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2013年6月 4日 (火)

教育に目覚める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「いやぁ〜、店長。パートさんが育ってきました。」

 あるチーフとの会話から。

新店として、開店前から素人の方達が入社し、そこに新任のチーフが赴任して既存店で教育して、新店の開店を迎える。

 開店時までに技術レベルを高めて即戦力へ。

そのような意気込みで既存店での研修を実施するが、やはり自力で自店を切り盛りするという経験は、新店を開店してからでないと習得出来ない。

そう言う意味では、どの部門も新店開店時が一番苦しい絶頂期だったのかもしれない。

しかし、その後徐々に経験を積んで、技術を習得して部門全体の運営オペレーションが高まっていくのだが、ようやく入社から一年近く経ってある一定のレベルにまで達してきたようだ。

特に、調理技術を伴う生鮮と惣菜、ベーカリー部門のレベルの安定が図られてきているようだ。

その中でのあるチーフとの会話が、前出である。

 「パートさんが育つのは嬉しいものですね。」

彼は、新入社員の当時、私のお店に赴任してきた仲だ。
その後他店のチーフに昇格しチーフとして活躍はしていたが、このお店で赴任し研修当初は、新規入社のパートさん達が思うように育たなくて苛立ちを隠せない場面もあった。

従来は、いずれも既存店でのチーフ経験だけだから、新店で全くの素人相手に一から教育をして、店舗運営のレベルを上げていく過程を初めて経験するのだが、この過程の中の採用から開店後一年間の中での急速な部下のレベルアップを目の当たりにして、感動したようだ。

 以前は、このチーフがガンガン引っ張っていいた。

しかし、最近では仕事のローテーションを実施し、誰でもどこのパーツでもこなせるよう役割を変えながら日々のオペレーションを実施しはじめたようだ。

 誰が、どこのパーツでもこなせる。

理想である。
しかし、なかなか出来ない。
ある人が、一つのパーツをこなせるようになると、なかなかそこのパーツから変えられない。

 “そんな時間ないよ”

しかし、これを地道にやらないと、どんどん生産性が下がってくる。

 “逆じゃないの?”

専門を作った方が、生産性が上がると思われているが、逆である。
相対的にみれば、だれがどこでも出来る仕組みのほうが生産性は高い。

 専門家になるよりも、オールマイティーを目指す。

そのほうが、全体を視野にいれた作業が可能となり、今の自分の仕事だけではなく、他者のフォローも含めて仕事が把握できるから、個人の作業に遊びがなくなるのだ。

そんな過程を経て、チーフも教育という意味を理解していくのである。





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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
店長の腕の見せ所というより、この分野は各部チーフの腕の見せ所ですね(笑)。
そう言った意味では、教育マニュアルは必須であり、各パーツを均等に割り振ってマニュアルに仕上げる事も必要かと思います。

投稿: てっちゃん | 2013年6月 5日 (水) 23時54分

オールマイティーを目指す。
全くその通りですね。どんな仕事、作業も
どうしてもつなぎ目にロスが生じてしまう。
それを少なくする為には全ての人が全ての
作業を理解する必要があると思います。
しかし、実態は教育マニュアルもなく
個人個人にゆだねられている状況ですね。
店長の腕の見せ所というところでしょうか。
(笑)

投稿: かわらい | 2013年6月 5日 (水) 19時44分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
彼女達に取っては、職場は第二の優先順位。だから尚更その組織内の従業員を見る目も厳しいし、金だけではなく働きがいという視点で職場内を見る目が越えていますから、正社員を見る目も厳しい。
そんな彼女達に人間として向き合う覚悟が必要なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2013年6月 5日 (水) 12時41分

店の歴史が長いほどパートさんの考えを変えるのは大変ですね。良くも悪くもプライドを持って仕事をされてますから(笑)。仕事の深みと幅の両立・・・女性特有の利害感も含め悩ましい課題です(笑)

投稿: dadama | 2013年6月 4日 (火) 21時56分

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