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2013年8月30日 (金)

制服を正しく着用させる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


季節柄、中学高校のインターンシップが相次いでいる。

  中高生の職場体験。

どの企業でも受け入れているだろう。
企業毎に、グロサリーやら青果やらの仕事を中心に体験させていると思われる。

私も当初はその程度の受け入れをしていた。
しかし、受け入れも何回か経験してくると、受け入れる側も何も残っていない事に寂しさも感じていた。

  “何か心に残るものは無いか?”

インターンシップに来て、わずか数日間ではあるが職場体験だけではなく、その企業の理念やら社会人としての自覚やらを強烈な印象を持って体験させられないか?。

そんな事を考えるようになった。
そもそも、何の為にインターンシップを体験するのか?。

  “社会人としての在り方を体験する為だ”

社会人とは、学校という狭い範囲の世界ではなく、大人の職場というある意味学生から見れば厳しい世界。

  “ここは学校とは違うんだ”

学校では許される常識も、ここでは許されない。
家庭や学校では許されても、一般社会では通用しない。
それが、インターンシップの別の意味での体験ではないか。

彼らがインターンシップで入ると、必ず全体朝礼に参加させる。

  毎朝の挨拶訓練。

ここで身だしなみチェックをお互いに向かい合ってするのだが、いつも学生達は後ろ向きになった時に周囲のパートさん達から指導を受ける。

  エプロンの紐のよじれ。

以前にもブログで、制服の正しい着用を記した覚えがある。

  制服とは一番効率の良い作業衣。

だから正しく着用すれば、その作業に対して一番効率のよい体の動きを約束してくれるものだ。
そして、プロフェッショナルになればなるほど、妥協せずに正しく制服を着用しようとする。

  その為のチェックを全体朝礼時に実施する。

そして、学生達は概ね、エプロンの紐がよじれて着用しているのだ。
それを、毎朝周囲のパートさん達に注意される。

  “こんなところまで注意されるのか!”

それが、学校と社会との違いであることを認識させたい。
更に、私はこの短いインターンシップの体験の中で、必ず全体朝礼のリーダーを体験させている。

  全体朝礼のリーダー体験。

他のパートさん達でも、緊張して今まで練習してきた事が真っ白になって忘れてしまうリーダーの体験。

その為には、十分なリーダーの練習をしなければならない。

  担当部門のチーフがこれにあたる。

それでも、この体験を通して、短い職場体験ではあっても彼らは多いに何かを学んで帰ってくれる。

  最後に私達に挨拶をして帰る彼らの表情。

それは、初めて私達に挨拶に来た時の表情とは雲泥の差だ。

  自信に満ちた感謝の心。

そんなものが伝わる瞬間である。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
私がインターンシップの学生に研修で期待するのは「挨拶」。
店舗研修に言った子供の挨拶が良くなったと感じたら、親は企業に感謝すると思います(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年8月31日 (土) 06時50分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
役割を持って職場体験の担当を決める事は大切だと思います。
しかし、親からすれば子の職場体験は一大事。今日の出来事が必ず食卓の話題に乗るという事を知っておいた方がいいと思います(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年8月31日 (土) 06時47分

なるべく単純作業を見つけて『よろしくお願いします。』
って感じですね。(笑)
新入社員を迎える時のように準備して職場体験を
してもらうようにします!

投稿: かわらい | 2013年8月30日 (金) 22時48分

職場体験の中学生も、不安ながらも期待を膨らませ来店する筈。受け入れる側も単なる商品補充に終わらせるのではなく、仕事に対するプライドを少しでも教える姿勢を持ちたいですね。子供達は家に帰って体験談を色々話すでしょう。家族との会話に花を咲かせることが出来るのか。受け入れる側も子供達を預かる責任の重さを持つ必要がありますね・・・実は当店も盛んに職場体験の学生達が訪れます。正直副店長にお任せでした。ちょっと反省(笑)。

投稿: dadama | 2013年8月30日 (金) 21時26分

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