一気に秋の気配
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週の週末。
一気に秋の気配が深まった。
事前に週末の天気予報は把握していた。
「週末は最高気温が25度止まりだぞ。」
そんな事前情報から、日曜の気温低下は予測していたが、土曜日まで前倒しで低温になるとは思わなかった。
そして、天気に合わせた商材の動きが活発だった。
“やられたか!”
白菜やら煮物野菜やら、煮魚、焼魚、すき焼き用牛肉、うどん、練り製品他他。
特に、海産物の動きが急に活発になってきた。
何かと低迷している鮮魚部門。
久しぶりに活発な商品動向が土曜日から続いた。
翌日日曜日の全体朝礼では、こんな事を言った。
「いよいよ秋本番。この季節は『秋の味覚』と言われるだけあって、夏場の味覚から秋の食欲の湧く味覚が豊富に出回ってくる。この変化を強みにして、秋に強いスーパーになろう。」
この時期にお客様に支持されるということは、まさに旬を機敏に提案する日本のスーパーの強みでもある。
競合各社よりも先手を打って、旬を提案し購買され食卓を賑わす。
その急先鋒としての店舗ロイヤリティーが確立されたら、やっぱりそのスーパーは強い。
そして、この秋の味覚に必要な食材は豊富であり、アイテムも豊富であるから、ワンストップショッピング性を有した店舗が絶対に強みを発揮する。
ワンストップショッピング性という基本の強化。
これからの季節はこのキーワードに沿って、生鮮の旬を全面に打ち出し秋を満喫して頂くことだ。
秋の味覚の生鮮の品質と味。
それらを活かすグロサリー。
このクルマの両輪で品揃えを充実させていくこと。
そして、全面にこれらを露出していくこと。
主役と脇役が歯車のように噛み合う事。
これらをコーディネートするのが誰あろう「店長」であろう。
この季節は、このコーディネートという役割が大切になってくる。
夏場の食欲から秋の味覚への導入。
先週は、急遽ホットメニューを用意したが、それも重要。
そして、今後はじっくりと秋をコーディネートしていく。
そこに、どう他社と差別化していくか。
楽しみな季節である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
仰る通りです。
が、部下との意思疎通があって初めて商品にまで言及できるもの。
新任地でまた一から意思疎通を整えていくというプレッシャーに久しぶりに苛まれています。
投稿: てっちゃん | 2013年9月12日 (木) 23時46分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
売りたいものを、手順よく売っていく。
意外に難しいんですよね。
投稿: てっちゃん | 2013年9月12日 (木) 23時41分
無事川下りを終えたようでまずはおめでとうございます。私も家族でプチ川下りを楽しんでおりました。さて今日の件、アウトスタンディングの私にとっては当社と競合した場合(当社が相手に相応しいかは別として・笑)。てっちゃん店長の現場力、売場管理力は大きな武器になると思います。当社は52週MDに基づき、パートさんでも発注出来るシステムはあるのですが、平場展開するような商材は全店のロットをそろえる為事前発注をしています。そのタイムラグたるや約2週間。つまり、2週間後の売場を確定してチラシ商品等ボリウムゾーンの発注をしなければならない。2週間後の天候・気温が100%当たるのか?昨今の異常気象下では競馬予想並みに難しい(笑)。冬本番になればある程度の読みは出来ますが、春秋のネコの目状態の気候変動には、マスメリットとセンター化によるコスト優位性よりMDのマトを外すリスクのが高いと思います。この時期こそ現場力に長けるてっちゃん店長が存在するお店は強いでしょうね。
投稿: dadama | 2013年9月12日 (木) 23時23分
確かに四季の中でも秋は商売上一番わくわくしますね!
売りたい物がたくさんあってしぼりきれないんだよな〜
自分が食べたい物は一年中変わらないんですけどね。(笑)
投稿: かわらい | 2013年9月12日 (木) 20時39分