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2013年10月21日 (月)

指示の本質

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「安全管理者講習会」で、指示の出し方に関しての注意点が取り上げられた。

  指示とは出し手と受け手の共通認識が前提。

指示を出した本人の意図と受けた本人の意図が合致していなければ、チグハグな結果になってしまう。

前回の講習会で、以下のような問いがあった。

「丸を四つ書いて下さい。次に、丸の左半分を黒く塗りつぶして下さい。」

こんな指示が講師の方から出された。
私は、講師の方の単純明瞭な言い回しから、丸4つもどんな位置関係でも良いのだろうし、左半分は全ての丸の左半分だろうと推測し、サクサクと丸の半分を塗りつぶした。

  “こんなもんだろう”

私が書いた丸4つは、正方形型の丸四つと、それぞれの丸の左半分を塗りつぶした絵だった。

  そしてこの後、これが私だけの常識だと知ったのである。

講師の方が全員に問いた。

そうしたら、丸4つの図は、私のような4つもあるし、横一列の4つ、立て一列の4つ、菱形の4つもあった。

  丸4つの図だけでもこれだけあるのである。

私はこれはある程度予想された事である。
それは、講師の方の言い回しが軽い感じだったので、自分で思い描いた丸4つで良いと思ったから、それ以外の丸のレイアウトもあるだろうとは思っていた。

  しかし、大きな誤算もあった。

それは、左半分を塗りつぶすという問いである。

  私は完全に丸の左半分だと思い込んでいた。

しかし、会場の講習者は全てそうとは限らなかった。

  レイアウト上の左側の丸二つを全部塗りつぶす人もいた。

これには、私の思い込みが独りよがりなものである事を知ったのである。

  そして、講師の方が言った。

「このように、一つの指示でも、受け手の方の感性でいろいろな具体性が発生する。だから、指示を出すという事はより正確な指示を実行してもらおうとしたら、もっと具体的で詳細な指示でなければならないのです。」

  我々も簡単に出している「指示」。

しかし、受け手との意志疎通が通っていなければ、分かっていると思っている指示が全く通じていなく、思わぬ方向へ行ってしまうこともしばしばである。

更に言えば、普段から企業の一つ一つの言葉が共有されていれば、一つの指示でほぼ的確な現場の実行度に達する。

この言葉の共有化が現場実行度の大きなポイントであろう。
店長の仕事の中でも、この言葉の共有化は、大きなウェイトを占めなければならないのではないか。

店長の一言で、現場の末端が同様な行動に達するかどうか。
これも、企業の現場力を示す指数になるのだろう。







  

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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
意外に分かっているだろうつもりが一番怪しい(笑)。
簡単に言って、簡単に納得された時が一番危ないかもしれません(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年10月21日 (月) 23時23分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
はやり一日休むと頭の冴えも違うのかな(失礼!)。
店長の確固たる揺るぎの無い信念。
まさにその基礎があってこそ、店長のより具体的な指示が活きるのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2013年10月21日 (月) 23時22分

言われてみれば、思い当たることが山ほどありますね〜。
ちゃんと伝えることが出来てないだけだったんですね。
根気良く、自分の言葉で伝えていこう。

投稿: かわらい | 2013年10月21日 (月) 21時52分

成程、今日は素直に納得してしまいました(笑)。
メンバーの意識共有・ベクトルを合わせる・・・言葉では簡単ですが実践しようと思うととてつもない労力を要する。管理職・社員のベクトルと合わせるだけでも、会社・店舗・個人の方向性・特性・能力が絡み合い至難の業。まずは店長が確固たる揺るぎのない信念を持つ事の必要さを痛感しています。先日セミナーを参考にしながら消費税・競合対策を含め戦術の再構築をしております。

投稿: dadama | 2013年10月21日 (月) 15時37分

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