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2013年5月21日 (火)

左下に注目

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、出勤途中でラジオを聞いていたら、メガネの話題になった。

 視点が見えるメガネらしい。

メガネを掛けた人間の視点が正確に見えるメガネだという。

 人間が、どこを見ているか。

これが分かったら、その人間のプライベートな嗜好が明確に曝け出されてしまうという観点から、その開発に対して意義を唱える人たちもいるという。

 それは、全くその通りだと思うのだが。

今回は、その是非を問う記事ではない。
それでは何かと言えば、その視点から、人間は全体のどこに視点を置いているのかという事実を把握する為のメガネの効用を伝えていた。

我々流通業界の関係者の常識として、左上という場所は絶対の存在だ。

 広告の左上。
 売場の左上。
 媒体の左上。

全ては左上が絶対の場所で、この場所に一番伝えたいものを掲げるのが我々の常識。

だから、広告の左上に一番の目玉商品を持ってくる。
だから、売場の左上に一番売りたい商品を持ってくる。
だから、媒体の左上に一番伝えたい内容を持ってくる。

 そのような黄金の場所が「左上」。

しかし、先日のラジオから流れてきた話題は、その流通関係者の常識を覆す内容だった。

 人の実際の視点は左下。

このメガネを使用させて、人が一番視点を集中させる部分が、実は左下にあったのだという。

 左下!。

そう、左下らしい。
概ねの文章は、左上から右上に流れて読む。
また上から下へ文章は流れていく。

そんな経験と常識から、左上が目線の起点だと思っていたが、そうでは無かったらしい。

 左下に視点が集まるという事実。

という訳で、チラシをパット目に眺めてみるのだが、自分的にはやっぱり左上の目線がいってしまう。

 これが業界人の性なのか?。

更に売場。

 これも、客導線の始まりから上に目が行ってしまう。

これも業界人の性なのだろうか。

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商売」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
当店で良く聞かれる商品の場所ベスト3
1コンソメ
2重曹
3ゼラチン
お客様同様、一瞬頭が真っ白になってしまう商品群なんでしょうね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年5月22日 (水) 09時41分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
左下の法則はどこで測定したのかラジオからの放送だったから不明なんですよね。
かわらいさんのおっしゃる通り、チラシはやっぱり左上ですよねぇ〜(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年5月22日 (水) 09時36分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
「超A級の主力品は定番位置を変えてはいけない」。
同企業でも店舗によって定番の動きは全く異なりますからね。
企画コーナーは現場の意志で如何様にでも販売数量を変える事が出来るが、定番は一度決まればそう簡単に変えられない。だから定番が強いという事は、その定番のフェーシングや陳列位置がお客様にマッチィングしているという事。
それは現場がお客様に合わせて変化対応出来るかどうかにかかっている。
グロサリーの売上ほど定番比率が高い部門ですから常にお客様に近づく努力を定番対応で実施しなかったら、定番で負けてしまう結果になってしまう。
意外に、この部分が本部商品部にはなかなか理解出来ない部分なんだろうと思いますね。

投稿: てっちゃん | 2013年5月22日 (水) 09時28分

先日も家内と買物がてらあるスーパーを見てきたのですが、最初見た時は多段ケースの場合は確かに動線に沿って下段を見ていましたね。
品揃えチェックの為上段から再度じっくり見直すと最初に気が付かなかった商品の多い事。(笑)。その店に並んでいた「糀の酢」と言う商品が気に入り、担当者に「売ってみよう」と言ったら当店にもちゃんと上段にありました(笑)
定番の品揃え、特に上段の商品に対しては気づいてもらえるような下段との関連を含めカテゴリー全体の打ち出しが必要なのかも知れません。

投稿: dadama | 2013年5月21日 (火) 21時30分

チラシと売場で試してみた結果、私の場合は
チラシではやはり左上、売場は冷蔵ケースは
左下!グロサリーのゴンドラでは所謂
ゴールデンゾーンと言われる目線の高さの
ところに目が行きました。
左下に一番視線が集まると言うのも当ってる
かも知れませんが、やはり普段から見ている
売場や、チラシなのでなんともいえませんね


投稿: かわらい | 2013年5月21日 (火) 20時36分

そうですね・・・・

だからこそ、定番の陳列場所は、大切なんだと思います。

僕自身は、売り場で立ち止まって商品を探しているお客様がいたら、こっそりと観察していて、お客様がその場所を離れたら、すぐさま、その場所に立って、お客様がしていたと同じような行動をとってみたりしていました。

そうすると意外とフェイシングの不備とか、陳列のおかしな所に気がつきます。

最近、思うのは、蝶A級の定番は、ずっと陳列場所を変更しては、いけないって事です。

投稿: ふるた | 2013年5月21日 (火) 20時07分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
主婦が短い時間の中で、これだけ広い食品スーパーでの買物を終わすということは、変化していない部分は見なくても分かるということだと思います。
見なくても分かる定番は常に安定した品揃えが必須であり、常に変化する部分は変化による魅力を発揮し続けなければならない。
だから、たまに定番の変化も必要なのかもしれない。

投稿: てっちゃん | 2013年5月21日 (火) 10時38分

ずっと昔に花王と売り場調査をしたときにお客様に視線を記録する器具をつけてもらって買い物をしてもらった事が、ありました。
20人のお客様にやっていただいた結果、目的買いで無い場合は、コーンコースの冷ケースは、下2段しか見られていない事が、わかりました。
それとエンド陳列も効果があるのは、せいぜい3日間ということも検証はできたんですけどね。

投稿: ふるた | 2013年5月21日 (火) 02時45分

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