですね。今日は相方と甲斐の国に遠征して参ります。
投稿: dadama | 2014年6月30日 (月) 09時50分