旅立ち
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、いつものガソリンスタンドで、いつものエンジンオイルを交換した。
懇意にしているマネージャーが近づいてきた。
「てっちゃんさん、いろいろお世話になりましたが、私、明日で退職します。本当にいろいろと懇意にして頂きありがとうございました。」
“えぇ〜っ!”
思わず、唸ってしまった。
“このGSの顔だったのに”
彼には、いろいろとお世話になった。
始まりは、クルマのブレーキパットの交換だらだった。
「ブレーキパットが摩耗してますね。」
この一言で、交換を決め、変えてもらった。
その後、彼の方から声を掛けてきた。
「ブレーキパットの調子はどうですか?。」
私は、効きの良さが気に入っていたので、即答した。
「効きの調子は良いよ。」
彼は、にこやかな笑みを浮かべて応えた。
「ありがとうございます。」
なんでも、彼の言葉を借りれば、良い素材を使っている割には安価で提供しているらしい。
確かに、このパットに交換してから、安定した効きを感じてはいた。
それ以来、彼とは信頼関係が生まれて、ちょっとしたクルマの不具合に関してはこのGSを利用する事にしていた。
ネットで購入したタイヤの装着。
ネットで購入したハンドルの装着。
輸入車の不具合等等。
ガソリン等購入は近さと安さでいつもこのGS。
エンジンオイルも、エレメント無料なのでこのGS。
それもこれも、彼の存在があったからだ。
しかし、彼には彼の人生がある。
聞けば、ある資格を取って、そちらの道に進みたいらしい。
GSとはまったく違う道ではあるが、このGSで鍛えた接客を持ってすれば、必ず成功するだろう。
是非、自分の夢を叶えてほしいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
基本的には、ガソリンという単品だけの販売ですからね。
そこに何を付加するかというと、ちょっとしたクルマの不都合に対して、どう応えてくれるか。値段だけの繋がりから人間関係にまで持ち込めるかどうか。
我々も、商品があり過ぎるが故の商品音痴になっているような気がしますね。
投稿: てっちゃん | 2013年8月26日 (月) 07時16分
dadamaさん、コメントありがとうございいます。
軸は「商品」。
繋ぐものは「熱意」。
本当に良いものを熱意を持って扱っている担当者にお客様は付くもの。
担当者が誰を向くかで店舗力はブレルのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2013年8月26日 (月) 07時14分
GSはスーパーよりも販売するものが限定されるので余計に接客やクリンネスなどが重要なのかもしれないですね。
我々も、この店員さんを目指したいですね!
投稿: かわらい | 2013年8月25日 (日) 22時29分
GSとスーパー・・・業態の差はあれど商売の原点は人間同志のふれあい、セルフ販売とと言えども徹底した効率による価格戦略が取れない企業は人間力=従業員ファンを如何に増やすかが大きな要因になるでしょうね。マニュアルに縛られない人間力、その結集である店舗力・・・標準化と言えどもこの精神を忘れてはお客様から企業の存続を許していただけるのかを真剣に考えるべきであると思うのですが。
投稿: dadama | 2013年8月25日 (日) 22時20分