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2013年10月 3日 (木)

最大ピーク時にすべき事

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


徐々にではあるが、新天地の状況が見えてきた。

  鮮魚の弱いお店。

周辺は新興住宅街でもある。
客層はかなり若く、これほど若いお客様達が普段の食材を買いに来店されるお店は、私も初めての経験である。

  “明るい未来じゃないか”

そう思われる方も多いだろう。
しかし、客層が若いという事は、食事に費やせる時間が少なく料理メニューも幅が少ない方が多い。

  鮮魚部門にとっては不利な条件だ。

そして、そんな条件下で商売をしなければならない環境に感謝をしなければならないのかもしれない。

  ここで鮮魚を拡大出来ればどこでも通じる。

そんな環境である。
一度品揃えした魚介類を売り切る事が最大の課題となる。
商品を回転させる事が従来の店舗の思考回路だったが、今回の店舗は品揃えした商品をどう売り切るか?。

  閉店時間など関係無い。

要は、お客様の最大ピーク時にどんな手を売って売り切る行為をするかだ。

  だから、最大ピーク時に第一回目の値下げをする。

要は、お客様がいる時間帯に手を打っておかないと、全ては手遅れになってしまう。

お客様がいない時間帯には、何をやっても効果は無いという事だ。
お客様がいるうちに手を打つから、打った手が響くのである。

値下げも、お客様がいる時間帯に第一回目の値下げを10%でもいいからやっておく事が大きな効果を生む。

そうでなければ、作り過ぎを押さえる為に、どんどん縮小均衡の対策を打たなければなくなる。

  売れる数量だけ製造する。

これは完全に縮小均衡に陥る事になる。

  今日はいくつ売る。

このことが売上拡大へ繋げる条件であり、作り過ぎた商品をどう売り切るかが、未来へつながる唯一の条件だ。

そう考えると、お客様がいる最大ピーク時というのは、この時間帯に一番売れる仕組みを施しておく事が重要であろう。

  最大ピーク時に最大の売上を創造する。

それは、値下げしてでも最大の売上を作っておくべき時間帯でもあるということだろう。









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コメント

かわいさん、コメントありがとうございます。
やっぱりマイナス要因が大きいほど「腕」が鳴りますね(笑)。
今に見ていろ、と(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年10月 3日 (木) 21時29分

客層が若い。経験した事がないですね〜。
色々な苦労もあるとは思いますがやっぱり
チャンスですよね!魚屋には不利と
言いながらも腕がなるといったところでしょうか⁈
(笑)

投稿: かわらい | 2013年10月 3日 (木) 20時10分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
月に一度の会は如何でしたか?。
メッタメッタに東山桜に成敗されたのかそれとも極悪コンビで一矢報いたのか。
このコメントからいろいろと臭ってきますが(笑)。
さて、若年層の多い客層。意外に苦戦ですね。やっぱり鮮魚の動きが少ない。
刺身ですらなかなか買って頂けない。
まだまだ提案が弱いのかと思いますが、先日天然ぶりg98円で厚切り提案したら売れる売れる。チーフとこれを突破口としていろいろ仕掛けていこうと打ち合わせ中です。
若い主婦をメロメロにするどころか、頂き物の日本酒が消化出来ずにこっちがメロメロ状態です(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年10月 3日 (木) 17時11分

てっちゃんお得意部門の強化に悪行三昧親父がコメントする立場でもありませんが(笑)、旬・料理法・時短調理加工等若い主婦層の感性に訴える手法が役立ちそうですね。そして鮮度、商品鮮度は万全でも演出空間の鮮度、生臭い汚れた売場を主婦は嫌う。最近私はこの大切さを痛感しております。あとはてっちゃん十八番のマイクパフォーマンスが加われば鬼に金棒♪それに北海道のスーパーが取り組まれている「お魚さばき方教室」を直々に行ったら鉢巻姿の華麗な店長に若い主婦はメロメロになる事間違いなし♪是非如何ですか?ご健闘お祈りいたしております(笑)!

投稿: dadama | 2013年10月 3日 (木) 16時13分

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