状況は繰返さない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日も記した「ひな祭り」。
年に一度繰返される歳時記。
昨年のひな祭りは日曜日。
今年のひな祭りは月曜日。
一年に一度の歳時記でも微妙な違いがある。
先月の節分も同様の違いがあった。
曜日の違い。
曜日でも月曜と火曜と水曜でも違う。
同じ曜日でも天候や気候でも違う。
曜日天候が同じでも競合状況が違う。
上記全てが同じでも店舗内部が違う。
同じひな祭りでも状況は微妙に異なる。
その店舗でその年に巡り来る歳時記は、今後同じ状況で繰返される事は無い。
必ず何かが異なって歳時記は巡ってくる。
だから毎回考えなければならない。
そして、考えて臨んでも、また反省が発生する。
これが商売である。
毎回毎回異なる状況の中で、歳時記が繰返されていく。
それを一言で52週のMDという。
だから最適な計画を毎年練らなければならない。
そして成功したものが積み上がっていく。
その情報のエキスが翌年の情報として本部から提案されるのである。
例えば、はまぐり一つとっても、昨年との状況は変化している。
国産はまぐりの状況が変わった。
昨年好評だった国産はまぐりが今年は少なかった。
よって、より大粒の国産はまぐりに変更された。
その状況の差が中国産はまぐりの数値を押し上げ、国産はまぐりの数値を下げる。
天然ものにはそんな与件も多い。
そんな微妙な変化が随所に現れる中で、昨年同様の歳時記が繰返される。
生鮮にはそのような与件も大きく影響された中での繰り返し。
それも含めて反省を積み重ねて、翌年の最適な一手に結びついていくのである。
そしてそれを踏まえて、次の一手をどう打つか?。
この事に結びつかなければ、何度同じ失敗を繰返しても意味が無いのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
良くも悪くも、一年52回の催し物が繰返される訳ですから、都度簡単な反省は残したいですね。
そしてその反省は次年度というよりも次のイベントに早速トライしてみる。
言うは簡単ですが、自分も含めて反省するところです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年3月 6日 (木) 06時41分
はい、すみません。(笑)
お盆、年末年始の商戦以外の反省が驚くほど出来ていなかったです。今更ながらに、反省を生かした計画が重要だと感じましたね。それを繰り返すことで予測の精度も上がって行くのでしょうね。
投稿: かわらい | 2014年3月 6日 (木) 00時31分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
所詮データとは過去の売場に対しての過去の実績。
過去のデータを如何に未来に繋げるか。
ここに人間の感性が磨かれる重要なポイントが隠されているような気がしますね。
投稿: てっちゃん | 2014年3月 5日 (水) 21時54分
データも使い方次第で武器にも地雷(笑)にもなる。データはあくまでもMDの過程や検証を補完するのが役目。最近はデータに基づいた議論が増えてきているのが気になるところです。刻々と変化する環境には人間の感性が不可欠であり、この感性を上げるのが商売の醍醐味であると思います。
投稿: dadama | 2014年3月 5日 (水) 20時59分