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2013年6月27日 (木)

小島よしおの惣菜研修

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日dadamaさんから紹介されたテレビ番組を留守録で見た。

 NHK「仕事ハッケン伝」

https://pid.nhk.or.jp/pid04/RebroadNoticeInsert/Confirm.do?pkey=001-20130613-21-32061

内容は、一時の人気が落ち目(かなり)の小島よしおが、もう一度再起を期して異業種に挑戦し自らの気持ちを奮い立たせようという設定(どこまで本当か?)で、福岡のスーパー「ハローディ」さんで体験入社をするという設定。

 まずは、本社での接客トレーニング。

そこで笑顔の訓練や発生練習を新入社員と混じってのトレーニング。
人前での演技は得意だけあって、笑顔を作るという自己表現は得意のようだ。

 次に、現場の店舗へ。

ここで、店舗別のストアコンセプトに合わせて店内のレイアウトや装飾に個店別の変化があり、更に陳列等も既定の考え方によらずに自ら創意工夫をして魅せる売場作りを徹底している。

 キーワードはお客様への「感動」。

店舗周囲が高級住宅街ならピアノの自動演奏があったり、周囲に学校があれば店内装飾も本棚風の壁や文房具の装飾。おそらく文房具の品揃えも豊富なのだろう。

 そこで小島は惣菜部門を命ぜられる。

基本的な揚げ物の仕事から始まる。
そこで、小島は徹底して小売の基本的な考え方と行動を叩き込まれる。

 “この仕事の何が楽しいのか?”

小島は内心そんな疑問と不安を覚える。

 “お客様の為だけの仕事なのか?”

従来は如何に自分を表現して目の前のお客様を笑わせるか。
それをお笑い芸人は目指して、自らが主役となって笑いを主導してきた。

 しかしこの仕事は、受け身。

そんな疑問。
そこで、小島は新たな仕事を命ぜられる。

 販売コンテスト。

新入社員が全て経験するという「コンテスト」らしい。
自ら決めた販売コンテストの商品を、発注、準備、製造、売場作り、陳列、マネキン販売、売切りまでの流れを全て自らマネジメントして売切る事。

 そこに「売る喜び」を体験させるというもの。

そこから、小島が変化していく。

自ら開発した「ごぼう」を主体にしたメニュー。
それをパートさん達に評価してもらい、自分の発想と他人の発想の違いからメニューの多少の改良を加え、販売什器を自ら作り、事前の仕込み、そして翌早朝からの準備。

それらを、教育係の担当者と試行錯誤しながら進めていく。

 考えさせられる事ばかり。

そして、いよいよ自らマネキンをしながらの販売。

 意外に子供の嫌いなごぼうメニュー。

それが、子供達が笑顔で試食をし購買されていく。

 売る喜びを体験していく。

“これが、小売の面白さ、売る喜びか?”

それは、いつしか忘れていた自らの本来の仕事、お笑い芸人の基本的な姿勢にも通ずる理念。

そして、自ら知らずに「笑顔」になっていく。
お客様への義務から、自ら積極的に笑顔になっていく。

 売る喜びを知った者だけの特権。

それが、お客様との会話からの笑顔。

 最後は、売切り完売。

貴重な体験を積んで、店舗を後にした小島。
最後のインタビューに応える笑顔の小島が印象的だった。




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コメント

かわらいさんへ。
私も信じたいのですが。
あれだけ詳細な創作メニューが数品も並ぶと、男性芸能人がオリジナルで創作できるのか?、と疑いたくもなりますよね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年6月28日 (金) 07時08分

本当によしお作成?この手の番組ではその疑惑が
つきまといますよね。(笑)
本当だと信じたいです。

投稿: かわらい | 2013年6月28日 (金) 06時15分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
→ゴボール。
早速作って、売ったんですか?。
早いですねぇ〜。
ところで、そのゴボールやその他のメニューは本当に小島よしおが創作したのですかね?(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年6月28日 (金) 00時31分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
→仕事に対する誇りに比例する。
全くその通りですね。
仕事が楽しく、その仕事に対しての周囲からの有用感を感じながら仕事ができるから、自然に笑顔が出て来る。
これなくして個人の成長、組織の成長は期待できません。

投稿: てっちゃん | 2013年6月28日 (金) 00時29分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
『BEソーシャル』
面白そうですね。
早速購入して読んでみよう。

投稿: てっちゃん | 2013年6月28日 (金) 00時26分

ブログに写真をアップしたけど・・・・
『BEソーシャル』という本は、お薦めです。
ソーシャルメディアを組織改革に使うみたいな内容ですが、じっくり読むと小売り・商売の考え方の基本を書いているような本です。
前回の『ソーシャル・シフト』も読み応えは、あったけど・・・
今回のもお薦めです

投稿: ふるた | 2013年6月27日 (木) 21時17分

商売の楽しみが詰まってましたね!
自分の職場もこのようにしたいなと思いました。
※ところでこのゴボールとても簡単で
おいしかったですよ!

投稿: かわらい | 2013年6月27日 (木) 20時43分

お店に必要な物、やはり「笑顔」ではないでしょうか。お客様も従業員も・・・特に従業員の自然な笑顔。仕事に対する誇りに比例するのだと思います。

投稿: dadama | 2013年6月27日 (木) 20時16分

仕事ハッケン伝は、毎回、観ています。
特に興味をそそられたものは、録画して何度かみるように心がけています。
仕事に関わらず色々な気づきもある番組ですから。

投稿: ふるた | 2013年6月27日 (木) 09時28分

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