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2013年8月

2013年8月31日 (土)

コンセプトとのズレ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


開店前に立てた「店舗コンセプト」。

  同時に部門コンセプトも立案した。

いずれも、当店が開店前に店長中心に店舗コンセプトを作成。
それを受けて、部門チーフが部門コンセプトを作成。

  何度もその内容を検討した。

更に、具体的な実施事項も明記。
その後、パートさん達の研修に入り、立案の部門コンセプトは一旦棚上げされてはいたが、店舗開店とともに再び私から部門コンセプトの実施状況を毎月チェックされ始め、否応無くコンセプトの再構築を余儀なくされていた(笑)。

  自分の部門はこのお店で何をするのか?。

何をするといっても、日々の販売営業をするのだが、そのなかで特に強化して実施していく項目である。

  野菜の価格で負けない。
  まぐろの品揃えで負けない。
  牛肉の販売力で負けない。

等々である。
そして、オープン当初から店舗も商品部も共通認識をもって販売にあたってきた。

これらのコンセプトは、新店開店当初からダイナミックに売場に繁栄して実施してきた甲斐があって、そのカテゴリーの数値は他店と比較しても高い構成比を得ている。

  “やはり開店当初からの展開は影響大きいなぁ〜”

それほど、開店からのお客様のイメージは大きいらしい。
その中でも、地域柄バーベキューの需要が高いらしく、牛肉のステーキ・焼肉の需要は当社他店と比較しても相当高い構成比を維持している。

特に、イベントや休日時に構成比が高まる。
精肉部門において、牛肉とはどういう位置づけか?。

  部門ロイヤリティーの高さの評価。

そういう位置づけだろう。
だから、各社各店とも、牛肉の強化を図ろうとする。
それは、数ある品揃えの中でも、お客様の当店へのロイヤリティーの高さの評価として押さえておきたいカテゴリーだからだ。

そして、地域柄もあろうが、この牛肉の強化策が功を奏して非常に高い数値を維持している。

  それはそれで良い事なのだが、・・・

逆に言うと、利益構成の問題だ。
一般に、牛肉の荒利は低い。
この構成比が高まれば、荒利低下を引き起こす。

  “それをカバーする荒利ミックスを考えろ”

その通りです。
せっかく、コンセプト通りに牛肉の販売力が強化されそんな結果になっているのだから、その後はその構成比でも十分に利益が稼げるモデルを開発しなければならないのだが。

  コンセプト通りに牛肉を売込んだ結果。

また新たな課題が発生し、新たな世界を切り開いていく。
そんなステージに立てた事を感謝すべきか(笑)。






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2013年8月30日 (金)

制服を正しく着用させる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


季節柄、中学高校のインターンシップが相次いでいる。

  中高生の職場体験。

どの企業でも受け入れているだろう。
企業毎に、グロサリーやら青果やらの仕事を中心に体験させていると思われる。

私も当初はその程度の受け入れをしていた。
しかし、受け入れも何回か経験してくると、受け入れる側も何も残っていない事に寂しさも感じていた。

  “何か心に残るものは無いか?”

インターンシップに来て、わずか数日間ではあるが職場体験だけではなく、その企業の理念やら社会人としての自覚やらを強烈な印象を持って体験させられないか?。

そんな事を考えるようになった。
そもそも、何の為にインターンシップを体験するのか?。

  “社会人としての在り方を体験する為だ”

社会人とは、学校という狭い範囲の世界ではなく、大人の職場というある意味学生から見れば厳しい世界。

  “ここは学校とは違うんだ”

学校では許される常識も、ここでは許されない。
家庭や学校では許されても、一般社会では通用しない。
それが、インターンシップの別の意味での体験ではないか。

彼らがインターンシップで入ると、必ず全体朝礼に参加させる。

  毎朝の挨拶訓練。

ここで身だしなみチェックをお互いに向かい合ってするのだが、いつも学生達は後ろ向きになった時に周囲のパートさん達から指導を受ける。

  エプロンの紐のよじれ。

以前にもブログで、制服の正しい着用を記した覚えがある。

  制服とは一番効率の良い作業衣。

だから正しく着用すれば、その作業に対して一番効率のよい体の動きを約束してくれるものだ。
そして、プロフェッショナルになればなるほど、妥協せずに正しく制服を着用しようとする。

  その為のチェックを全体朝礼時に実施する。

そして、学生達は概ね、エプロンの紐がよじれて着用しているのだ。
それを、毎朝周囲のパートさん達に注意される。

  “こんなところまで注意されるのか!”

それが、学校と社会との違いであることを認識させたい。
更に、私はこの短いインターンシップの体験の中で、必ず全体朝礼のリーダーを体験させている。

  全体朝礼のリーダー体験。

他のパートさん達でも、緊張して今まで練習してきた事が真っ白になって忘れてしまうリーダーの体験。

その為には、十分なリーダーの練習をしなければならない。

  担当部門のチーフがこれにあたる。

それでも、この体験を通して、短い職場体験ではあっても彼らは多いに何かを学んで帰ってくれる。

  最後に私達に挨拶をして帰る彼らの表情。

それは、初めて私達に挨拶に来た時の表情とは雲泥の差だ。

  自信に満ちた感謝の心。

そんなものが伝わる瞬間である。






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2013年8月29日 (木)

既存店への準備期間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、上半期の振り返りを記した。

  本日は、既存店への準備期間。

当店も、年末商戦、節分ひな祭り商戦、ゴールデンウィーク商戦、そして今回のお盆商戦を経験した。

  一年間の主要なイベントを終了したことになる。

そして、2ヶ月後には既存店として昨年比が発生する。

  もはや、既存店である。

いつまでも、無茶は出来まい。
そろそろ収益面を本気で考慮しなければならない。

  “いままで収益そっちのけだったの?”

そうではないが、新店を加速させる為の投資をしてきたつもりである。
夕市も続けてきた、朝市も始めたりもした。
そして、それなりの効果は発揮してきたと思われる。

  既存店としての助走は付けてきたつもりだ。

そろそろ安定成長を図るときでもある。

  それは、売上面でも利益面でも。

今のレベルを落とさないという前提で、

  より少ない人員で、
  より高い利益率で、
  
店舗オペレーションを図っていく事が、既存店への準備段階。
それを、今後2ヶ月間の中で定着させていかなければならない。

  その為には商品の流れの安定が必須。

チャレンジはここぞという場面に抑えて、普段は適正な仕入れと売場作りに心がけ、安定した商品の流れを一年間鍛えた人材が商品化、陳列、売り切りを計り、最小限のロスにて荒利を確保していく。

  そんな流れに切り替えていく。

それが、今後2ヶ月間の仕事となっていく。

  この店舗の一つの時代は幕を降ろした。

いよいよ、秋の到来と共に、店舗の使命も変化していくのだ。
そして、この段階で多くの軋轢を生むのも事実である。

  今までは許されてきた無駄。

それがきっちりとタイトな人員や売価、そしてロス対策に切り替わっていく。

  如何に従業員に理解させながら運営していくか。

ここからも、店長の仕事の領域となっていくのである。







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2013年8月28日 (水)

上半期の振り返り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


企業にもよるだろうが、9月から下半期のスタートとなる企業が多いようだ。

  8月のお盆商戦をもって上半期の終了。

お盆商戦を一つの大きなお客様の評価と捉えて、その反省を基に下期へと向かう。
そして、早急に体勢を整えて、わずか3ヶ月後には年末商戦へとなだれ込んでいく。

  それが、毎年のお盆後の実態(笑)。

11月からの年末商戦は経験しているが、秋彼岸、十五夜、秋の行楽等は未だ未経験。

未経験とは言え、そろそろ一年を経過する我が店舗としては、ある程度万全の体勢で臨まねばならない。

  そろそろ失敗を最小限に留めた販売が求められる。

それだけ、この上半期は未体験ゾーンを思い切り展開してきたつもりだ。

  やり過ぎだろう、というほどの売場展開。

そして、やり過ぎの部分もあったしまだまだの部分もあった。
更に、やり過ぎるから、そのさじ加減が見えても来た。
まだまだの部分は、その奥が見えない部分もある。
だから、やり過ぎなければ駄目な領域もある。

  新店とは、そんな位置づけだと思っている。

そう言う意味では、この上半期は、昨年のオープン以来積極的にイベントには臨んできた。

  そして、今想う事は。

この店舗の位置づけがおおよそ見えてきたという事だ。

  イベント時の動向、普段の動向。
  季節の動向、時間帯の動向。

強いイベント、弱いイベント。
強い商品群、弱い商品群。

  それは、やっぱり一店舗一店舗違うという事。

そして、その店舗でなければその強みを強調出来ない。

  やっぱり、最低2年は要する。

それでもようやく1年が経過しようとしている。
この店舗の強みを、どう強調していくか。

  それが、この上半期の私の経験と課題。

そして、一年後に、どう既存店としての仲間入りをしていくか。

  あと、2ヶ月後に向けての助走期間でもある。






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2013年8月27日 (火)

秋雨前線の南下

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


秋雨前線の南下が雨雲を刺激し、西日本に大雨をもたらした。

  いよいよ、秋雨前線か?。

久しぶりに、秋雨前線という言葉を耳にした。

7月当初に梅雨明けがあり、その後数日間は今年一番の暑さが続いた。
その時の寝苦しさは、今年一年で一番厳しい暑さだったと記憶している。
8月に入り、再度猛暑がぶり返したが、夜の寝苦しさは無かった。

  “やっぱり、あのときが最高の厳しさだったか”

お盆前から徐々に夜の涼しさが戻ってきているとは感じていたが、気象庁の発表によると、秋雨前線の南下が見られるという事だ。

秋雨前線とは、なんぞや?。
気象予報士でない私は、外部の力を借りるのである。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&ved=0CEMQFjAC&url=http%3A%2F%2Fweather.goo.ne.jp%2Finformation%2F09%2F03.html&ei=UGIYUvqaGcjqiAefkoHIBg&usg=AFQjCNE7XKLJ_YpSn9GLDHXyRsffqBmJGQ&sig2=dQEWw7yAF_TKg8sgG_RDDg&bvm=bv.51156542,d.aGc&cad=rja

これを見ると、やっぱり秋雨前線は、秋を呼ぶ雨らしい。

  シトシトと冷たい雨が秋雨。

秋の味覚を味わいたいと思わせる食欲が湧いてくる温度帯。
そんな温度帯に向かう為の、自然現象が秋雨と秋雨前線。

  暑さ寒さも彼岸まで。

昔から言い伝えられる諺。
9月に入り、彼岸の23日までは、この秋雨前線が活躍するのだろう。
そして、彼岸明けから、一気に秋の気配が濃くなっていく。

  これから秋彼岸までは、その過渡期。

いよいよ、我々生鮮主体の食品スーパーの腕の見せ所の季節がやってくる。

  秋刀魚に始まり、秋鮭、更に鍋材他。
  梨、ぶどうは美味しさを増し、柿等登場。
  そして、新米の季節。

売るべき商材が豊富に売場に並ぶ。
そして、涼味一辺倒だった売場も色づく。

  食欲という「欲」を掻き立てる売場。

それが、我々の最大の提案となる。
これからは、それこそスーパーマーケットのワンストップショッピング性が問われる季節でもある。

  食材メニューが豊富であればあるほど重要となる。

それが、ワンストップショッピング。
その実力が問われる季節でもある。

  “さて、今年は何鍋が話題となるのか?”

こちらも楽しみな季節の到来だ。






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2013年8月26日 (月)

海外資本に学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


若い世代の会話を聞いていると、「コストコ」の話題が意外に多い。

  「コストコで購入したあのパンが美味しい。」
  「コストコで購入したぶどうが美味しかった。」
  「コストコで購入した焼き鳥が美味かった。」

“結構、皆さん、コストコに行っているんだなぁ〜”

ご存知の方がほとんどだと思うが、コストコとは海外資本の小売業。
アメリカ発祥の倉庫型店舗であり、単品量販を主体に、品揃えを絞り量目も絞り込んで、日本では考えられないほどの大量の量目のみの単品販売をしている。

  更に驚くべきは、年間会費制ということ。

入店するのに、年間で数千円の会費を支払わなければならない。

  これを、日本企業が実施したらどうなるだろうか?。

間違いなく、その企業はその地域で干されるだろう(笑)。
それほど、この会費制とは画期的な事であり、海外資本の小売業だからこそ我々もどこかで許している部分があるのだろう。

  しかし、それでもコストコは込んでいる。

年間会費を支払った以上に、その品揃えに魅力があるのだろう。

私が思う魅力とは、

  まずは、その絞り込まれた品揃え。
  そして、その単品の鮮度、品質、味。
  それを、積極的に試食で提案している。
  最後は、意外や意外に、接客の良さ。

これらが、ワールドワイドにバランスがとれている。
特に私は絞り込んで味を提案している販売に魅力を感じている。

  今日は、これだ!。

それは販売者側の売りたい事情も含まれるが、試食を食べると必ず“買っていきたい”と思ってしまう不思議さ。

  やはり、味が良いのだろう。

品揃えが豊富で、量目も普段の一回の食事を満たすに足る使いきりサイズの品揃えが豊富で買いやすい地元スーパーを差し置いてでも、コストコに行ってしまう最大の理由は、輸入品の珍しさもあろうが、本意は試食して味を確認して納得して購入するという購買の黄金律が確立されているからだろう。

  そう言う意味では、非常に分かりやすい。

もともとここを利用するお客様にとって、使い切りの量目はあまり関係ないのだろう。

  “どうせ来たのだから一週間分買いだめ”

そんな目的なのだろう。

そして、私はここに来ると、輸入品、特に果実の旬を教えられるのだ。

  “輸入ぶどうって、こんなに美味しいんだ!”
  “この時期のグレープフルーツって、甘いんだ”

そして、自店でもチャレンジしてみる。

  好評不評の反応を、お客様の動向から見る。

商品、販売方法、商品知識。

  海外資本に学ぶべき事は、多い。






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2013年8月25日 (日)

旅立ち

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、いつものガソリンスタンドで、いつものエンジンオイルを交換した。

  懇意にしているマネージャーが近づいてきた。

「てっちゃんさん、いろいろお世話になりましたが、私、明日で退職します。本当にいろいろと懇意にして頂きありがとうございました。」

  “えぇ〜っ!”

思わず、唸ってしまった。

  “このGSの顔だったのに”

彼には、いろいろとお世話になった。
始まりは、クルマのブレーキパットの交換だらだった。

  「ブレーキパットが摩耗してますね。」

この一言で、交換を決め、変えてもらった。

その後、彼の方から声を掛けてきた。

  「ブレーキパットの調子はどうですか?。」

私は、効きの良さが気に入っていたので、即答した。

  「効きの調子は良いよ。」

彼は、にこやかな笑みを浮かべて応えた。

  「ありがとうございます。」

なんでも、彼の言葉を借りれば、良い素材を使っている割には安価で提供しているらしい。
確かに、このパットに交換してから、安定した効きを感じてはいた。

それ以来、彼とは信頼関係が生まれて、ちょっとしたクルマの不具合に関してはこのGSを利用する事にしていた。

  ネットで購入したタイヤの装着。
  ネットで購入したハンドルの装着。
  輸入車の不具合等等。

ガソリン等購入は近さと安さでいつもこのGS。
エンジンオイルも、エレメント無料なのでこのGS。

  それもこれも、彼の存在があったからだ。

しかし、彼には彼の人生がある。
聞けば、ある資格を取って、そちらの道に進みたいらしい。
GSとはまったく違う道ではあるが、このGSで鍛えた接客を持ってすれば、必ず成功するだろう。

  是非、自分の夢を叶えてほしいものだ。






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2013年8月24日 (土)

火の車状態

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「仕入れて売り切る」事がチーフの本質と記した。

  「仕入れて、売り切る」とは?。

商売の本質を一言で言っているが、これは簡単な事ではない。

  情報を集めて、売る商品を選択する販売計画。
  いくつ売るという、意志と数量計画。
  仕入れて、製造陳列する為の人員計画。
  どうやって売り切るかという時間帯別計画。
  最終売り切りの為の値下げ売り切り計画。

咀嚼して大雑把に区分けしても、上記のような過程が存在する。
これは、あくまでも大雑把に区分けした売り切るレベルだが、更に魅力ある売場を作って売り切っていく為には、より詳細が販売技術が存在する。

  能力のあるチーフほど、それらを駆使する。

それは一定の段階を踏むものだが、日々変化し売り切る為のその日動きを見ながら変えていく事に大きな特徴がある。

  例えば、鮮魚部門。

結果を残すチーフ達は、いくつ売るという意志を以て仕入れをする。

  普段であれば、2ケース程度の販売数量の単品。

これを、情報収集の中から、相場、売価、鮮度、タイミング等を考慮した結果、10ケース売ってみようと意志を立てる。

  何故、10ケース?。

そこに販売する者の挑戦があるのだ。

  従来であれば、5ケース程度か?。

しかし、10ケースという数量は今まで経験した事の無い自分への挑戦でもある。

  この10ケースという数値に全てが凝縮されている。

そこに、仕事の楽しさが凝縮されているのだ。

  どうやって販売してやろうかという心境。
  売り切れなかったらどうしようという緊張感。

それら商売の本質的なおもしろさが凝縮されて、10ケースという数値がはじき出された。

  後は、売り切るという行動のみ。

仕入れたら、未知の世界である。
単に、そのままでは売り切れない。

  どう売れる形に変えるか。

それも、ハンパな数量ではない。
ピーク時間までには、最高の売場を作らなければならない。

  もはや「火の車状態」。

私は、その「火の車状態」が、人間を強くするのだと信じている。

販売計画で挑戦するという事は、自ら「火の車状態」に誘導すること。

  自らにその事を課せるか?。

それが、実力のあるチーフへの近道である。









  

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2013年8月23日 (金)

チーフの定点観測

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


現場の数値を握っているのは、チーフの存在だろう。

  チーフが変われば数値が大きく変わる。

今も昔も、この事実は変わらない。
チェーンストアで、同じ商品を同様の店舗レイアウトで同じオペレーションで商売をしても、チーフ次第で売上、荒利が大きく変動してしまう。

いくらマニュアルが存在し、品揃え、製造、販売のあらゆる手法が見える化されても、チーフが変わっただけでそこからはじき出される結果が大きく変わってしまうのは、何故だろう?。

昨日も記したが、売上、荒利、ロス、在庫の4項目がチーフ次第で大きく異なることも同様の内容だ。

要はチーフ次第で

  「仕入れて売り切る」単純な仕組みが異なるのだ。

いろいろな販売マニュアル、製造マニュアル、値下げマニュアルが存在する。
そして、それらを知識として理解し、現場で使いこなして知恵とし、その結果販売業績という結果に結びつけられるかという部分に連動しなければ、ただの名文化された指針でしかない。

それらをルーティン業務として行動していくのは主に担当者やパートさん達である。

  しかし、チーフの仕事は大きく異なる。

チーフの仕事とは、それらマニュアルを部下に教育してチーフ不在でも日々同じオペレーションが出来る事を第一の前提として自分の組織強化は図る事であるが、第二の前提は、結果を出すという強い意志を持って仕事にあたる事だ。

  その為に、仕入れて売り切る事に意志を持つ事。

部門の仕事に精通して、仕入れた商品を売場に出すというオペレーションに強い担当者は多い。

  しかし、責任者であるチーフは異なる。

仕入れて売り切るという流れを常に考え、実現させ、常に結果に敏感に対応していく意志の強さが必要なのだ。

だから、その部分に意志を持たない担当者は、やはり担当者でいなければならない。
人事考課から、あるときチーフに任命されたとしても、仕入れて売り切る流れから結果を出すという意志の弱いチーフは、やはりいずれはチーフを降りなければならないと思う。

  私はそれは組織として当然の結論だと考える。

その為に、我々はその意志を以て仕事にあたり、結果を残せる人材の仕事観を行動を学ばなければならない。

そして、その学んだ結果を活かして、仕入れて売り切る仕組みを確立して、それが出来る人材教育をしていかなければならない。

マニュアルを実行できるレベルから、それを駆使しながら売り切る仕組みを確立して結果を残せるレベルへ。

チーフの仕事も組織として進化してくものである。




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2013年8月22日 (木)

佳境を迎えた甲子園

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


やはり、白河の関は難所だったか。

  日大山形も花巻東にとっても。

東北勢が2校、準決勝に進出するという前代未聞(失礼!)の異常事態。
21日はもしかすると、東北勢の優勝が決まるかという組み合わせだった。

  しかし、そう甘い世界ではなかったようだ(笑)。

思えば、今年の東北勢は名立たる名門校を次々に打ち破って勝ち進んでいった。

  かっては、名前負けしていた名門校相手に。

聖光学院(福島)は、愛知の愛工大名電を、仙台育英(宮城)は浦和学園を、弘前学院聖愛(青森)は沖縄尚学を、それぞれ破っている。

更に、日大山形は日大三高、作新学院、明徳義塾をそれぞれ破っての準決勝進出。
そして花巻東は彦根東、斉美、鳴門を破っての準決勝進出。

  いずれも、名立たる高校野球の名門校である。

それらの名門校を、仙台育英のような常連校が勝利するならまだしも、失礼な言い方だが山形、福島、岩手、青森等の県勢がことごとく打ち破るとは思わなかった。

かっての、雪国のハンディキャップなど、もはや存在しないのだろう。
彼らの脳裏にも、かっての名門校としての恐怖心なども無いのかもしれない。

  当然、名門相手の諦めなども持ち合わせていない。

そこが、雪国というハンディを背負い、それを理由に出来た時代との差なのかもしれない。

  結局ことしの決勝は、前橋育英と延岡学園。

樟南、横浜、常総学院を破った前橋育英。
自由ヶ丘、弘前学院聖愛、富山第一を破った延岡学院。

くじ運に恵まれた延岡、甲子園常連校を連覇してきた前橋。
そんな区分けの出来る今年の決勝戦。

  そして、深紅の優勝旗が白河の関を越すのは?。

個人的には、福島の聖光学院に持ち帰ってほしいものだ。
かっては県予選一回戦敗退の常連校だったのに、今では甲子園の常連校。

  なぜ、ここまで変われるのか?。

そんな聖光学院が深紅の優勝旗を持ち帰ったなら、福島に新たな活気が生まれるのだろう。






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2013年8月21日 (水)

在庫コントロール

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


荒利コントロールの最大の要素。

  それは、在庫コントロール。

それは、ほとんどの方がご理解のことだろう。
しかし、具体的に、そのコントロールを徹底している人間は少ないのではないか。

  頭では理解しているが、・ ・ ・ 。

頭で理解している事と、普段から実践している事とは別物だ。
そして、普段から実践している人間は、ペーパー上のコントロールを体で体現できる能力に昇華している。

  在庫を問題にするから在庫に取り組む。
  売上を問題にするから売上に取り組む。
  ロスを問題にするからロスに取り組む。
  荒利を問題にするから荒利に取り組む。

上記4つの数値管理は、それぞれが別物で取り組む課題では無い。

  全てが連動している。

発注した商品を売り切るから、在庫削減になり、売上拡大され、ロス・廃棄が改善される。そして、結果として荒利率が改善される。

  どこのスイッチを押すか?。

そのスイッチが在庫への取り組みであろう。

  いろいろな取り組みの結果が在庫削減。

そして、結果が利益の安定。
だから、在庫安定の目標設定が、荒利安定への一番の近道となる。

そして、その延長戦上に、商品回転のアップや鮮度アップ、そして売り切る努力からの売上アップやロス改善に進化していく。

  販売計画上の発注と仕入れ。

いくら精度アップせよ言っても、完璧は無い。
だから、どこかでそれを修正すべく売り切る努力を必要とする。

  逆に言えばその努力無しに売上拡大は無い。

売り切るという技術。

この技術を如何に日々の中で磨いていくか。
この技術を組織的に磨いてきた企業とそうで無い企業との差は明確である。

  それは、荒利率の高低で大きな差が発生している。

技術の高い企業は、荒利率が高値安定。
技術の低い企業は、荒利率が不安定で低下傾向。

在庫削減が最終目的ではない。

  その過程で、売切るという技術の習得が重要。

それによって、全ての恩恵が付いて回ることになる。








 

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2013年8月20日 (火)

輸入りんご?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、津軽が出回る時期である。

 “もう出回っているよ!”

いや、まだまだ味的には売れるものではない。
お盆用のお供えとしての提案で販売している店舗もあるだろうが、旬の果実としての販売はもう少しだ。

 それなのに、お盆前に「ふじりんご」を販売した。

貯蔵ものではない。
輸入ものだ。

 “えっ、輸入のふじりんごなんてあるの!”

ニュージーランド産のふじりんごだ。

 “ふじりんごって、国産だけじゃないの!”

これは、売場に出ているPOPをみて、私が担当者に問うた会話だ。

 ニュージーランドだから日本の逆側。

だから日本でふじりんごが貯蔵の時に、採れたてのふじりんごが収穫されるのだろうか。

 日本が世界に誇る「ふじりんご」。

流石に、密の入ったふじの美味しさは無いが、鮮度の良い「ふじ」の味は抜群だ。
この時期に、ふじの美味しさを味わえるなんて素晴らしい。

 しかし、もうじき味覚の秋。

豊水梨、ぶどう各種、そして柿と味覚が続く。
更には、いよいよりんごがその後に続く。

 間もなく、りんご各種が売場を彩る時期。

“もうちょっと早く出てきてほしかったなぁ〜”

初夏の時期から輸入ふじが入荷していれば、フロリダ産グレープフルーツに続く低価格の果実が登場出来る訳で、日々果実を採る方に採っては非常に嬉しい商品である。

 この味だったら自信をもって勧められる。

そんな輸入りんごであるが、もう間もなく日本のりんごが入れ替わり立ち替わり頂上する時期に来ている。

 “ちょっと遅かったかなぁ〜”

津軽が登場すれば、そこからは怒濤のように各種りんごが入れ替わり立ち替わり頂上することになる。

 “輸入もののりんご?”

この味覚の秋に、輸入もののりんごの支持があるだろうか?。
いくら「ふじ」の味とはいえ、国産のそれこそ世界に誇るりんごの数々である。
ふじはさておいて、その他のりんごの旬の美味しさを味わいたいと思っている弧度とだろう。

 そんな欲望を抑えて、輸入が安定するのか?。

次年度への課題でもある。






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2013年8月19日 (月)

お盆商戦総括

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年のお盆商戦。如何でしたか?。

  “あまり、パッとしなかったなぁ〜”

そんな印象である。

それが、自店だけのことなのか世間一般の動向なのかはまだ分からない。

  お盆の暮らしの強い地域ではある。

昨年は開店準備をしていて、競合他社をしっかりMRできた時期でもある。
だから競合他社のお盆商戦から、自社が次年度のお盆商戦を戦う上で立てた戦略もあった。

それを参考にしたお盆商戦でもあったのだが、空振りだった。

  その戦略からズレた結果だったからだ。

やはり、仮説と事実とは違っていた。

仮説は自社の既存店に近い店舗を見ての仮説であり、当店の周辺のお客様の買い回りとは多少違っていた。

  多少?。

私の感覚で言えば、かなり違っていた。

  「お盆は、早く来て、早く終わる」

そんな仮説をもって臨んだが、意外に15日〜16日の後半の伸びもあったりした。
特に、ご馳走と言われる「刺身」「牛肉」「寿司」等の需要が夕方から夜にかけても落ちなかった。

  「店長、酢飯がありませ〜ん。」

後半の予定数量の把握違いから、こんな状況の日もあった。
これに関しては、上記仮説で、

  「今年のお盆は、10日から来るぞ」
  「今年のお盆は、13日で終わるぞ」

そんな仮説でミーティング時に指示していたツケだろう。
だから、14日以降の数日間は、大いに反省しなければならない日々だった。

  また、牛肉が伸びた事も特筆だった。

“意外に、肉文化だったんだ!”

  14日から早速牛肉売場が開店から吹っ飛ぶ。

それが、16日まで続いた。
客層も若く、いかにももりもりと牛肉に食らいつく若者が多かった。

  開けてみないとわからない。

仮説は大いに大切だ。

  しかし、仮説と検証。

そのギャップを計り直し、事実を知る事も大切。
だから、いま必至にデータと摺り合わせて、反省の真っ最中。

数値面では、12日が昨年は日曜日で突出したが、そのマイナスを14日〜16日で挽回しチャラになったようなお盆商戦だったように思うのだが、如何でしょうか。





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2013年8月18日 (日)

夏の甲子園

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


夏の甲子園が中盤を迎えている。
甲子園を目指した私としては懐かしい名前を聞いた。

 “甲子園を目指した?、誰が?”

いやいや、私が若かりし頃は(戦前ではありません)甲子園を目指してひたすらグラウンドで血反吐を吐くまで死のノックをうけていたものです(笑)。

 シードもされましたが、敢えなく一回戦敗退。

甘酸っぱい想い出です。

その甲子園を目指すきっかけを作ってくれたのが、三沢高(青森)と松山商業(愛媛)との死闘。

東北勢が第一回大会以来決勝に進んだ試合であり、東北6県の願いを背負った試合でもあった。

 “深紅の優勝旗が白河の関を越えるか!”

それまで東北勢が甲子園で優勝したことは無かった(未だに無いが)。
そして試合が始まった。

 結果は、延長18回で翌日再試合。

三沢の太田投手と松山の井上投手の投げ合いとその攻守は高校野球ファンを感動させた。

 結局、翌日再試合で三沢高校は敗退。

優勝旗が白河の関を越える事は無かった。
その後、「小さな大投手田村」を要する、福島の磐城高校が決勝進出を果たすも、願いは叶わなかった。

 もう40年以上も前の出来事だ。

なぜ、そんな懐かしい話しをしたかと言えば、その太田幸司投手の息子さんが、今年の甲子園に出場するという話題があったからだ。

残念ながら一回戦で敗退したそうだが、それでも、「三沢の大田」の名前が出た瞬間に、そんな甘酸っぱい想い出が蘇ってきたのだ。

 夏の甲子園。

雪に埋もれた東北勢は、春の甲子園には弱かった。
しかし、地道に練習を重ね、夏にはその粘りを遺憾なく発揮出来るようになったのは、この三沢高校からだったように思う。

 更に2年後には磐城の田村投手が準優勝を果たす。

今年は、東北勢は元気なようで、5校が一回戦を突破したようだ。

 しかし、野球留学が盛んな現代。

純粋が東北人だけでチームを組んでいるかは疑問である。

そして、深紅の大優勝旗は、白河の関を一気に越えて、津軽海峡までも越えて駒大苫小牧のマー君が北海道に持ち帰る。

 夏の甲子園。

今年は、どんなドラマが生まれるのか、楽しみである。






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2013年8月17日 (土)

前倒し需要

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


消費税増税が、2014年4月に8%、2015年10月には10%へと、2段階で引き上げられることになる、予定。

 前倒し需要が活発らしい。

高額な買物となる「住宅」や「土地」に関しては既に需要の前倒しが始まっているようだ。それらの需要拡大も現在の好景気の牽引役としての役割を果たしているのだろう。

そして、先日のテレビ報道。

 子供用品に、前倒し需要は拡大しているらしい。

子供服から、学習机、その他。
学習机等は、通常だと年明けからの展開がタイミングらしいが、今年は今の段階から前倒し需要を見込んで展開しそれがヒットしているという。

それは、増税時期になれば我々食品スーパーの商品群にも影響を与えるだろう。

 日持ちのする商品群は当然に前倒し需要は起こる。

そして、その反動も当然起こる。

しかし、この前倒し需要。本当にどうなのか?。
確かに、目先の計算では、5%よりも8%の消費税の方が出費は高まる。

 1万円のものは、300円の増税。
 10万のものは、3000円の増税。
 100万のものは、3万円の増税。
 1000万だと、30万円の増税。

確かに、高額になればなるほど、前倒し需要はお得に感じる。

 しかし、その反動も必ず来る。

反動とは、我々にとってみればその後の需要減退という反動。

しかし、消費者の方から見れば、需要減退の後に需要喚起策が必ず実施されるというメリットも発生する。

 それは今からは目に見えない。

表面上の価格以外の部分で、いろいろとメリットが生じてくるだろう。

 デザインの改良。
 性能の向上。
 値引額の増加。

商品は時代とともに進化する。
それは、いつの時代にも言える事。
だから、1年前と比較して新商品に改良され、必ず魅力を増して次々と登場してくるものだ。

だから、早期購入すべきものとそうで無いものが存在するのではないか。

住宅などは、大きな技術の進化は無いだろうが、サービス面では前倒し需要期には需要増の為、その他細部のサービスは意外に付かない。
しかし、増税後はあの手この手で需要喚起を起こすだろうから、それらのサービスを全て享受する事が出来る。

クルマなどは、それこそ進化の賜物であるから、増税後にリニューアルした新車ななどは必ず魅力を増して登場してくる。

 当面、価値の変化が少ないもの。

それらは、前倒し需要のメリットを享受できる商品群であるだろう。

 来年の3月。

熱しやすく冷めやすい国民性がどう出るのか?。
不安でもあり、楽しみでもある。





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2013年8月16日 (金)

Facebookの仕組みに感心する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


Facebookを始めて、早2週間。

 友達の輪も増えては来た。

しかし、このFacebookの仕組み、どんどん輪が広がる仕組みに強烈なパンチを食らわされた印象だ。

特に、友達のアップした「タイムライン」が全て自分のホームページから見れてしまうというのはびっくり。

 “あっ、誰々が、こんな記事をアップした!”
 “あっ、誰々が、こんな事をしているんだ!”

更にそれがメールにて通知されるという仕組み。

日々山のようなメールが届くという仕組みも、なんとも賑やかでいいかも?。

 “そんなのとっくの昔に知っていたよ!”

そんな罵声が聞こえてきそうな、今更の話しである。

 そして、「知り合いかも」という提案。

複数の共通の友達が存在する場合に、Facebook側から「知り合いかも」の欄があり、友達申請できるというもの。

 どこまでもどこまでも繋がりやすく出来ている。

私は、Facebookに関しては、まだまだそんな程度の知識しか持ち合わせていない。

しかし、「ふるたさん」などは、ノートとか言って長文も記載して載せているようだ。

更に、「dadamaさん」などは、シェアとか言って他人の投稿を自分のFacebookに投稿しているようだ。

 そして、「いいね」。

これは、見たよの証拠としての通知として使用するのだろうか?。

 私は勝手にそう思っているのだが、どうなのか?。

そんな妄想がどんどん膨らんでいる今日この頃なのである。

 しかし、たかだか2週間。

更にいろいろなFacebookの使い方や用途が隠されているのだろう。

 数ヶ月はお客様として使用してみようと思う。

その上で、ブログとの併用をどう使い分けていくか。
おのおのの強みを活かしきれればいいのだが。



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2013年8月15日 (木)

一つの時代の終焉

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆商戦も概ね終了した。

 “いや、まだ終わっていないでしょ!”

14日の御馳走展開が終了した段階で、我々食品スーパーの出番は終わりだろう。

 さて、次のターゲットは?。

大きくは、年末へ向かう。
その前に、小さなイベントがまだまだ立ちはだかる。

 秋彼岸。
 運動会。
 行楽。
 ボージョレー解禁

間を縫って、秋刀魚の量販、葡萄の量販、鍋の量販他。

 猛暑から秋への橋渡し。

猛暑であればあるほど、秋の気配は一気に押し寄せる。
その切り替えに乗じて、売場の展開強化を一気に発注に連動させられるか。

 一般的には、そのような今後の流れか。

そして、私のお店も一年を経過する。

 もはや「既存店」。

そんな意識を持っていかなければならないだろ。
従来は、「新店」という位置づけであり、戦うという使命を受けて商売をしてきたが、一年経過を前にお盆商戦を終え、いよいよ次へのステップを踏むべき時がきているのである。

 既存店としての安定性。

新店としてのお客様の奪いあいという戦略から、獲得しているお客様に更に安定した買い回りを追求していくこと。

 新規顧客獲得から既存客への満足度追求へ。

思えば、初めの一年は、年末年始を始め、その他諸々を経験してきてお盆を迎えた。

 全てが初めてだから、全てが挑戦。

そんな気持ちで部下とともに臨んだあらゆるイベント。
それがもうじき終わり、2年目を迎えようとしている(実際には11月半ばからになるが)。

いよいよ頭の中は、2年目を迎える安定性の追求と初年度の壁をどう乗り越えて、昨年越えの実績を積みかさねていくか。

初年度の商売やイベント対応は全て頭に入っている。
そして、今年は更に何を付加していくかも。
逆に、止めていく商売もみえている。

 何を加え、何を止めるか。

そして、集中して強化していく部分は。

そういう意味では、何も知らなかったという言い訳は通じない。
地域の暮らしを知り、地域の買い物行動を知り、小売としてどう対応していくか。

 ガンガンチャレンジしていく商売の終焉。

チャレンジはいつでもどこでも必要なことではあるが、ゼロからのチャレンジではなく方向性が見える中でのチャレンジであるから、絞り込まれた情報を活用できることになる。

 この情報が我々小売業にとっては事情に重要なのだ。

これによって、絞り込まれた方向性に集中できる。
そこの部分でより深く追求できるからだ。

 その方向性を探ってきたこの一年である。

これからは、その方向性の精度アップを図りながら、より深くより詳細に単品を明確にしていく時代に入っていくのである。












 
 

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2013年8月14日 (水)

再びのMac不調

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


再び、Macが不調です。

 不調というより、再びのHDDの故障。

Macが立ち上がらなくなったので、コールセンターへ電話し説明を聞いた。

 「HDDの故障と思われますので交換致します。」

HDDの故障は、これで二回目だ。

 “そんなに頻繁に故障するものなのか?”

わずか1年以内である。
思えば、このMacを購入したのは昨年の9月。

 ほぼ1年で、HDDの故障が2回。

この頻度はどうなのか?。
そう疑ってしまうほどの頻度である。
まだ、1年未満だから保証で修繕できるが、これが9月以降だったら?。

 おそらく、有償での交換となるのだろう。

HDDとは、そんなに高い頻度で故障するものなのか?。

そんな訳で、ここ一週間はパソコンが不調で、かって使用していた古いパソコンで記事の投稿他、仕事上のエクセル操作もしておりました。

久しぶりに使用した古いパソコンの、遅い事遅い事。

 イライラを通り越して、ありがた味すら感じる。

それだけ、動いてくれる事自体が嬉しくなってくる。
普段は何気なく使用しているパソコンだが、いざ故障してみると、本当に不都合が多い。

 如何に、パソコンに頼っていたか。

お陰でパソコンの修理を業者にお願いしたままだ。
よって、この期間はブログもFacebookにも投稿していない。

 “参加しないSNSって楽しさ半分”

そう思ってしまうほど、自ら参加する事の意義を感じている。

そして、再度いろいろと追加業務が発生するのであるが、今回はマッキントッシュのタイムマシンとやらでバックアップした内容をそのまま復元らしく、その機能を使ってみた。

 単に、繋ぐだけで復元してしまう。

これがタイムマシンの威力。

 “これは便利だ!”

しかし、ブートキャンプで入れているWindowsの復元は手作業。

 “これがひと苦労だ”

前回の復元は、全て一つ一つの手作業からだった。
それを思えば、Windowsだけでもその手順を踏まざるを得ない。

 一つ言える事は普段からタイムアップをしておくべき。

このように、HDDの故障は頻繁らしい。
是非、日頃からのバックアップをしておくべきである。







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2013年8月13日 (火)

「勝ち負け」と「貸し借り」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は勝った負けたで、一喜一憂する。

 勝つとは?、負けるとは?。

もちろん、明白な勝ちの定義、負けの定義があるスポーツのようなものであれば、明確に勝ったもの、負けたものの白黒がはっきり出るから分かりやすい。

しかし、この世の中を見てみれば、勝ち負けが白黒はっきり分かるものとは意外に少ない。

 例えば、競合店との戦い。

何を以て、勝ったと言うのか、負けたというのか?。

 例えば、他人との喧嘩。

どんな状態になれば、勝ったのか負けたのか?。

 例えば、同僚との出世競争。

いつの段階で、その結果を測るのか?。

この世の中に存在する勝ち負けとは、非常に曖昧で、その結果を明確に示してくれる指標が客観化されている訳ではないので、個人の捉え方でその結果は千差万別である。

 更に、

どの段階で、「勝ち」とするか「負け」とするか?。
この時間軸しだいでは、「勝ち」が「負け」に変化したり、「負け」が「勝ち」だったりする。

 「負けるが、勝ち」

とは、そう言う事なのだろう。

特に、相手との喧嘩や、競合とのやり取りなどはこの部類に入るのではないか。
そう考えると、「勝ち負け」とは、ある一時の段階での個人的な評価であり、その結果は非常に危うい状況を生み出す要因でもある。

 人は、勝つ事によって、慢心が宿る。
 逆に負ける事によって、必至になる。

 勝った挙げ句に、衰退していく。
 負けた事で、地盤固めができた。

そう考えると、勝ったからといって喜んではいられない。
逆に、負ける事によって卑屈になってもいけない。

 勝ちとは、相手に借りを作る事である。
 負けとは、相手に貸しを作る事である。

そう捉える事ができる。

相手に負けてやって、貸しをどんどん作っておけば、いざという時に貸しておいた「勝ち」を得る事が出来る。

逆に、勝ち続ければ、借りが累積化しいずれ大きな負けを招く結果となる。

 自分の結末をどう捉えて、今をどう勝つか、負けるか。

この事を考える事も、また楽しからずや、である。











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2013年8月12日 (月)

部下の「続き」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人事異動。
 

 我々サラリーマンにとっては付き物。

人事異動によって、違った環境で仕事をし、環境の変化から自分の適応力が磨かれる。
組織的にも、同じ組織で硬直していく店舗環境を活性化させ、部下たちも同様に上司の変更によって活性化していく。

更に、同じ組織内で責任者が変われば、従来の良さに新たな良さを加えることができる。
逆に言うと、従来の良さが消え、新しい悪さが加わることのリスクも発生する。

個人的には、人事異動によって、個人はより本来の実力の場所へ異動していく。
これは、その個人の能力に見合った組織貢献を期待され、能力のあるものはより企業貢献度の高い店舗で能力を発揮することによって、より大きな企業貢献(数値貢献)を果たす期待をもたれる。

その結果、その貢献度からその本人の次へのステップが用意されてくる。

一般的には、そのような期待もあって、人事異動の発生は喜ばしいことのようにとらえられることが多い。

 しかし、本当にそうなのか?。

例えは、優秀な店長と同時に店舗活性の目的で赴任したチーフがいる。
赴任以来、店長と叱咤激励?されながら、競合店との戦い、自店のマネジメント強化、そして自身の販売技術の習得を重ねてきた。

一年経過し、いよいよお互いの気心も知り、本格的に新たな52週ごとの売り場をダイナミックに作って数値検証していくか、という矢先に人事異動で他店へ持っていかれる。

そんなとき、異動する部下としては、どちらが良いのか?。

新たなステージで注目されながらの活躍の場を得ることなのか。
それとも従来の店舗で、今まで一年間の販売を踏まえて、二年目により多くの手を打ち、自ら作った昨年の売場と今年の売場の数値比較を確認する場を維持することなのか。

自分の打つ手の数値効果は、絶対に同じ比較対象でなければ検証できない。

 その微妙な違いから、どんな数値効果があるのか?。

このことは、同じ店舗で検証しなければ、絶対に見えてこない。

だから私は、人事異動は最低2年は同じ店舗を経験させることが本人にとっては絶対にその後のキャリア形成に役立つを思っているのだ。

 それでは本人のキャリアアップを妨げるのでは?。

それもまた真なり。
たかだか1年2年の差かもしれないが、その地位に就けるかどうかは「運」「不運」が付き物。

 「運」を逃がさない。

それを考えれば、どちらのキャリアが良いのかはその場の状況しだい。

 そして、それを眺める店長の存在。

せっかく共に痛い思いをして一年間苦しんできた関係。
ようやく周囲の状況や昨年一年の経過も経験し、今年はこんな手を打って数値を改善させるぞという思惑は、その部下あっての話。

それが、もろくも崩れ去り、またゼロからの部下との関係作り。
それは、深酒もしたくなります(笑)。

 ほとんどの組織は、店長に人事権は無い。

そして、そんな人事異動が発令されたなら。
これはもう、彼らの続きを見守るしかない。

店長自身は新たな出会いを待ち、新たな組織作りと店舗運営の共有化のためにゼロからの始まりとなる。

しかし、異動する部下は、今までの一年間の続きがあるのだ。

新たな環境の下、

 「あの店長なら、この猛暑をどう乗り切るか。」
 「あの店長なら、秋彼岸はどんな手を打つか。」
             ・
             ・
 「あの店長なら、・ ・ ・ 。」

いままで一年間を共にしてきた店長との続きがあるのである。
それを、温かく見守ることが大切なのだろう。







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2013年8月11日 (日)

七つの会議から学ぶ事

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「七つの会議」

 NHK 土曜夜9時。

4回のシリーズが完結した。

 これほど見応えのある番組は久しぶりだった。

今回ほど一話一話を丁寧に観て、聞き取れないところの会話をリピード再生して聴いて、内容を頭に入れようとしたドラマも無い。
4回の完結だが、私的には12回ぐらいのシリーズを見たような充足感である。

 とにかく、内容が濃い。

単なる企業内の不正隠蔽の問題だけではない。

 組織内の複雑な関係と組織論。
 組織人としての個人の人生論。
 組織を離れた社会人の家族論。

本当に一場面一場面がそれらの生き方の問いであり、放映回数が少ない分、一話一話にそれらの課題が濃厚に配分されていた。

我々の仕事を振り返った時に、このドラマほどのドラマチックな現実では無いとしても、その瞬間瞬間に決断しなければならない場面は数多くある。

その決断(というか選択というか)の場面で、このドラマから受ける影響は大きいだろう。

 特に、部下育成とう観点からは。

商売とは、モノを売る、または作って売る。
その結果として、購入したお客様の満足を得るという使命がある。

 我々の仕事の喜びは、お客様の満足。

その積み重ねが業績であり、その延長線上に我々の業績であり地位が付いて回る。
そんな本来の原理原則が、目の前の仕事論に戻るといつしかすり替えられてしまう。

このドラマに登場する役者は以外に少ない。
しかし、その少ない役者達がそれぞれの特性を持った役柄を色濃く演じているのも、観ていて引き込まれていく要因だったのかもしれない。

それぞれが「仕事論」「組織論」「家族論」「幸福論」そして「人生論」を問いながら演じている。

 そして、東山紀之。

かってのアイドルは、この演技を見る限り一流の役者と化していた。
第4話で、最後に病床につく自分の父親から慰められた時に見せた「泣き」のシーンの感情表現は、今まで見た事も無いような演技であり、彼の役者としての存在感を伺わせるものである。

 そして半沢直樹。

こちらも中盤にさしかかっていく。
「七つの会議」と違って、こちらは爽快。
必ず番組の最後に反撃があり、見たものを爽快感に連れて行ってくれる。

この半沢直樹から、何を得るか?。
もう少し時間がかかりそうな気はするが(笑)。







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2013年8月10日 (土)

Facebookに参入して

皆さん、こんには。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今更ながらですが、Facebookを始めました。

 “ひとり、蚊帳の外だったろうが!”

そう、蚊帳の外に置かれていたようです(笑)。

 “こんなに盛んだったとは!”

時代はどんどん進化しているのですね。
それなりに先端を行っていたと思って始めたブログですが、今や

 Facebookを初め、
 Twitter
 LINE
 ブログ等々。

そして、ブログ以外のスピード感の早い事早い事。
常にスマホに何かしらのお知らせが入ってくる。
また、友達(Facebook上の)の「投稿」や「いいね」のチェックがどんどんiPhoneに入ってくるのである。

 “これはついていけねぇ〜や!”

率直に、そう思っています(笑)。

 “あれっ、かってのブログ仲間がこんな所で大活躍!”

かってのブログ仲間とは失礼ですが、あの人がFacebookの世界で「いいね」を連発されている。

 “へぇ〜、がんばっているなぁ〜”

そして、皆さん毎日投稿しているのが素晴らしい。
携帯で撮った写真やその他を投稿出来る身軽さも特徴なのだろう。

そして、スピード感よろしく、瞬間的に仲間とやり取りをしている。
更に、それを傍観者が見て即座に「いいね」で反応できるという軽快感。

 これが、Twitterから始まったスピード感と軽快感。

これが、ブログとの大きな違いなのだろう。
これはこれで、大切なSNSの要素なのだろう。

 “私のスピード感とはちょっと違うなぁ〜”

あくまでもFacebookを否定している分けでありません。
それぞれの良さがあり、使い分けが大切なのだろう。

 しかし、私はブログにこだわりたい。

Facebookでもブログのような「店長」のアイデンティティは表現出来る。
しかし、どこか落ち着いたところで、自分のアイデンティティを表現したいという静寂さがほしいのである。

その場という存在が、この「てっちゃんの店長日記」という場だ。
そして、この日記をじっくり読んで頂き、多少なりとも自身の参考にしていただければ幸いだと思っている。

但し、世の中には瞬間的に的確な情報を必要とする場面が数多くある。
また、この場で身近な人間の悦楽に同意したい時も数多くある。
そんな場面でのFacebookのスピード感は面白い。

 場面での使い分け。

特に私の場合は、ブログは休日の書き溜めが原則。
だから、その場はじっくりと自らのアイデンティティを整理したいのである。

そんな使い分けを駆使しながら、私のFacebookが始まった。






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2013年8月 9日 (金)

猛暑再来とは言うが

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


あの猛暑が再来するという。

 ここ数日の天気予報。

そして、お盆期間もこの天気が続くという。

 しかし、

確かに、日中に天候と気温は、かって梅雨が明けた(本当だったのか?)当初と比較しても引けを取らないぐらいの暑さである。

 しかし、

朝晩はどうか?。

 以外に涼しい。

だから、暑さのピークはやっぱり過ぎているでのあろう。

 自然は正直である。

一年で本当に寝苦しい時期は、わずか2週間程度。
それがどのタイミングなのかは年によって微妙に違うだろう。
しかし、そのピークは一定の期間である。

 本当の猛暑のピークは2週間。

これは毎年クーラー無しの寝室で寝て過ごした経験からの真実だ。
その2週間を過ごせば、朝晩は必ず過ごしやすい秋風が吹く。

 それが、毎年の真夏のピーク。

暑さはピークを過ぎれば必ず感度が落ちる。

 35度を経験した体は32度を涼しく感じる。

だから猛暑再来ではあるが、朝晩の夕食時にはさんまを食いたくなるもの(笑)。
dadamaさんのフェイスブックの酒の肴にも、いよいよそんな肴が載ってくるのだろう(笑)。

 お盆商戦を前に猛暑が再来。

しかし、お盆までは従来通りの食材で押せ押せだろうが、お盆過ぎからは、やっぱり秋風に乗せて秋の味覚を打ち出す準備であろう。

 そして、お盆商戦。

いよいよ、本日午後あたりから徐々に動きが出てきそうな気配である。

 早め早めのお盆商戦。

お互いに全力を注ぎましょう。






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2013年8月 8日 (木)

緩急をつける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スーパーマーケットの経営は、日々安定していることが望まれる。

 売場の品揃。
 商品の鮮度。
 欠品の有無。
 日々の客数。
 決算時利益。

日々継続して、安定した数値が安定した結果を残す要因となる。

 しかし、マネジメントはどうか?。

安定したマネジメントをしたいとは思っている。

 安定したマネジメント?。

安定した結果を残す為に、安定した状態を維持したい。
その為のマネジメントを安定したいとは思わない。

 安定させる為に、マネジメントの緩急は必須。

そう思っている。

 緩急とは、何か?。

それは、緩める所と締める所。

 何を緩め、何を締めるのか?。

例えば、評価。

 優も付ければ、不可も付ける。

例えば、行動。

 最高に急がせれば、じっくり待つ。

例えば、思考。

 指示命令もあれば、権限委譲もする。

このように、本部と店舗、上司と部下、店長と部門との関係は「緩急」をつけた関係であるから、思考と行動が磨かれていくのではないか。

 これが例えば、安定した指示や戦略だったら?。

我々は、急ぐという事を忘れてしまう。
ここぞという時に、集中力を失ってしまう。

 現場は常に、臨機応変。

世の中の変化やお客様の変化に敏感に反応し追随していくアンテナと行動力が命だ。

この部分は、常に磨いておかなければならない。

 その為には、緩急を付けたマネジメントは必須。

そして、それを常に要求するから、その感度と行動が磨かれていくのが。

 それを現場の店長が、どう導きだすか。

自らに課さなければならないマネジメント手法である。







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2013年8月 7日 (水)

お客様の導線で見る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お客様の立場で考えろ。

 小売で良く言われる「セリフ」。

お客様の立場で考える。

 食卓の上を想像する。
 商品価格を安くする。
 鮮度保持を強化する。
 美味しさを追求する。

お客様への近付きかたは多岐に渡る。
商品自体はどんどんお客様に近づいているのだろう。

 しかし、我々店舗運営はどうなのだろうか?。

例えば特売商品。

 優先的に品揃え努力をしているだろうか?。

特に開店時からの品揃え。
グロサリーはそのまま品出しすればいいから、開店時にはほとんど品揃えされているが、生鮮の場合は微妙だ。

 企業が一丸となって品揃え努力されているか?。

反省すべき点はたくさんある。
例えば、売場の品揃え指示書。

 お客様の導線を優先に品揃えをしているか?。

お客様は店舗入り口から来店される。
当然と言えば当然。
しかし、我々はついその事を忘れてしまっている。

 我々は、バックヤードから売場に入る。

ここに、入り口から入るお客様とのギャップが既に発生しているのだ。
我々も、お客様同様に、店舗入り口から自分の売場を回って、売場指示書を書き込まなくてはならない。

そうしないと、お客様の優先順位と一致しないのである。

我々はどうしてもバックヤードから売場に入り、そこから見える欠品や問題を最優先で解決しようとしてしまう。

しかしそれでは、入り口側からみた売場は優先されず、ぼろぼろの状態のまま。

 意外にこんな事例が多いのではないか。

そしてそれをフォローするのが店長や副店長の役割でもある。

 お客様導線を通ると問題が山積み。

そんなギャップをどう解決していくか。
これはその店舗で解決していくしか無い問題だ。

 客導線を知る。

まずは店長が理解すべきお客様情報であろう。







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2013年8月 6日 (火)

接近戦に強くなる。

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


接近戦。

 別に戦いではない。

他者との付き合い。
その付き合い方で、人間関係に強い付き合い方のできる人間。

 それを、接近戦に強いと私は言う。

ネットその他のバーチャルな付き合いではなく、直接相手を目の前にしての近距離での付き合い方に強い存在。

 要は、人に強いという事。

直に相手と会って話し合い、物事を決めたり決断したりして、組織的に運営していく行動パターン。

 現場では接近戦以外、有り得ない。

直接、部下やお客様と相対して、仕事を進めていく事が主である。
だから、接近戦に強くなければ現場で力を発揮出来ない。

 しかし、若い頃は遠隔戦に頼った。

知識の勉強をして知恵を手に入れたつもりでいた時があった。
理論をファックスで流しただけで現場が動くと思っていた時があった。

 しかし、誰一人動かない。

人間が行動する時には、目の前の実態のある人間から直接言葉を聞かない限り、自分の行動を変えようとはしない。

 これが実態だ。

だから、接近戦に強くならなければならない。
それが、現場で力を発揮する唯一の方法である。

人は、理論で頭を働かせるが、理論で行動は起こさない。

 人は感情で行動する動物だ。

だから、その感情に訴えるには、直接自分を相手の前に出し、自分の表情や態度を相手に見せながら感情をぶつけ合って話しをしなければ、相手は行動してくれない。

 それは、相手が部下だろうが上司だろうが同じ。

相手が上司の場合だって、部下の立場や店の立場をお互いの目を見合いながら話しをするから、感情が知り合える。

 そうした感情の受け渡しの後に納得が待っている。

納得の後に、行動が付いて回るのだ。
だから、お互いに接近戦の後の「納得」を共有することが重要だ。

 接近戦と遠隔戦。

お互いにメリットとデメリットがあろうだろう。
そして、どちらも強くならなければならない。
それを使い分け、スピードと信頼の両方を共有できる人材になりたいものである。








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2013年8月 5日 (月)

送別会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある送別会が開催された。

 開店前から共にやってきたチーフ。

結婚を機に、退職する。

開店前と言っても、開店4ヶ月前の7月に同時に人事異動で集合した初期メンバーだ。

店舗も無い。社員はおろかパートさんもまだ存在しない状態からのスタート。

 店舗コンセプトを共有し、同じ方向性を向く事。

そこからのスタート。
そこから同じ方向を向き、同じ価値観を共有して、パートさんの教育というゼロからのスタートを図ったときからのメンバー。

 やっぱり、体を削ぎ落とされていく感覚だ。

あの時間を新規メンバーにどう伝えていくか。
そう思うと、開店前から価値観を共有してきた仲間は、あ・うんの呼吸から全てがスピードをもって行動できる価値観を共有できる仲間である。

まして、彼女はチーフ経験の無いままに新店のチーフに抜擢されたエースである。

 その苦労は想像に難くない。

それを乗り切れたのは、やはりフィアンセの存在だったのか。

 心の支え。

それが今回の困難を乗り切れたのかもしれない。
そんな事を、いつもの早いペースで良いも程々に回ってきた状態で彼女と話していたところ、同じ女子社員がそばに来て聞いていたので、私はそばの女子社員に言った。

 「だから、彼氏を作らなければならないんだ!。」

 「店長、酔ってますね(笑)。」

 「酔ってねぇ〜よ!。」

そして、彼女にだけその話しをするのはまずいと思い、言った。

 「他の女子もここに呼べ!。」

私の前には、総計3名の女子社員が一列に並んで私と向かい合っていた。

 「いいかお前ら!、・ ・ ・ 。」

トクトクと、結婚の意味、彼氏(彼女)の存在、その他を彼女達の前で説いた。
彼女達も、私が酔っているのを見てゲラゲラ笑いながら聞いていた。

 「早速、明日から彼氏探しをするんだぁ〜!。」

その話しを聞いていた別の社員がハマってきて、「店長、この店にも男子が沢山いますよ。」

そんなこんなも含めながら、いろいろな場所で盛り上がった送別会。

 これを機に、更に店内の絆を深めていきたいものだ。




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2013年8月 4日 (日)

ポールスミスにウケる。

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

 芸能ネタの日。

しかし、ネタ切れ。

よって、代替えのネタで勘弁して頂きたい。


先日、ある契約を結びにある企業を訪れた。

 担当の女性社員が私の持ち物を見て注目した。

「あっ、ポールスミスじゃないですか!。」

 「えっ、あっ、これね。そうそう。」

私のiPhoneのカバーを見て、そう叫んだ。

「私もポールスミスが大好きなんですよ!。」

今までの業務的な言葉使いとは裏腹に、急にはしゃいだ声に豹変した。
そうやって見せてくれたのは、彼女の腕時計と名刺入れ。
どちらも、ポールスミスだと言う。

 私のポールスミスのカバーはマルチカラー。

“おいおい、いい年してこのカラーは無いべよ!”

そう言われる事間違いない色のiPhoneカバーなのだ。
それをバッグからさりげなく取り出して彼女の前に置いたときだった。

 彼女はそれを見つけて、奇声を上げたのだ。

そして、自分の所有する腕時計や名刺入れを取り出して、自慢げに見せてくれた(笑)。

私の所有するiPhoneの黒のカバーが破損してしまい、娘が自分のカバーを私に貸与してくれているのだが、その派手さから当初は私も気恥ずかしかったのだが、使用するうちに慣れてしまい、今ではさりげなく使えるようになってしまった。

私は、当初ポールスミス自体知らなかった。

 “随分派手なカバーだなぁ〜”

そう思ったが、裸で使用するにもいかず、渋々借り受ける事にした。
それでなくても、一度落としてしまい、ガラス面に大きなヒビが2カ所も入ってしまっている。

もう一度落としたら粉々になってしまうのではないか?。

 そんな不安があった。

仕方なく派手派手はマルチカラーのカバーを取り付けて使用しているが、分かる人はわかるようだ。

 「あっ、ポールスミスですね!。」

何度かそんな言葉を賭けられ、会話が弾んだ事もある。

 意外に、意外な人が意外に知っているものだ。

ファッションのセンスは私には無いが、趣味で身につけるような人から見れば、それを見て、その人の趣味やセンスを図るのだろう。

 “俺も見られているのだろうなぁ〜”

このカバーのお陰?で、私の趣味やセンスが図られている。

意外に、店長って、第三者の目が厳しいものですよ(笑)。





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2013年8月 3日 (土)

インターンシップの受け入れ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新店を開店してから約8ヶ月。

 “地域からの認識も少しは高まって来たか”

ここ2ヶ月で、この店舗を利用した学生の職場体験が増えて来た。
地域の中で、このスーパーを成長機会の場として利用したいと考えている人たちが増えて来た。

 非常に嬉しい事である。

以前から記しているが、地域に根ざした企業とは、その地域の人々とともに生きていく企業であり、地域の人々にその本来の業務と同時にその存在自体がなくてはならない存在になっていくことである。

 その存在自体がなくてはならない存在とは?。

その地域の人々が、生まれ成長し成熟していく過程の中で、重要な存在になっていくこと。

 その一つが、職場体験の場としての存在である。

職場体験を通して、社会人としての自覚を育てる。
中高生の職場体験の目的である。
そんな職場体験で、学生に何を学んでもらうか。

いずれこの地域を背負って立つ若者である。

 まっすぐに、潔く育ってほしい。

そんな彼らに、私が一番願う事。
そして、この職場体験で私が一番彼らに要求すること。

 それは、挨拶。

学校での挨拶、仲間同士の挨拶、家庭での挨拶。
挨拶にもいろいろあろう。

 社会人としての挨拶を学んでほしいと思っている。

社会人としての挨拶とは?。

 相手と自分を引き合わせる儀式。

笑顔で相手の目を見る。
そこから、人と人との交わりは発生し、意図と意図との交わりが発生する。
その連続が、絆を生み、信頼を生み、自分の人生を生まれ変わらせる。

学生達には、その基本である社会人としての「挨拶」を学んでほしいと願っている。

 私は、それだけ学べば十分だと思っている。

その為に、この体験期間は、普段の業務とは別に挨拶訓練も実施している。
部下達もこの事を理解し協力してくれている。

 業務の合間の挨拶訓練。

社員と一対一での挨拶訓練を、一日の中で何度か実施する。
それがいずれ、従業員同士の挨拶、更にはお客様への挨拶へと繋がり、最後は家庭で学校で周辺地域でそれが活かされれば良いと思っている。

 そこから、本人達は変わり始めるのだ。

自ら積極的に他者と交流しようとする。
相手の目を見て相手の感情をわかろうとする。
そして相手を理解しお互いの絆を深めようとする。

 そんな行動の連続が、彼らを成功へ導いていく。

そんなサクセスストーリーのスタートラインに立ってもらいたい。
それは、学校や家庭という今までの環境の外にある「企業」としての場だから心新たに取り組んでくれるものだ。

いずれその事が、地域に認められる存在になれたなら。
本来の業務以上に、その企業はなくてはならないその地域の存在になっているのではないか。






 

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2013年8月 2日 (金)

受け継がれる言葉

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は、今を言葉にする。

 自分の口からオリジナルの言葉を発する。

しかし、口からでる言葉は、かって誰かが口にしたり文にしたりしてすでに表現している言葉なのである。

 どういう事か?。

我々は、この年になるまでいろいろな経験を積んで来た。

 学校での勉学。
 社会での勉強。
 仕事での勉強。

学校や就業での先輩や上司から話された会話からの「言葉」。
自らの勉学で読んだ著書から心に残ったフレーズの「言葉」。

それらの中から、自分に対しての絶対的なフレーズ
それらをまとめ、そして場面に応じて自ら使用して他者へ影響を与えていく。

そもそも、我々が影響を受けたその言葉自体、それ以前に他者から受け継がれた言葉なのである。

我々が今使っている「言葉」は、ずぅ〜っと以前から脈々と受け継がれてきた大切な「言葉」なのである。

その「言葉」を自ら磨き、自ら駆使して受け継がせる相手に対して影響を与え、受け継いだ人間の人生観に照らし合わせて、更に次世代へ受け継がれていく。

 輪廻転生と言う。

その実態は解明出来ていないが、言葉の世界だけで言えば、その時々の言葉がその個人によって磨かれ、影響力を有し、時代時代に合わせて受け継いだ人間がその言葉を活かしてその時々を切り開いていく。

 言葉の輪廻転生。

私には、心の師が何人もいる。

 販売技術面での師。
 店舗運営面での師。
 マネジメントの師。
 52週計画での師。
 
その師とは、必ずしも心底敬愛していた人ではない。

 師によっては、喧嘩別れした人もいる。
 師によっては、尊敬できない人もいる。
 師によっては、その後他界した人もいる。

しかし、いくら憎んでも嫌っても、その人から受けた言葉の影響力を自分なりに駆使して、今現在有効に活用している言葉がある。

 嫌っていた人を師を仰ぐのか?。

そうである。今私が店長として日々の原理原則として行動しているその基礎は、一番嫌っていた当時の店長から受け継いだもの。

 「そんな人の事は忘れろよ!。」

その人の事は忘れたいが、その人が発した言葉は忘れられない。

 人格から離れて一人歩きしていく「言葉」。

私が想う輪廻転生。

 活きた言葉は、人を越えて、時代を越えて。

生き続けていくのである。








 

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2013年8月 1日 (木)

ようやく8月?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ようやく、今日から8月である。

 “なんか今年の7月は、長かったなぁ〜”

私的には、そんな印象が強い。

 何故か?。

早い梅雨明け。
とは言っても、東北は未だ梅雨明けしていない。
そしてその後の梅雨の戻りと各地の大雨。
結果、野菜の高騰。

 天候が安定せず、翻弄された。

それが一番の要因だったと思う。
我々にとって、天候は日々の販売に大いに影響を与える要因であるから。

通常の7月は概ね梅雨の最中で、そこから梅雨明け丑の日と連続していく月。
7月早々に梅雨明けして、夏の到来と売場を連動させたが、その後の降雨や雷雨でのどしゃ降り等で、夕方以降の商売が大いに不安定であった。
更に初めての地での高原の変わりやすい天候も、午後からの商売を疲れさせてくれた(笑)。

そして、高騰が続くうなぎの相場。

 “どこまでお客様は納得してくれるだろうか”

更に、

 “月曜日の丑の日の動向はどうだろうか”

食の一大イベントとは言え、月曜の夕方以降の集中は保証が無い。
まして新店である。昨年のイメージも無い。
そんな中でも月曜当日の“疲れ”(笑)。

6月には雷雨による停電を経験した。
7月は、あわや洪水騒動である。
集中豪雨により、地形の流れから、バックヤード入り口から雨水が流入してくる危険があり、実際に下水の排水機能がキャパオーバーに陥ると、バックヤード入り口から流入してしまった事があった。
この危機感も普段から抱いておかないと、再発する可能性もある。

 雨風、雷には要注意の店舗である。

なんか、今まで以上に話題と変化の多い月だったように思える。

 そして、いよいよ8月。

前半のヤマ場を迎える。
昨年はオープン前であり、競合各社の動向を見て回った。

 お盆の帰省は多い地域。

昨年の年末も同様だった。
帰省の多い地域。
だから、生鮮食品部門が活躍できた。

 知恵の出しがいの多い地域。

このイベントで、如何に多くのお客様に認知していただくか。

 絶好のチャンスだと捉えて攻めていく。

そんな時期が到来しました。






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