難しく、簡単に
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログで、枠を決めて絞り込みの記事を載せた。
「絞る」とは「容易にする」ということ。
難しい事、広範囲な事、複雑な事、それらを出来るだけ簡単に考え易くし、容易に把握し易くするという事だ。
しかし、簡単な事はどうか?。
簡単な事を簡単に片付けていはいけない。
簡単な事は難しく考えなければならない。
例えば、原理原則に関して。
お客様の食生活を豊かにする。
食品スーパーの企業理念として意外に多いフレーズ。
今後の企業活動がここに集約される訳であるから、この下には各部の総合的な活動が細部に詳細に記されていき、最終的にはお客様が企業や店舗に対して食生活の豊かさを感じて頂く事が目的となる。
私は以前に尊敬する上司からこう言われた。
「難しい事は簡単に考えろ。簡単な事は難しく考えろ。」
今でもなるほどの名言だと思う。
企業活動とは、非常に多岐に渡り、競合や世情の変化も激しく、その中での生き残りは非常に難しい状況になってきている。
だからこそ分かり易く簡単に考える事が大切なのだろう。
そう言う観点から、誰でも簡単に口ずさめる「企業理念」が生まれてくるのだ。
要は、方向性が絞り込まれるという事。
難しい事を簡単に考えるという事は、こう言う事なのだろう。
それは、絞り込まれた他の事を破棄するという事ではない。
強調すべき事を分かり易く見える化すること。
これが、難しい事を簡単に考え易く捉え直す事である。
更に。
簡単に捉え直した概念を、再度、細部にわたって詳細に捉え直し、組織の末端にまで自分たちの役割に合わせて日々の行動に結びつく言葉に置き換えて捉え直す事が必要になって来るのだろう。
そうやって、いま我々の周囲に取り巻く企業活動を、簡単にまとめて歩む方向性を統一し、そして各人の役割に沿って具体化していく事の連続。
これが、集中と分散であり、多様化と絞り込みである。
難しい事は簡単に、簡単の事は難しく。
この事を繰返していく中で、我々は常に企業一体となって店舗が一体となって、極地戦で負けない店舗となっていくのだろう。
そしてそれがこの年末でも問われるのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自分は意見だと思い、相手は文句だと感じる。
難しい世界ですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年12月20日 (金) 22時39分
価格競争力と共に商品提案力が現場以上に本部に求められると思います。本日もチラシの構成で本部に意見致しました。また嫌われたかな(笑)
投稿: dadama | 2013年12月19日 (木) 12時47分
かわらいさん、コメントありがとうございあます。
そうですね、是非難しく考えて自店で詳細に分析してください(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年12月18日 (水) 23時19分
dadamaさん、コメントありがとうございあます。
食の豊かさを提案するのであれば、まずは自分が食の豊かさを知らなければならない、そして食の豊かさを十二分に語れなければならない。企業として食の豊かさの議論がなされ統一された概念が無ければならない。そんな風に思うのですが。
投稿: てっちゃん | 2013年12月18日 (水) 23時16分
『全社員が楽しく働ける職場作り』
『お客様が楽しく買い物出来る店作り』
当社の経営理念です。
難しく考えてみます。
投稿: かわらい | 2013年12月18日 (水) 23時13分
「難しい事は簡単に考えろ。」お客様目線で言えば店のセールスポイントを明確にするという事でしょうか。商品の絞り込みをし過ぎると押し付けに感じられるでしょうし、比較陳列が曖昧だとお客様が迷ってしまう。方向性=商品政策がはっきりしている事が大切ですね。一番容易な方向性は安さなのでしょうが安さで生き残れる企業は限られる。食の豊かさを提供するのであれば豊かさをお伝えする技量を私達は求められる。豊かさの提供という明確な方向性をお客様に納得・支持されるために成すべきことは何かをメンバーと考え続けていかねばなりませんね。
投稿: dadama | 2013年12月18日 (水) 16時25分