増税前後の混乱の中で
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今回の増税前後の混乱から見えてきたもの。
“お客様の買い回りの進化”
であろう。
何でもかんでもという心理から、懸命にという心理への変化
そして、より大きな効果のあるものは事前計画の下に購入し、直前のものは直前に行列に入ってでも購入するという貪欲さ。
今回は、直前の30日の日曜日はドラッグ、化粧品、ホームセンターが最後の混雑。
そして、31日の前日は我々食品スーパーが開店から閉店まで混雑。
しっかり賢く買い回り。
前日の定番の動きといったらハンパで無かった。
極端に言うと、30日の日曜日以上に売れたのではないか。
逆に、価格弾力性のある商品は意外に買い回りされていない。
“また安売りするだろう”
そんな期待感か。
同時に我々も、表示切り替えと価格チェックという二大重点行為が同居していた31日の最終日と4月1日のスタート日。
本当に慌ただしい両日。
そんな中、31日の閉店時間を通常営業で通した政策は正解だったようだ。
他社が切り替え作業の為、20時閉店の前後から再度お客様の引きが止まらない。
結果として、売り切りを予定していた鮮魚精肉も自然に売り切れていたという嬉しい悲鳴。
そんな中での表示切り替え。
これは各社とも苦労したのではないか。
ここから先、翌日の売価チェックと開店までは、店長主導の運営となる。
それも、平常営業、平常作業から離れての、店舗主導の独自作業。
全員の意思統一と情報共有が必須。
何の目的で今回の売価チェックがあり、開店の遅れがあり、よって全員でどう協力して如何に売価チェックや表示切り替えを早めて、如何に開店時間を早めるか。
それが、4月1日の全て。
各社ともいろいろな意図をもって、この両日は独自の考え方と計画をもって販売手法、表示切り替え手法、売価チェック手法、そして営業時間の変更等を進めてきたと思われる。
そして、このような独自作業の時ほど、上記のように明確に方向性を示さないと、部下は一致協力して動けない。
普段は各部のルーティン業務をこなしていれば、結果として店舗全体での最適化も図れる構図だが、二度と無いこのような独自作業が店舗という単位で行われる場合は、やっぱりその店舗の店長の行動に負うところは大きい。
そんな混乱の中、予定を早めてオープンさせる事が出来た直後、めまいを起こして一瞬クラっときてしまったのは、私だけではないと思うのですが(笑)。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
お互いにお得意な分野でしょうから、こんな時ほど自分なりの思惑で行動できたのではないでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年4月 4日 (金) 12時56分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
4月に入ってからは、従来から競合対策売価や自社独自の商品企画を一切取りやめて再度設定し直したため、そのプライスカードの取り付け作業に追われました。ようやく一連の作業から解放されそうです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年4月 4日 (金) 12時55分
切替えお疲れ様でした。異常時には店長の采配は大切ですね。私もお得意?の極悪暴走で大きな混乱もなく終える事が出来ました。店を皆で守ろうという日頃のモチベーションがこのような異常業務の時には力を発揮するのだと改めて勉強致しました。
投稿: dadama | 2014年4月 3日 (木) 20時36分
切り替え作業お疲れさまでした。
このような時店長のリーダーシップが問われますね。
又、企業毎に考えの違いが大きく出ました。試練の4月、乗り切れば波に乗れる⁈(笑)
投稿: かわらい | 2014年4月 3日 (木) 08時22分