コンサルテーション
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
当店の青果部門がコンサルテーションを受けている。
企業が所属する団体のコンサルグループから。
月一回のコンサルテーションで、今回が3回目となった。
早朝からチーフの仕事の流れやメンテナンス面、販売面などトータルでのコンサルテーションを受け、場面場面でのあらゆる課題を指摘されながら、現場のチーフであり本部のトレーナーでありバイヤーでありの課題を受けるというコンサルテーションのスタイルである。
新任のチーフに入れ替わってからは今回が2回目となる。
担当者からチーフに昇格したばかりであった前回は、基本的な指摘事項が多く、チーフとしては第1ステージの課題がほとんどだった。
そして、今回の課題は第2ステージ。
だから、要求される内容のレベルが上がっていた。
嬉しい事ではある。
その中で、印象に残った課題が拾い上げられた。
気温MDに関して。
気温の急激な変化に対して、日々の計画に修正を加え、その日最適な販売計画がオリジナルで展開されているかという問い。
日々の気温の変化に合わせた販売計画の精度アップ。
例えば、急激な気温低下に応じて、鍋材の白菜やきのこ等の商材をもっと強調して目立つ売場に変更するという行為。
事前計画は当然あるが、更に当日の状況に対応して変化追従するという変化対応。
“指摘事項のレベルが上がったなぁ〜”
普段であれば、基本的な仕事の流れやマネジメント、その他陳列技術等の指摘事項がほとんどだった。
どん欲にその日の売りを稼ぐという指導。
それは、コンサルタントが本来指導したい項目なのかも知れない。
“いよいよその分野に指導が入ってきたか”
嬉しい限りではある。
売場とは基本と応用で成り立っている。
基本とはいつも同じ売場が維持出来るという土台。
応用とはタイミングに応じて最適化できる対応力。
応用に関しての指摘事項が増えてくるという事は、それだけ基本レベルを卒業し次への段階へステップアップしていってほしいという意図があるのだろう。
“そこまで考えなければならないのか?”
コンサルテーションでは、徐々にレベルの高い指導が行われるが、
“そこまで出来ねぇ〜よ”
と諦めてしまうのか、
“何とか自分のレベルを高めてみよう”
と自己啓発してそれを自分の基本姿勢に組み入れるのか。
この差は非常に大きい。
どんどんレベルの高い指摘事項を提案してほしいものである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
トップ自らの受容。
まさにその通りですね。
そこから、徹底度合いが決まってしまう。
それにしても、店長の精神論を語る方もいたんですね。
投稿: てっちゃん | 2013年11月21日 (木) 00時32分
今現在は当社ではそういったコンサルは受けていません。
今まで、店長の精神論を語る方、バイヤーの販売計画に携わる方、等々何人ものコンサルタントの方が招聘されましたがどれも根付いていません。経営トップがまず受け入れる事が前提のような気がします。
話がそれてすみません。
投稿: かわらい | 2013年11月20日 (水) 20時38分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人間とは不思議なもので、一人の人間から一つの事を聞いても余り反応しないが、二人以上の人間から一つの事を聞くと即反応してしまうもの。
コンサルの導入とはその一助と企業内の常識外の視点の導入という二つの意図があるのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2013年11月20日 (水) 07時24分
コンサルテーション、当社には存在しないのですが目的は企業としてのレベル均一化と個の能力を高める事にあるのでしょうか。気温MDも個の感性よりも統計的な売上動向が主軸なのかな?例えば鍋商材、気温以上に週末に売上が跳ねる・・・やはり家族団欒には鍋ですよね。キャベツ・もやし・ニラも最近では鍋商材、トマト鍋もある位ですから。鍋商材の提案一つにも拘りと言うか個のレベルが大きなウェイトを占めると思います。
投稿: dadama | 2013年11月19日 (火) 23時04分