赴任初日
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今週の月曜日。
私の新任地での初日。
台風一過となってしまったのは記憶に新しい。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
そして、全体朝礼で、全員を前の第一声。
「私を迎えてくれるようなこの天気。」
これから強くなっていくであろう風雨もこの時はまだ本降りの雨だけだった。
「全体朝礼は全員が同じ場を共有する時。」
「是非、笑顔で全員と同じ時間を共有してほしい。」
そんな言葉を発した。
全体朝礼は、数十人がたかが5分という時間でも総時数に換算すると、50人いれば、250分=約4時間の換算になる。コスト管理が進めば時間のロスという認識が先行する。
大きな時間のロスとなる。
これを時間のロスと捉えるか、逆に全員のベクトルの一致を一瞬にして図る事ができる場と捉えるかは、やり方次第である。
だから、絶対に無駄な時間にだけはしたくない。
絶対に、一人一人にとって有意義な時間になり、店舗トータルとしてもコストパフォーマンスに優れた時としたいのだ。
“この場を借りてイズムを確立していこう”
更に、チーフミーティング。
以前から用意していた資料を基に、約一時間をとって私の所信表明とした。
資料は店舗数値と競合調査と今後の方向性。
課題を明確にして、具体的にどの競合からどんなお客様を吸引し、数値回復させるのか。
そして、最後は店舗一丸となること。
いくら部門別に素晴らしい売場や販売を確立しても、店舗トータルで同様に同じベクトルを目指して行動しないとお客様には絶対に伝わらない。
その為には、ここにいるチーフ達の横の繋がりが命となる。
お互いには励まし合える体質が要求される。
「店舗の軸に則った部門運営」
「その為の障害は、私が取り払う。」
そう名言した。店舗の軸にそって部門運営を実現しようとしたが、壁に打ち当たった。それが本部サイドの意向であれば、店長として店舗の意図を説き店舗の軸を中心にした販売計画に移行していく事。
これが、店長としての部下との約束である。
この約束(契約)無くして、部下との信頼関係は築けない。
それを、初日に表明した。
競合も数多い。
初日の朝には、トップからも私宛に激励が飛んだ。
私の使命。
嵐の初日が終わった。
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- 食品部門の業績改善(2024.11.28)
- 売場を守備に例えれば(2024.11.11)
- 業績は魔物(2024.11.13)
- 店舗の鮮度感(2024.11.15)
- 本部方針を自分事として(2024.11.04)
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
初日のミーティングで約一時間を要する。
それは私の異動の度の流儀かもしれません。
新店開設でメンバーが一堂に集まったときは、なんと5時間程度かけました。
更にその前も約一時間程度。
その為に、昼ビー返上で競合調査をしたりもし、店舗の課題を3Cの理論からまとめて提示し、今後の方向性と少し具体的な手も示す。
異動の際は、新任の店長は何を考えているのだろうかという部下の不安を初日で払拭するのが最大の仕事だと思っています。
投稿: てっちゃん | 2013年9月20日 (金) 08時57分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今までの居なれた場で如何に安泰としていたか。自分のイズムを理解したメンバーが自ら明日の売場を切り開き現状の課題に踏み込み解決していく。そんな古巣に安泰としていた自分が新天地に来て理解できました。
リーダーもやはり課題を抱えて組織強化を図り続けていくことが使命。
そう思うと、新たな環境を提供してくれた今回の人事に感謝です。
投稿: てっちゃん | 2013年9月20日 (金) 08時53分
肝心の初日にしっかり布石を打つ!
さすがですね!
てっちゃんの覚悟を目の当たりにした
新しい部下達もやるぞと思ったこと
間違いなし!
投稿: かわらい | 2013年9月19日 (木) 19時43分
流石嵐を呼ぶだけあって気合い十分ですね!明確な方向づけとベクトルを合わすメンバーの団結力。競合と戦うには戦う戦法、戦力の基礎作りが大切ですね。てっちゃんの戦術またしっかり勉強させて頂きます!
投稿: dadama | 2013年9月19日 (木) 09時19分