ある面談
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
年に数回の部下との面接。
考課面接である。
ある担当者との面接をした時に、久しぶりに緊張感のある会話をした。
「パートさんとのコミュニケーションはどう取っている?。」
「自分はあんまり得意では無いので。」
「この業界でコミュニケーションが不得意とは無いだろう。」
「はい、でも変に誤解される可能性もあって。」
「どういう事だ。」
「会話をすると抑圧的に取られるんです。」
「それが君の今後の課題だ。」
「このスーパー業界はパートさんが8割の世界。この業界でパートさん達と上手くコミュニケーション出来ないという事は致命的だろう。そしてそれを克服しようとしない姿勢にも問題ありだ。その意識を改革しない限り、この業界で今後就業していく資格は無いのではないのか?。」
「 ・ ・ ・ 考えてみます。」
「考える、とは?。」
「いやぁ〜、退職も含めて検討します。」
「それはお前の自由だ。ただ言える事は、どの業界に転職しても人とのコミュニケーションという問題は付いて回るぞ。ここでそれを克服しようとしない限りどこへ行っても同じ壁にブチ当たるだろう。」
言ってから、厳しい言葉だと思った。
それが事実だとしても、そこまで言い放つか、とも思った。
しかし部門のリーダとして避けて通れない事実だ。
いままであまり彼とは関わって来なかったのだが、この面接を機に、彼との接触が増えた。
特に恵方巻での計画と販売。
一年で最大の売上を作るタイミング。
部門責任者も一番緊張する時。
否が応でも店長としても部門に首を突っ込まざるを得ない時。
計画修正と販売陳列修正。
結果的にはそれがある程度成功したのだが、その事も含めて、彼との距離は一気に縮まった。
部下とのコミュニケーション。
それを通して、お互いの絆を深める。
時として、その過程で厳しい言葉や激しい感情の動きがあろうとも、それを乗り越えて関係を強化していく。
その関係が、その本人をして部下とのコミュニケーションを学んでいく事に繋がれば。
そう思うと、自分が取るべき行動とは、という方向性もみえてくるようだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
結局は、働きがいや職場環境に行き着くのでしょうね。
そしてそれを本人が独自に見出せるだけの環境も重要かな。
とにかくこの業界はシステマティックな部分も増えていますが、要は売ってナンボの世界。
最後は単純に人間の喜びを感じられる世界にしておきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2014年2月16日 (日) 00時43分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
普段に会話やコミュニケーションも大切ですがしっかりした面談も重要。
お互いにフォーマルなスタイルで真剣になれる場も大切にしたいですね。
投稿: てっちゃん | 2014年2月16日 (日) 00時40分
本部主導のMDの比重が高まる中、担当者の仕事の質の変化を感じます。
仕事の流れが一方通行に陥りやすくコミュニケーションの場を尊重する風潮が薄らいでいるのではないかと。
退職を考える従業員、これはコミュニケーションの問題と共に働き甲斐を見出せない環境が我々の業界に蔓延しつつあるのではないでしょうか。働き甲斐のある職場とはどういうものなのかを再度見つめなおす時期が来ているのではないかと感じます。企業成長の秘訣もそこに埋もれているのだと思います。
投稿: dadama | 2014年2月14日 (金) 21時03分
このような面談は必要不可欠ですね。
普段の立ち話では出てこない深い話題が出てくればしめたもの。もっとも、それによって彼、彼女を追い詰める事もままありますけど。新年度が始まる前に一度やらないとな~。
投稿: かわらい | 2014年2月14日 (金) 20時49分