通じ合える部下の存在
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ひと手間かけて売上の原理原則を追求していく。
店舗としてそのような原理原則を実行していく。
しかし、大切なのは店長の理想を実現する現場の存在。
いくら声高に原理原則と唱えても、その事を理解し実現できる現場の最先端の人材がいなければ話しにならない。
言葉が通じる部下の存在。
これが一番の課題かもしれない。
全てを育てるか
素質を見出すか
いずれにしても、店長の言葉を具現化できる担当者の存在は不可欠である。
“そこが問題だ!”
そう思っている店長仲間は多いだろう。
そう、店長には現場の詳細な実権は無い。
あるのは、問題提起と問題解決の方向性のみ。
そこから先は、部門の担当責任者とパートさん達の実行レベルになっていく。
だからこそ言葉が通じる事の大切さが身に染みる。
それも、一度や二度の実行レベルではない。
何度も何度も繰り返して継続していく実行レベルである。
それには一番大切なポイントがある。
それは、具体的な手法を聞いて実行する事ではない。
考え方に共感し、同じ方向性を向いて前向きに仕事ができる事だ。
そこが一番大切である。
仕事の価値観が同じであること。
それは、売上を上げる為に、どの階段を登るかという手法が同じでなければならない。
その優先順位が同じである事だ。
それには、企業としても同じ価値観を共有し、どんな場面でもその価値観を引用できることでもある。
だから、経営理念が存在する。
全ての働く価値観は、そこの集約されるという経営理念。
その存在が、全従業員に働く使命を共有する理念。
そして、そのような存在が身近にそれも主要部門にいてくれると、店長として大いに助かるのである。
結局は、そのような存在を通して企業理念と自らの理念を売場に発露するのである。
逆に言うと、企業理念から降りてきた店舗コンセプトを誰にも理解しやすいイメージとして具体化させ、日々の売場作りと考え方に即した言葉を発し続けなければならないという事でもある。
いずれにしても、言葉の通じる部下の存在は、それだけで店長の評価となるのだと思う。
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コメント
ふるたさん、コメントありがとうございます。
相変わらず不人気なんですね。
もっと現場が楽しく活気がなければ働きたいとは思えないのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2013年7月20日 (土) 06時54分
今日、ガイアの夜明けをみていたら、就職したくないランキングで、スーパーは、上位2でした。
投稿: ふるた | 2013年7月19日 (金) 23時28分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
まさに、一つずつ、一人ずつ価値観を共有していくしかないですね。
そしてそれが店舗運営なのだと思います。そして、いずれは経営理念に立ち返っていくのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2013年7月19日 (金) 23時06分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
dadamaさんが暴走できるのも有能な部下あっての仕業。
そんな有能な部下と暴走まっしぐら、土用丑の日を迎えて下さい(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年7月19日 (金) 22時59分
「言葉の通じる部下の存在」なかなか全てにおいて通じる人は
いませんね。
1つずつ、1人ずつ増やしていくのが仕事なのでしょうね。
経営理念、店舗コンセプトの共有。
てっちゃんの店長日記を見て立ち返る課題です。
投稿: かわらい | 2013年7月19日 (金) 21時06分
利益の全てはお客様から頂いている。お客様のニーズを熟知しているのは現場であり、その最高責任者は店長。同じ釜の飯を食う担当者の責任も店長が負うべきでしょう。ところが人事権を握っているのは本部。本部の使いやすい担当者が抜擢されていく。それでも良いと思います。但し数値責任も本部が背負ってもらわねば。本部目線・本部主導のMDがどれ程お客様にそっぽを向かれているのか・・・早く気が付いてもらいたいと痛感するこの頃です。
投稿: dadama | 2013年7月19日 (金) 20時53分