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2014年4月15日 (火)

強みと弱みの明暗

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


消費増税後の動向。

  予想通りの展開。

従来から強い日は更に強く。
従来から弱い日は更に弱く。

  お客様の買物動向の振幅が更に拡大。

財布の紐をしっかり閉じながら、自社の強い曜日や強い単品が特売になるタイミングは絶対に見逃さずに買いだめする。

  そんな買物パターンが更に極端になってきた。

そして、買いだめした食品は、生鮮も含めて小刻みに食い繫いでいく。
従来のように、お客様が自分のペースで特売やサービスに左右されずにペースを守りながら日々平均的に買い回りするという余裕が無くなってきたのだろうか。

  ここぞのタイミングに集中する買いまわり。

この集中度合いが更に極端になってきたようだ。

しかし、他産業よりも、増税後の購入頻度は下がらないのが食品スーパー。
いろいろなネットでのアンケート調査等を見ても、

増税後に節約したいもの

  ①光熱費
  ②外食代
  ③ガソリン代

逆に節約したくないもの
 
  ①国内旅行
  ②日常の食料品・食品

このような情報である。
とは言っても、これにコストパフォーマンスを重視する傾向が強まるため、より安価でお買い得なお店やタイミングを重視するような行動にでるだろう。

注目したのは、ガソリン代に関する節約ムード。

  買物に費やすガソリン代の節約。

そう考えると、スーパーでのワンストップショッピング性の重視。
いかに近くのスーパーで一回の買物で済ませられるかという願望。

  方向性は地域一番店への道。

そんな方向性が見えてくる増税後の進路。

  “あのお店に行けば間違いなく一度で済む”

そんな安心感がここ当面の目指す方向性だろうか。
この方向性は、ひとつやふたつの極端な取り組みではない。

一度で日常の食事のメニューが確実に揃うお店。
更にお買い得な曜日やチラシに合わせてメニューに必要な調味料等が簡単に手に入れる事のできる買いやすさ。

  打ち手は見えてくる。

早速、取りかからねばならない。








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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
集中して購入して食べ繋ぐ。
なんか、アメリカ型に近づいているような気がします。
そこが不安ですね。

投稿: てっちゃん | 2014年4月17日 (木) 06時54分

曜日による強弱、確かに鮮明に出ています。
『強』が出ているのは救いですが。ガソリン代を考え日々ゼロか100かだとしたら水元さんの提唱するファイブウェイマーケティングの考えは非常に重要になってきますね。

投稿: かわらい | 2014年4月16日 (水) 18時55分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
より短い時間で簡単に美味しく。
これもキーワードですね。

投稿: てっちゃん | 2014年4月16日 (水) 08時45分

先日のセミナーのまとめの一文「価格以外の差別化の徹底が不足しているから価格に負ける。」てっちゃんの今日のブログと重なりますね。「従来から強い日は更に強く。」価格以外で強い日を如何にして作っていくのか、ワンストッピングで全てが揃う信頼度・・・基本の徹底がガソリン代はもちろん時短の目線でも大きな店舗選択肢となり、磨かねばならない時期ですね。

投稿: dadama | 2014年4月15日 (火) 21時57分

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