秋冬への布石
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本来であれば、日曜日は芸能ネタ。
しかし、最近ネタ切れ(笑)の為、dadamaさんの喜ぶ青果ネタへ変更。
これからの季節(秋冬)を考えた販売政策が必須だ。
秋冬の時期の自店のコンセプトをどう持つか?。
それが明白であれば、9月10月での商品政策が明確になってくる。
“白菜と大根を主にしたメニューに貢献したい”
それが、私のストアコンセプトに照らし合わせた商品政策。
“たった白菜と大根だけ”
そう思われる方も多いだろう。
しかし、白菜と大根から派生するメニューは幅広い。
しゃぶしゃぶ、各種鍋、白菜漬け。
おでん、ぶり大根、秋刀魚のおろし。
秋の味覚には欠かせない野菜の代表格。
それが、白菜、大根である。
そして、それらをカバーする食材である、豚肉、鶏肉、ぶり、秋刀魚等の各部商材にも大いに影響する。
ワンストップショッピングとは、これらが連動してお客様が食事の用意をする上でどの店舗を利用するかという選択をすることから始まるのである。
しゃぶしゃぶするならあのお店。
ぶり大根ならあのお店。
おでんならあのお店。
美味しいお肉なのに、白菜が高いからこっちのお店で購入する。
脂が乗ったぶりがあるのに、大根が高いからこのお店で購入する。
自店の強みを活かし絶対的な強みとする事。
このことが競合店との差別化を更に決定的にしていく。
その為に、白菜と大根の価格は負けられない。
その連動で絶対的な差別化が図られ、ワンストップショッピングが確実になる。
そんな構図で自店を競合店との差別化を図りたい。
この秋冬、自分のお店をこんなコンセプトで店舗運営していきたい。
それが、秋冬へ向けた私の布石である。
たった野菜2品だけの話しだが、そこから派生する店舗効果は膨大である。
それは、野菜2品の価格だけの問題ではなく、その他の自店の強みが連動するから効果が拡大するのである。
自社の強みを更に強化する為に関連商品を強化する。
その為に、いまからお客様の秋冬の来店動機を想定した価格政策から来店頻度を高めていく。
“そこまで言っちゃっていいの?”
それは、自社の強みを活かす手であるから、自社に連動する単品の強みが無ければ、単なる安売りにしかならない。
強みを活かす安売り。
その組み合わせを実施出来る為には、やはり自社の強みがもう一方でなければならない。
それを持てる幸運に感謝しなければならない。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
白菜と大根に絡んだ各部の単品数量をみてみると、ほとんどの関連商品が他店よりも圧倒的に良い数値です。
この野菜2品で、店内での利益貢献度の如何に高いこと。
投稿: てっちゃん | 2013年10月 6日 (日) 23時56分
なるほど、ですね。
そんな風に捉えると青果からのストーリーが
明確に描けますね。早速チーフと話しを
してみます!
メニューの派生効果から考えるとやはり
大根、白菜なんですかね。
この2品の安さだけでなく、それに関連する
商品をしっかり提案できるか心配ですが(笑)
投稿: かわらい | 2013年10月 6日 (日) 18時52分
うなぎさん、コメントありがとうございます。
この記事とどんな関係があるのでしょうか?。
無ければ、申し訳ありませんが、削除させていただきます。
投稿: てっちゃん | 2013年10月 6日 (日) 14時00分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
結局は、自分の考えと部下の共感が一致するかどうか。
組織の持つ、大きさ、固さを解きほぐし、如何に強さに変換できるか。
組織のリーダーの永遠の課題だと思います。
投稿: てっちゃん | 2013年10月 6日 (日) 07時18分
極悪三昧自粛中の私に菩薩観音様のご慈悲でしょうか(笑)
大根と白菜の価格優位性、これが出来るのであれば強力な武器になる事は保証します。但し、競合との価格競争が生じた場合、どこまで対抗出来るのか?相手の下をくぐる必要はないと思います。価格を合わせる、あとは自店の優位な点を伸ばしていく。価格以外の優位性・・・自分も取組むべき課題はある程度腹を決めているのですが、メンバーを巻き込み組織として実行していく段階がなかなか一筋縄では行かない。意識改革にはある程度の時間が必要なのかもしれません。
投稿: dadama | 2013年10月 6日 (日) 00時21分