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2013年9月21日 (土)

祝56号

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が2013年9月15日、明治神宮球場で行われた阪神戦で56号と57号の本塁打を打ち、プロ野球のシーズン最多記録を更新した。

  王貞治の記録が塗り替えられたという事だ。

この記録更新にはいろいろな見解があったらしい。

  記録は塗り変えられるもの。
  世界の王の記録は不滅だ。
  
しかし、記録更新を否定してしまったら、イチローの通算4,000本という大リーグ記録も否定する事となる。

  記録は時代とともに塗り替えれるもの。

そんなドライな気持ちで受け入れるしか無いのだろう。

王貞治が55本の日本記録を樹立したのは1964年。
なんと東京オリンピックの年である。私が4才の時である。

そして、王貞治が最後にホームラン王に輝いたのが1977年。
この年でさえ、50本の本塁打を放っているから凄い。

私にとって、王貞治という存在は幼少の頃の神様のような存在である。
現実的なホームラン王は掛布雅之であり、ランディバースであり、落合博満である。

  当時の王貞治は最大のライバルは江夏豊。

やはり、偉大なライバルがいてお互いに背差琢磨するから共に技術を高められていくのだろう。

  王貞治から一番奪三振を奪った相手が江夏豊。
  王貞治が一番本塁打を放った相手も江夏豊。

そんな関係として、王貞治という男は単体ではなく、いろいろなエピソードを通していろいろな人間を巻き込んで、王貞治というイメージを拡大させている。

そして、年間55号の本塁打記録も、その数値だけでなく彼の存在価値としての単なる一つの価値として位置づけられていく。

それは、彼が現役を退き、監督としても活躍し2006年のWBCの監督として世界一に輝くなどの活躍も加わり、記憶に深い人間として我々の脳裏に焼き付けられていく。

そして、彼にとっても世間にとっても、王貞治の55号本塁打という一つの勲章は頭から離れ、彼の人間性だけが語り継がれていくのであろう。

さて、今回記録を更新したウラディミール・バレンティン外野手

  果たして、我々の記憶に残る人間となれるであろうか?。









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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
なるほど地域性ですねぇ〜。
未だに大阪ではランディ・バーズがホームランキングだと信じている方々が多いと聞きますし。
それでも、年間ホームランキングの回数を聞いたら、やっぱり世界の王貞治だなぁ〜と思いますね。

投稿: てっちゃん | 2013年9月25日 (水) 01時29分

かおるです。
やっぱり、王さん、長島さん、ジャイアンツの求心力はすごいですね。
でも僕にとってのプロ野球史最大の出来事は昭和50年後楽園球場でのカープ初優勝です。
この時のスタメンは何故か忘れません。
なので、最強の外国人選手は何年たっても、この時スリーランを打ったホプキンス選手なのです。

投稿: かおる | 2013年9月24日 (火) 17時33分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
王と長島。
両雄並び立って尚ホームラン王と打撃王。時代も後押ししたプロ野球にとって追い風の時代。そんな世情も含めて記憶に残るのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2013年9月22日 (日) 06時56分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
過去の外国人のホームラン王って、意外に記憶に無いんですよね。
バレンティン選手も記憶にのこるかどうか?。

投稿: てっちゃん | 2013年9月22日 (日) 06時53分

戦後の荒廃からの高度成長。一番元気な時代、巨人・大鵬・卵焼き(笑)。野球もスポーツと言うよりは日本の復興・力強さの象徴であったのではないでしょうか。川上巨人率いるON時代。強くて勝のが当たり前。ホームラン55本の栄冠も単なる本数ではなく日本の完全復興の証であり、王貞治=日本の力の代名詞であったと思います。

投稿: dadama | 2013年9月21日 (土) 23時33分

56号が出るまで本当に色々有りましたね!
これによって、王さんの記録や記憶が
色あせる訳ではないと思います。
バレンティン選手には素直に拍手を
送りたいと思います!
でも、この記録を更に超える日本人選手
が現れるのも楽しみですね。

投稿: かわらい | 2013年9月21日 (土) 21時00分

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