講習会の参加から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、会社からの要請で「安全管理者講習会」へ参加してきた。
「安全管理者」資格取得が目的。
この辺の資格取得と営業資格の関係が今ひとつ理解できてはいない。
以前に国家資格である「第二種衛生管理者」の資格を取得したのが5年前か。
今回これを取得する意味も良く理解せず参加した。
当社の店長は全員参加だったから、店舗運営にあたり当然必要な資格なのだろう。
との認識で参加したが、流石に安全衛生コンサルタントの方の話し振りは違う。
眠れない講義であった。
それは、最終的には面白かったからだろう。
全般的な内容としては、我々のような小売業を対象にした講義ではなく、もっとハードは製造業や造船業、建築業、土木業等を対象にした講義であり、法令やルール更に現場感度もそれら製造関連の企業を対象に安全対策と、完全管理者としての我々の心構えや対応についての話題が二日間行われた。
途中途中では、山本五十六の名言「やってみせて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」等の言葉も出てきて、法令やルール、決め事といったものから、それらを遵守する人というメンタルな分野にまで講義の内容は及んだ。
特に現場との関わりという強調されていたのが意外。
建築業、造船業、工場といった時間管理やルール遵守といった機械的な作業の現場であっても、そこで働く従業員という「一人のかけがえの無い人」という視点から見た時の災害や事故という側面から、人を大切に考えた場合の厳しいルールの遵守や安全対策が必要であると講師の方は説いていた。
コンサルタントとして厳しい現実に直面してきた結果。
あのとき、「もっとしっかり従業員に対して厳しく接していたら、こんな大事故にはならずに済んだ」という経営者や管理者の方を多く見てきた結果の、講義の厳しさが現れていた。
更には、巡回した後を振り返って見よ。
という教訓。
上司や幹部が巡回している場面。
彼らの目線の前方は、それこそ万全の体勢でボロを出さずに構えている。
だから、よく見える。
しかし、それからゆっくりと後ろを振り返ってみよ(ゆっくりと!)。
そこは、安堵感と慢心の世界。
良く見せようと構えたものが消え、普段の姿が浮き彫りになる。
これが本来の姿。
人間には、必ず緊張したら緩む心理がある。
誰が来ようとも、作業に対して緊張感を持って仕事をしている現場にせよ、というメッセージが込められた講義であった。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございました。
当社も一度落ちたら自費で試験受講でしたよ(笑)。
今回の安全管理者の資格は受講すれば取れるので楽でしたね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年10月10日 (木) 21時59分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
当社は店長に対してこのような資格を積極的に取らせようとさせますね。
第二種衛生管理者の資格取得の時は、約3ヶ月間休日に勉強会をしましたからね。お陰さまで合格できましたが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年10月10日 (木) 21時53分
私は第二種衛生管理者は9年前、安全管理者は7年前に所得しました。最初の受講料は会社負担でしたが、試験に落ちたら再試験は自費に脅かされ、学生時代以来の猛勉強をした記憶が甦りました(笑)。
投稿: dadama | 2013年10月10日 (木) 21時26分
安全管理者も第2種衛生管理者の資格も
持っていません。販売に関する勉強は自らしても
これらの勉強はなかなか前向きには出来ません。(笑)
店長でいる限り、避けて通れませんね。
投稿: かわらい | 2013年10月10日 (木) 19時58分