青果好調要因
皆さん、こんにちは
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ここにきて、青果部門が好調をキープしている。
おそらく全国的な数値推移なのだろう。
なぜ、ここにきて?。
相場は高値安定。
だから野菜の業績好調は理解できる。
しかし、果実まで好調だ。
いや、ここにきて果実ほど好調に推移してきた。
特に、みかん、いちごという今の主力2カテゴリーがとびきり好調。
果実だけみれば二桁の伸び。
自店だけであれば思いっきり自慢するのだが、全社的に見ても二桁で伸びている。
だからおそらくこの傾向は全国的なものなのだろう。
みかんの好調。
これほど、今の時期の主力中の主力が二桁の伸びというのはなんなんだろう?。
毎年この時期の主力品であるから、同様に売込んでいる筈だ。
そして、箱売り等も売場全面に押し出して売込んでいる筈。
だから、このカテゴリーが二桁で伸びるということは、昨年が売っていないのか売れていなかったのか?。
確かに、みかん箱の価格は昨年の今頃に比べると安価で推移しているが、それでもたかだか100円〜200円の範囲内であり、大きな価格差は無い。
売り込み方の問題か?。
今年は、箱売りをメインに安価な1000円前後の商品をダイナミックに全面に押し出して展開しているだけである。
しかし昨年も同様の箱売りを行っている筈。
更に「いちご」の好調ぶり。
これとて、昨年と比較して相場が下落しているかと言えばそうでもない。
みかんといちごの好調要因。
やっぱり景気が活況を呈してきているからなのか?。
景気回復で、普段食べない果実でのデザートの需要が高まったのか?。
それは、有り得るストーリーではある。
決して必需品ではない果実が、これほどまでに好調をキープしているという事実は、ここぞとばかりに、緩んだ財布でみかんの需要が大きく拡大したというストーリーだ。
又は、徹底してみかんを売り込んだ結果。
お客様の心理が「みかんはあのお店ね」というロイヤリティーの定着へ結びつき、その結果としてある程度のお客様が付いてくださっているという事の裏返しでもある。
以前にも記したが、果実というカテゴリーはスーパーマーケットの来店動機の最大の理由となる、「近いから」という理由とは異なる購入動機が発生する。
「あのお店は信頼できる」
所謂、ストアロイヤリティー。
だから、多少遠くても果実の品揃えや価格、そして品質で評判を得れば広域からのお客様の来店が確実に広がるものだ。
当然、これだけが店舗の来店動機を決定する要因ではないが、素直に喜んで、今後の週末やクリスマスに期待したいものだ。
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コメント
からさいさん、コメントありがとうございます。
特にいちごの伸びが異常値。
年末は相当挑戦していい単品になるのでは。
更に「スカイベリー」が人気。
集荷しだいでは大化けする単品になりそうですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年12月14日 (土) 07時53分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今年の果実は空前のチャンスですね。
仕掛けがいのある年末商戦です。
投稿: てっちゃん | 2013年12月14日 (土) 07時51分
やはり全国的な傾向のようですね。
当社でも果物の数字はみかん、イチゴを中心に2桁の伸びです。理由はともかくこのチャンスにどんどんチャレンジしていきたいと思います。
投稿: かわらい | 2013年12月13日 (金) 22時41分
当社も果実の伸びは良いですね。ストアロイヤリティー効果もしかり、昨年に比べフルーツ等嗜好性の強いカテゴリに対して財布の紐が緩んできた証でしょうか。昨年は価格訴求志向が強く年末の売価設定に苦慮した記憶があります。今年はフルーツはもちろん食品に対し、価格よりも満足度を得たい志向が高まっている気がしています。年末は上質さを演出した強気の売場で攻めて見ようかと・・・来年春以降は消費増税で再び価格志向が強まりそうなので価格を超えられる商品提案を試す良い機会になればと思っております。
投稿: dadama | 2013年12月13日 (金) 21時52分