回復基調
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
やはり、世の中の景気が回復しているのだろうか?。
徐々に回復基調が堅実になってきている。
アベノミクスによって、景気が回復している。
株価が上昇している。
自動車産業の輸出が増加している。
有効求人倍率が上昇している。
消費者物価指数が上昇している。
いろいろな指標を元に、景気回復が以前から語られていたが、小売業界では依然としてその実感は無かった。
更に、4月の消費増税によって、3月の好調期と4月の低迷期を足して2で割って初めてその評価がなされるという感覚であったが、5月に入り徐々に回復基調の実感が湧いてきたというところか。
まずは、単価が上昇してきた。
特に、一品単価。
これは物価上昇分もあるのだろう。
加工食品以外にも、鮮魚、精肉等の生鮮食材も値上がりしている。
特に精肉の単価上昇は激しい。
子豚の感染病?による相場高。
従来の約1.5倍近くも値上がりしてしまった。
その全てを価格に反映させている訳ではないが、それでも主力価格帯が上昇した事が単価アップに繋がっているのだろう。
食材のメイン商材の値上げは、逆に単価アップを招き売上金額自体の上昇に繋がっているようだ。
精肉はどの企業も絶好調らしい。
精肉はそれに加えて、売場やレイアウトをリニューアルして海外企業の単品量販手法も学んでいる。
それらの新規取り組み項目も、点数拡大に連動しているといえよう。
鮮魚は、更に値上げ要因ばかりである。
しかし、値上げによっても購買頻度が高まってきている事が、景気回復を立証していることになるのではないだろうか。
景気後退期であれば、単価が上げっていく商品群は絶対に振り向かれなかった。
しかし、今は違う。
それでも鮮魚の商品が購買されている現実を見ると、ようやく本格的に経済状況が回復し、本来の日本人が持つ味覚を取り戻したいという意識に、個人の懐状況が追いついてきたということなのだろう。
しかし、これもいつの時代でも言える事だが、その回復基調にも個体差は存在する。
良いところから早々に回復していく。
戻らないところは、なかなか戻らない。
それは、企業の部門別にも言える事。
鮮魚が未だに低迷している。
うちは、青果が戻らない。
こっちは、ベーカリーだ。
いろいろと個体差が出て来よう。
こればかりは、どこまでも個人差があるように、企業差もあり企業内の個体差もある。
この世情に乗り、是非、自社自店でもその波に乗っ取りいち早く回復させていきたいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
6月からの数値。
グロスで見ていく時期にきましたね。
投稿: てっちゃん | 2014年6月 2日 (月) 06時34分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
客数の回復。
人口の減る中で、なによりも優先したいのが客数対策。
これからどの企業も抱える問題でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2014年6月 2日 (月) 06時33分
当社でも5月は回復基調が鮮明になってきました。ある意味で異常だった3〜5月、6月から本当の真価が問われるのではないでしょうか。
投稿: かわらい | 2014年5月31日 (土) 23時00分
当店は衣料品と住居関連品も持つのでその部門が足を引っ張ってます(笑)。生鮮、菓子等の客単価は上がっているものの客数の回復が他店に比して遅れているのが課題ですね。
投稿: dadama | 2014年5月31日 (土) 12時32分