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2014年1月

2014年1月31日 (金)

イベントへ向けてのカテゴリー強化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年末から節分迄の間。

  大きなイベントが無かった。

年末商戦を終え、三日とろろ、いちごの日、鏡餅、小正月、成人式等はあったものの、大きなイベントは無く年末の疲れをお客様も我々も癒していた時期ではなかろうか?。

しかし、それも束の間、2月がもうすぐ目の前に迫ってきた。
2月からは、節分を皮切りに3月のひな祭りへと繋がる寿司ネタの連動が始まる。

  個人の無病息災やお祝い事の始まり。

それが、2月から3月に掛けての催事である。
そして、その為に巻き寿司やちらし寿司の需要が極端に高まる時期である。

  寿司関連の商材を盛り上げていく時期。

まさにこの時期は、これらの食材をどう底上げしていくか。
そして、その集大成がひな祭りであるだろう。

  更には輸入柑橘。

グレープフルーツを筆頭に輸入フルーツがこれから旬を迎えるにあたり、スィーティーやメロゴールドがそれに先立ち、一年で一番美味しい時期を迎え、そうこう言ううちに3月のひな祭り。

そこでそこに繋げるグレープフルーツやパインでデザートを量販出来る体勢作りが今からの課題となろう。

  節分、バレンタイン、ひな祭り、彼岸。

これらのイベントへ向けて、どんな販売計画を立て、それらに向けての商品提案を考慮した単品を育成していくのか。

  何も新商品だけが育成ではない。

52週の計画に則った食のメニューを成功させる為に、今から当店のロイヤリティを高めるべく主力単品を育成していく過程を問われているのである。

  そして同時に、次年度計画の時期でもある。

販売面もさることながら、店舗政策面でも一年のリセットをする時期でもある。
人の育成から商品育成、そしてサービス面でも戦略的に向こう一年間のあるべき店舗を目指して競合他社との差別化をより鮮明に演出してお客様の満足を増し、営業業績を達成させる基本的な店舗方針と具体的なストアコンセプトの作成時期。

昨年の途中から人事異動で他店へ異動した私にとっては、自らのストアコンセプトを途中で放棄して、他人が途中まで実行してきたストアコンセプトを引き継ぐという店舗運営は非常にやりづらかった。

それも含めて、新たな気持ちで新たなオリジナルのストアコンセプトを現在の部下とともに進めていく時期に来ているのである。






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2014年1月30日 (木)

食品表示問題

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


少し前になるが、ガイアの夜明けで「食品表示偽装」問題を扱った特番を放映していた。

  食べ比べセット?。

番組冒頭に、ネット販売を手がける「おいしっくす」が、このような問題を受けて味の違いを知ってもらおうとして開発した商品。

  「芝えびとバナメイえび」の食べ比べ。

このような食材の違いを知ってもらおうと企画して販売しているらしい。

  “この世情に合わせた便乗商法か”

そう受け取ってしまうほどのタイムリーさでもある。
しかし、末端のお客様はそのような味の違いを知ろうとする食べ比べセットを敢えて購入して、自分の舌を鍛えようと自己防衛に走っている消費者の方もいるということだ。

  食品表示偽装問題。

なぜここにきてこれほどの企業が自己申告してくるのか。
結局は、従来の曖昧な課題に蓋をしてきたツケが今改めて表面化してきたということだろう。

そして、ここで登場してくる老舗ホテルでは、アワビやフレッシュジュース、フカヒレ等の食材の偽装が表面化してきた。

しかし、これはこのホテルだけの問題ではなく、業界としての慣習の問題でもある。
もともと食品表示に関してはいろいろな法律が存在するが、統一されておらずその事を基に曖昧にされていた構図がある。

そして、ホテル等の内部構造も、ホテルの支配人と料理長との間の関係が曖昧で職人の世界に足を入れない企業風土も一因としてあったようだ。

スーパー等の小売業に関しては、かなり以前から表示に関しての改善をある程度終えており、企業のトップ主導で抜本的に改善されており、輸入牛を和牛として表示されて販売されるというような偽装は有り得ない現状となっている。

しかし、それ以前に製造業者サイドでのうなぎの偽装や産地の偽装が未だ改善されていないという問題が後を絶たない状況ではあるが。

今後、我々はこの流れを踏襲しながらも我々の過失を重要視しなければならない。

  “ついうっかりの表示ミス”

産地が変更されたにも関わらず、担当者が表示を従来通り変更し忘れた、という問題。

産地偽装を意識しなくても、変更し忘れたという問題だ。
特に、鮮魚や青果は産地が頻繁に変わるため、この表示の変更し忘れが最重要な問題となっている。

この問題を食い止める仕組み作り。

  開店前の鮮度チェックと産地チェック。

この仕組みと流れに乗せて、産地チェックも同時に実施していく仕組みで産地間違いを防止していく必要はある。

何れにしても、産地を正しく表示する事、商品名を正しく表示することが我々の内部に刷り込んでいく必要はある。

  天然ぶりといなだ、いさきの表示の区別。

従来は全て「天然ぶり」と表示する企業もあったが、これらも従来の慣習を見直していく必要が出てきたようだ。





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2014年1月29日 (水)

今期初のメロゴールドを食す

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよメロゴールドの味が乗ってきた。

  メロゴールド?。

まだまだ馴染みの無いフルーツではある。
しかし、この時期のカリフォルニア産のメロゴールドはグレープフルーツとは比べ物にならないほどの甘みを増す。

昨日も競合店を見学したが、メロゴールドを品揃えしている店舗は競合では無かった。
メロゴールドよりも一回り小振りのグレープフルーツを98円〜198円で量販している店舗がほとんどで、グレープフルーツ以外の輸入柑橘はオレンジぐらいだ。

  “なぜ品揃えしないのだろう?”

不思議でならない。
バイヤートレーナーから話しを聞くと、

  サイズが一定で大玉がメインで売りづらい。
  知名度が少なく市場流通も少ない。

等の理由から、品揃えに踏み切れないのが現状のようだ。
だから、一定以上の百貨店や一部の高質スーパーでの品揃えに終止するらしい。

  “だったら積極的に量販すべき”

個人的には、この単品をこれから3月にかけて毎年継続して売り続けてきたお陰で、お客様の支持は高まってきたと思われる。

  “この時期のこの単品で差別化できるぞ”

そう思っている。
そして、3月以降はいよいよグレープフルーツのシーズンである。
そう言う意味では、果実の主力である「バナナ」「グレープフルーツ」を軸とした時に、メロゴールドは「グレープフルーツ」へ橋渡しをする重要な単品と言える。

輸入フルーツの第一四半期の主力単品たるブレープフルーツ。
この単品を有利に販売しうる為に、今の輸入柑橘のリードする単品が「メロ・ゴールド」であろう。

  そして、昨年も記した食べ方提案。

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-8334.html

メロ・ゴールドは熱湯で約3分間中に入れて煮込む(?)ことで甘みが増す事を知った。

  柑橘の不思議である。

冬至のゆずも同様なのだろうか。
柑橘を暖めると、味も良くなり、更に体にも良い。
おそらくそれは柑橘が持つ免疫効果なのだろうか。
とにかく、この時期に柑橘を食すという事の意味は大きい。

ここ数年の私の経験からすれば、この時期に成る日本の果実を食する事により「風邪」とは無縁の生活が可能となった。

それ自体は個人的な事情ではあるが、如何にこの単品の美味しさとその状態をお客様に知って頂くか。

これを流通各業態が積極的に末端のお客様に知って頂くか。
ここにこれらの単品の認知度を変革できるかどうかが掛かっているのだろう。








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2014年1月28日 (火)

久しぶりに読書

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、図書券を利用して一冊の本を購入した。

  2800円の分厚い本。

図書券自体が2000円だから、+自腹で800円の書籍代。
こんな機会でもない限り、こんあ分厚い高価な本は買えない。

そして、中古以外の本を購入するのも久しぶりの話しだ(笑)。
思えば、最近はアウトプット(内部を放出すること)ばかりで、インプット(外部から知識等を内部にいれること)が少なかった。

情報等は入れなければ、都度の対策は打てないが、正式に整理された情報(書籍等)を体内に入れるという事が少なくなってきていたのだ。

以前は、よく本を読んでAmazonを利用してこのブログでも紹介していたが、最近は途絶えてしまっていた。

  自分で読んでいなかったから。

そう言う意味では、久しぶりにじっくりと分厚い本に取り組んでいる。

 書籍名は
 「ストーリーとしての競争戦略」。
 著者は、楠木建氏。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532706/tetu0358-22

戦略を静止画のモデルとして捉えるのではなく、筋としての動画として、過去〜現在〜未来へと続く流れを重視して因果論理を筋道立てて、思わず人に話したくなるようなストーリー仕立てに出来る競争戦略を作成し現場まで回し込む戦略が重要だと述べている。

まだ、完読していないので、具体的な内容を記載は出来ないが、あまりにも分厚くて(約500ベージ)一回では理解出来ないだろう。

  理解というよりも筋が読めない。

本を理解するという事は、まずは筋道を理解する必要がある。
更に、具体的内容を理解し、細部の具体的言葉尻を理解する。

そんな読み方が理想ではあるが、せっかくの大書であるから、そこまでしてでも内容を頭に入れたいと思っている。

書店でざっと見渡した中で、一番に目に飛び込んできたのがこの本である。

  “ストーリーとしての戦略”
  “思わず人に話したくなる”

そんな謳い文句に惹き付けられた。

  同感である。

戦略とはそれを聞いた人間が思わず身を乗り出して、“やってやろう!”と拳を握りしめたくなるものだ。
それは、自分自身が年間の店舗計画やストアコンセプトを練る場合にも、常に頭に入れておく項目でもある。

  聞いて心躍らなければ戦略とは言えない。

そうとも思っているからだ。

  これを聞いて部下はどう想うか?。

そこに焦点が合わなければ、戦略は空回り。
それに、部下自体が本気にならない。
だから、部下の行動も中途半端。

逆に、全員が同じ目的を共有するには、どうしても過去〜現在〜未来の因果論理を理解して、今取り組む事がどう繋がって明るい未来へ連動していくのかを理解しない限り、大きな行動力には繋がらない。

それらを、じっくりと読んで頭を整理していきたいものだ。









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2014年1月27日 (月)

技術者のブラックボックス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


鮮魚の販売技術がどんどん低下している。

  どこも同じ状況だろう。

若いチーフが台頭してくるのは良い事だ。
しかし、ベテランの技術が継承されていないのも事実。

  職人の排除。

これは、職人気質という体質がスーパーのチェーン化にとってマイナス要因が大きい事から広まった動きである。
しかし、その体質を排除する事が本質であるのに、職人自体を排除又は除外してしまったツケが、今の現実を生んでいるのも事実。

チェーンストアのオペレーションに沿った仕事の流れやマニュアルを遵守することが最優先となり、それ以外の良さを受け付けなくなってしまった現状。

  旬の相場情報から企画を仕掛ける技能。
  旬の商材を価値ある商品化出来る技能。
  それらを他者の割振り完成させる技能。

そ んな技能を有した技術者達を、マニュアル化された仕事の仕方に少しでも乗せていないと即ハジイてしまう風潮が、どんどん技術者達を押しのけ、挙げ句の果て には単に調理者としてまな板に立たせるだけの処遇に追いつめた結果が、今の鮮魚の販売力の低迷に繋がっているのだろう。

しかし、彼らの中には引出しがいっぱい用意されているのである。

  彼らのブラックボックスを公開させる。

これが、我々マネージャーの仕事になってくるだろう。
そう思わない管理者がいたとしたら、それは地域スーパーとして生き残っていく上で大きなマイナス要因を抱える事となる。

  それだけ、この問題は急務となるだろう。

なぜかと言えば、我々地域スーパーは生鮮の販売技術で生き残っていくしかないからだ。

  商品の量的シェアでは大手に敵わない。
  店舗数や店舗規模、店舗設備でも敵わない。
  チラシやCMによるメディア戦略でも敵わない。

しかし、店舗内を製造現場として仕入れから製造販売までの一連の流れを構築し、一品一品の商品の違いを戦略的に打ち出せる生鮮部門だけは、上記でメリットを打ち消す事が出来るからだ。

更にお客様が販売の現場に出向いて実際の商品を見てから購買するという行為は、生鮮部門の相変わらずの特性として崩れないという前提も守られている。

そうなってくると、どうしても現在の販売技術を更に高めていかなければならない。

  しかし現実はどうだ?。

高まるどころか、生鮮に入社してくるパートさんさえ確保することが困難な時代を迎えている。

  販売技術者をどう確保するか。
  更にどう知恵を引き出すか。

その事に対しての、企業としての競争の時代を勝ち抜かなければ、絶対に生き残れない時代がすぐそこに来ているのだ。

それが出来なければ、価値ある存在としての船に乗り遅れ、他者に巻き込まれていくしか無いのであろう。

  

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2014年1月26日 (日)

松本清張ドラマから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は、お楽しみの芸能ネタの日。

数日前のブログ記事。

  松本清張シリーズを取り上げる予告。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-01e2.html

明日18日(土)と明後日19日(日)にテレビ朝日系で午後9時から、松本清張ドラマスペシャルが放映された。

  第一夜〜三億円事件
  第二夜〜黒い福音

第一夜の三億円事件は、田村正和が主演。
第二夜の黒い福音は、ビートたけしが主演。

いずれも、2時間数十分というロングランなドラマ。
そして、内容的にも重いドラマであった。
更に、どちらもある意味業界のタブーに入り込んだ部分が織り込まれており、ドキドキな部分も多かった。

第一話では、血縁関係の兄弟の絆が描かれ、このドラマを見た瞬間に、森村誠一の「人間の証明」という映画を思い出した。
同様に親兄弟の血縁と絆を描いたドラマだが、血のつながりの深さと人間関係の深さを教えられたドラマである。

第二話では、一途に事件の犯人を問いつめようとする主人公と、そんな先輩刑事から捜査を学ぶ新米担当者の人間ドラマであり、更に男と女の恋物語も内包されている。
ビートたけしが竹内結子に真実を問いつめる場面の二人の演技は秀逸であった。

そして、どちらのドラマにも流れていた軸。

  それは、日本人の「義」の心。

利欲に囚われず、正しい行いをする心。
アメリカを代表して帰国した田村正和が日本の探偵である余貴美子に語った言葉。

  「駄目だなぁ〜、日本人は。」

この言葉を聞いて、余貴美子はヤラレタという顔をする。

刑事のビートたけしが竹内結子を問いつめた時に言った言葉。

  「あなただって、神様は許してくれる。」

この言葉を聞いた竹内結子が涙を流す場面はこのドラマでの最高の見せ場であった。

ともに、ドラマのキーポイントを握ったのは、日本人が「義」の心を取り戻す瞬間からだ。

自分が犯した罪を「義」の心に素直にしたがって自分の行動を見直す瞬間。

  そこに流れる日本人の義に忠実なる姿。

何度も何度もこのような場面を通して、日本人に義の心が残っていくのであろう。

  道徳という時間で教わった五常。

仁・義・礼・知・信。

人が人間社会で生きていく為の原理原則。
我々日本人は、どうしてもこの原理原則から離れる事は出来ないのだろう。










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2014年1月25日 (土)

今年度の振り返り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


早くも、今年度の振り返りを行った。

  先日の店長会でのこと。

次月度店長会では、次年度の行為計画の発表になる。
だから、今月の店長会は年末反省と同時に、年度当初に作成した行為計画の振り返りと自己評価について、一店舗毎に発表があった。

これは、年末反省とともに事前に年頭の行為計画に対しての振り返りを記入してきて、店長会で報告するものだ

今年度の年頭に掲げた計画である。
年頭で掲げるという事は、その店舗の今後の一年間の方向性と具体的行動計画を示して、店舗としてあるべき姿を示す事によって、結果として業績改善を図っていくという図式である。

しかし、今年度の9月半ばに人事異動によって店舗が変わった私としては、その後の行為計画が部分的に吹っ飛んだ部分もある。

年頭の行為計画で継続している部分は高評価となるが、継続出来なかった部分は低評価だ。

特に、店舗が変わり継続が難しい課題もある。
事前に計画した部分は、ある程度自分の今のお店を前提にして、この店舗の状況だったらこの部分はこれだけの成果を出せるだろうという思惑から、年頭の計画に載せた項目もあり、店舗が変わるとその前提が崩れてしまう項目も多い。

  言い訳ではあるが(笑)。

そうなると、如何に自分の意志を強く持って臨んだ計画だけが生き残るという構図になってしまった。

  52週MRの構築と継続。

この部分だけは、前店と現店で妥協無く継続している部分である。
そして、私の最も得意とする部分でもある。

  結局、こう言う事か(笑)。

多分、この部分は年頭に計画しようがしまいが、継続して実施している部分なのだろう。

  だから、店舗が変われど継続して実施出来ている。

しかし、その他の部分は店舗状況の変化を理由に断念しているところが多い。
そこには、人事異動という与件に妥協する自分がいたと言う事だ。

年頭の行為計画の作成段階では、計画した全てをやってやろうと意識付けした中で計画を立案して発表しているハズなのに、結果こうして一年を経過して振り返ってみると、途中から忘れていた計画もある。

  “なんて事だ”

とは思いつつも、それを許している自分がいる。

  “これだけは継続出来たのだから”

そう思って他の計画をほごにしてしまう自分。

  次年度計画はしっかり土台を作ろうと思う。








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2014年1月24日 (金)

好業績の裏側

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会で、12月反省と1月途中経過報告が為された。

  2班に別れてのグループワーク。

そこで、いろいろな話題がグループ間で話し合われ、不振部門の改善提案や好調店舗の要因等が報告され、自店の不振部門に対する改善案等を店長間で意見交換する場面があった。

たまたま司会をしていた私が、ある店長に振った。

  「ところで○○店舗は業績良いねぇ〜。」

 「はい、お陰さまで(笑)。」

  「その要因は?。」

そんな会話から、話しが弾んだ。
その店舗は、競合の開店を迎えたにも関わらず業績の低下が予測以内に治まり、更に部門によっては二桁の伸びを示していたのである。

  「どうして、二桁の伸びをもたらしたの?。」

 「えぇ〜、まぁ〜。」

と応えながら、彼はこう言った。

 「従業員のモチベーションを落とさぬよう心がけました。」

特に、二桁の伸びを示す部門は集客の要である。
その部門に対しては価格、鮮度で負けぬよう毎日MRを実施させて価格を下回り品質チェックでバイヤーと連動して負けない売場作りを実施していた。

しかし、それらの理屈は全員が理解していても、実際に行動して実現するのは現場の担当者である。

  その担当者のモチベーションを引き上げる。

その事に最大の力点を置いたという。

商品部の会議でこのようなコメントをしたら、アウトだろう。

  “モチベーションに何の根拠があるのか!”

そう一括されておしまい。

  しかし、現場は違う。

どんな絵に描いた餅でも、高いモチベーションを以て行動すれば、本当の餅として蘇ってくるものだ。
 
それは、一人一人の行動によって初めて可能となる。

  その原動力は一人一人の魂に火をつける事。

火が付いた魂は大きなエンジンとなり、個人を揺り動かす。

  走って仕事をする。

こんな行動に駆り立てる。

結果として、競合出店にも関わらず二桁成長を遂げている。

しかし、誤解の無いようにしておかなければならないのは、その部門担当者の力量。

  力量無くしてモチベーション開発もない。

間違えてはいけない部分ではある。







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2014年1月23日 (木)

年末在庫の重み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月の中間棚卸し。

  店舗や部門によって利益の確保状況にギャップ。

従来からそうだが、1月の利益はブレ易い。
それは、年末の在庫の持ち方によって、大きく左右されてしまう。

  要は、年末在庫量で1月の利益が決まる。

そう言う事だ。

12月商戦。
特に際になればなるほど、際物と言われるリスクの大きい単品やカテゴリーが目白押しになってくる。

それら際物は高値入ではあるが、高単価で総額も高額な単品が多い。
それらを年末内で計画通りに売れれば何の心配も無いのだが、残ってしまったらどうなるか。

  大きなリスクを抱えて1月を迎える。

大きなリスクとは、12月13日には在庫としてカウントされるから、在庫金額が過剰にはなるが、利益率は確保される。

それが、年始で通常価格で売れれば何の問題も無い。

  しかし、それは有り得ない。

経験上、年末の際物の在庫は、年を越したら絶対に通常価格では売れない。

  年末商戦の怖さがそこにある。

だから、いくら在庫を抱えても、12月の年末商戦内に売り切らなければ利益にならないという事だ。

そのツケを1月の棚卸しで払わされる結果となる。
だから、表面上の利益に惑わされず、12月31日の在庫に際物を入れてはいけないのである。

  結果として今回の中間棚卸しのブレ。

年末在庫を持たなかった部門は利益が安定し、在庫に計上した部門は利益が大幅に低下。

それほど、年末の計画に対しての低下はリスクを伴うという事だ。

  “中間棚卸しだから挽回できる”

その為に中間棚卸しを実施して途中経過をチェックするのだが、この時点でも際物が在庫に含まれていれば、そこから更にダウンしていく事になる。

何れにしても、年末在庫を一切処分した段階から、荒利は回復していくものだ。

ロスを気にして、年末在庫の処分に躊躇する場面もあるが、12月31日のお客様が際物を意欲的に購入する場面を逃しては、際物を売り切るチャンスは来年12月を待たねばならない。
だから、12月31日のお昼前後で際物を売り切るタイミングを見計らわねばならない。
そして、このタイミングで絶対に売り切るという行為を取り、お客様が際物を購入する意識のある段階で在庫一掃を掛ける事が出来れば、ロス率は大幅に軽減されることになる。

この理屈をしっかり理解すれば、年末在庫を12月31日の棚卸しでカウントする事は無くなるだろう。

この段階で、ようやく12月31日の大晦日を終える事が出来るのである。

  毎年、1月の中間棚卸しの段階で思う事。

来年は絶対に、このような想いを描かない事を誓うのみである。






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2014年1月22日 (水)

フラッグシップ店から学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新店。

  企業の最先端の販売戦略が表現されるお店。

各社とも、新店へはそのような想い入れを抱いて開店させるものだ。

  企業の今後の方向性を占う戦略。

そのようなものが必ず散りばめられ、一個の店舗の中に凝縮されて投入されている。
それは、企業内でどんなに話しをされても、実際に自分の目で見てみないと分からない。

  だから、新店見学をしなければならない。

そして、新店の見学と言ってもある程度落ち着いた段階でゆっくりと店舗見学をする時期を待たないとお客様にご迷惑になってしまうから、ある程度時期を見ての見学になってしまうのだが、新店開店での応援に行けるチャンスを見逃さないことも大切だ。

  新店開店における店舗応援。

各部の本部バイヤー等が主導して、各店の応援スケジュールを作成し店舗へ要請し、店舗では月間出勤スケジュールを調整して応援日程を調整する。

当社でも新店が開店するが、当店からも初日や二日目に応援に駆けつける部門チーフが多い。

ある日のチーフミーティングで話しをした。

  新店開店での応援の目的。

「単に商品作りや品出しをして疲れただけで帰ってくるなよ。」

  「お前らの目的は新店から学ぶ事だ。」

曲がりなりにも部門のチーフである。
新店開店の応援に、わざわざこのような訓話をしなくてもいいのだろうが、敢えて言ったのは、やっぱり新店応援、特に初日はだれもかれも殺気だっていて応援の急がしさと緊張感から、別の応援の本質を忘れてしまう事がままあるのである。

  “我が社の新店で何を語ろうとしているのか?”

この事をしっかり掴んで来なければ、新店に行く意味が無い。
自店の生産性を落としてでも他店の応援に、交通費や人件費を掛けて駆けつけるのだから、それに対してただで起き上がっては欲しくない。

  必ず自社の今後の戦略を掴んで帰ってくる。

まして、今回の新店は自社のフラッグシップになっていくべき新店である。

  応援というチャンスを逃してほしくない。

そして、伸びていく人材とは、このような何気ないチャンスを確実にものにして自分の糧にしていくものだ。

  レイアウトは?。
  テナントは?。
  品揃えは?。
  商品化は?。
  
それら具体的要素から、何を提案していこうとしているのか?。
お客様の暮らしを、どう便利にしていこうとしているのか?。
さらに、それらは自社の強みに成り得るのか?。

そのような視点で自分の部門を見つめてほしいものだ。






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2014年1月21日 (火)

強みを武器に磨く

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「自社の強みを知る」を記した。

  意外に強みを知らない担当者が多い。

しかし、強みを知っただけでは片手落ち。
強みは、自分がそれを行使しなければ一般論でしかない。

  強みを行使して初めて強さを得るのである。

その強みを以て、武器として競合店と闘うというストーリーが現実に行使されているかということだ。

例えば、自社の強みとして、精肉の商品力があるとする。

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2014年1月20日 (月)

自社の強みを理解する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


貴方の企業の「強み」は何ですか?。

  意外にこの問いにストレートな解答が出来ない。

そんな不安が無いだろうか。

  自社の強みって?。

それを知っているか、知らないかで、具体的な商売は出来ない。
それを武器として活用出来るか出来ないかは、まずは強みを知っていくか否かで決まってしまう。

  更に言えば。

数多く強みを知っていればいるほど、商売上の武器を駆使して競合各社に有利に商売を進めていく事が出来るという事だ。

  自社の強み。
  自店の強み。
  自分の強み。

よく、強みを伸ばす事が一番の近道と言われるが、その強みの把握がされていないという事は、遠回りをし続けていく事になるだろう。

  自社の強みとは?。
  サービス面では?。
  ハード面では?。
  商品面では?。

それらを、カテゴリー毎に把握して強みを更に強化して、企業として店舗としてより強大に販売戦略を練り、お客様に積極的にアピールして知らしめていく。

この事が、一致団結して推進出来れば、従来とはまったく違った局面が目の前に現れてくるだろう。

全社的に、強みを理解し、啓蒙し、強みを標榜したら本当の強みに育てていく戦略も必要だろう。

  強みを標榜して強みとして育成していくこと。

まだまだ中小のスーパーであれば、強みとして認められない部分も多いだろうが、そこは有言実行していくことだ。

常々そう言い続け、それを現場の担当者としても認識し、強みとして売場に反映していけば、その継続が力となっていつしかお客様に伝わるに違いない。

  そうやって、強みを磨いていく。

強みと弱み。

  強みがあれば、反面、弱みもある。

問題は、弱みを消極的に受け止めるのではなく、積極的に認めていけるかどうか。

  積極的に認めていく、とは?。

弱みを見ないフリをしてはならないという事だ。
問題のある事を隠すのではなく、弱みを素直に認めていく事から始めなければならない。

  何れにしても企業の幹部自らが立ち上がる事。

強みしろ弱みにしろ、組織の幹部が自ら行動し変えていくという気概が、必ず全従業員に伝わるものだ。

  そんな役割の一翼を担うという覚悟。

いつでも、店長とはそんな覚悟を持って店舗運営にあたりたいと思うのである。






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2014年1月19日 (日)

欧州車の修理

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


またまた、不調に陥った欧州車。

  “今度はどこだい?”

エンジンオイルが漏れているのと、ラジエーターからの水漏れ。

  ネットで調べると、よくある不調らしい。

よくある不調(笑)。
国産車で考えられない不調が、欧州車ではよくある(笑)。

  それ自体に欧州車に対する寛大さが伺われる。

国産車に対しては、ちょっとした不調でも「有り得ない」とクレームを出す国民が、欧州車に対してはなぜか寛大。

  なぜか?。

ちっちゃいプライドだろうか(笑)。

  “欧州車に乗るんだからこれくらい気にするな”

そんなちっちゃいプライドが、不満も言わずに乗り続ける要因なのだろうか。
ネットで格安に購入した手前、誰にも文句は言えないが、とは言っても国産車だったらしっかり原因を追求して、今後の新車製造時にはきっちり課題を改善してくれるだろう。

しかし、ネットで調べるとそのような不調がさも当然かのように載っているのだ。

  “なぜもっと怒らないのか”

やっぱり、ちっちゃいプライドなのだろうか。

そう言う訳で、年末間際まで代車を用意されて乗っていたのだが、やっぱりあの欧州車のドライバビリティーだけは抜群だ。

  特に、コーナリングの楽しさ。

これはこの手のタイプ(買物車)のクルマでは絶対に味わえない感覚である。

  更に面白いのは。

国産のスタッドレスタイヤのほうが、欧州の夏タイヤよりコーナリングフォーマンスが高いという事実。

  “スタッドレスのほうが性能高いの?”

標準でセットされた欧州製のタイヤより、ダンロップのスタッドレスのほうがコーナリング性能が高く、スムーズに高速で駆け抜けていくのだ。

  それでは、欧州車の何処が素晴らしいのか?。

それは、シャシーと足回り。
エンジンも、1400にしては高回転型。

  いつの間にか3000回転を越えている。

それだけ、ストレス無しに回るエンジンではある。

  更に、ハンドリングは重い。

到底、日本のおばさんが乗ったらクレームの雨あられだろう(笑)。
これだけスパルタンな仕様である買物車だから、本格的なスポーツ車ならどんなドライビングを提供してくれるのだろうか。

  いつかは乗ってみたい欧州のスポーツ車。

夢は実現するというが(笑)。





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2014年1月18日 (土)

キャンセル

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで人材難を記した。

  特に鮮魚、惣菜、レジの人員不足。

当店だけの問題だけでは無さそうだ。
全店的に、全国的にも上記部門は不人気だそうだ。

  そして都市部ほど人材難で四苦八苦。

意外に地方の店舗は募集を掛けるとそれなりに人材の応募があり、人材が揃ってしまうが、都市部はそうはいかない。

働く職場という選択肢がそれだけ多岐に渡るのだろう。
そして、スーパー以上に有利で有意義と思われる職場が沢山あるのだろう。

他業界が本当に有意義な職場かと言えば、何とも言えないが、イメージとしてのスーパーがどれほど低位置かは推して知るべしだろう。

そんな訳で、なかなか掛かって来ない応募の電話だが、それでも少ない応募の電話が掛かってくると、小躍りしてしまう。

  “それだけで小躍り?”

それだけ、そんな方が少ないのである。

  先日も応募の電話が鳴った。

「鮮魚の募集がネットに出ていたのですが?。」

  「はい、まだ募集していますよ。」

そんなやり取りがあった。
そして、鮮魚の経験者(男性)らしい。
そして、当日の午後3時から面接の予約をして、電話を切った。

  “いやぁ〜、鮮魚の経験者かぁ〜”

楽しみに待っていた。

  が、・ ・ ・ 。

結局、午後3時になっても、来なかった。

  “やっぱりキャンセルか”

嫌な予感はしていたが、やっぱり来なかった。
また、面接をして採用の話しをして、いついつから入社、というところまで決めて、初出社が決まった段階からのキャンセルの電話。

  “ここまで決めといて”

本人の心理状態は分からないが、黙ってキャンセルとは何を考えているのだろうか。

  そう思ってしまう。

なぜ、そこまで話しを決めておいて、ドタキャン出来るのだろうか。

  “考え直したら別業界に目が移ったのか”

とは言っても、断りの電話ぐらいは出来るだろう。

  スーパーで働くという選択。

魅力ある職場に変えていく事が出来なければ、いずれ衰退産業になっていくということだろう。
そう言う意味でも、働く楽しさをもっと表現しなければならないのだろうと思う。





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2014年1月17日 (金)

お客様が教えてくれる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


鮮度チェック。

  毎朝開店前に店長が青果の鮮度チェックをする。

みかんの腐れやトマト等の傷みのチェック。
更に多少の手直しと前進等も手伝って、買い易い売場にしていく。

  日によっては買物カゴ2台に満載もある。

さげる時にはその陳列商品を全てさげる時もあるからだ。

  “この日付の商品は全て撤去だ!”

そう感じたら、全て撤去しておいた方が安心だからだ。
青果物を初め生鮮各種の商品は、鮮度劣化が進行する。
今日、この時にチェックしても、次に見れば傷みも増える。
だから、毎日チェックしていても、昨日なんでも無いみかんが今日チェックすると傷んでいる、という事が多い。

そして、毎朝鮮度チェックをしていると、面白い光景を目にする事が多い。

  傷んだ部分が露骨に表を向いて陳列されている。

みかんの腐れ、トマトの傷み、ピーマンのとろけ等の傷んだ部分が、表面を向いて陳列されている。

  お客様が気づいて見つけ易くして戻す。

それは、他のお客様にも気づいてほしいという願望からなのだろう。

  そして、従業員に対してしっかり管理してよ。

そのような願望なのだろう。
その商品のカテゴリーは、全品しっかり鮮度チェックをしてしまう。

いずれにしても、お客様が購入されてから家で傷みを発見する前に、購入する前にお客様自身が鮮度チェックしてはじいてくれるわけであるから、本当にありがたい事ではある。

だから、こちらも素直にそれを撤去して、その他の同類の商品を徹底してチェックするのみである。

そして、そうやって日々鮮度チェックしていくと、傷み易い商品や単品、更に入荷当日から傷んでいる商品にも出くわす事がある。

  そんな時には、バイヤーへ即電話だ。

入荷当日からの傷み。
これは、即報告する事が非常に重要である。

  それも、店長自らバイヤーへ。

入荷したら、そこから以降は店舗の責任で売り切って利益にしなければならない。
しかし、入荷前の段階では、取引先やそれの携わるバイヤーの責任。

だから、店舗は正しい商品の入荷を得なければならない。
そこのチェックが、お互いの信頼関係を深めていくのだと思う。





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2014年1月16日 (木)

デビューストーリー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある方と会話した時に面白い話しを聞いた。

  AKB48のデビュー戦略。

“今日は日曜か?”
芸能ネタは毎週日曜と決めている筈!。

  今日は芸能ネタではなく戦略の話しです(笑)。

以前に、新商品のデビューのさせ方に関しての記事を載せた。

  新商品を露出させてデビューさせる。

そんな記事だったが、そんな話題をその方と話している中で、AKB48のデビュー戦略の話しになった。

  なぜAKB48は秋葉原に拘ったのか?。

言わずと知れたAKB48は、アイドルグループである。

  アイドルたるAKB48を、誰に売り込むか?。

その答えが、秋葉原に棲息する「おたく」達をターゲットにした。

  なぜ、「おたく」をターゲットにしたのか?。

アイドルに飲めるこむ体質だからである。
そして、おたくとはそれにかける金銭はハンパなく使用する体質だからだという。

  おたくは全てを節約してアイドルに注ぎ込む。

そんな戦略から、アイドルたるAKB48を、まずは秋葉原からスタートさせた。
当初は、7人の観客しか集まらず、散々足るデビューだった。

  しかし、アイドルとは自ら育てていくもの。

おたくのゲーム感覚で、本人の努力とファンの応援がマッチして、アイドルが成長していく過程におたくの満足感が募っていく。

  ますますアイドルに注ぎ込むおたく。

握手会の為に、総選挙の為にCDを買って注ぎ込む。
更に、押しメンをセンターにしたくて更に注ぎ込む。

そうやって、年々一押しメンバーが数値的にも成長してく姿を、自らのサクセスストーリーとして楽しむ。

  そのサクセスストーリーは練られた戦略なのだ。

しかし、サクセスストーリーは、サクセスを持って終了してしまう。

  だから、サクセスアイドルは卒業していく。

前田敦子、篠田まり子、大島優子他、数々の卒業者がいるが、ある程度サクセスの域に達したアイドルは、自らの意志で独立しAKB48という戦略から離れていく。

  それはお互いに更に生き残る為の戦略でもある。

そして、AKB48という存在は、いつまで立っても未完のアイドルグループとして「おたく」達から押されて応援される存在として継続されていくのである。

  継続する力。

生きる為の土台である。

ps
 テレビ芸能ネタの予告です。
 
明日18日(土)と明後日19日(日)にテレビ朝日系で午後9時から、松本清張ドラマスペシャルが放映されます。

  第一夜〜三億円事件
  第二夜〜黒い福音

面白そうです。是非ご覧下さい。
ブログで取り上げたいと思います。












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2014年1月15日 (水)

89年日本シリーズ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、テレビ朝日系で「お願いランキングGOLD」なるものを放映していた。

  「大きなお世話シリーズ」。

その中で、89年のプロ野球日本シリーズでの話題を取り上げていた。

  89年の日本シリーズ。

思い出される方も多いかも知れない。

  近鉄3連勝の後の巨人4連勝での優勝。

問題は、その時の舌戦にあった。

3勝目の先発投手だった加藤哲郎投手の勝利インタビュー時の発言。

  「いやぁ〜、たいした事無かったですよ。」

しかし、翌日以降の記事には、「シーズン中より楽ですよ。この程度のところに負けたら西武オリックスに申し訳ない。ロッテ(当時最下位)より弱かった。」等と書かれたらしい(私は記事は読んでいないが)。

あのインタビューは私もライブで見ていた。

  “いやぁ〜、言いたい事言っているなぁ〜”

そう感心したものだった。
もっとも、日本シリーズで開幕3連勝。早々に大手をかけてしまった当時の選手から見れば、“巨人てこんなに弱かったのか”と率直な感想だったのかもしれない。

しかし、事はそう簡単には運ばない。

  その後、巨人も3連勝。

そして、最終第7戦でも巨人が勝ってシリーズ制覇。

  なんとも劇的な巨人の日本一でシリーズ終了。

更に、その最終第7戦で加藤哲郎からホームランを打った駒田徳広選手が、3塁付近で加藤哲郎投手に対して、「バカ・バ〜カ。」と叫んだ事件。

これも画像に鮮明に映し出されている。
私は、この場面はライブでは見ていなかったが、後日大反響を生む事になる。

  3連敗後の4連勝。

プロ野球日本シリーズで、このような経緯で勝利したのは、

  58年の西鉄対巨人での西鉄。
  89年の巨人対近鉄での巨人。

この事例だけである。第一戦引き分け後に上記事例は1事例あるものの、純粋に第7戦を闘った事例は上記の2事例のみ。

  それほど、3連敗後の逆転優勝は不可能。

それは、選手達のチームとしての意志の強さとある程度の運を要するのだろう。

3連敗後のチーム内のモチベーションはどうだったのだろうか?。
そこから、覆していくチームモチベーションの育て方を覗いてみたいものだ(笑)。






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2014年1月14日 (火)

手荷物チェックにて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


従業員が店舗に入店するときのルール。

  入店チェック表。

当社の場合は「手荷物チェック及び接客自己評価表」

なんとも長たらしい名前だが、この一枚にいろいろな要素が凝縮しているのだ。

  どの企業にも入退店時のルールが存在する。

入店や入室する際に、氏名を記入し、誰々が何時に入店し退店の際も時間と氏名を記入する簡単なもの。

当社の場合も同様のチェック表が従業員入口に設けられている。

  入店時間と氏名の記入。

入店する際は、それで良し。
しかし、退店する場合には、ちょっと複雑になる。

  その日の接客の自己評価の記入があるからだ。

入店した際の氏名の横に、「笑顔」「会釈」「いらっしゃいませ」の欄が設けられている。

  従業員同士、対お客様に対しての具体的事項。

上記3項目が実行されたか否かを、自己採点して、⭕️❌で記載する項目がある。

  この項目が自己採点というのも面白い。

三項目オール⭕️の人も入れば、オール❌の人もいる。
一日の最後の退店間際に、接客の自己評価をして一日を簡単に振り返る。

  非常に有効な事だと考える。

しかし、これも慣れになってしまってはいけない。

  なれるという事は、どういう事か?。

オール⭕️で澄ませてしまうという事。
退店前にここを通過する時に、自分の名前の横の三項目に対して、何も考えずに無条件で⭕️を三個記入して、退店チェックを澄ませてしまう事。

  ここでチェックマンの存在が重要になる。

何気ない⭕️3個に対して、ツッコミを入れる事が出来るかどうか。

  「本当にオール⭕️か?。」

その一言の突っ込みが重要になる。
そこで一旦立ち止まって振り返る事を要求する事が大切になる。

  しかし、オール❌をつけるか方もいる。

いつも、妥協せず❌をつける方達。

  “あなたは十分に接客レベルは高いよ”

そう思わせる人ほど、自己評価は低いのである。
以前の店舗でも、誰よりも接客レベルが高く、いつも笑顔で快活な方がいたが、その方の自己評価はいつもオール❌。

周囲の評価の高い人ほど、自己評価は低い。
自己評価に敢えて「❌」をつけるという行為。

そのような人は、その問題に関しての洞察力が優れている事の裏返しでもある。

  パートさんですらそこを妥協しないで振り返る。

そんな姿勢を逆に学びたいものだ。






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2014年1月13日 (月)

諦めも肝心

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗には、いろいろな歴史がある。

  競合対策店舗から利益確保店舗まで。

店舗運営者は、その店舗の使命を理解して、その使命にあった役割を演じて企業貢献しなければならない。

その役割を具体的に上司が店長に説明してくれる訳ではない。
それは、店長がそのお店の数値予算や競合状況、更に、店舗規模等を考慮して自ら仮説を立てて想像しておかなければならないものだろう。

  “その具体的な説明がほしい”

確かにそうだが、意外に店長やスタッフへの具体的な個店毎の趣旨説明は為されていない。

だから、それが有る無しに関わらず、店舗のリーダーである店長としては、自店の上記のような使命や貢献を自ら常に仮説をたてて課していク事が必要である。

  なぜか?。

店舗の部下にとっては、どの方向に進むべきか、どんな価値基準をもって目の前の課題に取り組むべきかが見えて来ないからだ。

  部下との共有。

この第一歩は、この店舗がどんな使命を持って進んでいくべきなのかという方向性の問題を明確にすることである。

  新店で、とにかく基礎商圏に認知されること。
  競合過多で、顧客に優先して選択されること。
  無風地区で、安定した顧客の満足に応える事。

そのた、個店毎にその使命は異なるものだ。
それを、個店の店長がストアコンセプトと称して見える化させることも重要だ。

今私の店舗は、競合対策店舗から既存店への過渡期の段階である。

  周辺競合と闘いながら利益貢献も期待されている。

一言で言うと、こんな環境。

  “非常に難しい立場だね(笑)”

しかし、このような環境の店長仲間は意外に多い。

  今や競合と闘わない店舗は無い。

そう言う時代である。

  従来は売上オンリーで進めてきた店舗政策。

しかし、荒利という数値予算もクリアしながら対競合対策を進め、結果としての荒利額をどう引き出し、企業貢献していくか。

  従来のガンガン売りを稼いだ販売の転換。

それも、一つの勇気を持った決断と実行であろう。

  但し間違ってはならない事がある。

守りながら攻めるという技術を要する事だ。

  “守りながら攻める?”

商売とは、いつどんな時代でも、攻めるという姿勢は崩してはならない。
それは、利益確保という側面を持ったときでも同様である。

  攻めながら守るという販売技術。

これが、商売の本質であり原理原則である。
という訳で、私もただ攻めるという手法から「守りながら攻める」店舗として、今年は生まれ変わらなければならない環境に変化していくこととなる。






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2014年1月12日 (日)

大河ドラマ「黒田官兵衛」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新春から始まった、大河ドラマ。

  「軍師 黒田官兵衛」。

久しぶりの戦乱ものである。

以前は、よく大河ドラマを見ていたものだ。

  1973年の「国取り物語」。

ここから私の戦国物語は始まった。
国取り物語は、美濃の斎藤道三から織田信長、そして明智光秀に至る乱世を描いた物語であった。

当時中学生だった私は、このドラマからいろいろなものの考え方を教わり、多感な時代に歴史物に対する考え方が固まったような気がする。

そして、大河ドラマは当時は日本一の歴史ドラマでもあった。

  配役のキャストや物語のストーリーに至まで。

一年間をかけて放映するその時間も含めて、これほどのロングランはドラマは無い。
大晦日の紅白歌合戦が日本一の歌謡番組であるならば、大河ドラマは日本一の歴史ドラマであると言える。

  そして黒田官兵衛。

久しぶりの戦国もの。
黒田官兵衛自体は、一度や二度は耳にしたものの、その詳細はあまり知らない。

  信長、秀吉、そして家康に使えた軍師。
  理論家で冷徹で、策士。

そんな印象があるが、ネット等で調べると「知」と「情」の武将であり、部下を活かす経営手腕が記載されている。

  “むしろ中間管理職が学ぶべき部分だ”

そんな印象を持った。
キャストも良い。

  岡田准一は嫌いではない役者だ。

今回の第一話では子役が出たが、あの子の演技も良かった。
いかにも少年らしい純粋さが出ていた。

  そして、第一話から「桶狭間の戦い」。

その桶狭間の闘いでの織田信長の活躍を聞いた黒田官兵衛が持つ彼への興味。

  これからの流れが面白ろそうだ。

その時々で変わる天下取りの上司達。
その中で、黒田官兵衛はどう仕え、どう処世し、どうラインの武将として福岡の地の大名になったのか。

  この根幹を見てみたい。

それが、今回私が一番興味を持って学びたい部分である。

そして第一回目の視聴率は、関西地区で23%と上々のスタートだったらしい。
過去の大河ドラマの中でも高い部類らしい。

  軍師 黒田官兵衛。

今後も、取り上げていきたいと思います。



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2014年1月11日 (土)

黒革の手帳

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年恒例の「黒革の手帳」の引き継ぎ。

  元旦から新たな手帳への切り替えの儀式。

毎年記載している「黒革の手帳」である。
例年はそうなのだが、今年はちょっと遅れて6日の月曜まで引っ張ってしまった。

  元旦にちょっとした外出をしていたため。

更に、ブログの書き溜めや、録画した紅白を見ながらのおせち等忙しかったせいもある。

また、あまり手帳を使わなくなった事も要因である。

  スマホのスケージュール管理で充足。

そんな要因から、手帳の引き継ぎが遅れてしまったのだ。
スマホ機能がこれだけ進化してくると、むしろスマホのスケジュールに記録しておいた方が間違いなく、それに連動した添付機能でより有効に活用出来るようになってきた。

しかし、どうしても手帳でなければ駄目な機能が二つ。

  一つは速効性。
  二つは把握性。

スマホ操作以上に手帳に書き込む作業は簡単明瞭である。
相手がいる場合には、失礼にあたらずメモ出来る。

  意外にこれが重要であるのだ。

スマホの操作はなぜか相手への配慮に欠けた行動と捉えられがち。
しかし、手帳へのメモであれば、むしろ好意的に捉えられる。

  そしてスケジュールの見やすさ。

スマホの場合は1ヶ月を通して見る事が出来ない。
その詳細が一目で見れないのが、スマホアプリの不便さ。

特に、iPhoneの場合は、そのような機能が無い。
例えば、スケジュールに乗換案内の機能を貼付けたりも出来て非常に連動性のあるアプリがiPhoneには連動してるのだが、全体を一目で見れる表示になっていないため、どうしてもそれを補完する役割として、「黒革の手帳」の出番が存在する。

そして、そのようなデメリットを配慮してか、最近の手帳には「地図」「乗物経路図」「マナー心得」「地震マニュアル」等が記載されている。

これもスマホの補完機能なのだろうか。
スマホを活用しながら、手書きの手帳も併用している方も多いだろう。

  いろいろな使い方があっていいだろう。

そして私は、やっぱり手帳の中が真新しい紙になった事で、新たな気持ちで一年をスタートする気持ちになったのである。




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2014年1月10日 (金)

ローストビーフディナーの能書き

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近ハマっている料理に「手作りローストビーフ」がある。

  “てっちゃん手料理するの?”

当然です。
自分で食べたい食材は自分で選び、自分で調理します。

そして、昨年来からハマっていた「手作りローストビーフ」。

  モランボンの「ローストビーフディナー」。

これを使って、裏書きの作り方を参考に作るとそれなりに美味く作れます。
以前は、ネットで調べた作り方をしていたが、どうしてもタレが美味くいかない。
 
  しかし、肉の焼加減はいい状態だった。

そして、それを克服しようと、タレのついたローストビーフディナーを購入して手作りで作り始めたのだが、意外に美味くいかない。

  何がうまくいかないのか?。

焼加減である。
ローストビーフディナーの裏側の作り方を参考に、ほぼそれ通りに焼いてみるが、いつも焼き過ぎになってしまう。

  焼き過ぎのビーフ。

これはこれで安心なのだが、味がいまいちだ。

  やっぱり、肉はレアが美味しい。

表面がかりっと焼き上がり、表面5ミリ程度に火が通っていて、内部はうっすらと赤身が残る焼き加減が最高だ。

しかし、この焼き方を参考にすると、意外に焼き過ぎてしまう。
だからいつも、この手順によりも1〜2分程度焼きの時間を短くして焼いている。

  そうすると、絶妙の焼き加減となる。

この手の作り方は、安心安全を求めてどうしてもしっかり火が通る手法を引用しているのだろう。
万が一、この焼き加減を参考に調理して問題が発生したら、との予防策なのだろう。

だから参考にはするが、自分の調理法を探らなければならない。
そして、自分で編み出した調理法で作ったローストビーフは、やっぱり最高の味である。

  同様に、既製のローストビーフも然り。

火が通り過ぎて、味も何も無い。
赤身が残り、生肉の味と焼けた香ばしい牛肉とタレの味がミックスされたローストビーフは、ワインにも日本酒にも何にでも合う。

確かに、和牛を使用したローストビーフは超最高に美味しいが、輸入牛を使用してリーズナブルに調理したローストビーフでも十分に味わいのある美味しさを味わえる。

手作りとはそのように安価な商品でも、生からの手作り感を堪能させてくれる満足を与えてくれるものだ。

そして、そのような時間をお客様にも味わって頂きたいという想いが、意志の入った売場作りと販売数量に転嫁できるのだろうと思う。

  販売する商品に惚れる。

商売の基本は全てここに集約されるのでは無いだろうか。

  もっともっと自分の販売する商品を知る事。

担当者がこの原点にもっと突っ込んでいく必要があるのだろう。






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2014年1月 9日 (木)

てっちゃん会第四幕の案内

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年に3回の「てっちゃん会」。

いよいよ、今年度初めてのてっちゃん会の開催の時期になりました。
毎年初回は、「スーパーマーケット・トレードショー」の開催に合わせて実施しておりました。
今回も、その周辺での開催を予定しております。

それでは「てっちゃん会」第四幕のご案内です。

 日時 〜 2月11日(火) 午後5時〜午後8時
      *時間は予定です。

 場所 〜 炙り場 ごち惣家 銀座
      http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13136160/

 会費 〜 5500円(予定)+500円(サプライズ代)
      *参加が後半に予定される方は会費調整します。

 参加 〜 この記事に、参加意思表示のコメントを入れて下さい。
     (メール欄にアドレスを記入して頂ければ、後日詳細な
      日程等をご案内致します)
      
      又は、直接メールでも結構です
     (アドレスはプロフィールから送付できます)

     *プロフィールは画面右上のプロフィールから入れます。
      プロフィール内の右上のコンタクトから送信出来ます。


前回は総勢18名で盛り上がりました。
今回も、初参加の方大歓迎です。
参加者もスーパー関係の方だけではなく、いろいろな方面のキャリアを有した方が参加されております。

是非、スーパー関連の奥深い話題を皆様と共有したいと思います。

読者の皆様。

 是非、ご参加の程、よろしくお願い致します。


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2014年1月 8日 (水)

久しぶりの包丁研ぎ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


12月の30日。

  一年で一番長い日。

惣菜の寿司部門に寄って、パートさん達と雑談していた。

  「ところで、包丁は切れるかい?。」

「全然切れないんですよぉ〜。」

  「よし、全部もってこい!。」

という事で、一年で一番長いに日に突如始まった包丁研ぎ。

店内で包丁を使用する部門。

  生鮮3部門と惣菜、ベーカリー。

そして、年末年始に数倍の作業量になる刺身、寿司に関しては、包丁の切れ味が作業効率を大きく左右するものだ。

  更に、商品化の見栄えも大きく左右する。

出刃包丁の研ぎは苦労するが、寿司で使用する柳包丁や簡易包丁の研ぎは、1本10分以内で完了出来る。

特に薄刃の包丁は、包丁が直線状になっている場合が多いから、刃のシノギ通りに切っ先から刃元にかけての湾曲をつけてやることが重要。

  この作業が意外に時間を要するのだ。

これを出刃包丁でやろうとすると小一時間は掛かってしまう。
しかし、薄刃の包丁であれば、10分もあれば完了できる。
この、湾曲をつけるには切っ先をある程度研ぎ落として、先端を丸める必要がある。
そして、切っ先から刃元まで、特に切っ先から中程までの湾曲が作業性や商品化に大きな影響を与えるものだ。

  そして、翌日の31日。

寿司バックヤードに入った私は、寿司のパートさん達に感謝された。

  「バンバン切れますよぉ〜。」

そして、巻寿司を切っている様子を見ていると、その切り口の鋭さが際立っていた。


現在はどの部門も、販売資材や什器の管理や使い方マニュアルが存在し、どの店舗に言っても共通の扱い方が示されている。

包丁の管理についても、その収納法はしっかりマニュアル化されて定位置管理されている。

  しかし、

包丁の切れ味に対しての決め事は意外に無い。

  包丁が切れる状態にあるのか。

収納法も大切だが、それ以前に、効率良く使用出来る状態にあるのかどうか。

  要は常に研がれた状態にあるのかどうか。

この部分に関しては、意外に記載されていない。
そして、誰が包丁を研いで切れる状態にするのかという問題も不明だ。

鮮魚や精肉は男子社員がその任務を受けるが、惣菜のように女子社員が中心の部門は意外に曖昧になっている。

切れる包丁が職人の魂だった時代から現代へ時は移れど、道具の重要性は今も昔も変わらない。

  包丁を研ぐ技術と保有者。

急がなければならない管理技術ではないだろうか。






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2014年1月 7日 (火)

何を以ての結果か

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


売場が良くても、結果が伴わなければ・・・・・ 。

  一時の売場の状態が即結果には繋がらない。

そもそも、結果とは何を指すのか?。

  売上。
  荒利。
  荒利率。
  在庫。
  ロス。

等々。

  しかし一般的に、結果とは売上昨年比。

ほとんどの人は、そう捉えている。
私も、その一人である。

  売上金額という絶対額の昨年対比。

これが、販売を担当する人間が目指す第一の目標である。
そして、この絶対額の拡大力が我々の能力を図る第一の指標であると思う。

  しかし、この数値が意外にくせ者である。

売上が表面上の数値ならば、荒利は裏側の数値であるからだ。
売上という絶対額が伸びても、裏側の荒利額が伸びなければ、本来の目的は達せられない。

  儲け無くして経営は成り立たない。

そう考えると、我々の目的の深層は荒利額である。

  その過程で売上額でありロス在庫等の課題が現れる。

ただし、売上金額とは販売金額の絶対額であるから、その額は地域のお客様のシェアであり支持率であるから、売上金額を無視してのシェア拡大は有り得ず、恒常的な荒利額拡大も有り得ない。

  昨年、売上を大きく伸ばした。

今年は大変だ。
しかし、その裏側で昨年は低荒利で競合店と闘っていた。
表面上は売上低下で多少のシェアは失っているが、昨年は無理して作った売上の可能性もある。

  無理をすればどこかに歪みが発生する。

その歪みが荒利低下であれば、今年は正常な荒利額に戻して適正な儲けを得る年なのであろう。

  荒利額の獲得。

そこに、安さだけの販売手法以外の商売の知恵をどう活かすか。
大手が安さに走れば走るほど、むしろ利益獲得の手法を忘れていくであろう。

  しかし荒利額を目的の初めに持ってきてはならない。

お客様の利便性追求の結果としての荒利額拡大が正しい道筋。

  そういう意味で商売は難しい。

あくまでも、相手が中心にあって、自分がどうサービスできるのか。
その基本理念を失わずに、組織としての知恵を共有していく。

  個人の手腕を共有すること。

店長として店舗という支店で仕事をしていると、なかなかこの情報が共有されていないことに気づく。

ここが解放されれば、もっともっと利益拡大が進むのだろうなぁ〜。

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2014年1月 6日 (月)

商品育成コンテスト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるメーカーさんが主導する商品育成コンテストに応募した。

  新商品を如何に導入育成して育てるか。

その取り組みに関しての考え方と販売事例のコンテスト。

当初私は、メーカーさんから言われて、商品を単に販売する販売事例だと思い込んでいた。

  よって育成戦略など無く販売事例のみ作成。

メーカーさんより媒体関連を持ち込まれ、これらから好きなものを使用して販売展開してほしいとの案内。

  “ここまで用意して頂いてありがたい事だ”

そんな気持ちから、どうせ販売するなら思い切って取り組み、その効果を後々享受しようと考えた。

  定番の売場から平台を使用して展開へ拡大。

特に、調理時間のかかる煮物商材のメニューの為、その時間が課題であるが、この商品は事前に味染みを謳った商品も何品かあり、それも一つの売りでもあった。

それらの単品も含めて、味染みシリーズ、美味しさシリーズ、そして関連も含めて+αの買い足しシリーズと分けて売場作りを実施し、その実績を元にまとめの段階に入った。

  “さて、まとめ用のフォーマットを見てみるか”

そこで私は愕然とした。

  “これって、新商品育成のコンテストだったの?”

事前に詳細にまとめ用フォーマットを確認していなかった私のミスではあったが、
このコンテストの提出用フォーマットは明らかに「新商品育成コンテスト」の流れだった。

新商品を導入して育成しその後の安定販売数量を如何に継続して高めていくか。

その事に対しての店舗での取り組みだったのだ。

  “まとめを練り直さなければ!”

私は早急に、今まで練っていたまとめの流れを破棄し、新商品育成の為の今回の取り組み様に流れとまとめを変更した。

定番売場だけではテーマ性もコンセプトも曖昧になってしまいお客様に伝わらない。
よって、平台冷蔵ケースを使用して、明確なコンセプトを設定して商品展開した事にした(笑)。

  後付けではあるが平台とはそのような場所ではある。

そこで、新商品も含めて一番露出度で展開し、特に週末の集客時の高い場面でお客様に見てもらい、味を知ってもらい、そして購買して頂く。

  まずはこの過程が一番大切だ。

そこで、これらの商品のコンセプトを打ち出し、開発商品の開発ストーリーや商品特性を歌い、お客様に明確に理解して頂く。

  新商品のデビューのさせ方。

それは新人歌手を事務所がデビューさせる場合と同様であろう。

  更に、デビュー後の活動も重要。

徐々に通常活動していく過程を踏まなければ、一気に萎んでしまう。
定番に戻す前に、定番脇や定番下段である程度の露出を継続しなければならない。
その過程を踏んでから、その上の定番売場に戻していく。

  この過程が、その後の新商品の動向を左右する。

こんなまとめに急遽変更して応募した。

  やっつけ仕事ではある(笑)。

しかし、全くのデタラメかと言えばそうではない。
その過程を踏んで商品育成はしているつもりだ。

  さて、どんな結果になるか(笑)。

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2014年1月 5日 (日)

大島優子の卒業

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。芸能ネタの日。

  今回は大島優子しか無いでしょう(笑)。

紅白歌合戦での突然の「卒業宣言」。

  どうして紅白という場で?。

いろんな意見があるだろう。

  “あの場は私的な告白の場ではない”
  “生放送なのだからサプライズもあろう”
  “サブちゃんにタイマン張った”

しかし、AKB48の大島優子が自らの言葉で卒業を告白するには最高の場であったと思う。

  大島優子とはそう言う地位に位置する存在。

AKBのリーダーは誰もが疑う余地無く、高橋みなみ。
しかし、AKBの顔は誰もが疑う余地なく、大島優子。

それだけ、現在のAKBの人気を背負ってきた存在なのが彼女である。

  とは言っても、突然の卒業宣言ではない。

かねてから、彼女は卒業を口にしてきたし、その後の夢や希望もしっかり抱いていた。

そして、現実の卒業という事実を、高橋みなみ等と話す場面もテレビで放映されていた。

  大島優子の卒業は時間の問題だった。

決して、「サプライズ」では無かった。

  大島優子の魅力。

それは、AKBを支えてきた柱である、「努力する姿」そのものである。

初めはそれがなかなか伝わらなかったが、1年2年と続く中で、徐々に周知の事実となっていった。

  それが姿となってダンスに現れてきた。

大島優子のダンスパフォーマンス。
それは知る人ぞ知る、切れの良さである。

それが、E-gierlsの中に紛れ込んでしまったなら目立たなかったパフォーマンスが、AKBという集団の中では際立って見えてしまう。

更に、高橋とともにAKBを引っ張っていこうとするリーダーシップ。
また、バラエティー等で魅せる話題作りや説得力のある会話。

いろいろな場での活躍が彼女を更に磨き上げ、ドラマでもその能力が遺憾なく発揮されていく現状。

  もはや彼女にAKBの本質は無い。

AKBとは常に発展途上国の人間達の努力と自己啓発の場であり、その姿こそが周囲のファンを引きつけ応援を呼び、共感を得ていくのである。

そのAKBの本質からどんどんかけ離れていく大島優子。

  そこに自らの進退を問うたのだろう。

“この場(AKB)には、自分の居場所が無くなってしまった”

  その覚悟が、自らの卒業宣言。

卒業の時期がいつなのかは分からないが、過去の芸能人が大きな話題を振りまいた引退式が待っているのだろう。








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2014年1月 4日 (土)

31日の店舗コンセプト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


12月31日。

  年間最大の売上金額を誇る日。

しかし、別の見方をするなら、世間では大晦日である。

  “当たり前だろうが!”

しかし、我々小売業の人間達は、目の前の仕事に追われて大晦日でも夜中まで仕事をしているのが現状だ。

31日という日は以前にも記したが、一番売場変更が激しい日でもある。
まずは、際物その他刺身、寿司関係の売場大陳、そして売り切り。
更に、おせち等の売場を元へ戻し、しめ縄飾り等を収納し、鏡餅等の大陳していた場所へそれぞれ新たな売場作りをして完了。
そして、翌日の初売り、又は元旦を休んで2日の初売りの準備としてもやらなければならない事は山ほどある。

そんなこんなで、いつの間にか「あけましておめでとう」の時間になってしまうものだ。

  更に、当店は23時閉店。

ぼやぼやしていたら、本当に新年の挨拶をせざるを得ない状況に陥ってしまう。
そんな31日であるが、私はこの12月31日という日を別の視点から、店舗ですべきコンセプトを決めている。

  「全員が年越し蕎麦を年内に食べきる事」

全員が帰宅して、家庭で用意されている年越し蕎麦を、ご利益通りに「年を越さずに年越し蕎麦を食べきる」事を、店内の全従業員(とは言っても社員が主だが)の目標とさせている。

  “それ以前に売上だろう!”

それはごもっともです、が、31日の売上はこの日の午後からの行動でどうなるものでもない。

  それはここに至までに決まってしまっている。

その為に、午後7時にチーフミーティングだ。

  「全員が協力して負担を軽減するぞ。」

毎年このタイミングでは、グロサリーが一番厳しい状況にある。
だから、生鮮、ベーカリーは自らの棚卸しと同時にグロサリーの売場変更や商品陳列、更に棚卸しに力を貸してやる。

店長、副店長もおせち売場の売り切りや変更等で全力で取り組む。

  どんどん、やるべき事が消化されていく。

生鮮も、相当早い出社ではあるが、快くグロサリーを手伝う。
精肉などは社員全員が協力してくれる。
そうやって、おせち戻し、平ケース戻し、酒の棚卸し、売場前進等が消化されていく。

そうやって、生鮮部門はグロサリーチーフの許可によって帰宅していく。

  そして、23時の閉店。

閉店後10分で店舗を出れる状況となっていた。

  “今日も年越し蕎麦は間に合った”

もう一つの、12月31日の側面である(笑)。







  

  そして、閉店。

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2014年1月 3日 (金)

年末商戦の勝機を探る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年末商戦、本当にご苦労様でした。

  で、結果は?。

自社、競合各社の数値状況の話しを聞くと、昨比クリアのお店や企業もある中、厳しい状況の企業、お店もある。

  とは言っても、大きく伸張した店舗は無い。

伸びても微々たる数値。昨比クリアがやっとの世界での年末年始の状況。
与件の変化(今日が閉店したり開店したり)の無い店舗は微増かダウンか。
それほど、今年のクリスマスから年末にかけての年間最大の商戦は昨年並又は昨年割れといった状況だったようだ。

  当然、自店も然り。

むしろ厳しい状況であった。

  しかし、これだけは良かった。

それは、おせち商材。
自社や私が数年来取り組んできたカテゴリーでもある。

  年神様伝説を押し出したおせち商材。

ここだけは、なぜか昨比大幅クリア。
店舗数値から差し引くと、10%程度も良い数値だ。

  このギャップは何なのか?。

客数は店舗数値並み。
よって、10%も低い客数にも関わらずそのギャップを穴埋めするほどの売上を達する事が出来た。

店舗業績を考えると素直に喜べないのだが、このカテゴリーの好調さは私にとっては今後を考えるに十分に値する結果となった。

  客数ダウンを挽回するほどの業績。

おせち商材は全国的にもダウン傾向の続くカテゴリーである。
しかし、業界全体で謂れ訴求によって、徹底した謂れを店内で訴求しながら取り組んだ企業は、年末商戦でおせちに業績を回復しつつある。

自企業もそこに目をつけて謂れ訴求を数年前から取り組んできたが、まさにその成果が引き続き継続出来ているということなのだろう。

  年末商戦とは、際物のオンパレードである。

そう考えると、際物の販売改善が、年末商戦の成功に直結するということだ。

  そして、おせち商材の成功事例。

客数ダウンに陥っても、販売金額が向上するという事実。
これは「謂れ訴求」の賜物であろう。

  それが、どうして横に広がらないか。

どうして、業界全体でその事に取り組もうとしないのか?。

  “ここだけやっても効果が無い”

メーカー側と小売側の一致団結も必要だろう。
また、誰が主体となって推進していくかのまとまりの問題。

  しめ縄飾り、鏡餅、たこ、数の子他。

まだまだ年越しの際物はたくさんある。
これらの商材は、この短期間で莫大な売上を誇るものだが、やっぱり縮小均衡に陥っているのも事実。

  “どうして、謂れ訴求の気運にならないのか?”

それは、小売の問題と責任でもあるだろう。
結局は儲かってナンボの世界であるから、ダウン傾向になっていけばどうしても仕入れ数量を減らしていき、それが売り切って良しの傾向になり、品切れで良しの領域に入り、縮小均衡が更に進行してしまっているのも事実だ。

  どこかで、この流れを止めなければならない。

この課題を克服しない限り、日本から年末年始が消えていく事になるだろう。







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2014年1月 2日 (木)

2013年紅白

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


元旦は休日。

  たっぷり年末の疲れが癒されました。

とはいっても、元旦も元気に働かれた方も多かったと思います。

  本当に、ご苦労様でした。

そして、今回の紅白。

  毎年、元旦の私の恒例行事。

前日の紅白歌合戦の録画を、休日の元旦におせちとともに、年神様とともに見る事。

  何よりの、楽しみだ。

今年のテーマは「ここに歌がある」。
紅白の原点に戻り、紅・白の対決色と歌の対抗色を取り戻し、聞かせて魅せる原点を目指したという。

以前にも記したと思う。

  NHK紅白歌合戦は日本一の歌謡番組。

この場にかける出場者が、一年に一回最高のパフォーマンスを表現しようとする場である。

だから、衣装、化粧、歌唱に自ら持つ最高を発揮しようとする場であり、それは自らだけでなく周囲の支援も最高調に達する。それは見るもの達も同様なのかもしれない。

そんな共鳴が、紅白を日本一の歌謡番組に育てていくのだろう。

今年の紅白も様々な感動があった。

  AKB大島優子の卒業発表。
  泉谷しげるのアカペラ独唱。
  北島三郎の紅白出場引退等々。

結果は当然に白組勝利。

  北島三郎の引退に赤組勝利は無いだろう(笑)。

それほど、最後の「祭り」の後の盛り上がりと感動は紅白ならでは。
最後は北島三郎が周囲の共演者達との挨拶に慌ただしい中での集計場面が映し出された。

  そして当然の白組勝利。

票はあまりにも白組の数が上回っていたが、私個人の感想としては、浜崎あゆからはじまる赤組のほうが前半戦までは勝っていたのではないかと思った。

歌唱力に加わり、映像の綺麗さも加わった新たな紅白。
踊りの師範免許を持つ、檀蜜も藤あや子のバックとしてちょっと踊るだけのちょい役でしかないという紅白の凄さ。

やっぱり、紅白は日本一の歌謡番組であり、この神聖化は益々進化していくようだ。






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2014年1月 1日 (水)

新年を迎えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆様、新年あけましておめでとうございます。

  今年も、よろしくお願い致します。

2014年の幕開けです。

  そして、消費税8%への増額の年。

それは4月から増税となる為、新年明けての当面の課題となろう。

消費税増税前の買いだめ、更にはその後の消費低迷が大いに予想される。
そして、消費税増税後の各社の価格サービスの価格設定に関しても、二転三転が予想され、競合各社の動向から自らの価格政策が変動していくことが予想される。

現在でも、本体価格オンリーで進めている企業、本体価格+総額価格で進めている企業、更には総額価格オンリーの企業と様々だ。
更にその後には価格政策やチラシ政策も連動してくるだろう。

気運としては本体価格重視に移行しつつあるようだが、4月までには相当の議論が渦巻くだろう。

  “消費税増税に振る舞わされるなぁ〜”

その前に、ソチ冬期オリンンピックで日本が沸き返るかどうか(笑)。

アベノミクス効果は、株等の相場上昇を招いてはいるが本当に経済が活況を呈するのかは消費税増税後の動向を見極めなければ見えて来ない。

そして、消費税増税の余波が抜け切れない世情の中で開催される、FIFAワールドカップブラジル大会。

  6月から7月にかけての開催。

日本は、コロンビア、ギリシャ、コートジボワールとの組み合わせ。
初戦のコートジボワール戦が一つの試金石になるだろう。
初戦突破にて、決勝トーナメント出場にでもなれば、消費税も吹き飛ばしてくれるに違いないか(笑)。

  2014年4月の消費税8%増税。
  2015年10月の消費税10%増税。

この連続増税が、今後1〜2年で到来する。
我々食品スーパーの価格政策は今後大きく変動していくに違いない。

  消費税を総額に取り込む政策。
  本体価格中心に振り回されない政策。
  均一セールのみ本体価格中心に進める政策。

いろいろな表示方法が乱立するだろう。
そして、最終的にはどうなるのか?。

政府が本体価格のみに決定してくれるのが一番簡単なのだが(笑)。
段階的に消費税を引き上げていくのだから、その手法や表示に関しても決めなければならない義務があると思うのだが、そこは丸投げらしい。

しかし一方で、消費税率の引き上げの効果を緩和するために、5.5兆円規模の経済対策が執行されることから、公共投資は高水準を維持し景気を下支えする予測。

2015年〜2016年には企業業績は緩やかに回復基調に乗ってくれば、景気は緩やかに回復基調か。

そんな淡い希望を描きながら、年明けの夢を見ていたい気もする元旦の朝です(笑)。

  今年も、よろしくお願い致します。





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