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2013年11月

2013年11月30日 (土)

師走商戦の開幕

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1年というのは、どうしてこうも早いのだろう。

  少し前にお盆商戦を終えたばかりだというのに。

ブログでも、これから9月、10月、そして慌ただしく11月を終えると年末商戦が始まる、というような事を記したが、その11月も終えようとしている。

そして、11月の店長会では、バイヤーからの年末商戦のサワリの話しを聞いた。

  今年の青果、鮮魚、精肉はどうなのか?。
  更にグロサリーの年末商材はどうなのか?。

各バイヤーからの話しが続くが、日程的なオペレーションの話しが中心であり、今ひとつ商品面での具体的な話しが少なかった。

  “この年末の一押しは何だ?”

やっぱり、我々商売人は年末という商売にたいしては商品あってのイベントである。
商品を軸にしたコミュニケーションをメインに話してもらわないと身近な存在として受け止められないのだろう。

  今年のみかんは?。
  今年のかには?。
  今年のおせちは?。
  今年の・・・は?。

年末商戦とはいえ、毎年同じ売場の繰り返しが続く。

  “今年は昨年と何が違うのか?”

こんな話しをされると、ピンと来るのが年末商戦である。
特に店長という存在は、毎年同じ売場、同じ商品を決まった期間から展開するわけだから、昨年との違いを見出して微妙に打ち出しアイテムを変えてみたり強調してみたりして昨年との差別化、他競合との差別化を図っていきたいと願っているのである。

その部分をお客様に思い切って提案して、個店の独自化を図りたいと願っているのである。

部門チーフと比較して何倍も年末を経験しているわけであるから、ここぞの場面では部門チーフ以上に判断力を持ち合わせているのも店長という存在であろう。

普段の当たり前の売場作りと発注とは別物のクリスマス年末という1年で一度の大イベント。

  しかし意外に変わらない年末商材。

だから場数を踏んだ店長という存在が際立つ時。
そして、店舗レイアウト上も店長管轄で年末商材の展開計画が練られているのであるが、商品部は店長をスルーして部門へのコミュニケーションを取りたがるのだろうか。

部下も、店長抜きではレイアウト上の年末商材の陳列場所を決められないという位置づけである。

尚更、店長が店舗レイアウトを把握して、どこに何を展開してクリスマス・年末をどう打ち出していくかが問われる時である。

しかし、今ひとつ店長という存在に商品を吹き込もうとする風が吹いてこない。

  そしてそう思えるうちが華なのかもしれない(笑)。





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2013年11月29日 (金)

スポンサーシップ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スポンサーシップ。

  聞き慣れない言葉である。

先日読んだ本。
  
 「なぜ社員はやる気をなくしているのか」
  
  柴田昌治氏著。

彼の著書からは多くのマネジメント手法を学んだ。

  特に従業員のモチベーション。

既存の組織論を否定し、現場の末端のひとりひとりの従業員の働きがいに目を向け、組織を活性化させる手法には大いに学ばせて頂いた。

その彼が2007年に著した本である。

  スポンサーシップ。

リーダーシップの一種ではあるが、組織内の部下を引っ張っていく弊害を考慮し部下が主役になりうる機会を演出しながら、質の高いリーダーシップを作り出していく事がスポンサーシップだ。

店舗での店長は、店舗内で強いリーダーシップを発揮して従業員を強力に引っ張って店舗を一丸化し、店内の販売力を強化して競合店に打ち勝っていくというイメージを強く持っている。

しかし、それが行き過ぎると部下の思考能力を低下させるという。

  如何に全体最適を優先して店長という役割を演じるか。

店長とはその店舗の最高責任者である。
全ての責任は店長に集約され数値責任を問われる。
最高責任者であるが故に、店舗内では店長に表立って逆らえる役割を担った存在はいない。

  そこに店長のリーダーシップに個人差が出る。

この本を読んでいると、私とてリーダーシップの行き過ぎを憂いてしまった。

  “やらせ過ぎていないか?”
  “引っぱり過ぎていないか?”
  “強引に暴走し過ぎていないか(笑)?”

等々。

時にはそんな姿を見せて、セーフティーネットを作ってやることも必要だが、常に引っ張り過ぎていれば、部下の思考態度を奪ってしまう結果となってしまう。

  やる気というモチベーション。

古い言葉ではある。
しかし、逆にこのやる気という言葉が企業から消えつつあるのも事実であろう。
そして、従業員個人がその職場で、やる気を失い働きがいを得られずに他の職場にそれを求めて退職していく環境が整っていくのである。

  働き始めた新入社員が数年で退職していく。

再度、その事を考えさせられた本である。


「なぜ社員はやる気をなくしているのか」
 柴田昌治氏著。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532195365/tetu0358-22



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2013年11月28日 (木)

シニアの購買プロセス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


既に高齢社会に突入している現状。

  如何にその変化への対応をしていくか?。

既に既存の店舗でも店舗レイアウト上からそのような流れになっているかもしれない。

高齢化という過渡期はもはや過去の言葉であって、既に高齢社会の現実を認識していかなえればならないという現状である。

先日のセミナーでも、ヤングとシニアの購買プロセスやアンケートから、どのような具体的な取り組みをしていくかという事例がいくつか報告されていた。

特に今後増加してくるシニアに関しては十分に追求していく必要があるだろう。

  シニアに対しての現実を理解すること。

その中で、団塊の世代といわれる60歳代とそのご子息である団塊ジュニアの30歳代をして、シニアとヤングという捉え方が出来る。

特にシニアに関しては今後60歳代から70歳代へと変遷していく中で、どのような消費行動に変化していくのか。

当然、子供達の自立から夫婦二人きりの生活に移行し、自宅のクルマ等も大型から小型に変化、近距離で個食の要求が高まり、加齢による健康志向も高まり、今までの生活経験から新たな欲求というよりはいつもの安心できる経験値での暮らしを好み、納得したものに関しては価格を気にせず暮らしに取り入れ豊かさを享受する。

安心感という軸で見れば、NB商品とPB商品の受容で比較すると、シニアとヤングでは真逆の購買動向を示すという。

  NBを好むシニア、PBを好むヤング。

いままで馴染んできたNB商品をいつもの味と認識し嗜好するシニアに対して、価格と品質のコストパフォーマンスに優れた価値を理解するヤングはPBで満足している。

問題は、これから増加してくるシニア世代の嗜好がPB受容型からNB安心型に変容していくのかどうかだ。

シニアとヤングの嗜好が真逆なのは現実としても、今後シニアになるに従って、嗜好も変化してくるのかどうか。
そうすれば、NB嗜好のシニアとPB嗜好のヤングという構図は今後も変わらずに推移していくが、ヤングの高齢化に伴いPB嗜好が増加していくことも予想される。

更に都市型店舗では、商圏内のシニア化に伴い、インスタントご飯も200gのパックから130gのパックの品揃えも導入したり、缶ビールも350ml缶メインから135ml缶をメイン展開している店舗が出現し始めているという。

年齢層がシニアになっていくという事は、このような事実を伴っていく事なのである。

今現在では、私自身も135ml缶の缶ビールを飲む姿はイメージ出来ない。
ましてや、先日行われた「てっちゃん会」のメンバーなどは絶対に有り得ないと思ってしまうが(笑)、その年代になればそのような容量に嗜好が変化していくのだろうか。

かと思えば、子供世代と同居するシニアはまだまだ現役を降りれないのも事実。
働く子供夫婦の支援として、孫の世話から子供夫婦への金銭的支援もあり現役で働き続けるおじいちゃんや現役主婦をつづけるおばあちゃんの存在も増加してくるだろう。

立地周辺のお客様の現実を把握して、どう店舗運営に反省させるか。
世の中は、地域のお客様と共にどんどん変化しているのである。



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2013年11月27日 (水)

情報の裏側の共有

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は、どれほどの情報を部下と共有しているのだろう。

  表面上の情報共有の事ではない。

営業トップから、ロス改善という指示がきたから、ロス率を下げるという行為とコミュニケーションをするという事ではない。
それは、表面上の情報であり、その裏側に潜んでいる真実を推測しそれをコミュニケーションする相手と共有しなければ、受けた相手の受信の深みが異なる。

  如何に、その裏側の状況を部下と共有するかだ。

我々は、店長会等でトップからいろいろな課題を要求される。

  それに対してどこまでその課題を翻訳できるか。

例えば、トップから「新入社員の教育に力を入れろ」という指示が発信されたとする。

ここで、この情報を受け取った店長たちが、店舗に帰って新入社員を受け入れている部門チーフにどんな話しをするか。

ある店長は、部門チーフに「しっかり教育しておけ」というコミュニケーションをとる。
またある店長は、具体的に自社の資料を使って教育スケジュールを部下とチェックする店長もいるだろう。
 
  しかし私は、そう言う事以前の問題だと思っている。

それは、新入社員という存在をどう捉えるかを共有する事が前提ではないかと思っている。

新入社員とは、今後企業を支えていく存在であり、彼らの成長が企業を存続させていくことになるのだが、更に言えば彼らの成長無くして我々の成長も無い。

それはどういう事かと言えば、新入社員が成長し我々の言葉を理解して行動してくれる存在になれば、我々はよりレベルの高い売場提案をお客様に提供出来る。

レベルの高い売場を提供出来れば、より競争力を増しお客様が自店に付いてきてくれ、更に広範囲の品揃えとグレードを得る事が出来る環境が整う。

それは我々の仕事のレベルを大いに引き上げてくれるだろう。

更に、部下の成長によって我々がより高い地位の役割を担っても、それを支えてくれる部下という活躍してくれる存在になるわけだ。

  我々は上位職につけばつくほど部下に支えられなければならない。

その部下を育成して鍛えれば鍛えるほど、彼らは私の為に力を発揮してくれる存在となってくれるものだ。

  新入社員の教育とは第一歩となるのである。

そう考えると、新入社員の教育に留まらず、部下教育とは自分の為の行為なのである。

  このような情報の裏側を共有すること。

所謂、情報の理(ことわり)を共有することによって本来の意味を理解し、それによっていろいろな角度からその本来の意味を噛み砕いて、その本質を実行しようとするからブレ無いのである。

  まずはブレ無い信念を創造することなのだと思う。

人間の行動には、全てに理由がある。
その理由を信念にまで深化させ理解し、自分の腑に入れる。

  ここまでいけば、ブレ無い哲学が確立される。

そこまで、情報の裏側を理解して共有したいものである。









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2013年11月26日 (火)

自店のお客様

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、セミナー参加とその趣旨について書いた。

  本日は具体的な内容。

データを軸にしたセミナーであるから、データをどう店舗という現場で活用し顧客獲得であり点数拡大であり、結果として売上拡大、利益確保へ結びつく手法の共有という趣旨でのセミナーである。

今回、このセミナーに登場した企業様は、

  システム構築会社。
  データ分析会社。
  食品スーパー。

このような企業様の、それぞれの現状の取り組みの報告があった。

  データ分析会社の仲介。

今回は、販売データとその他購買者の情報、更には商圏内の顧客情報等を駆使して、独自の52週MDの提案を食品スーパーに対して提案していく企業の存在価値を提案する発表もあった。

52週MDを週毎に実践している私にとっては非常に興味のある項目だった。

  今までは、スーパーの存在価値は冷蔵庫の代替。
  現在は、スーパーの存在価値はキッチンの代替。
  そして未来の存在価値は、食卓演出の情報提供。

食卓という場が、どんどん重要になってくる。
そこに存在する人、食材、調味料、お酒、食器、テーブルクロス、お花等。

  それを従来は全社レベルで統一展開していた。

それを、顧客データを元にした個店対応をしながら顧客に対してのジャストフィット化していく。

その為のデータ活用であって、従来の本部主体の活用から個店主体の活用に細部化して活用していく時代を提唱している。

以前にもブログに記したが、どんなに企業が巨大化しても、小売という商売は読んで地の如し、小さく売る仕事。

  立地する商圏のお客様の暮らしは店舗毎に異なる。

お客様に追随しようとする企業は、このジャストフィットからは避けられないのだ。

これが、企業姿勢の違いで全社対応しようとする企業姿勢であれば、そんな対応は時間の無駄だけの話しである。

しかし、一人一人のお客様の情報を大切にして個店対応をしていこうとする企業にとっては、今後の方向性を決める店舗運営の手法であろう。

  全社からの方向性を示す全体情報。
  更に全体情報から具体化する店舗。
  結果として検証を繰返す本部販促。

それら部署毎の全体の連携と強化が非常に大切になってくる。
これらをどう一体化していくか。

データ活用という事例を通して、如何に組織強化できるかが今後の課題か。








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2013年11月25日 (月)

システム関連セミナーから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるセミナーに参加してきた
  システム関連セミナー。

一言で言うと、データ活用事例の発表であったり、52週のマーチャンダイジングの提案であったり、更には最新店舗の売場レイアウトから高齢社会への対応であったりを発表するセミナーであった。

  非常に参考になる事例が盛りだくさんだった。

前半はシステム会社のクラウドの説明なりで、ほとんど頭の痛い内容だったが(笑)、後半の2時間は現場に近い話題をデータを活かしながらの具体的内容だったため、現状の自分の店舗でも活かせる事例が多かった。

  システム関連セミナー。

要は、各社のシステムを駆使してのデータ活用を如何に売場という現場で活用して業績改善に結びつけるかというストレートな課題に対して、本気になって思考している企業が集まって知恵を共有しようとする場である

特に後半は、52週のMDに対してどう取り組んでいるかというメーカーさんと小売企業の取り組みであり、顧客情報を駆使してエリア限定のダイレクトメールを発信したり上位優良顧客に対してのサービスを強化したり、更には直近で開店した企業の最新店舗での新たな店舗レイアウトや商品構成を検証したりと、現場で働く我々にとっても非常に参考になる内容が盛りだくさんだった。

  結局システムも使いこなせてナンボのもの。

システム関連の方が駆使しなければ役立てないデータでは意味が無い。
現場の人間がデータを簡単に操作して、新たなチャンスのありどころを仮説立てて、現場で実践し検証する。

このサイクルが的を獲るように方向付けをするとともに、より具体的な活用法をいろいろと知恵を出し合い検討し実践し、そしてその成功事例なり実施事例なりを現在進行形も含めて、共有しようとする試みは大切な事だ。

私は、以前からデータは過去形では意味が無いと思っていた。

  仮説検証する道具としてのデータ。

それが、POSデータであり、過去の販売数量をいくら探っても何も出て来ないと思っていた。

だから、自ら仮説を立て、仕掛けた単品なりカテゴリーなりを動向を探り、次なる仮説を立てる道具としてのPOSデータの活用を主に取り組んできたつもりである。

しかし今回のセミナーに参加して、初めてそうでもない事に気づかされた。

  世代別買物動向。

これには、商品データだけでなく、顧客データの活用が必要なのだが。
そして、商品の動向を追うのではなく、顧客の動向を追う事で、この事が可能になる。

更に、今後はカートに無線を設置し、顧客の買物導線までチェックできる時代が来るという。

そうなったら、従来の仮説が一気にひっくり返るほどのパラダイムシフトが起こるかも知れない。

  益々、仮説検証の深化が進んでいく時代が迫っている。







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2013年11月24日 (日)

めちゃイケ体育祭

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、めちゃイケでAKBによる秋の体育祭が行われた。

  春は「バカセンター」を決めた。

結果として、川栄李奈がセンターを射止めて話題となった。
そして、その番組の中での珍解答から「ハステとワステ」という操り人形まで登場して話題となった。

更に、その後のAKB総選挙でも大躍進するなど、前回のバカセンターによって川栄李奈は大きく知名度を上げる結果となった。

さて、今回はAKB内の大運動会と称して、AKBの出演者の運動能力を数種類の競技から数値化して、最終的には順位を算出して順位を決め、運動オンチのセンターを決定するという内容だった。

結果、運動オンチのセンターには、SKEの松井玲奈、センターの両脇には柏木由紀と指原莉乃。

逆に上位は一位大島優子、二位松井珠里奈、三位山本彩。

見ていて、春のバカセンター決定戦の面白さが伝わって来なかった。
春のめちゃイケでは、本気が試験をするもその解答ぶりが面白さを誘っていたのだが、今回のめちゃイケではその「本気」ぶりがほんの数人にしか感じられなかったのは私だけだろうか。

  本来、AKBの良さは「ガチ」である。

何事も本気で取り組むから、人々の感動を誘ってきたのだ。
その本気というキーワードが、今回の番組には感じられなかった。

まず出場選手が少なすぎ。
更に本気で取り組んでいるように思えるメンバーも少なかったなぁ〜。
最後は、競技も少なすぎたのではないか。

  「相撲」「リレー」「徒競走」「走高跳び」「逆上がり」。

もっと運動会らしい競技を実施してほしかったなぁ〜。
出来れば、全グループ総出場でマイナーなメンバーが本気になって運動能力を誇示してほしかった。

そんな姿勢から、未来のセンターが発掘されるのではないか。

  それでもやっぱり「大島優子」か。

全ての競技に全力で取り組み、後輩に道を譲らずに本気で勝ちにこだわったのは大島優子。

  この姿勢が3期以降のメンバーには少ない。

是非次回は、運動会の優秀なメンバー16名を競って頂きたい。
そして、その優秀なメンバー16名で新曲を出して頂きたい。

  更に高度なダンスナンバーで魅了してほしい。

そんなAKBが誇る最強ダンスチームを発足してほしいものだ。





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2013年11月23日 (土)

ボージョレー解禁

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ「ボージョレ・ヌーボー」が解禁となった。

  毎年11月の第3木曜日が解禁日。

店舗への入荷は11月19日の火曜日には入荷していたのだが(笑)。
このような業界のルールによって、木曜の午前0時までは販売できない。

今年のボージョレーに関しては、以前にも記事にした。

  今年は、単品で仕掛けるという内容。
  更に、部門合同展開を副店長中心に実施。

この2項目が今年のテーマ。
単品で仕掛けると入っても、ボージョレヌーボーを直前の発注で数量調整は出来ない。

  バイヤーは毎年お盆後に数量決定してしまう。

よって、私もお盆後にバイヤーに今年の状況と数量を確認し、数量決定した。
そして、毎年数量が不足して欠品してしまう商品に関して、今年はクリスマスまで品揃えしてみようと企み、約200本の注文をした。

  アルベール・ビショー。

2010年に金賞を受賞したワインである。
2011年に50本ほど単品で入荷したが、その週の週末には欠品。
昨年は、新店オープンと重なったためバイヤー送り込みのみの数量だったが、やっぱりこの単品は早々に欠品状態。

  “翌年は絶対に売込んでやる!”

そんなイライラが募っていた単品だ(笑)。

そして同時に、このボージョレ・ヌーボーの解禁を機に、お店のおつまみ合同展開も進めようと思った。

  副店長主催の部門合同展開。

いろいろな意図がある。

  副店長にも販売面を任せたい。
  部門合同展開にて各部と打ち合わせさせたい。
  ワインというテーマの横串という発想を養わせたい。

いろいろな意図を持って、今回はワイン自体を私が担当し食材の販売は副店長が担当するという役割を分けた。

  ワインはグロサリーチーフと打ち合わせすれば良い。
  合同展開は各部との折衝が必要となる。

各部と打ち合わせしなければならない部門合同展開とは、簡単なようで非常に難しく面倒な作業なのである。

  しかしコミュニケーション能力が格段に高まる。

これが狙いだ。

結果、それを乗り越えて、しっかりと売場作りをしてくれた。
ボージョレ・ヌーボーの解禁だけに留まらず、これを機に販売体勢を強化しながら、クリスマスから年末へのイベントに備えていく。

  いよいよ年末モードに突入です(笑)。







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2013年11月22日 (金)

販促媒体の活用

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


販売力の強化。

  そう言われて陥る罠。

それは、商品の仕入れ数量の増加と欠品対策。

  益々、視野を狭くして考えてしまう。

しかし、商品をお客様が購買して初めて売上げという数値が高まるのである。

  お客様にとっての買い場になっているのか?。

その視点で売場作りがなされているかという感度。

  この感度が高いか低いか。

これが売上を左右するポイントだと思っている。
そして、意外とポイントの高い販促媒体が、説明POPである。

  所謂、コトPOP。

商品の販売には、一品毎に販売員がついてお客様に商品説明をしながら販売するのが理想ではある。

しかし、チェーンストアの最大のメリットはプリパッケージ販売によるコスト削減と低単価での最大品揃え。

そこに対面販売をする余地は少ない。

  だから、対面販売を補足する意味での商品説明媒体。

要は、対面でお客様に伝えたい「商品の売り」を、代替えの説明分で伝えるという行為である。

販売者の意図を、販売員がその場に居ずとも、変わりにその場に立ち寄ったお客様の伝えてくれる役割である。

  単に商品が並んでいるだけの売場ではない。

そこにお客様が家庭で使う立場に立った時に役立つ説明があって初めて、商品と説明がマッチィングして購買動機に繋がるのである。

  だから商品とPOPがマッチした時の販売力は凄まじい。

こんな説明媒体を駆使することも販売技術なのである。

  我々は、その事を十分に理解しているだろうか。

売るという事は、買うという反対語。

  買うという本質を理解しなければ売れない。

買うという心理を理解すること。

  お客様は買って、どうするのか?。

何のために食するのか。
なぜ、この商品を食するのか。
なぜ、この商品を今購買しようとするのか。

その事を突き詰めると、お客様の購買心理に辿り着く。
そして、その購買心理を刺激するのが、商品のそばに記載されている説明POP。

品揃えの100%の商品全てにその事が出来るわけではない。

  せめて単品量販している商品にだけでも。

その単品だけでも、販売技術の一環としての商品説明POPの設置。
その行動を繰り返していけば、どんな言葉がお客様の購買心理を刺激するのかを学んでいく。

  お客様の購買意欲を刺激する言葉。

この今のタイミングにジャストフィットした説明文。
そんな粋な言葉がストレートに出てくる能力もまた、販売技術なのだろう。





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2013年11月21日 (木)

野菜と果実

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


野菜と果実。

  青果部門を分けると「野菜」と「果実」。

どこの企業でも、この二つの部門を合わせて「青果」部門と呼んでいる。

  “当たり前の話しだろうが”

どの企業も同じ青果という部門で管理しているが、それでも「野菜」と「果実」に分けて利益管理をし、仕入れをし、販売計画を立てて営業している。

バイヤーも分けられ、数値管理、仕入れ管理、販売管理を分けられている。

  しかし現場では一人のチーフがまとめている。

私は、この二部門は別物だと思っている。
確かに、同じ青果市場で「野菜」と「果実」が同時に扱われているが、商品特性は全くの別物である。

方や低単価で鮮度重視の為、常に売場補充に明け暮れ、商品回転を重視する部門。
そして、野菜の価格も店舗の重要な競争要因となり、この価格政策で集客力が変化してくる部門。

方や高単価で52週毎に商品構成がダイナミックに変化し、旬と出荷時期の相場に合わせてダイナミックな売場の変化と売り方の変化で売上が左右されるため、瞬間的な仕入れ技術と販売技術を要して売上金額を創造していく部門。

  明らかに、この二部門は別物である。

まったく違う商売感度を求められ、異なる商品管理と数値管理を求められる部門である。

この二つを同時に同じマネジメントで括ろうとしたら、絶対に無理が生じる。

  どんな無理か?。

野菜に軸を置いたマネジメントでは、ダイナミックな果実の単品量販は出来ない。
果実に軸を置いたマネジメントでは、商品回転に合わせたオペレーションが崩れる。

  二部門同時に満足のいく数値を達成するには。

的確で明確な本部情報と、確実なオペレーションに支えられた売場維持が必要となる。

  安定した現場の作業と変化に富んだ本部情報の融合。

この二つが必須となる。
変化を好む私は、当然に「果実」が性に合う。

しかし、部門チーフにはこの二つの要素が求められる。
そして、企業によって二部門の構成比が違うと言われるが、それは上記の要素の偏りなのだろうと思う。

  野菜が強い企業。
  果実が強い企業。

それぞれが、その企業の性質を物語っていると思われる。
どちらが良いとか悪いとかの問題ではなく、どちらも強化しなければならない問題であり、その強化の仕方が野菜と果実では歩むステップが変わってくるという事だ。

そして、現場ではまず安定したオペレーションを身に付け、次のステップとして大胆な売場展開へと発展していければ、数値をブラすこと無くステップアップしていけるだろう。





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2013年11月20日 (水)

年神様伝説③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年も、年神様伝説の季節になってきた。

  “まだ早いでしょ”

しかし、おせちメーカーさんは今が佳境なのかもしれない。

  年神様伝説の伝道師達の企業訪問。

そこで、おせち料理の由来から単品の由来、そして家族の幸せを願う行事。
年々忘れ去られていく歳時記をもう一度呼び戻し、消費を喚起させていく。

自企業でも、3年前からこの年神様伝説を導入し、メーカーさんが作られたDVDを流し、媒体物を設置し、謂れ(いわれ)訴求を徹底して売場作りに活かし、その効果もあってかおせちの業績が飛躍的に拡大したのを思い出す。

更に翌年も好業績に終止し、謂れ訴求の効果を思い知らされたものだ。

昨年は自社の店長会議でも謂れ訴求を講演していただき、おせちの謂れを店長がダイレクトに講習を受け、そのままダイレクトに売場に活かし好調をキープできたようだ。

但し、自店は昨年の新店のオープンを控えており残念ながらその会には出席出来なかったのだが、その足で新店まで出向いて頂き単独で講義を受けるという幸運にも恵まれた(笑)。

  そして、今年の講義。

今年は、史上稀にみる絶好の曜日周りであると言う。
クリスマスも早めの需要に入り、25日もクリスマス需要から年末需要への移行が早期に進み、特に郡部での需要の伸びが期待できる。

更におせちの需要が高くなる28日が土曜日であり、曜日周りも年末商材の購入に最適な曜日が巡ってきているらしい。

それを直接メーカーのマーケッティング担当の方から聞く訳だから話しがダイレクトに伝わってくる。

  おせちの早出しによる再購入率の上昇。
  謂れ訴求の徹底により購買数量の上昇。
  スィーツ風おせち開発で若年層の上昇。

更に、12月6日には「和食の無形文化遺産」の登録?がなされ、それにまつわる日本古来の食事に対してのテレビ報道も増加するだろう。

  まさにおせちの販売にとってはフォローの嵐。

この絶好の販売チャンスを掴むか逃すか。
これを仕入れ計画に反映するかしないか。
そこまで突っ込んだ説明だった。

  更に、毎月29日の「福の日」の活用。

知らなかったが、毎月29日は「福の日」らしい。
それらを活用して、おせちの史上最大の販売チャンスを掴んでほしいとの願い。

  そんなものがひしひしと伝わる講義でした。








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2013年11月19日 (火)

コンサルテーション

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


当店の青果部門がコンサルテーションを受けている。

  企業が所属する団体のコンサルグループから。

月一回のコンサルテーションで、今回が3回目となった。

早朝からチーフの仕事の流れやメンテナンス面、販売面などトータルでのコンサルテーションを受け、場面場面でのあらゆる課題を指摘されながら、現場のチーフであり本部のトレーナーでありバイヤーでありの課題を受けるというコンサルテーションのスタイルである。

新任のチーフに入れ替わってからは今回が2回目となる。
担当者からチーフに昇格したばかりであった前回は、基本的な指摘事項が多く、チーフとしては第1ステージの課題がほとんどだった。

  そして、今回の課題は第2ステージ。

だから、要求される内容のレベルが上がっていた。
嬉しい事ではある。

その中で、印象に残った課題が拾い上げられた。

  気温MDに関して。

気温の急激な変化に対して、日々の計画に修正を加え、その日最適な販売計画がオリジナルで展開されているかという問い。

  日々の気温の変化に合わせた販売計画の精度アップ。

例えば、急激な気温低下に応じて、鍋材の白菜やきのこ等の商材をもっと強調して目立つ売場に変更するという行為。

事前計画は当然あるが、更に当日の状況に対応して変化追従するという変化対応。

  “指摘事項のレベルが上がったなぁ〜”

普段であれば、基本的な仕事の流れやマネジメント、その他陳列技術等の指摘事項がほとんどだった。

  どん欲にその日の売りを稼ぐという指導。

それは、コンサルタントが本来指導したい項目なのかも知れない。

  “いよいよその分野に指導が入ってきたか”

嬉しい限りではある。

  売場とは基本と応用で成り立っている。

基本とはいつも同じ売場が維持出来るという土台。
応用とはタイミングに応じて最適化できる対応力。

応用に関しての指摘事項が増えてくるという事は、それだけ基本レベルを卒業し次への段階へステップアップしていってほしいという意図があるのだろう。

  “そこまで考えなければならないのか?”

コンサルテーションでは、徐々にレベルの高い指導が行われるが、

  “そこまで出来ねぇ〜よ”

と諦めてしまうのか、

  “何とか自分のレベルを高めてみよう”

と自己啓発してそれを自分の基本姿勢に組み入れるのか。

この差は非常に大きい。

どんどんレベルの高い指摘事項を提案してほしいものである。





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2013年11月18日 (月)

サンふじりんご登場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


サンふじりんごがいよいよ最盛期に入る。

  蜜が入り始めてきた。

8月末から出回るりんご。
9月につがるや黄王がピークになり、10月には早生ふじやシナノスィートやゴールド、更に諸々のりんごが出回りピークとなる。

そして、11月に入りようやく出回るサンふじりんご。

  なんだかんだと言っても日本が世界に誇るふじである。

その中でも、サンふじは太陽の光をサンサンと浴び(おやじギャグではありませんから)、たっぷり蜜を含んだりんごとなる。

  酸味と甘みのバランスが取れて、濃い味。

いろいろな味を楽しめるこの時期のりんごであるが、やはり最後はサンふじでりんごの味を締めくくる。

  それがりんごの出回りと我々の販売手法。

いよいよりんごの販売も終盤機を迎えているという事だろう。
そして、最後の出てくるサンふじりんごで締めくくる。

そのサンふじりんご。
生産量が日本一だけあって、これから12月まで出荷が続く。

  そして、味も最高潮に乗って来る。

しかし、同様にみかんの販売数量も増加してくる。
美味しいさ敵にはサンふじが1年で一番美味しい時期を迎えるが、販売金額的にはみかんが圧倒的に高まっていくこの時期。

  ふじりんごかみかんか。

この選択肢が辛いところだ(笑)。
アイテム的にはりんごのピークは過ぎたが、単品的には絶対的なサンふじの蜜入りが濃厚になっていくこの時期。

  お客様には日本の晩秋の味を訴求していきたい。

そんな時期。
そして同時に海外からは「ボージョレー・ヌーボー」が入荷してくる。

  そんなエキサイティングが今週である。



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2013年11月17日 (日)

寄せ書きから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回のてっちゃん会で頂いた巨大ポスターと寄せ書き。

  本当に力強い一筆が印象に残る。

そして、寄せ書きもいろいろと書いて頂いた。
その中で、印象に残った寄せ書き。

  「哲学と実践!いつもありがとうございます」

不動の哲学を持ち、そのブレ無い軸に沿って実践していく。
寄せ書きを書いた方は、そのような意図で書いて下さったのだろう。

  嬉しい限りだ。

しかし、思い返せば、最近のブログ記事で「哲学と実践」をテーマにした記事ってあっただろうか。

  最近は、販売面やそしてクルマに堺雅人等等。

哲学と実践とは程遠いテーマに終止していたようにも思うのだが、それでも寄せ書きでそう書いて頂けたのはどうしてだろう。

出来るだけ多方面の話題を揃えようと、販売、経営、リーダーシップ、人生、芸能、趣味その他とあらゆるジャンルを記事にしてきたように思う。

  理屈を並べて論理的に哲学を語った事も無い。

ただ、言える事は、どんな記事に対しても、その根底に流れる哲学を引き出してきたとは思っている。

  芸能にしろ、趣味にしろ、販売経営にしろ。

その根底に流れる哲学が存在し、その哲学に沿って人間が関わり行動し人生を享受する。

  正しい哲学には正しい実践が付随し正しい結果に至る。

それは、どんなジャンルにも共通に言える事である。
それは、人間ひとりひとりの人生論でもあり、人生哲学でもある。

いくら組織が巨大化しても、そこで働く人間の人生は巨大化しない。

  ひとりに一つだけの人生だけが存在する。

それは決して薄められるものではないし、一部を削除出来るものでもない。
組織として、一人の人間の人生を大切にしながら組織運営していくという哲学に貫かれた企業は強い。

  そんな人生をそんな組織で歩みたい。

そして、そんな組織で力を発揮したい。
だから、自らリーダーとなる組織だけは哲学を失わずに実践していきたい。

  根底にそんな味のある記事を心がけたいものだ。









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2013年11月16日 (土)

意外な売筋

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


個店の客層の違い。

  同じチェーンストアでも個店対応すべき事項。

それは、その店舗毎の立地の違いとそれに付随して来店されるお客様の客層の違い。

  これはどんな巨大スーパーでも同様の課題。

特に食品スーパーの場合は基礎商圏は広くても半径約2k。
この限定された商圏では、個店毎に客層が違う事を前提に販売計画を練らなければならない。

  どんなに本部政策を統一させようとも。

客層の違いばかりは、如何ともしがたい課題である。
このマッチングをさせるのも店長の役割と言える。

  当店は比較的ヤングファミリー層の多い店舗。

1日を通して、若い奥さんが小さな子供をキャラクターカートに乗せて買物をしている光景が目立つ。

  “これほど若い客層は初めてだ!”

そのような光景をみていると、ついついそれなりの個食に徹底して対応していかなければならない。

  そう思い込んでしまう。

そして先日の七五三前の日曜日。

  鮮魚で刺身盛り合せを平台展開した。

その時の意外な結果。

  大型特選盛り合せの売れ数全社1位。

なぜ、大型の特選盛り合せが全社1位なのか?。
仕掛けた店舗が少ないという問題もあろう。

  しかし、地域性も大いにあるのだろう。

結局、ヤングファミリー層が割合的に多いという事実はあるにしても、お刺身の盛り合せを購入するという客層が問題なのである。

ヤングファミリー層が多いから、個食対応の刺身盛り合せを品揃え強化するという仮説を立てる事は否定しないが、重要なのは、そのカテゴリーを購入する客層に仮説を立てなければならないということなのだろう。

結果として、ヤングファミリー層はデイリー食品のピザとかデザートの購入が主であり、商圏2k遠方の農業地に住まわれる客層の方々が開店から午前中にかけて、大型特選盛り合せを購入されていたという事実から、次なる仮説を立てなければならないのだろう。

  単品を売込む上での量目のskuの拡大。

我々の仕事とは、このような小さな事実の積み重ねなのだろう。








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2013年11月15日 (金)

「てっちゃん会」第三幕顛末記

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、以前からお伝えしていた「てっちゃん会」第三幕が開催された。

  総勢18名の参加。

第一幕が6名、第二幕が18名、そして今回も18名。

回を重ねる毎に、中身が濃くなり、いつものメンバーが増えていくにつれ会話もストレートになっていく。

  開始時間が16時。

そんなに早くから営業している飲み屋さんを探して頂いた幹事様には本当に感謝である。

そして、ご参加頂いた方々、本当にご苦労さまでした。

  そして、ありがとうございました。

午後4時から午後8時までの4時間の飲み放題での懇親会。
 
  “こんな時間からの飲み会は普通は無いでしょ”

私も、そう思います(笑)。
でも、参加者の方の要望から実現してしまった開催時間。

  更に言い出しっぺが遅れてくるという迷惑千万(笑)。

そして、結局はそれでも時間的には不足感があったようだ。

参加者も4時開始の為、頭から全員が参加出来なかったため、参加者が集まる毎に乾杯が行われ新たな出合いと会話が弾み、18名とそれぞれ楽しく語らうと、4時間はあっという間であった。

  それでも語り足りない方もいた。

そして今回、参加したくても諸事情により参加出来なかった仲間もたくさんいた。

  次回はそんな方々も含めて開催したいものである。

今回初参加の方が私に言った。

  「でも意外に、店長さんが少ないね。」

店長日記という題目のブログに集う仲間に、意外に企業の店長が少ないという事実。
そう言えば、今回の参加者の中での現役店長は私を含めて、6名。

  18名中、6名の現役店長の参加。

これを少ないと見るか、妥当と見るか。

  “でもやっぱり、少ないかな”

ここにまだまだ企業の壁、組織の壁、場所の壁があるのだろう。

ネットという全国あらゆる場所への配信により、ブログを通じての繋がりは得られるが、距離的な壁は厚い。そしてそれに応じて掛かる交通費という費用。

  更に、組織内を飛び越えた外部への参加の壁。

それが許される組織で店長をされていなければ、なかなか参加に踏み切ることは出来ない。

  この会はあくまでも、マイナーで個人的な会合である。

だから、本当に集いたい者だけが集う会であり、内容の濃い会話が出来る仲間が集うのだろう。

そして、そんな中で、現役店長が企業の壁を飛び越えて他企業や他業種の方とどんどん交流を深めていければ幸いだ。

次回開催は、2月のスーパーマーケットトレードショーに合わせた時期での開催。

  既に、この「てっちゃん会」は私の手を離れている(笑)。

次回幹事の方も、今回幹事の方のご指名で決められ、場所も幹事の方が自由に?決めてくれる。

そして私は、このブログの内容を更に濃くしていかなければならない。
それがこの会での私の使命なのだと再認識させられたのである。









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2013年11月14日 (木)

キラキラ20時退社?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、スマホの@niftyニュースをよく見る。

  その記事の中に、「キラキラ20時退社」

なる記事が載っていた。

  “キラキラ20時退社?”

初めて聞くキーワードだ。

  20時に退社出来る企業に就業したい。

そんな就活女子が増えているらしい。

以前は、アフターファイブに憧れをもっていたものだ。

  5時に退社して自分の時間を楽しむ。

バブル全盛の時代のキーワードでもあった。
そして時代は巡り、今は20時退社に憧れを持つ。

  20時という時間はどこから来るのか?。

5時〜6時では、仕事に本気で取り組む社風に無い。
9時以降になると、ブラック企業化している感がある。

  微妙な20時退社が好バランス(笑)。

仕事にも熱中し、しかしそれに固執することなく、自分を大切に自分の時間を有効使える技術もある。

  そんな今風のお洒落さが20時退社。

でも、考えてみれば、20時で我々小売業から見れば結構遅い退社時間。

部門にもよるが、生鮮は18時〜19時が平均か。
グロサリーでようやく20時前後。

私が、現役で鮮魚担当だった頃は、やっぱり6時前後だったような。
だから、その後の仲間との時間も余裕があったような。

店舗の営業時間の延長に次ぐ延長で、店長の就業時間も延長していったような。
それも、時代の流れなのか?。

それでも、私の場合を言えば、副店長とダブルでの出勤の場合は20時退社している。残念ながら副店長が休日の場合は11時閉店で通し勤務となってしまうが(笑)。

企業にもよるだろうが、20時退社とはごくありふれた環境だと思うのだが、それでも就活においては、その事が話題になるということはどういう事か?。

  そうで無い企業もままあるという事なのだろう。

この業界が益々栄えていくには、やはり「働きたい」という環境をどう整えていくか。

  競合、数値、顧客満足、自己実現。

いろいろな課題はあるものの、キラキラ20時退社というキーワードを顧みて自社の働きたい度を高めていきたいものである。








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2013年11月13日 (水)

ボージョレーを仕掛ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、洋を仕掛ける時が来た。

  ハロウィンから始まる冬のイベントの数々。

そして、七五三からボージョレー解禁でのワインの売り込み。

  この機を境に、和から洋へ。

以前のブログにも記した内容。
そして、いよいよ11月の21日(木)にはボージョレーヌーボーが解禁となる。

  毎年早々に欠品していた単品がある。

毎年バイヤーに追加の発注をしても、事前発注により間に合わないとのコメントで欠品し続けていた単品だ。

今年は、8月中にバイヤーと数量計画を打ち合わせし、その単品だけで赤・ロゼ合わせて200本の計画を立てた。

ボージョレーヌーボーは11月中に売り切れ、とは良く言われる。
しかし、私はこの単品に関しては1年間の品揃えでも良いと思っている。
それほど人気のある単品であるから。
 
  このヌーボーだけはリピート買いが期待できるから。

それ以前に、国産の旬醸を仕掛けるが、この国産ヌーボーとて年間商品として品揃えしてもリピーターが継続して購買してくれる単品として育成されてきたわけだ。

  “是非ともこの単品を期間限定で量販してみたい”

数年前からそんな意図を持ってきたが、いよいよ今年はその念願が叶う年となった。
そして先日はその担当者が来店し、販売計画の打ち合わせをした。

  全面的にバックアップしてくれるらしい。

販売推進として、大型画像のビデオを設置し、販促面の媒体物を貸与し、更に飾り付けまでしてくれるらしい。

  単品量販により付随するサービスが得られるのである。

そんなメリットも享受しながら、思い切り仕掛けてお客様の反応を見てみたいものだ。

  販売は最高の場所を用意。

いろいろあるボージョレーヌーボーの中でも、今年は「コレ」という打ち出しによって、お客様を迷わせない展開をしてみたい。

更に、副店長にはワインに合うおつまみコーナーの合同販売計画を指示した。

  部門合同展開としては初のチャレンジとなる。

従来は部門長として力量を発揮してきた担当者が、副店長となって全部門に働きかける最初の仕事となったわけだ。

  これによって各部への関わりが更に増えるだろう。

そして、これがかなり面倒な作業ともなろう。
全部門を取りまとめて、売場計画、発注、商品化、陳列と細部の詰めをしなければならないからだ。

  これがものすごく良い経験となる。

そうやって、店舗がまとまりイベントに強くなっていく。

  アルベール・ビショー。

今年は、この単品に賭けてみたい。






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2013年11月12日 (火)

一本の電話

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、一本の電話が携帯に入った。

  「店長、お元気ですか?。」

かっての部下である。
彼は、現状の状況とその不安感を語った。

  現状の自分の存在に対する不安感。

私が介在していた時の仕事の充実感が得られない。

店長にもいろいろなタイプがあるだろう。

  チェーンストアの店長として管理するタイプ。
  販売力強化を全面に打ち出し企画するタイプ。
  モチベーションを重視して人と関わるタイプ。

私はどちらかと言うと、販売面を重視するタイプだと思っているから、販売企画を練り、部下に指示を出し関わり評価しているのだと思う。

それを、部下がどう感じているのか?。

  どんどん指示が飛ぶのでやりづらい。
  販売の琴線に触れるので乗ってしまう。
  
その他、諸々だろう。
確かに、「あ〜せい、こ〜せい」と指示を出す場面は多い。
それに対して、言葉が通じる部下はやりこなす。

  やりこなせれば、褒める。

だから、販売力がつく。
そして、益々評価を高めていく。

  しかしそれはあくまでも個人的な関係。

上司が変わり環境が変われば、その関係が変化していくのはチェーンストアの理であろう。

そんな中で、必至に数値改善へ向けて日々販売をしている担当者は多い。
しかし上司という環境が変化し、以前の関わりが無くなった。

  “俺は必要とされているのか”

そんな不安を持つ部下は多い。
私とて、かっての店長が評価した部下からどう評価されているのかわからない。

  異動で上司が変わると退職する担当者。
  異動で店舗が変わると退職する担当者。

それは、以前の仕事の楽しみや充実が消えてしまったという理由も一因であろう。
だから、店長が異動するとバタバタと従業員の退職が相次ぐ。

  私もそんな経験を幾度もしてきた。

そして、そんな電話が今回も掛かってきた。

上司と部下。
  
  人生の一期一会の出合い。

お互いの人生のサイクルの中で出会う一瞬の出合い。
だからこそ、その出合いを大切にしていきたいものだ。











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2013年11月11日 (月)

追い風に乗る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人生、追い風を受ける時もある。

  “そんな人生にお目にかかりたいね”

そう言う声も一部にはあるだろう。
しかし、人間は逆風の時もあれば追い風に時もあるものだ。

  追い風を実感していないだけなのである。

そして、その追い風の時の生き方、処世も大いに重要なのである。

  人生、逆風ばかりではない。

競合出店から1年が経過した。
競合が撤退した。
近隣にマンションが出来た。

更には、最近結婚した。
子供が生まれた。
家を建てた。

  数々の追い風が吹いている。

“家を建てたのが、追い風か?”

そう思う方もいるだろう。
でも、自分の身に快適な暮らしが増せば、それは追い風に変わるだろう。
いや、追い風に変えなければならない。

  そう、チャンスを追い風に自ら変える事。

そのチャンスを捉える眼とそのチャンスを逃さない瞬間的な行動力。
これを養えば、目の前のチャンスにサッと行動を起こし、先手を打ってチャンスを追い風に変え、その追い風に帆を張って一気に風に乗って飛んでいく。

  それは自ら追い風の風上に立つからだ。

チャンスは目の前をゴロゴロ転がっているものだ。
そのチャンスを見過ごせば、二度と同じチャンスは現れない。

  そして追い風をどう認識しチームで全力で取り組むか。

そこにチームのリーダーの着眼点があるのである。

  逆境の時ばかりではない。

いやむしろ、目の前をすり抜けていくチャンスも逆境と同等に現れているのだとしたら、我々は幾度となくチャンスを見逃しているのかもしれない。

  競合店が潰れたら、それはチャンス到来なのである。
  競合店が一周したら、それは絶好のチャンスである。

そんな時に、どう行動するか。

  “何もしなくても数値は安泰だ”

そう思ったら、せっかくのチャンスをみすみす見逃しているのである。

  ここで一気に畳み掛ける迫力がほしいものだ。

少しの力で、更に集客力を高められる場面なのであるから。
そう言う経験を積んで、チャンスの芽を育ててほしいものである。










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2013年11月10日 (日)

妻のステンドグラスⅥ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。芸能ネタの日。

  とは言うものの、ネタが無い(笑)。

AKBも最近はネタが少なく話題が無い。
リーガルハイはコンスタントに面白いが、小雪の出番が少なく結論も見えてこないもどかしさが残る。
11月に入り、いよいよ歌番組が佳境に入っていくが、いまだその時期には至っていない。

という訳で、妻のステンドグラスを久しぶりに載せたい。

先日、約8ヶ月の日時を費やして、ある作品を創作した。
友人から依頼された作品らしく、妻もある程度時間をかけ、丁寧に制作していたようだ。

  先日、ようやくその作品が完成した。

よって、その作品と「妻のステンドグラスⅤ」以来作り溜めていた作品も合わせて、「妻のステンドグラスⅥ」を載せたいと思う。

やはり、手間を掛け時間を掛け知恵を掛けた作品はそれなりに美しいものだ。
それは、我々が時間をかけて手間をかけて作った売場はそれなりにお客様の目を留めて参加率が高まるのと同様である。

更に、お世話になった人たちへの御礼として作った作品も多く、今自宅に無い作品も多く、妻も改めてその作品を見直して愛でていました。

ps
「妻のステンドグラスⅥ」を載せました。どうぞ
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/tumanosutenndogurasuroku/






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2013年11月 9日 (土)

先に動くか周りを見るか

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長としてリーダーとしての仕事のスタンス。

  動くか、待つか。

簡単に動くというが、情報が少なく先が見えない中で動くという事は非常に難しい事ではある。

  聞いてないから動けない。

このような状況では、いくらでも言い訳が出来る。
通常の仕事でも、このような言葉を良く聞く場面がある。

  「聞いてませんでした!。」

堂々とそんな言い訳をして、だから後手後手に回っても許されるという安易な発想。
しかし、同じ状況の中にあっても状況を見据えて先を読み、それに対して先手を打って行動し、事前に対応するリーダーもいる。

  待てば情報が集まり精度は高まる。
  しかし、後手に回る可能性も多い。

  情報の無い中で動けば無駄も多い。
  しかし、先手に集まる情報も多い。

無駄を覚悟で先手に動くか、情報を待って効率良く動くか。
これは、どちらが正しくどちらが間違いというものは無いだろう。

  しかし、一つだけ言える事は。

少ない情報から行動するという行為の積み重ねが、大いに自己鍛錬になる事だけは確かだ。

  昨今の鮮魚離れに対しての対応。

簡便商品に対してどん欲に品揃えを変え、簡便指向のヤングファミリー層に対しての品揃えに追随していくという新店開発。

  これとて、先手を打つから先行情報が得られる。

しかし、その投資はあまりにも大きいとも言える。
先行投資を行ったからには、やはりその投資分の先行情報をしっかり獲得して既存の現場に活かさなければならない。

  先行投資には必ず成功失敗が付きまとうもの。

だから失敗を恐れてはいけないが、とは言っても少ない成功事例をどれだけ先行情報として全社に広められるか。

そこをスローにしてしまうと、やっぱり待った方が良かったという結果を招く。
そうなったら、やっぱり周りを見てから行動したほうが少ないコストで効率良く他社の成功事例だけを盗もうとう発想に陥る。

それは、どちらも正しくどちらも認められる戦略であり、随時その場の状況に合わせて個別対応していく意外には無いのだろう。

しかし、常に先手を打った場合に必要な情報と行動とは?。という思考は絶対に持ち合わせておかなければならないだろう。

だから、リーダーは先手を打つ覚悟を持ち、部下にその為の情報収集を行わせるという先手は打たなくてはならない。








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2013年11月 8日 (金)

ターゲットを絞る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近の新規スーパーの出店を見ていると、新たな顧客獲得に躍起になっている様子が伺える。

  ヤングファミリー層をターゲットとした品揃え。

若者の嗜好が洋風メニューに変化しており、その変化のスピードが猛烈である事は承知の上だが、それにしても「ここまで特化させるか」とうレベルで店舗レイアウトや品揃えを替えてそれらの客層に合わせた店舗作りをしている新店を見かける。

  “本当に顧客はそこまで求めているのか?”

私も、過去にそんな新しい顧客作りの新たなチャレンジを幾度となく実験してきたつもりであるが、ことごとく失敗してきた苦い経験を持つ。

  “やっぱり上手くいかない”

上手くいくかいかないかを、どう検証しどう評価すればいいのかさえも基準の無い検証を繰り返していたからだろう。

  従来通りの売上、荒利、生産性では絶対に測れない。

それが、新たなチャレンジをした時の数値評価であるからだ。
それを、従来同様の評価を以て検証しようとしても、絶対に良い評価を下す事は出来ない。

  上記ターゲットに絞った提案はそれだけリスクが高い。

なぜなら、販売する側も販売される側も、大いに戸惑うからだ。

  “従来の商品置き場と違う”
  “従来の商品が置いてない”
  “従来の品揃えが変わった”

最近はイベント性が高まってきたとはいえ、地域の食品スーパーとはまだまだ普段の食材の提供業の割合が大いに高い存在。

  普段とは定番の安定と一致する。

そこが根本的に変わってしまったら、普段を求めて来店されるお客様は大いに迷ってしまうだろう。

  だから、急には特化できないという現実がある。

それでも、都市部のスーパーほど何度もトライしているようだ。
それは、そんな時代がこれから到来しようとすることであるから、否定はしない。
そして、そのトライは大いに時代を切り開いていくのだろう。

  更にそのトライで販売技術の向上が図られるのだろう。

しかしそれは、非効率な現実を背負うという覚悟をもって臨まなければならない。
そうでなければ、頭でっかちの絵に描いた餅となり、現場が戸惑う事になる。

  そして、そこから何が得られるのか?。

その得たものを、少しでも既存店にフィードバックしなければならない。

そうやって、成功失敗の中で、捨てるもの、残すものをスピードを持って検証し次の仮説へ結びつけ、実験店と実務店を区分けして、実験店で非効率に学び、実務店で効率よく定着させていかなければ、チャレンジの意味もなくなってしまう。

そして、もう一方の方向性である、高齢社会への更なる対応も同時進行で進めなければならない時代になってきた。







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2013年11月 7日 (木)

新商品を軌道に乗せる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ある食品メーカーとタイアップした売場提案。

  「おでんを簡単に美味しく新しく」

そんなテーマで売場作りをした。

  メーカーさんの思惑は新商品の露出と検証。
  私の思惑は新商品の育成と意外性の新提案。

バイヤーも連動して、新商品の発売にあたり、より積極的に販売協力の出来る店舗でこのような企画が取り組まれ、個店でどう取り組むかのオリジナルも織り交ぜながらの店舗の取り組みである。

メーカーさんの担当の方も9月末に来店され、いろいろな媒体含めて今回の趣旨を説明して頂き、どのタイミングで実施するかを検討していた。

今年の9月もまだまだ暖かく、更に10月も台風は多かったがまだまだ冷えきらない気候が続いた。

  ようやく10月末になって低温が続いた。

そのタイミングを見計らって、おでんフェアを開催する事とした。
そして、そこでメーカーさんとタイアップした売場展開。

メーカーさんとしては、味の染みた商品開発により、より簡単に美味しくおでんが食べられるというコンセプトで開発された新商品をシーズン前に露出してその後のドライブを掛けていきたいという狙いがあったのだろう。

しかし、当の私は異動の前後にこの話しを受けていたが、新任地での安定を最優先に考えていた為、その実現がようやく今になったという次第だ。

そして、キリのいい11月1日から4日までの実施期間とし、「味染みおでんで美味しさ満喫」と題しての展開。

12尺の平台1本を使用して、明らかにやり過ぎの売場ではあるが、他部門の関連も陳列するとこの程度のスペースで良かったと感じたほどだ。

  新商品とは全くの無名歌手と同様だ。

それにはそれ相応のデビューのさせ方がある。
初めに露出の高いメジャーなところからスタートさせないと、絶対に遅れをとってしまう。

  商品育成とその段階からスタートすべきであろう。

より露出の高い位置でデビューをさせ、より多くの方に食べて頂き評価を頂き、再度購入されるという段取りを取る事が、よりよいデビューのさせ方である。

  再度購入して頂く事。

これが商売の前提である。
これなくして、我々食品を販売する担当者としては失格である。

  使って便利に美味しく家族が賑わう事。

我々は、その食卓場面の創造の為に、また買いたい食べたいという商品をどれだけ自分の店舗内に有しているかが強さなのである。

その第一歩が商品のデビューのさせ方。
そして、第一歩が完了したら、いよいよ定番への戻し方。

  即定位置でへ戻す前に下段で露出。

そうしなければ、思い切りデビューした意味が薄らいでしまう。
定位置へ戻す前に、下段で再度露出。
そうやって、デビューした商品をその縦割りに誘導することが重要。
今回も、これほどダイナミックにデビューさせたのだから、そんな戻し方を検討したいと考える。









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2013年11月 6日 (水)

スマホの進化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


iPhone5sが登場し、5s+5cとバリエーションも揃ってきた。

  そしてその機能も一段と進化しているようだ。

“おい、てっちゃん、そんなのずっと昔から機能していたわい!”

しかし、私は最近になってようやくその機能のわずかではあるが使いこなせるようになってきたのかもしれない。

  証拠にデジカメ、ナビですら専用機を使わない。

以前は、デジカメの美しさやナビの利便性はどうしても捨てがたく、iPhoneを使用しなかったが、最近の使い易さと性能の向上からカメラもナビもiPhoneで十分賄える性能を有し、更に使い勝手が特段に向上している。

  ナビに関しては音声まで出るようになった。
  更にナビの精度も更に高まったようだ。

昔からそのような機能を有していたのかもしれないが、GoogleマップやAppleマップどちらも音声機能を有しており、どちらも分かりやすい音声で語りかけ更に道路を間違えても直に修正してナビしてくれるのがありがたい。

  ちょっとしたクレームならこれで十分(笑)。

デジカメも以前は1200万画素のデジカメ専用機を主に使用していたが、最近はその専用機の出番もほとんど無くなった。

  最近では女房のステンドグラスを撮っただけ(笑)。

これだけは1200万画素で残しておいて保存しておきたい。
その後、ステンドグラスはお嫁にでるらしい(笑)。

そして何と言ってもMacBookProと連動されて、写真もスケジュールも連絡帳もその他諸々の機能が一瞬にして同期されてしまう連動性が良い。

これによって、情報管理が一段とはかどっていく。
そして、いよいよGoogleマップのストリートビューにも北関東の主要ストリートが載るようになった。

それらを多用しながら、更に便利な使い方や情報収集が出来るようになっていくのだろう。

iPhone4から5へ乗り換えて、更に性能の高さを感じている部分も確かにある。
更に、iPhone5を使って活用する時間も増加している事もある。
そして、Facebookを始めた事による使用頻度の高さもある。

そうやって、手放せなくなっていくようだ。









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2013年11月 5日 (火)

ゼロから始める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりに「ガイアの夜明け」の録画を見た。

  ブログにFacebookに忙しい休日だった。

なんとか、Facebookにも慣れが生じ、自分のスタンスが見えてきたこの頃である。

  “もっと外部からの情報を得ねば”

そう言えば、最近は読書からも遠ざかっている。
情報を放出したら、習得もしなければならないとは思っているのだが、最近は放出ばかりで取得ななおざりになっていた。

  「殻を破る」

それが今回のガイアの夜明けのテーマだった。
 
  自分の殻をやぶる。

既存の枠組みで仕事をしている現状。

大企業ほど全ての環境が整い、その歯車として現場で働いていると、自らの環境整備に気づかず与えれた課題を与えられた環境の中で解決しようとするスタンスが固まってしまう。

  今目の前に見えるものが全て。

そんなスタンスだ。
しかし、環境整備されていない環境で仕事をしていると、環境整備すら自分の仕事であり課題として捉えるスタンスが当たり前に身に付く。

  全ての環境を整備せよという事ではない。

目の前の課題を解決する為の環境を自ら整備する事から始める事だ。
その連続が、全体把握を促進し、自らの仕事の周辺の原理原則が見えてきて、効率のより環境整備はどうあるべきかという理想論が生まれてくる。

  現実の中からあるべき姿を創造すること。

これが、環境を自ら整備するという事なのだろう。
そう思いながら、この番組を見ていた。

ある食品メーカー(スーパーにも大いに関連するメーカーでした)の若手担当者が、海外(東南アジア)で研修するという設定。

いくつかの企業が参加して、研修機関を利用した若手の自立性を高める研修であった。

  現地で課題をクリアしていくという研修。

まったく言葉も通じず、知り合いもいない現地の放り込まれ、自らの力で課題をクリアしていく姿はある意味感動だった。

  そこでのキーワードは人脈作り。

ゼロから事を起こしていく時のキーワードは人脈活用と役割作り。

  自分の得意分野と他者の得意分野の使い分け。

そして現地の人間の人脈も活かしながら、現地の人たちの知恵や文化、社会観を活用しながら現地の人たちに受け入れられるコマーシャル作成をし、より有効な実績を上げるという研修だった。

  自分の殻を破らなければ何も広がらない。

このような環境で、自ら行動して、他者を巻き込み、全員で作り上げていくという設定は、店舗のリーダーの姿とダブってしまった。

  このような設定で店長研修会が出来たらいいなぁ〜。

そんな想いで見てしまっていた(笑)。








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2013年11月 4日 (月)

祝・東北楽天

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに興奮するシリーズだった。

  東北楽天ゴールデンイーグルスの日本一。

今年のシリーズは歴史に残るだろう。
語り継がれる日本シリーズとして、我々は歴史の目撃者となるだろう。

  それほど、今年の日本シリーズは感動的だった。

3・11の被災により多大な打撃をうけた東北各県。
とりわけ、福島、宮城、岩手の海岸沿いのダメージは甚大だ。
その東北の期待を一手に背負って、東北楽天は今年劇的に日本シリーズの覇者となった。

先日、このブログで「男気」に付いて記した。
その男気の気質を持つ男達が、ゴロゴロと存在するのが、東北楽天であろう。

  その象徴が星野仙一監督と田中将大投手。

3・11以来、被災地の真ん中に位置するプロ野球チームとして何とか元気を与えていきたいと願ってきた監督。

なんとかそれに応えたいと願い、今年は1年間不敗を誇る田中将大投手。

そして、日本シリーズという舞台は、その田中に黒星を与えるほど過酷な舞台だった。
更にその試合で160球もの全力投球をした田中をして、再度翌日の決戦に駆り立てるほどの舞台が、日本シリーズの第7戦と言う事なのだろう。

  それを「男気」と言わずして何と言うか?。

そして、それらの舞台を目にした我々は、歴史の目撃者として、このシリーズの語り継がなければならない。

  それがこの物語を目撃した我々の使命である。

それほど、今年の日本シリーズは劇的であり感動的であった。
第7戦までもつれ込んだ段階で、日本シリーズらしくはなってきたが、本来楽天は第6戦目で田中将大で決める筈だった。

  しかし、天は田中にさえ黒星を与えた。

この段階で歴史の残る名勝負と化していた。

  更に、第7戦。

最後の最後に、前日160球を全力で投げきり完投した田中が、最後の勝負を決めるマウンドに改めて立つ。

  その時のクリネックススタジアムの響めき。

私のプロ野球観戦の歴史の中でも、この響めきは初めてである。
そして、最後のバッターを三振に仕留めた時のスタジアムの風船の嵐。

  まさに感動の嵐だった。

ジャイアンツファンには誠に申し訳無いが、今日ばかりは、東北楽天へのエールを堂々と切らして頂きました。









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2013年11月 3日 (日)

ハロウィンの盛上がり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ハロウィンが年々盛り上がっているそうな。

  目覚ましテレビでも何度も放映していた。

先週の目覚ましテレビでは、二度ほどハロウィンの報道をしていた。

  まずは、27日の日曜日の渋谷の様子。

ハロウィン直前の日曜日という事もあって、夕方からの渋谷界隈の仮装の様子や、ハロウィンの仮装の日本最大の街である川崎での様子を取り上げていた。

その仮装に参加した若者達にアンケートを取ったところ、今回初めてや二度目といった初心者(?)が50%ということだ。

  いかにここ1〜2年での盛上がりが強烈か。

更に、ハロウィン当日の31日の渋谷の様子。

平日という事もあってか、仮装族が現れたのは午後7時以降から。
午後5時と比較すると雲泥の差で、街が仮装族に変身してしまった。

  こうやって大イベントに成長していくのか。

私は、数年前までは「ハロウィン」を小馬鹿にしていた。

  “日本の食文化には関係ねぇ〜だろうが”

競合他社がハロウィンの菓子類をダイナミックに展開する姿を見ても、

  “こんなもん売れる訳がねぇ〜だろうが”

そこまで割り切っていたのだ。
しかし、昨年あたりから旗色が変わってきた(笑)。

  ハロウィンの菓子が9月中に品切れしてしまう。

“この異変はなんなんだろうか”

それを知ってか、更にダイナミックになっていく競合各社のハロウィンの菓子売場。
当社もそれに習って、投入数量が増加はしたが、それでも今年も10月中ばにほぼ完売だ。

  肝心のハロウィン商戦に闘えない状態。

それでも、ラスト数日はデイリーのデザートやベーカリーの菓子パン、更には鮮魚のサーモン売場もカボチャの置物で飾られていた。

  そして、やっぱり当日の来店客数は増加した。

ハロウィンの由来や本来の行事自体はよく知らないが、日本のごく普通の家庭でも取りあえずちょっと仮装して洋風なメニューでパーティーらしきものをやる家庭が増えているのだろう。

  更に驚いた事は?。

店内にそれらしき仮装した家族が買物に来ているではないか!。

  私は、その姿に感動すら覚えた。

失礼な言い方だが、お客様の来店を待つこちらの方が、びっくらこいてしまったほどだ。

  こんな風にハロウィンが激変しているのか!。

確かに、テレビで放映されていた渋谷の若者達が、数年もすれば家庭を持ち家族が増え、自分たちが盛り上がったハロウィンを家庭で再現しようとする動きは激増するだろう。

  更に、幼稚園や小学校低学年でも行事が行われる。

それにしたがって、家庭でもその流れが連動してくるだろう。

ますますそのチャンスに乗り遅れてはならない。

  大いに反省の今年のハロウィンだった。







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2013年11月 2日 (土)

和から洋へ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、11月に関しての記事。

  本日は、店舗販売計画の方向性について。

11月のイベントとしては、七五三〜ボージョレー解禁と前半と後半で大きく異なっていく。

  前半は和。
  後半は洋。

そんな展開イメージの変化か。

  そう、11月は大きくイメージを変える時期。

私は従来から、ボージョレーヌーボー解禁を皮切りに、和から洋へ店舗イメージを思い切って変化させていく手法をとってきた。

  食卓の中心には「ワイン」。

従来は、ビールやリキュール、そして酎ハイに焼酎。
日本型のイベントが連続して押し寄せるイベントが何かと多かった。

  秋彼岸や十五夜までは。

そして体育会系のイベントが10月に開催されるも、まだまだ猛暑の名残の気候である。

  しかし11月ともなれば「味わいの晩秋」

そして、ハロウィンをきっかけにヤングファミリー層を中心にした世代が台頭し、ボージョレーヌーボーの解禁を機に一気に洋への関心が高まる。

  食卓の中心には「洋」のメニューが並ぶハズ。

そう考えると、積極的に各部のメニューを洋へ切り替えていく事が店舗のマネージャーとして重要になってくるだろう。

  青果、鮮魚、精肉、惣菜、デイリーの洋メニュー。

野菜だったら、洋風サラダをどんどん提案していかなければならない。
トッピングもいろんなバージョンを想定したトッピングを提案して関連販売していっても良いだろう。

鮮魚だったら、ここぞのタイミングで「サーモン」を売込むべきだろう。
スモークサーモンしかり、サーモンサラダしかり、サーモンのカルパッチョしかり、サーモンステーキしかり。そして白ワインか。

精肉だったらステーキやロースロビーフ、更にはローストビーフ用のもも肉かたまり。
そしてそれらを美味しく食べるステーキソースに、ステーキにトッピングするバターやクリームに香味野菜もおしゃれな関連。

菓子類は言うの及ばずだろう。

  そして店内の飾り付けも、洋風一辺倒へ。

クリスマス媒体が到着し飾り付けが始まるタイミングでもある。
それらを多用しながら洋風気分を一気に焚き付けられるような媒体と装飾になっていけば、食材とのマッチングも最高だろう。

  11月とは和から洋への大転換期なのだ。








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2013年11月 1日 (金)

早くも11月

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本当に早いものである。
  
  つい先日、元旦の紅白録画を見てくつろいだ記憶。

それから、11ヶ月が経過したのか。

思えば、昨年の11月に開店し、慌ただしいまま年末商戦を迎え、おせちメーカーさんの取材を受け、年明けには所属団体の研修会が私の店舗で開催され、副店長が交代し、節分商戦からお盆商戦まで一気に駆け抜け、9月に異動である。

店舗が変わり、それを取り巻く周辺の人間達が変わり、それらの人たちのとの関わりを更に繋げていく為に今も奔走している状態でもある。

なかなか落ち着いて店舗戦略を練っている時間も限られている。

  先日、上司と面接があった。

人事考課の面接で、開口一番に言われた事は、

  「どう、だいぶ慣れたでしょう(笑)」

私は言葉に詰まった。
上司はとっくに慣れて、我がもの顔で店内を闊歩しているだろうと想像しているようだが(笑)、まだまだ人という部分と、彼らが普段何を基準に行動しているか、更にお客様が何を基準に当店で買物行動をされているのかが見えきれてない。

とは言っても、昨日のように数値は待ってはくれない。

11月とは。

  年末商戦前の嵐の前の静けさの時期。

しかし当然、クリスマス商戦や年末商戦はここから始まっているのである。
そして、12月の数値は11月の数値を引きずったまま推移していく。

  12月とは年間の利益貢献度で3ヶ月分。

この月の重要性が大いに理解しやすい数値であろう。
だから、この12月を落とす訳にはいかないのだ。
その数値に大いに影響を与えるのが11月の月間の業績。

  特段何も無い11月のイベント。

そう捉えてしまったら終わりである。
月前半は七五三需要が発生するだろう。

  特に4日と10日は大安。

休日でもあり、七五三のご馳走需要は大いに高まるだろう。

更に21日の木曜日は「ボージョレーヌーボー」の解禁日。

  解禁に合わせて莫大な仕掛けを予定(秘密です)。

バイヤーには以前のお店の時から仕入れ数量を決定していたのだが、異動によりその数量を赴任先で仕入れる事にしたのだ。

そして、ボージョレーを皮切りに、販売面での大きな変化を起こしていく時期でもある。

  それに関しては後日。







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