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2014年3月17日 (月)

得るものと失うもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


小売業が成長拡大していくということは、どういう事だろうか?。

  組織拡大の原理原則とは?。

どんな企業も、その創業は個人商店からスタートした。
中には大手銀行や商社が意図的にチェーンストア理論に基づき、組織的にある程度の店舗規模を有してスタートした場合もあるだろう。

しかし、現在生き残っているチェーンストアの概ねは、個人商店からスタートし規模拡大を図りながら現在の姿に成長してきたと思われる。

個人商店だから、創業者が店主であり、仕入れ担当であり店長でありレジチーフであり財務部長でもあった。

店舗が繁盛するにつれ、それに応じて都度人員を増加し店舗規模を拡大して売上を伸ばしてきたのだろう。

しかし、店舗数を増やすかどうかという段階で大きな岐路にたったと思われる。

それは個人商店からチェーンストアへのステージアップというマネジメントの変化を要するから。

自分一人でお店を切り盛りする段階から、自分の部下に店長を任せるというマネジメントが要求されるわけだ。

  自分の営業力から組織運営力に切り替わる訳だ。

そのために、チェーンストアに踏み切らなかった個人商店も多いだろうし、いろいろな事情により数店舗のまま現状維持の企業も多いだろう。

その中で、ほんの一握り、その地区で5店舗10店舗と店舗数を急速に拡大していった地域一番店が出現してくるのだろう。

当 初の一店舗から数店舗の規模では、創業当初の店主の力量で繁盛していた企業が、チェーンストアとして拡大していく過程の中で、店主の考えや販売技術、更に 立地確保により更に繁盛店として仕入れ力や品揃えの充実を図りながら、駐車場の確保というクルマ社会に適応した集客力を得て、チェーン化を図ってきたと思 われる。

  この過程の中で何を得て何を失ってきたのか。

“規模拡大してきたのだから失うものは無いだろう”

確かに、企業的に見ればそうだろう。
しかし、今ここで、この事を冷静に振り返る必要はあるだろう。

組織を拡大していく過程で、より競争力のある店舗として機能するには、規模のメリットを享受して仕入れ面や資金面での有利さを追求しながら、より安価により有利な立地により利便性のある店舗を開発していく必要がある。

そして開発された店舗では、より競争力のある店舗として日々営業していく過程で、販売データに基づいた仕入れ計画にて、地域のイベントに合わせた売場変化に対応してお客様により利便性の高いお店として販売努力を図っていく。

  店舗数が増加すればするほど全店舗の強化が図られる。

いわゆる標準化が急速に図られていく。
品揃えから売価決定、そしてチラシの決定、更には週毎の販売計画まで本部という機能が集約的に決定して全店舗で実現されるという標準化。

チェーンストアは、このように標準化を図りながら規模を拡大して成長してきたのである。

  その過程で消えていった大手もある。
  吸収合併されていった企業も多い。

敢えて吸収されたケースは別として、規模拡大のなかで失ってきたものもあるのだろう。

  急速に標準化を図れば変化に適応しにくくなる。

それを変えるという行為に大きな負担を強いられるということだ。
この課題をどう克服して世の中の変化に対応していくかということだろう。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
企業の標準化によって働く個人も標準化を迫られる。
そこから先は個人の生き方と企業の在り方の価値観をどう自分で整理出来るか。
企業を離れずに自らを整理して企業に残っていたならと思うと、もっと強い組織になっていただろうと、自分を振り返って思います。

投稿: てっちゃん | 2014年3月18日 (火) 08時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
個人技量の領域になると途端に、標準化の視点から外れてしまう。
逆に店舗での競争力から言うと、個人技量に頼った差別化を図って競争力をつけようとする。
そのギャップが標準化のズレとして行き違いになっているような気がしますね。
そこから先が店長の出番なのかとも思っています。

投稿: てっちゃん | 2014年3月18日 (火) 08時34分

当社も45周年を越えて失うものも多かったでしょうね。
私も数多くの仲間を失いました。いつの時代でも得るものはお客様の信頼と従業員の幸せでありたいですね。

投稿: かわらい | 2014年3月17日 (月) 23時14分

身の詰まる内容に恐縮です(笑)。企業規模の拡大によって生まれる標準化。標準化とは企業理念でもあり、お客様にメリットとして明快に判る必要がありますね。価格・品質・清潔度・おもてなし・・・標準化と言うと本部は商品の標準化に力点を置きがちですがお客様、特に女性目線で支持される標準化は商品の他にも多義に渡り、店舗選択の大きな要因になるのではないかと思います。女性心理をついた標準化・・・まずは首を覚悟で個店でチャレンジして行こうと思っております(笑)。

投稿: dadama | 2014年3月17日 (月) 21時34分

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