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2013年11月21日 (木)

野菜と果実

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


野菜と果実。

  青果部門を分けると「野菜」と「果実」。

どこの企業でも、この二つの部門を合わせて「青果」部門と呼んでいる。

  “当たり前の話しだろうが”

どの企業も同じ青果という部門で管理しているが、それでも「野菜」と「果実」に分けて利益管理をし、仕入れをし、販売計画を立てて営業している。

バイヤーも分けられ、数値管理、仕入れ管理、販売管理を分けられている。

  しかし現場では一人のチーフがまとめている。

私は、この二部門は別物だと思っている。
確かに、同じ青果市場で「野菜」と「果実」が同時に扱われているが、商品特性は全くの別物である。

方や低単価で鮮度重視の為、常に売場補充に明け暮れ、商品回転を重視する部門。
そして、野菜の価格も店舗の重要な競争要因となり、この価格政策で集客力が変化してくる部門。

方や高単価で52週毎に商品構成がダイナミックに変化し、旬と出荷時期の相場に合わせてダイナミックな売場の変化と売り方の変化で売上が左右されるため、瞬間的な仕入れ技術と販売技術を要して売上金額を創造していく部門。

  明らかに、この二部門は別物である。

まったく違う商売感度を求められ、異なる商品管理と数値管理を求められる部門である。

この二つを同時に同じマネジメントで括ろうとしたら、絶対に無理が生じる。

  どんな無理か?。

野菜に軸を置いたマネジメントでは、ダイナミックな果実の単品量販は出来ない。
果実に軸を置いたマネジメントでは、商品回転に合わせたオペレーションが崩れる。

  二部門同時に満足のいく数値を達成するには。

的確で明確な本部情報と、確実なオペレーションに支えられた売場維持が必要となる。

  安定した現場の作業と変化に富んだ本部情報の融合。

この二つが必須となる。
変化を好む私は、当然に「果実」が性に合う。

しかし、部門チーフにはこの二つの要素が求められる。
そして、企業によって二部門の構成比が違うと言われるが、それは上記の要素の偏りなのだろうと思う。

  野菜が強い企業。
  果実が強い企業。

それぞれが、その企業の性質を物語っていると思われる。
どちらが良いとか悪いとかの問題ではなく、どちらも強化しなければならない問題であり、その強化の仕方が野菜と果実では歩むステップが変わってくるという事だ。

そして、現場ではまず安定したオペレーションを身に付け、次のステップとして大胆な売場展開へと発展していければ、数値をブラすこと無くステップアップしていけるだろう。





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商売」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「早生富有柿」と「本富有柿」。
初めて知りました。
やっぱり、商売は深い。
そして、別々の商店を束ねるスーパーは更に深い。
ボージョレー解禁も「果実」好きには堪らないイベントですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年11月22日 (金) 07時47分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
数値も別々に管理しているのですからね。
とは言っても市場も一つですから生産性的にも分けられないのでしょうが、別の商売観を持たないと数値拡大は図れないとは思います。

投稿: てっちゃん | 2013年11月22日 (金) 07時43分

ひがしんさん、コメントありがとうございます。
「哲学」と「実践」。
人様から言われるほど自分で出来ているのか。
自問自答です(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年11月22日 (金) 07時40分

当社の担当者も野菜が好きな担当者と果実の好きな担当者に分かれます。てっちゃんの仰る通り商品特性が違いますから当然ですね。私はフルーツが好きだったかなあ(笑)。ストレートに味で勝負が出来ますし、旬の単品量販の醍醐味もありますから。フルーツ好きの担当者が野菜を担うと、拘りの野菜を仕掛ける事が多い。(土付葱・原木椎茸・山えのき・赤目芋・・・)野菜好きの担当者はスポット売りは得意ですが価格で仕掛け過ぎる事も。今日も富有柿を販売していたのですがスポット買いで仕入れたのは早生富有柿でした。箱の中に数個本富有柿と思われる物があったので担当者と食べ比べをして、富有柿本来の味を確認させましたが、食べて初めて知る味の違い・・・こんな感動を少しでも現場で理解させる事も大切なのだと感じさせられました。

投稿: dadama | 2013年11月21日 (木) 22時47分

野菜と果実、確かに全くと言って良いほど特性が異なりますね。言われてみると何故1人のチーフが担当してるのでしょうか?当社においてはバイヤーも1人です。
売り場も含めて分けた方が面白いですね。

投稿: かわらい | 2013年11月21日 (木) 21時05分

申し訳ありません。同志にもブログ紹介させていただきたく勝手にFBに拝借させて頂きました。
「哲学と実践」…ますます勉強になります!

投稿: ひがしん☆ | 2013年11月21日 (木) 07時15分

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