いか漁が危ない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、朝のニュースを見ていたら、こんな話題だった。
「いま、いか漁が危ない!」
“いか漁があぶない?”
どういう事だ?。
円安の影響から、原油の輸入価格の高騰、更に飼料の高騰により6月からの初漁を迎える北海道の漁船が出漁出来ない事態に陥っているとのことだ。
ご存知の方もいるだろうが、イカ漁は航行用エンジンと集魚灯で燃料を大量に消費する。
そして、重油価格が昨年11月の1リットル86円から5月には97円に上昇。
漁師たちは、エンジン回転数を落とすなどして燃料を節約しているらしい。
いか漁の解禁を迎え、この燃料高と飼料高が漁師達の初漁への意欲を削いでいるという。
日本の近海スルメイカが高騰するのか?。
それはまずい!。
この夏場も、いかの相場は安定してほしいものだ。
それでなくても、うなぎの高騰やその他魚類の高騰で鮮魚の売上は相変わらずの低迷状態。
初夏から初秋にかけて鮮魚は「かつお」「いか」「さんま」で支えられる。
特に「いか」はロングランで販売可能であるため、日本の食卓のメニューは豊富である。
「刺身」「煮物」「焼物」「天麩羅」他。
年間の消費量も鮮魚の中でまぐろとともにトップ3には入るだろう。
そのいかが高騰するという状況。
高騰したから品揃えから外すという単品ではない。
上記の通り食卓のメニューには欠かせない商品。
冷凍品、輸入品等で代替えも考慮しないと。
最近の冷凍技術から、逆に冷凍品を好んで食される方も多い。
安心だから。
鮮魚部門でも、一度冷凍してから刺身で使用するという企業も出てきているようだ。
高騰を続ける生スルメイカであるから、敢えて「いか祭り」も面白いか。
しかし、なんとか生の鮮度を量販したいものだ。
| 固定リンク
« トップ来店 | トップページ | 今年の総選挙から »
「商売」カテゴリの記事
- 販促の停止と効果検証(2021.01.16)
- 伸び代を増やす(2021.01.18)
- 二度目の緊急事態宣言から(2021.01.15)
- 年始商戦を終えて(2021.01.07)
- 一年で一番長い日(2020.12.30)
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
今後、生いかの1杯100円は有り得ない時代が来ると思います。
他の魚種もそんな傾向になっていくでしょうね。今比較的安価なのは「生さば」かなぁ〜。
投稿: てっちゃん | 2013年6月10日 (月) 06時32分
生するめいか、そういえばしばらく量販は
していないですね。刺身ももっぱら半冷凍品を
剥いて使っています。1杯100円で販売するのはもう難しいのでしょうか?
漁師さん~お客様まで喜べるやり方は生いか
だけでなく全ての魚に求められてますね。
投稿: かわらい | 2013年6月10日 (月) 06時16分
dadamaさん、コメントありがとうございいます。
こんな時代だから、日本のスーパーでいか類の量販を仕掛けるべき時なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2013年6月 9日 (日) 06時34分
イカは確かに派手さはないけれどメジャーですし、オールラウンドの大衆魚ですよね。私も回転寿司では必ず頼むし(笑)。いか釣り船と言えば大型電球を煌々と照らす船団は衛星からでもはっきりと認識できるらしいですから、発電機の燃料代だけでも莫大なのでしょう。私は生イカから作る塩辛が好物なのですが、口にする機会が減ってしまうのでしょうか。鮮魚不振と言いながら日本の食文化は魚(肴)で支えられているだけに淋しい事ですね。
投稿: dadama | 2013年6月 8日 (土) 22時28分