喧嘩のススメ?
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
喧嘩!?。
面と向かっての喧嘩。
その場面だけ捉えれば、決して良い事ではない。
しかし、後々の事を考えれば、決して悪い事ばかりではない。
雨降って、地固まる。
こんな諺がある。
危機的状況を迎えて、そこで踏ん張る事によって、従来以上に絆や基盤がしっかり固まるという事の例え。
喧嘩も然り。
人対人の面と向かっての喧嘩。
一つ間違えば、相手との人間関係が消滅してしまう。
更には、その組織内での自分の立場が消滅してしまう。
そんな危機感が一気に迫ってくる場面。
だから、簡単には喧嘩は出来ない。
しかしそれでも、喧嘩をしなければならない場面がある。
人として組織として、絶対に譲れない場面。
そんな時は、全人格を賭けて喧嘩をし、自分を表現しなければならない。
しかし、喧嘩の後はもっと大事。
喧嘩の後には、必ず「和解」をしなければならない。
それは、喧嘩をする事が目的ではなく、喧嘩によって自分を表現し相手を理解するきっかけにすぎないから。
だから、喧嘩の後の和解で「地」が固まる。
組織で働く人間とは、仕事で賃金を得ることだけでその組織に加わっているわけではない。
その組織に加わる事で、自分の居場所を再確認し、そこで人間関係が築かれ、自分の存在感を得るからだ。
だから、組織内でなんとか関係を改善しようとするものだ。
喧嘩になれば、強制的に自分を顧みる。
そして、強制的に相手の怒りを顧みる。
その結果、意外に冷静に客観的に、自分の行動を反省するものだ。
だから、怒りが収まった後の客観的な反省をするものである。
それはお互いにそんな心境になるものだ。
だから、相手がどうあろうと、自分の反省を相手に素直に向けて謝罪する事で、相手も同様に反省の弁を返してくれるもの。
そこで、地が固まる。
組織内にも、個人的にも、揺らぎを起こした後には、固まる部分が存在する。
よって、その場だけを恐れて、揺らぎを回避していれば、いつまでも組織の地は固まらないのだ。
やはり、自分の考えは、相手や周囲に伝えるべきなのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
反対意見が言える。
この事だけでも、自分のモチベーションは全く変わってくる。
「言えた」という満足感。
だから、納得できる部分から取り組める。
結局は、スピードと継続性はこの納得性が起因しているんでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2013年7月22日 (月) 06時06分
dadamaさんへ。
期待の副店長様ですね(笑)。
デビューが楽しみです。
投稿: てっちゃん | 2013年7月22日 (月) 06時03分
取っ組み合いのケンカじゃないですよね?(笑)
言いたいことが言える、反対意見が出来る。
人間関係も、会社組織の中でもそれが出来るのが良い
環境なんでしょうね。
しかし実態は特に会社組織の中ではそれがなかなか出来ないんですよね。
自分の考えは周囲に伝えるべき。→
きちんと自信を持って自分の意見を伝えるように
日々考動していきたいと思います。
投稿: かわらい | 2013年7月21日 (日) 23時07分
お察しの通り、私を早く引きずり下ろし次世代を担う人材になってもらいたいと願っております。何れ「てっちゃん会」にもデビューさせようかと(笑)
投稿: dadama | 2013年7月21日 (日) 20時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
→ちなみに私と副店長は喧嘩ばかりしている事で有名です(笑)。
非常に柔軟性のある店舗の店長でおられる事を羨ましく思います(笑)。
お互いに、良い企業、良い店舗にしようという想いが高じて「喧嘩」という状態になってしまうのであって、初心に帰れば、同じ想いにたどり着く訳ですから「雨降って地固まる」になるのでしょうね。
「喧嘩」とは、遺恨を残さず終われればお互いに想いを伝え合って自分の爽快感と相手への想いとが連動して、人間的には非常にストレスレスな状態になれるものです。
おそらくdadamaさんと副店長さんも、常に爽快感をもってお互いに仕事をされている事だと思います。(違ってました?)。
投稿: てっちゃん | 2013年7月20日 (土) 23時51分
組織が大きくなるにつれ、部署の立場で動く事が多くなる。各部署は部署なりに「お客様のために」最大の利益を模索している筈。
問題は横串、各部署から出された数々の指針を受けるのは1店舗。店舗は商圏に応じたお客様ニーズに各部署からの提案にメリハリをつけて具現化していかなければならない。そこで摩擦が起きるのは当然であり、喧嘩を自由に出来ない企業はすでに硬直化していると言って良いのではないでしょうか。ちなみに私と副店長は喧嘩ばかりしている事で有名です(笑)。
投稿: dadama | 2013年7月20日 (土) 22時51分