変化陳列を始める
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日は、「変化陳列を活かす」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-8642.html
このような記事を書くという事は、変化陳列に興味を持ち、近々始めるぞという意味も心の中にあったのだろう。
何の変化も無い定番コーナーを毎日見ていて、“そろそろお客様の目を止める工夫が必要か”という認識が出始めたのだろう(笑)。
そして、その変化陳列を始める前に、変化陳列用の什器が必要である。
商品陳列だけで変化を出す事も出来るが、変化陳列用の棚板という土台が設置されれば更に変化陳列が際立つ。
“あのお店にあったハズだ!”
以前所属した店舗に、ガラスの棚板が残っていたのを思い出した。
早速、その店舗の店長に話しをすると、快く承諾してくれた。
現在使用していなく、備品庫も整理出来るため、私の要請に快諾してくれた。
自店からクルマでの隣のお店故に、昼休み時間を利用してガラスの棚板を持ち帰り、その日の午後には設置した。
映える。
商品が陳列されていなくても、売場が映える。
そんな什器であれば、商品が陳列されれば、際立つ事を間違いない。
売場の土台とはそのようなものではないか。
商品が陳列されていなくて、売場が映える。
これが、見栄えのする売場の第一条件だ。
そして、そこに変化陳列場所に陳列されるべく商品が陳列されて、他の量販する商品が並ぶ売場と比較されて、変化が際立ち、単品量販品が更にボリューム良く見やすく選びやすい売場として認識される事になるだろう。
変化陳列に関しては更にエスカレートして、関連販売にも力を入れていこうと考えている。
変化陳列と関連販売はイコールではない。
しかし、定番縦割りの売場から比べれば遥かに変化に満ちた売り方になる。
変化陳列には、単品量販は関わらない。
関連販売には、単品量販が関わる。
関連販売とは、単品量販を更に加速させる為に関連づけて量販することが目的となる。
変化陳列に関連販売を併設しても何の意味も無い。
目的が全く異なるからだ。
だが、今回は変化陳列の為の什器と単品量販目的の什器を同時に他店舗から移動してきた。
これも、売場に変化をもたらすため。
いずれも、販売強化である。
そうして分かった事は、変化陳列の効果はかなり高いという事。
特に若年層の顧客が多いこの店舗では、そのようなちょっとした売場の変化に意外に敏感に感じ取ってくれるお客様が多いという事。
以前にも、このような感動があった。
転職して間もなくの頃。
以前の企業で展開していた関連販売等を実施してみたら、意外に以前よりも反応が良い事。
“お客様はこれを臨んでいるんだ!”
ここのお客様もそうかも知れない。
お客様が臨んでいる事は積極的に実施していくしかない。
但し、上記のルールを踏襲して、量販する単品、魅せる単品、そして結果を出す事。
これらを踏まえて、変化陳列を進めていく事とする。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
結局我々は、数を売ってナンボの世界に活きていますからね。
要はどんな陳列をしようとも、数が売れる事が技術であると思うのです。
その為に、主役を際立たせる脇役の陳列技術、更には主役もたまには変化させての量販も有り得るのかもしれません。
投稿: てっちゃん | 2013年10月14日 (月) 07時05分
什器備品もろくすっぽ使わずに、ところ構わず
変化陳列。要するにめちゃくちゃな売り場(笑)
になってます。基本的な陳列が出来てないと
効果も半減⁈
せめて、日々変化に富んだ提案をしよう!
投稿: かわらい | 2013年10月13日 (日) 20時55分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
変化陳列には特段のマニュアルが設定しにくいというデメリットから、なかなか標準化には向かないとされていますが、標準化とは真逆の感性を磨くという事も販売技術の進化には欠かせない要素だと思うのですが。
投稿: てっちゃん | 2013年10月13日 (日) 00時49分
女性は感性で動くと言われますから(女性じゃないので本音は判りませんが)変化陳列により購買意欲を盛り上げたり・お店の雰囲気を変えるメリットは有りそうですね。と言うものの極悪三昧にはこの「感性」や「女心」を掴むのが芸能ネタ並みに苦手かも(笑)
投稿: dadama | 2013年10月12日 (土) 23時10分