システム関連セミナーから
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、あるセミナーに参加してきた
システム関連セミナー。
一言で言うと、データ活用事例の発表であったり、52週のマーチャンダイジングの提案であったり、更には最新店舗の売場レイアウトから高齢社会への対応であったりを発表するセミナーであった。
非常に参考になる事例が盛りだくさんだった。
前半はシステム会社のクラウドの説明なりで、ほとんど頭の痛い内容だったが(笑)、後半の2時間は現場に近い話題をデータを活かしながらの具体的内容だったため、現状の自分の店舗でも活かせる事例が多かった。
システム関連セミナー。
要は、各社のシステムを駆使してのデータ活用を如何に売場という現場で活用して業績改善に結びつけるかというストレートな課題に対して、本気になって思考している企業が集まって知恵を共有しようとする場である
特に後半は、52週のMDに対してどう取り組んでいるかというメーカーさんと小売企業の取り組みであり、顧客情報を駆使してエリア限定のダイレクトメールを発信したり上位優良顧客に対してのサービスを強化したり、更には直近で開店した企業の最新店舗での新たな店舗レイアウトや商品構成を検証したりと、現場で働く我々にとっても非常に参考になる内容が盛りだくさんだった。
結局システムも使いこなせてナンボのもの。
システム関連の方が駆使しなければ役立てないデータでは意味が無い。
現場の人間がデータを簡単に操作して、新たなチャンスのありどころを仮説立てて、現場で実践し検証する。
このサイクルが的を獲るように方向付けをするとともに、より具体的な活用法をいろいろと知恵を出し合い検討し実践し、そしてその成功事例なり実施事例なりを現在進行形も含めて、共有しようとする試みは大切な事だ。
私は、以前からデータは過去形では意味が無いと思っていた。
仮説検証する道具としてのデータ。
それが、POSデータであり、過去の販売数量をいくら探っても何も出て来ないと思っていた。
だから、自ら仮説を立て、仕掛けた単品なりカテゴリーなりを動向を探り、次なる仮説を立てる道具としてのPOSデータの活用を主に取り組んできたつもりである。
しかし今回のセミナーに参加して、初めてそうでもない事に気づかされた。
世代別買物動向。
これには、商品データだけでなく、顧客データの活用が必要なのだが。
そして、商品の動向を追うのではなく、顧客の動向を追う事で、この事が可能になる。
更に、今後はカートに無線を設置し、顧客の買物導線までチェックできる時代が来るという。
そうなったら、従来の仮説が一気にひっくり返るほどのパラダイムシフトが起こるかも知れない。
益々、仮説検証の深化が進んでいく時代が迫っている。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
データに何を求めるか。
その事を利用者が明確に決めないと、情報過多なだけのデータ解析になってしまいますよね。
私も現状は昨年のイベント時の単品動向の確認が一番の活用場面です。
もっと日々の活用を目指したいのですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年11月26日 (火) 08時31分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
案件の終息、ご苦労様でした(笑)。
今までは、仮説としての客導線を考察するだけでしたが、これが実現すれば検証まで進める事ができ、店舗レイアウト作成上の重要な情報になると思います。
小売を科学する時代が更に進化していきますね。
投稿: てっちゃん | 2013年11月26日 (火) 08時27分
どんどん進化するシステムに現場がついていけてない。今の当社ではそんな感じですね。
ありとあらゆる角度から検証できることで逆に情報過多になり本来の目的を失っているように感じます。自分も最小限の活用に留まっています。仮説、計画に基づく商売が出来ていないとPOSデータも生かしきれないでしょうからね。
投稿: かわらい | 2013年11月25日 (月) 21時47分
客動線の動きを追跡する出来るシステムは興味がありますね。お客様の目に留まってなんぼですから(笑)。お客様の目に留まる場所を押えて、誘導出来るような売場・商品展開。そのような検証から店の部門を超えた顧客ニーズに基づく売場展開、坪効率を最大化するMDが見えてくるのではないでしょうか。
投稿: dadama | 2013年11月25日 (月) 16時58分