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2014年5月29日 (木)

精肉の進化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


精肉部門が鮮魚部門に代わってメイン部門になって久しい。

  もはや精肉を外して生鮮部門は語れない。

精肉部門の強さがその店舗の週末の来店動機を図るメジャーであると言えるまでに鮮魚部門から取って代わってしまった。

当然、食事のシーンのメインには肉料理が存在し、我々世代の食卓にも肉料理が主たるメニューになってきている。

  これが若年層になればなるほどこの傾向は強いだろう。

だから、精肉という部門の強さそのものが、店舗選択の重要な鍵を握る要因であることは理解できる。

更に、近年の各社のリニューアルを見ていても、精肉部門の進化が歴然としてきた。

  従来は、素材別に料理用途に応じた縦割り陳列。

これが精肉部門の陳列方法だった。
そして、そこに以前には無かった「味付け肉」のコーナーがひとくくりになって縦割りを擁していた。

  そのまま味付けせずに焼いて頂こう。

そんな主旨からこのコーナーが設置されたのだが、進化の激しい企業のリニューアルを見ていると、もはやこの「味付け肉」のコーナーが、素材毎に設置されているのである。

  牛肉、豚肉、鶏肉毎に「味付け肉」の縦割り展開。

これでもかと、味付け肉を全面に押し出している。

家庭でのキッチン事情の変化。

  ガステーブルからオール電化へ。

フライパンでの料理場面の増加から、各部のフライパンメニューが創造されているが、特に精肉部門のこのような商品が目立ってきた。

更に、コストコ等の海外資本の企業の商品化に学び、韓国焼肉メニューの導入も
以前から品揃えされていたが、それらも今では国産牛肉で商品化する商品も出現するほどで、日本人の指向にマッチさせた商品化が定着しつつある。

かっては、生鮮部門の中で一番季節感、鮮度感が伝わらず、競合他社との差別化戦略も見出せず、かといって販売技術という効率からこの部門だけはテナント対応やセンター対応していた企業も多かった。

それがいまや差別化の一番のカテゴリーとなってしまった。
特に牛肉の商品金額の上昇に伴い、円安にて輸入牛の大幅な導入や国産の希少部位を使用したステーキ、焼肉、その他の用途別商品化も高度に販売技術の蓄積がなされてきている。

  20年前には考えられなかった牛肉の品揃え。
  更に輸入の牛肉、豚肉類の大幅な導入。

このことにより、店舗内での品揃えは格段に複雑になり、高度化してきている。

精肉もまた、惣菜との線引きが微妙になってきている部門として、その商品戦略がどんどん進化している部門であり、ここでの競争力が店舗の強さを現す指標になってきているようだ。


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商売」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
地域によっても、企業によっても精肉の取り組みには温度差が非情にあると感じています。

投稿: てっちゃん | 2014年5月29日 (木) 23時33分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
素材だけでは商売のフィールドが狭まっていくだけですからね。
そのフィールドを広げるには、日本のキッチン事情を合わせたメニューの開発が必須なのでしょう。

投稿: てっちゃん | 2014年5月29日 (木) 23時29分

当地区も精肉は利益部門としての位置付けか攻める姿勢が弱い気がします。牛肉の売場を見ると唖然とするのでは(笑)。プルコギさえもまだ取り組んでおりません。

投稿: dadama | 2014年5月29日 (木) 20時03分

肉の売り上げが鮮魚を越えてもう久しいですね。魚好きの私は魚屋さんの復権を目論んでおります。(笑)病気の流行や夏の異常な暑さ、輸入品の不安定さなど精肉部門を取り巻く環境も厳しくなってきています。素材だけでは勝負出来なくなっていくんですね。

投稿: かわらい | 2014年5月29日 (木) 19時54分

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