部門研修会から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある部門研修会に参加してきた。
“何故お前が部門研修会?”
地元開催もあり、担当バイヤー+店長の参加により、いろいろと学んで業務に活かせという意図なのだろう。
普段店舗で店長業務に携わっているが、自分の関わる部門の順番が、店舗入り口から入って青果〜鮮魚〜精肉を中心に売場を見ていると、どうしても最終コーナーの惣菜までなかなかたどり着かないというのが私自身の課題でもある。
そう言う意味では、自営部門とはいえある意味一番関心が遠のいている部門でもある。
そんな中で、他社の惣菜部門の戦略や組織形態、更にはバックヤードや作業の内容等を学ぶ事により自社はどうなっているのだろうかという逆の疑問も湧いてくる。
更には、他社の強化カテゴリーやそれらの商品化の説明を聞いていると、自社のそれと比較しても力の入れ具合が全く異なる事も分かった。
あるカテゴリーを強化したい。
その為に、単品の商品化に対して、より分かりやすいレシピやマニュアルを作成して全店に徹底させる。
さらに、催事に対して特別なお弁当等を提案する。
そのお弁当のレシピの中で、手を加えた飾り付け等を施して目を引く商品化をして、お客様に楽しんで食事をして頂く。
そんな商品化は、製造者の従業員にも作る喜びを与え、それが家庭でも更に活かされるという循環にも繋がるという。
従業員がモラルを上げながら仕事に励む。
企業として組織として理想的な姿である。
単に、コスト管理の中での歯車としての従業員管理から離れて、一人のかけがえのない人として企業として役割期待と労働意欲の管理。
それを普段の仕事の中でどう結びつけ、どう店舗運営にどう活かしていくか。
その事をストアコンセプトや部門コンセプトに連動していかなければ、店舗の従業員の安定した定着は見込まれない。
以前にもこのブログで記してきたが、惣菜という部門は、その内部の作業は実に複雑である。
よりレベルの高い従業員の存在を必要とする。
“惣菜だから誰でも出来るだろう”
それは、間違っている。
日々の作業を誰でも実務出来るように、日々ローテーションを組んで作業割当に落としてスケジュールを作成し、誰がどこでも出来る体勢を作っていく必要性もあり、惣菜の全ての作業工程を理解しなければならない。
そうしていかなければ、作業の余りの部分だけが発生し、その余りを他の行程への援助という形で回るには、どうしても全ての行程を理解しているという前提が必要だ。
その事が、生産性を高めていくのである。
更に、部門のメンバー同士の結びつきも高まっていく。
他社を見学し学び、そして自社の惣菜を見直す。
良いきっかけにしたいものだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
直営でない部門に店長としてどれだけ関われるかですね。
関わる環境が本社と専門店である程度認定されていればいいのですが、お互いに関知しない関係であれば、現場の店長同士の関係もドライのまま。
だから尚更暴走してしまうのでしょう(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年10月27日 (日) 06時33分
先日のセミナーでも惣菜の看板化が大きな武器になるというお話がありました。それを実践できる企業環境は羨ましい限りです。当社は惣菜・鮮魚部門が直営ではない。本来は専門店が武器になるべきなのですが時代・環境の変化と共に当初の直営と専門店との共存関係が崩れつつある。時代の変化の対応力、情報・スピードがこれからの生存競争には大切なのでしょう。
投稿: dadama | 2013年10月26日 (土) 22時21分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
幸い当社はそんな機会に恵まれています。
とは言っても、参加要請は本部から依頼が来るので、自主的にと言う訳にはいきませんが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年10月26日 (土) 22時09分
部門の研修会、そういった場があれば是非参加してみたいですね。
特に生鮮部門の他社の作業の段取りなどは勉強したいです。
特に惣菜はなかなか生産性が上げられず苦労してますからね。どんなヒントでも欲しいです!
投稿: かわらい | 2013年10月26日 (土) 21時31分