« 梅雨の第三クール | トップページ | 自分の価値 »

2013年7月 5日 (金)

今年のうなぎ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いやはや、うなぎの高騰が続いている。

 今年の丑の日はどうなることやら?。

土用丑の日。

商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため「平賀源内」の所に相談に行ったのが始まりとされる(Wikipedia参照)。

そこから、日本での夏バテ防止の最有力食材として定着。

私なりには、「1年で一番美味しいうなぎを食べる日」と位置づけてきた。

 普段「中国産」の人は、「国産」を。
 普段から「国産」の人は、「新仔」を。
 普段「新仔」の人は・・・?。

というレベルアップで、この日だけはうなぎに食費をつぎ込んで頂いて、食卓を賑わわせて頂きたいと願って提案してきた。

更に、家庭の主婦も手間いらずで簡単にレンジでチンの食材だから大いに助かるのも一因としてそれ相応の売上を確保してきたのである、が・・・。

 さて、今年はどうなる事やら。

昨年もどうなることやらと思いながら丑の日を迎えたが、極端な落ち込みもせずに乗切れたのだが、さて今年は。

 本当に頭が痛い。

まずは、この価格。
ごく普通の国産うなぎ長焼であれば、2000円前後まで跳ね上がっている。
ワンランク下のサイズでも1800円前後か。

それも、一人前の1尾でだ。

 一人の食費に最低2000円。

家族で外食に連れ立っても、それ相応の料理が楽しめる価格である。

 “それだけの費用を丑の日につぎ込んでくれるか?”

そこの部分での不安が拭い切れない。
日本人の文化から「土用丑の日」とう食のイベントは絶対に消えないだろうが、その頻度の問題である。

 うなぎだけで100万。

一店舗平均でざっくり試算してもそんな売上金額を稼ぎだす食の一大イベント。

 「1年で一度、うなぎを食べる日」

そこまでしてでも、この日にうなぎを食べて頂くシグナルだけは送っていきたい7月初旬である。




|

« 梅雨の第三クール | トップページ | 自分の価値 »

商売」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
マスコミ報道では、今年の夏のボーナスは平均6万アップだそうですよ(信じられませんが)。
世の中、景気は良さそうですから、うなぎの単価アップが売上拡大に結びつきそうな気配ではありますが、どうでしょう。
当日が月曜ですから、やっぱり土曜日から本格的な売場作りが必須でしょうね。
年に一度、dadamaさんが鰻職人に変身する日ですからね。今年の猛暑、全身火傷に注意して下さいね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年7月 6日 (土) 06時28分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
当店も、とてもそんな販売数量には届きませんよ。
秘策はやっぱり食べ比べかなぁ〜。

投稿: てっちゃん | 2013年7月 6日 (土) 06時24分

土用丑の鰻は価格でなく一年に一度の贅沢!それなら旨い鰻を多少懐を痛めても食べたいのではないでしょうか。ただ昨年は給料日直後、今年は給料日前のリスクはありますね。ですから今年は前日日曜日から炭焼き戦闘モードです。
更に二の丑もあるのでトータルで前年クリアーを目指します。

投稿: dadama | 2013年7月 5日 (金) 21時29分

1200匹なんて数字を見るとコメント書きづらいんですど(笑)。
ふるたさんその秘密の作戦を教えて下さい(笑)
昨年は結局丑の日当日の予約販売に頼りすぎて
ぼろぼろに終りましたので、本年は7月スタート
ダッシュで臨んでいます!
ただし、なんの工夫もなし(笑)。

投稿: かわらい | 2013年7月 5日 (金) 19時49分

ふるたさんへ。
毎年、自分を追い込みながら前年をクリアしていく、その達成感と満足感。
しかし、言うは易しですが、実際に1200匹焼くのは人間業では無いでしょうね(笑)。
是非今年は、dadamaさんとフェイスブックで競い合って下さい。
陰ながら応援していますよ(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年7月 5日 (金) 18時27分

金額の推測は、その通りです(笑)
そういう店舗が、4店舗あるので・・・
土用の丑のうなぎは、どんなことがあっても前年を下回ることは、できません・・・
予算に計上されているしね。
そのぶん、毎年、違う仕掛けをしていないといけないので、かなり大変ですけど、面白いです

投稿: ふるた | 2013年7月 5日 (金) 18時05分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
→1200匹。
ざっと計算しても200万の販売。
それに店内の売上も加算すれば300万のうなぎの販売金額。
東海〜西日本のうなぎに賭ける情熱はハンパじゃ無いですね(笑)。
是非、熱中症対策をしながら7月22日を迎えて下さい。

投稿: てっちゃん | 2013年7月 5日 (金) 17時18分

毎年、店頭での焼き売り販売で、1200匹を販売していて、昨年の高騰でもかなり心配したんだけど、今年も例年通りに販売できると考えています。
すこし、焼き売りの時に工夫もしないといけないと思うけど・・・
少し考えている事もあるので、値下げをせずに今年も店頭で1200匹を販売します。

同級生で、うなぎの養殖をしているのも居るので、時間があれば、養殖の見学に行っては、売り方とかの意見交換もしています。

投稿: ふるた | 2013年7月 5日 (金) 16時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今年のうなぎ:

« 梅雨の第三クール | トップページ | 自分の価値 »