みかんの検品に追われる日々
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ここ数週間、週末はみかん箱の検品に忙しい日々を送っている(笑)。
決して笑い事ではないのです。
週末毎に、部下の青果チーフが100ケース単位でみかん箱を発注してくれる為(笑)、人材難のおり店長自ら検品に勤しんでいるのだ。
みかん箱の検品は誰かがやらなければならない。
事前にやれなければ、お客様が購入時にレジやカウンターでその都度検品しなければならない。
その時間が惜しい。
みかん箱を購入されたお客様がレジ通過後に、カウンターで検品して待つ時間。
ただでさえ忙しい年末のカウンターで、みかん箱の検品までやってもいられない。
金曜土曜は徹底してみかん箱の検品だ。
そして、自ら検品するとその年の傾向が見えてくる。
小玉も多い年。
大玉の多い年。
酸味の強い年。
酸味の弱い年。
今年はどうやら大玉傾向にあるようだ。
だから、検品していても、大玉は鮮度品質ともに良好である。
しかし小玉は鮮度が落ち傷も多いものが多く混じっている。
今年は「酸」が少なく薄味の傾向。
だから、食べ易さはある。
しかし、パンチは少ない。
そして売場で検品しながらお客様との会話。
この事が、意外にお客様の信頼を得るのに効果大である。
“みかん箱はあのお店”
そう思って頂けたら思う壷である。
何と言っても、青果でのみかん箱の売上は年末の業績を左右する単品だからだ。
みかん箱だけは競合を出し抜いてでも独り占めすべき。
これは年末商戦を勝ち抜く秘訣である(もしかしてこの地域独特の方程式かも)。
11月からその道筋をレールを敷いて走ってきたのだ。
そのレースの向こう側には年末商戦を成功へと導く方程式が待っている。
だから、その近道を走るのに、自らみかん箱の検品を実施するのである。
検品をしながらのお客様との会話から、
店舗ロイヤリティーを高めるのである。
その為に、12月の各週毎にみかん箱の販売スケジュールを頭に叩き込むのである。
単品で何からスタートして価格訴求していくか。
どのタイミングで味訴求のみかん箱を導入するか。
最終的にはどのみかん箱で勝負をかけるか。
等々である。
楽しい年末がもうすぐそこに迫っているのだ。
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コメント
てつろうさん、お久しぶりです(笑)。
一日1500ケースですか?。
流石に市場の入荷量と検品量はハンパじゃないですね。
中には「カビ」だらけのものが混じったりして大変ですよね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年12月11日 (水) 10時02分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
「熊本の金峰みかん」ですか。
KOZOさんが聞いたら、泣いて喜びますね(笑)。
こちらは一般的には和歌山の「マルケン」みかんが高評価です。
今年は酸が少ないので食べ易いですね。
投稿: てっちゃん | 2013年12月11日 (水) 09時59分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自部門のソムリエ。
その通りですね。食品スーパーの店員はお客様が味わって頂いて仕事の完了。
売って終わりでは無いわけですから、売った食品がどんな用途でどんな味わいで食されたのかまで責任を負わなければリピーターは付いてくれない。
そして店長もまた然りです。
投稿: てっちゃん | 2013年12月11日 (水) 09時56分
懐かしい。みかんの検品はよくやりました。当時と違って今は各企業でいろんな検品をやっております。ちなみに私は1日で1500箱の検品をやったことでしょうか。
投稿: てつろう | 2013年12月11日 (水) 08時02分
今年は比較的品質良好で安心してます。ただ、毎年のことですが市場での五目買いが多く絞りきれないのが難点ですね。(笑)だからこそつまみ食い(笑)もとい試食をしてオススメの一品を見つけなければなりません。今のところは熊本の金峰みかんがいいかな〜⁈
投稿: かわらい | 2013年12月10日 (火) 23時00分
選果しながらのつまみ食い、失礼(笑)試食は大事ですね。特にみかんは売上分母が大きいですからお客様の信頼を得る為にも味を知っている事は大切でしょう。フルーツソムリエ・・・旬の味を確かめお客様に提案し信頼・満足を得ていく。担当者は自部門のソムリエであるべきですし、店長も各部門の主力商品はお客様に語れるようにならねばなりませんね。
投稿: dadama | 2013年12月10日 (火) 22時05分