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2013年11月29日 (金)

スポンサーシップ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スポンサーシップ。

  聞き慣れない言葉である。

先日読んだ本。
  
 「なぜ社員はやる気をなくしているのか」
  
  柴田昌治氏著。

彼の著書からは多くのマネジメント手法を学んだ。

  特に従業員のモチベーション。

既存の組織論を否定し、現場の末端のひとりひとりの従業員の働きがいに目を向け、組織を活性化させる手法には大いに学ばせて頂いた。

その彼が2007年に著した本である。

  スポンサーシップ。

リーダーシップの一種ではあるが、組織内の部下を引っ張っていく弊害を考慮し部下が主役になりうる機会を演出しながら、質の高いリーダーシップを作り出していく事がスポンサーシップだ。

店舗での店長は、店舗内で強いリーダーシップを発揮して従業員を強力に引っ張って店舗を一丸化し、店内の販売力を強化して競合店に打ち勝っていくというイメージを強く持っている。

しかし、それが行き過ぎると部下の思考能力を低下させるという。

  如何に全体最適を優先して店長という役割を演じるか。

店長とはその店舗の最高責任者である。
全ての責任は店長に集約され数値責任を問われる。
最高責任者であるが故に、店舗内では店長に表立って逆らえる役割を担った存在はいない。

  そこに店長のリーダーシップに個人差が出る。

この本を読んでいると、私とてリーダーシップの行き過ぎを憂いてしまった。

  “やらせ過ぎていないか?”
  “引っぱり過ぎていないか?”
  “強引に暴走し過ぎていないか(笑)?”

等々。

時にはそんな姿を見せて、セーフティーネットを作ってやることも必要だが、常に引っ張り過ぎていれば、部下の思考態度を奪ってしまう結果となってしまう。

  やる気というモチベーション。

古い言葉ではある。
しかし、逆にこのやる気という言葉が企業から消えつつあるのも事実であろう。
そして、従業員個人がその職場で、やる気を失い働きがいを得られずに他の職場にそれを求めて退職していく環境が整っていくのである。

  働き始めた新入社員が数年で退職していく。

再度、その事を考えさせられた本である。


「なぜ社員はやる気をなくしているのか」
 柴田昌治氏著。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532195365/tetu0358-22



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マネジメント」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
「深いテーマですね。いつも悩むところです」。
ありがたい褒め言葉です(笑)。
店舗の店長という立場上、いろいろな角度から自分の存在を見つめてほしいと思います。
いつも思うのは、この部下が私と一緒に仕事をして一時の業績を残したとして、本当に将来的に明るいのだろうか。
いつも悩みますね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年11月30日 (土) 23時37分

KOZOさん、コメントありがとうございます。
大手ほど現状打破の為に個店重視に変化してきている。
これに個店が追随して闘う店長が増えてくれば更に面白い展開になっていくような感じがするのですが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年11月30日 (土) 23時33分

深いテーマですね。いつも悩むところです。
会社としてはかなり自由度が高いので店長の考えが出やすいです。そんなわが社では社員のモチベーションが全て(笑)みたいなところがありますが、それが一番難しいですね。とりあえず本を読ませていただきます。

投稿: かわらい | 2013年11月30日 (土) 22時51分

先日、 当地において、北関東でSM150店舗展開されているK社の会長様の講演を聞く機会がありました。今までの本部から店舗へのインサイドアウトからの統治管理から、顧客⇒店舗⇒本部へのアウトサイドインの自律(自立)型への取り組み。現在、10店舗のモデル店舗、来年は40~50店舗に増やされるとのことでした。その中のツールとしてFBを活用されているとのことでした。

投稿: KOZO | 2013年11月30日 (土) 19時58分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
考える組織。
こんな言葉も一時流行になりましたね。
組織内に考えさせる環境がしっかり整っている組織。
考える事が日常茶飯事になっている組織。
それは、指示が具体化されないれべるで組織に活性を与えているからだと思います。
そして常に具体化されない指示を現場が具現化して行動する組織。
理想を追求してみたくなりますね。

投稿: てっちゃん | 2013年11月29日 (金) 23時47分

「強引に暴走し過ぎていないか?」ご忠告ありがとうございます。(笑)
ひとり暴走している印象を受けると思いますが、メンバーとのコミュニケーションと責任所在だけは明確するように努めていますのでご安心下さい(笑)。
但し、スピード感だけは大切にしたいのでメンバーが行動を起こさないとストレスになりますが(笑)。
店長のリーダーシップの個人差、これも企業としてはリスクと捉えるのでしょう。
トップも指示が金太郎飴のように統一出来るのが理想だと思います。
但し指示が具体的範囲まで及ぶと店長も思考能力の低下を招く。これは、企業も店と同じではないでしょうか。
大小に拘らず企業を支えるは人間力。組織を硬直化させないためにも多少の暴走アピールは必要なのかなと思います。
  

投稿: dadama | 2013年11月29日 (金) 22時34分

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