師走商戦の開幕
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
1年というのは、どうしてこうも早いのだろう。
少し前にお盆商戦を終えたばかりだというのに。
ブログでも、これから9月、10月、そして慌ただしく11月を終えると年末商戦が始まる、というような事を記したが、その11月も終えようとしている。
そして、11月の店長会では、バイヤーからの年末商戦のサワリの話しを聞いた。
今年の青果、鮮魚、精肉はどうなのか?。
更にグロサリーの年末商材はどうなのか?。
各バイヤーからの話しが続くが、日程的なオペレーションの話しが中心であり、今ひとつ商品面での具体的な話しが少なかった。
“この年末の一押しは何だ?”
やっぱり、我々商売人は年末という商売にたいしては商品あってのイベントである。
商品を軸にしたコミュニケーションをメインに話してもらわないと身近な存在として受け止められないのだろう。
今年のみかんは?。
今年のかには?。
今年のおせちは?。
今年の・・・は?。
年末商戦とはいえ、毎年同じ売場の繰り返しが続く。
“今年は昨年と何が違うのか?”
こんな話しをされると、ピンと来るのが年末商戦である。
特に店長という存在は、毎年同じ売場、同じ商品を決まった期間から展開するわけだから、昨年との違いを見出して微妙に打ち出しアイテムを変えてみたり強調してみたりして昨年との差別化、他競合との差別化を図っていきたいと願っているのである。
その部分をお客様に思い切って提案して、個店の独自化を図りたいと願っているのである。
部門チーフと比較して何倍も年末を経験しているわけであるから、ここぞの場面では部門チーフ以上に判断力を持ち合わせているのも店長という存在であろう。
普段の当たり前の売場作りと発注とは別物のクリスマス年末という1年で一度の大イベント。
しかし意外に変わらない年末商材。
だから場数を踏んだ店長という存在が際立つ時。
そして、店舗レイアウト上も店長管轄で年末商材の展開計画が練られているのであるが、商品部は店長をスルーして部門へのコミュニケーションを取りたがるのだろうか。
部下も、店長抜きではレイアウト上の年末商材の陳列場所を決められないという位置づけである。
尚更、店長が店舗レイアウトを把握して、どこに何を展開してクリスマス・年末をどう打ち出していくかが問われる時である。
しかし、今ひとつ店長という存在に商品を吹き込もうとする風が吹いてこない。
そしてそう思えるうちが華なのかもしれない(笑)。
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