« フラッグシップ店から学ぶ | トップページ | 好業績の裏側 »

2014年1月23日 (木)

年末在庫の重み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月の中間棚卸し。

  店舗や部門によって利益の確保状況にギャップ。

従来からそうだが、1月の利益はブレ易い。
それは、年末の在庫の持ち方によって、大きく左右されてしまう。

  要は、年末在庫量で1月の利益が決まる。

そう言う事だ。

12月商戦。
特に際になればなるほど、際物と言われるリスクの大きい単品やカテゴリーが目白押しになってくる。

それら際物は高値入ではあるが、高単価で総額も高額な単品が多い。
それらを年末内で計画通りに売れれば何の心配も無いのだが、残ってしまったらどうなるか。

  大きなリスクを抱えて1月を迎える。

大きなリスクとは、12月13日には在庫としてカウントされるから、在庫金額が過剰にはなるが、利益率は確保される。

それが、年始で通常価格で売れれば何の問題も無い。

  しかし、それは有り得ない。

経験上、年末の際物の在庫は、年を越したら絶対に通常価格では売れない。

  年末商戦の怖さがそこにある。

だから、いくら在庫を抱えても、12月の年末商戦内に売り切らなければ利益にならないという事だ。

そのツケを1月の棚卸しで払わされる結果となる。
だから、表面上の利益に惑わされず、12月31日の在庫に際物を入れてはいけないのである。

  結果として今回の中間棚卸しのブレ。

年末在庫を持たなかった部門は利益が安定し、在庫に計上した部門は利益が大幅に低下。

それほど、年末の計画に対しての低下はリスクを伴うという事だ。

  “中間棚卸しだから挽回できる”

その為に中間棚卸しを実施して途中経過をチェックするのだが、この時点でも際物が在庫に含まれていれば、そこから更にダウンしていく事になる。

何れにしても、年末在庫を一切処分した段階から、荒利は回復していくものだ。

ロスを気にして、年末在庫の処分に躊躇する場面もあるが、12月31日のお客様が際物を意欲的に購入する場面を逃しては、際物を売り切るチャンスは来年12月を待たねばならない。
だから、12月31日のお昼前後で際物を売り切るタイミングを見計らわねばならない。
そして、このタイミングで絶対に売り切るという行為を取り、お客様が際物を購入する意識のある段階で在庫一掃を掛ける事が出来れば、ロス率は大幅に軽減されることになる。

この理屈をしっかり理解すれば、年末在庫を12月31日の棚卸しでカウントする事は無くなるだろう。

この段階で、ようやく12月31日の大晦日を終える事が出来るのである。

  毎年、1月の中間棚卸しの段階で思う事。

来年は絶対に、このような想いを描かない事を誓うのみである。






|

« フラッグシップ店から学ぶ | トップページ | 好業績の裏側 »

商売」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
利益という視点で捉えれば、初荷までの在庫ゼロという目標は論理的に非常に正しい。
その為には、12月31日という年間最大の売上場面を最大に活用するしかないのかと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年1月24日 (金) 23時18分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
年末商戦と在庫と売り切り。
これは全ての凝縮だと思います。
これが理解出来れば、どんなタイミングでもやり切れる。年間で最高の教育場面ですね。

投稿: てっちゃん | 2014年1月24日 (金) 23時11分

年明け初荷までに在庫ゼロ。毎年目標に掲げながら達成出来ずにいます。計画数を減らすのは簡単、しかし当然それは出来ない。やはり普段からの売り切る力を高めるしかないですね!

投稿: かわらい | 2014年1月24日 (金) 22時34分

1年の利益の大半を稼ぐ年末商戦だけにリスクを張って勝負した商材が思い通りに動いた時の喜びもひとしお。年末は入念な販売計画が全てなのでしょう。年末と言っても前半・中盤・際での商材の動きは全く異なる。年末在庫は毎日が勝負と言えますね。毎日の在庫をゼロにするにはそれだけの商品を並べきらねばならないですし、買って頂ける場面を作らねばならない。入念な計画とその日その日のダイナミックでお客様にわかり易い売場作り。
考えてみると年末は日々の商売にも合通じる事も多く、年末を乗り切れば、明るい1年が迎えられる確率も上がるし、メンバーにとって最高の教育の場になるのでしょうね。

投稿: dadama | 2014年1月23日 (木) 22時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/58983065

この記事へのトラックバック一覧です: 年末在庫の重み:

« フラッグシップ店から学ぶ | トップページ | 好業績の裏側 »