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2014年2月27日 (木)

予算組み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


予算組の季節である。

  当社でも予算会議の後に各店の予算組。

予算と言っても、売上予算、荒利予算、荒利率予算、生産性予算等々、いろいろな数値予算が存在する。

しかし何と言っても「売上予算」が相変わらず最大の話題であろう。

  “昨年に対して何パーセントの売上予算となるのか?”

この業界は過去の歴史から言っても売上拡大を図ってきた経緯から、「売ってナンボ」の発想が全てだ。

そして、日々の計上数値も日々の売上金額は毎日計上されるため、誰もが敏感に認識できるシステムである。

  高い売上目標を掲げる事は悪い事ではない。

しかし、あまりにもかけ離れた売上予算も問題だ。
そして、売上至上主義には過去の「売上が全てを癒してくれる」という小売業界の神話が、何としても売上拡大を、との願いのこもった願望的な売上予算にしてしまう傾向があるのも否めない。

  私が最重要視しているのは、「荒利率」予算。

この荒利率予算に、全ての考え方が内包していると思っている。

  それは、部門別戦術をどう組み合わせるか。

自社、自店の強み、更には自店の担当者の強み、競合店の特性等を考えた時に、店舗計の荒利額を変えずに、同バランスを崩してでも部門の強みを引き出すか。

その考え方の結果が、荒利率予算に内包していると思っている。
私のお店も、開店から4年目を迎える。

  荒利率予算も年々上昇してきた。

しかし、今年は昨年よりも荒利率が低下した部門もある。

  “ここで戦え、と言う事か”

生鮮の主力部門である、その部門を再度強化して競合店とぶつけ、その部門を軸に顧客を奪取していく。

  全ての部門で価格強化させていく。

もはや新店ではない。利益貢献を果たしながらも、対競合という軸でどうお客様を奪取していくのか。

  そう考えた結果の荒利率予算。

そして、月別予算を部門の担当者達に任せる。
当然、部門担当者が月別予算を割り振る企業もあれば、店長が独自に作成する企業や店舗もあるでしょう。

私は、この段階からは全て部門担当者に任せる事にしている。

  “勝手に決められた予算”

そんな認識を払拭する為だ。

  “自分も参加した”

そんな目標設定にしたいと思っている。
そんな予算組がようやく終了し、いよいよ3月を迎えるのである。





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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
結局は昨比でどうだったのか、という原点に回帰するんですね。
予算いかずとも昨年と比較して喜んでいる。
かってのいってあたりまえの時代から、昨年越えでご立派の時代になって久しいですからね。

投稿: てっちゃん | 2014年2月28日 (金) 07時16分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
売上を組み立てる要素を細部に分けると、対策がどんどん具体的に出てくるものですね。

投稿: てっちゃん | 2014年2月28日 (金) 07時13分

予算組みの概念が今イチ薄い当社です。予算費よりも昨年比で見てしまう傾向が強いですね。実際は予算を立てた後が大切。どうやってその予算を達成させるか⁈
そこにこだわっていきたいと思います。
当たり前のようですが。

投稿: かわらい | 2014年2月27日 (木) 23時12分

店長としての職務は会社に対する利益貢献、営業利益を如何にして上げて行くのかであると思います。
利益最大化の施策としての売上拡大。売上の基本は客数X一品単価X買上点数・・・客数はレジ通過客数と売場動線の客数、一品単価を上げるための比較陳列手法、買上点数を上げるコトPOPなどの販促手法、部門最適化の担当者と全体最適化の店長との葛藤(笑)。ちょっと考えただけでも利益はお客様から納得を得られた売場・商品から生み出されるのでありこの追求が仕事の楽しみに繋がっていかねばと思いながら私も今期の施策を思案しています。

投稿: dadama | 2014年2月27日 (木) 22時48分

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