増税対策
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ、来月から増税である。
既に企業としての取り組み方は決まった。
後は、どう本部機能を活かして現場に周知徹底して、事前のお客様への説明をして増税に関しての価格表示の理解を得るか。
更には、3月31日と4月1日の切り替えの段取りと確実なシステムの連動だろう。
同時に、お客様の買物心理に合わせて、まとめ買いの動機に合わせた売り方をしていくか。
曜日周りを見ていくと、給与支払い日の3月25日が月曜日。
ここから31日は「まとめ買いウィーク」。
見せるという売場作りを含めれば、「まとめ買いコーナー」の大々的な売場作りをしていかなければならないだろう。
3月後半から迫る増税前のインフレ需要。
これはハンパでは無いと思う。
タバコの値上げで昨比120%。
こんな状況が、「酒」「たばこ」「調味料」「雑貨品」等々で起こってくる訳だ。
3月30日の日曜日。
酒ビールの箱売り、たばこの箱売り、洗剤等の箱売り、トイレットペーパー、ティッシュペーパーのまとめ売り、シャンプーリンスの箱売り等の企画と売場作り、そして人員計画が今から練られなければならない事態となろう。
更に税額表示の切り替えの作業が、3月31日から4月1日にかけて発生する。
システム連動の為、単品のスキャンチェックにて価格が増税後の価格に対応しているかがチェックされなければならない。
万が一連動しない単品が発生しても、消費税5%据え置き価格だからお客様はクレームをよこさない。
その3%分の利益の垂れ流しの予防も兼ねてのチェックが必要だ。
そんな見通しを考えると、3月の最終日に閉店時間を早めて表示切り替えをスベキではないだろう。
販売チャンスを逃してしまうからだ。
逆に、4月1日の開店時間を調整して、その切り替えの段取りをすべきであろう。
4月1日の売上は相当厳しくなるから。
4月前半の買い上げ点数は、相当厳しくなると思われる。
それは、それだけ前月に買いだめされてしまったわけだから。
しかし我々は生鮮食料品を取り扱う食品スーパーだ。
いずれ買いだめされた食料品は底を尽きる。
そこからが勝負であろう。
3月後半に不必要な買物に走ったお客様が、本当に必要なものだけを選択し、お店を選択する時が来る訳だ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
紙などの必需品は動きが活発になってきましたね。後半がどうなるのだろうかと不安です。
投稿: てっちゃん | 2014年3月10日 (月) 06時53分
本当に必要な物を選択し、お店を選択する。
実力が問われる4月が怖いですね。
そして少しずつお客様の買い物行動が変わってきています。3月後半、このチャンスを逃さないようにしたいですね。
投稿: かわらい | 2014年3月 9日 (日) 22時12分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
これを契機にどう表示するか。
これひとつとっても各社の思惑が明確に分かれていますね。
今月から各社のチラシ表示も先取り表示されていますが、微妙な違いが早くも現れています。
投稿: てっちゃん | 2014年3月 9日 (日) 07時24分
いよいよ各社とも動きが始まりますね。本日もある方とお話しさせて頂きましたが当社よりもよっぽどポリシーを持って増税対策をされておりました。増税を契機に企業の立ち位置がより明確になりお客様からの支持もはっきりするのではないかと思います。お客様に何を持って貢献していくのか?明確な企業ポリシー・ストアコンセプトが求められますね。
投稿: dadama | 2014年3月 8日 (土) 22時42分