ノンアルのCM
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、ノンアルコールビールのCMが熱い。
桑田圭佑も参入してのCM合戦。
http://www.sapporobeer.jp/cm/premiumalcoholfree/#section1
商品も商品であるから、ノンアルコール商品に関してはほとんど興味は無かったが、桑田圭佑のCMを見てから、アサヒの本気度が伝わってきた。
“ノンアルコール市場の開拓”
従来は、自分を中心としたアルコール類の販売に力を入れてきた。
ビール、酎ハイ、ワイン、等。
しかし、これだけアルコール、ノンアルコール問わず食事の中に違和感なく入り込んでくると、そのワンシーン毎にそれに合わせたアルコール飲料が登場してくる。
我々は、酔う事を求めた。
酔えなければ、価値が無かった。
なぜ、酔う?。
それは、それによって繋がれたから。
仕事以外のコトには、酒が付いて回った。
そして酔い、語らい、繋がった。
その為には、お互いに酔うという前提が必要だった。
しかし、現代は酔う事の意味が変化していきている。
酔うという前提は必要ない。
酔う以前にいろいろな形で繋がっているから。
別に、アルコールの手段を必要としなくても、繋がれる。
お互いに、酔うという前提抜きにしても、繋がれる。
全てに、SNSが内包している。
そんな時代なのだろう。
てっちゃん会では、誰一人としてノンアルコールは出なかった。
まずは、酔う事を前提にアルコールを摂取する。
そして、酔うという前提条件が揃った段階から、精神の解放が進み、次第に競合企業同士の店長が楽しく語らえる環境が揃ってくる。
しかし、桑田圭佑らの時代を生きた我々が、ノンアルコールのCMに登場する桑田圭佑を見ていると、変化に対応する彼の自然な存在が羨ましく思えるのだ。
そして、そんなライトアルコールやノンアルコールに合った世代に、その飲料に合った食事のシーンを提案していく時代なのだろう。
ますます、食卓の意味、食事の意味、シーンの意味が問われる時代なのだろう。
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コメント
kiyoさん、コメントありがとうございます。
休日の「ブランチ」「ランチ」提案ですか。一理ありますね。
私の休日のブランチには、スパルタンな濃いめのブラックコーヒーしか思い浮かばない状況です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年7月13日 (土) 07時20分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
“酔った勢いで”
そんなフレーズで言いたい事を言い、ストレスを発散してきた我々世代には、酔わないで囲む食卓が見えて来ない。
そして、「そういう世界もあるんだ」という程度でしか見ていない自分もいる(笑)。
我々が店舗のリーダーであるうちは、ノンアルはメジャーにはならないでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年7月13日 (土) 07時15分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
私も同様に、そのシーンが見えて来ない。
やたらと品揃えが増えて、今では酎ハイのノンアルまである。
これってどうなの?、って感じですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年7月13日 (土) 07時11分
こちらの流通業主催のゴルフコンペでは、もっぱらノンアルコールビールで乾杯が当たり前です。もっとも、がっちり飲み会系の問屋さん主催や、一部の流通様は一度コースから各自車でかえって、再度ホテル集合という凄い会も複数ありますが。ノンアルコールは、休日のブランチや、ランチ提案をすると売れるかも知れませんね。
投稿: kiyo | 2013年7月12日 (金) 11時01分
アルコールの力を借りずに宴会、「てっちゃん会」では考えられないですね。私達の世代は典型的「飲みニケーション」(笑)
最近の若者はコミュニケーション力が弱いと言われますが、ツールを巧みに使いこなして交流関係を築き上げてるようです。時代とともに変化するコミュニケーション。ノンアルコールビールで盛り上がれるコミュニケーションのスキルを学ばねばなりませんね。若い社員とのコミュニケーションを円滑にするためにも(笑)
投稿: dadama | 2013年7月11日 (木) 22時48分
ノンアルコール類、ビールは特に無縁ですね。(笑)
しかし、これからはてっちゃんのご指摘通り
せめて販売面では興味を持って取り組まなければ
ならないのでしょうね。
自分が飲まないのでなかなかシーンが思い浮かびません。(笑)
投稿: かわらい | 2013年7月11日 (木) 20時48分