目には青葉の季節
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
桜が散った。
首都圏も地元も。
今満開なのは、東北南部から北部か。
そして、青葉の季節。
「目には青葉、山時鳥(やまホトトギス)、初鰹(はつがつお)」。
かって、新入社員として企業に入社し、鮮魚のトレーニングセンターで講師から教えられたものだ。
かつおという魚にまつわる季節感を表した句として、この業界では良く引用される俳句。
入社当時からだ、若干22才前後でこの句を言われても、何を表現しているのか分からなかったが、あれから30年、年を経て季節を経験してくると、この句の持つ季節感が体感できるようになった。
桜が散ると同時に、青葉が噴いてくる。
桜の咲く時期は、まだまだ気温も不安定で急な寒も戻るが、桜が散り青葉が噴いてくると気温も上がり日の日差しも強くなってくる。
同時に、その日差しから青葉が目にまぶしく飛び込んでくる。
山ホトトギスがいつの時期に鳴くのははよくわからないが、こんなイメージが浮かぶ中で、動植物たちもいよいよ活動開始の呼び声として印象づけられる句であることが実感出来るようになってきた。
この時期、もはや「初鰹」ではないが、気温の上昇とともにかつおが美味しく感じられる季節であり、その他の涼味類もいよいよ本格的に体が受け入れられる季節に突入してきたようだ。
入園入学や、新入社員の入社、その他人事異動での新生活もスタートし、日本が一年で一番躍動感のある季節でもある。
この時期が、私は一年で一番好きだ。
日本人の多くが、同様ではないだろうか。
そして、日銀総裁の「異次元の金融緩和策」。
今年のゴールデンウィークの旅行者は史上最高に上るらしい。
なにやら、これからの日本が大きく変わっていく予感も感じながらゴールデンウィークへ向かっていこうとしている。
目には青葉。
是非、日本国中が、期待に満ちた青葉の季節を迎えてほしいものだ。
| 固定リンク
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
流石、学術の街ですね。
常に学生に囲まれた街。
意外に老化しない街なのかもしれませんね。
通常は、街の進化(老化)とともにMDも変えなければならない。そんな変化が少ない街なのかもしれない。そこを追求すれば勝ち組になれるかも(笑)。
そんな甘くないか。
投稿: てっちゃん | 2013年4月13日 (土) 23時56分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
旬を自分の体で感じる事。
そして、旬に対する自分の感度を信じる事。
要は、自分を信じれる事が大切なのだと思います。
だから、信じれる自分を作り上げていく事が大切なのだと。
そう思えば、日々の仕事にも緊張感が生まれますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年4月13日 (土) 23時51分
当店ではこの季節大学生の新歓が多く
活発な人の動きを店で感じられます。
出入りの多い4月、大切な時期ですね。
投稿: かわらい | 2013年4月13日 (土) 21時43分
四季の国、日本。四季の国ならではの旬。日本の食文化も旬に支えられてきたのではないでしょうか。先日のセミナーでも話題になったのが、担当者が食材の旬に鈍感になって来ている事。旬を知らずにどうやってお客様に買う気にさせられるのか。知識不足から生じる安易な価格競争・・・日本の食文化を守る販売者側の拘りとプライド。再認識すべき課題だと思いました。
投稿: dadama | 2013年4月13日 (土) 20時14分