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2014年4月21日 (月)

能力の数値化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人材が集まらない。

  新たな人材が入社してこない。

それは、既存の人材が流出していくという裏返しでもある。
更には、既存の人材が定年退職しその後の採用が進まない。

  業界全体が高齢化。
  業界全体が人不足。

思えば、この業界、特に生鮮部門を中心に「気合」と「根性」で部門運営をしてきた経緯がある。

  「先輩の背中で見習え」
  「技術は盗んで覚えろ」
  「数をこなしてナンボ」

そんな歴史が長かった。
そして、そんな歴史に身を投じて10年、20年この世界で生きてくると、その価値観が身に付き、その価値観で成功事例を体験し、その成功事例を積み重ねて自分の生き方、処世術が染み込んでいく。

  そんな価値観の固まりが生鮮部門。

その価値観の中に、突然30代以下の世代が投入されても、世代間ギャップを生じてしまうのは自明の理。

それは、働く我々にも同様の事が言える。

  生産性。

売ってナンボ、儲けてナンボの世界で生きてきた人間が、部門を飛び越えて同じ指標の生産性という数値で横並びで評価されてしまったら。

  “同じ数値で図れないだろう!”

そう思いつつも、同じ指標である「生産性」という数値化を達成しようとする意志が働き、いつしか技術という数値化されない本質が忘れ去られてしまう。

  それも鮮魚部門弱体化の一因であろう。

以前から想っていた事がある。

  “販売技術を数値化出来ないか”

そして、個人が所有する販売技術を数値化して評価する。
更に、数値化された販売技術を見える化して共有化する。

  スーパーから職人が消えつつある今。
  早急に技術を見える化して継承する。

更に、同様の見える化によって、一人一人の販売技術を評価して成長度合いを省みる。

ネットの普及により、見える化が当たり前の時代に、就業した個人の販売技術も見える化して、個人の就業意欲の向上に繋げたい。

それは、消えつつある職人にとっても、今就業しているベテランにも、更には今後入社してくる素人にとっても、そしてスーパー業界にとっても、重要な事ではないか。

  見える化された販売技術。

しかし、それを習得するとしても、数をこなすという原理原則は絶対に変わらないだろう。

変えていかなければならない体質と、絶対に変わらない原理原則。








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マネジメント」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
販売技術の数値化。
逆に言うと、その数値化によって職人の腕を落としてしまう結果にだけはしたくないですね。
そこが難しいところか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年4月22日 (火) 07時23分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
職人と素人の差は、商品知識が豊富な故に、一番美味しい食べ方とその調理法を熟知していること。
彼らから生み出される商品は、調理後に本当に美味しく食べられる。
この技術なんですよね。

投稿: てっちゃん | 2014年4月22日 (火) 07時22分

kiyoさん、コメントありがとうございます。
長年バックヤードに籠もり、包丁を握って商品化をし続けると、周りからそう思われるようになっていく。
ある意味被害者でもあると思います。
本人達は自らを職人だと思っていないのに、周囲からそう言う目で見られてしまう。そして部外者以外は近寄りがたい存在となっていく。
その構図をどう打破して店舗としての一体感を作り上げるか。これも大切な課題だと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年4月22日 (火) 07時07分

販売技術の数値化、出来たら良いですね。長いこと曖昧なままできてしまったツケが今出てしまってますね。社内独自の基準を作っていくしかないですね。

投稿: かわらい | 2014年4月21日 (月) 22時44分

当社もパートさんの販売技術の数値化に取組んでおりますが生産性や販売力に直結する技術の数値化は基準の整備がまだ不十分で個の力に依存している部分が多いのが現状です。生産性と魅力のある売場の基準の精度をどこまで作り上げれるのか?加工技術・SKU・フェイス・時間帯動向・・・他項目に渡る作業工程の見える化、マニュアル化。必要である事は理解していても現場も会社もどこから着手して良いのか迷っている現状です。経営的にも環境の変化のスピードに失敗を許されないプレッシャーもあるのでしょう。目先の売上利益に執着せねばならない現実がありますから。

投稿: dadama | 2014年4月21日 (月) 17時39分

たしかに40~60代の鮮魚の人たちは職人集団ですよね。私も数年前入社したときイメージしていたスーパーの世界とあまりにかけ離れて魚屋さんのようだったので驚きました。包丁さばき、売り場づくり、活気挨拶・・よし、自分も!!と思い今に至りますがまだまだ先輩方には及びません。
生鮮部門の生産性の向上にもある程度限界がありますし、生産性を求めすぎてお客さんの求めている商品が売り場に一つも並ばない、どこも通り一遍の売り場になることで店の支持率を下げることにもなってしまいますよね。

投稿: kiyo | 2014年4月21日 (月) 08時50分

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