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2013年4月16日 (火)

期限を決める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



年度のストアコンセプトの実行段階。

 3月から4月の重点課題は実行計画の進捗化。

如何に歯車に乗せるかが最大の課題だ。

 “コンセプトと計画は良かったのだが・・・”

しかし、ここから何も動かない。

 これがいつものパターン。

そして、何も変えられずに一年が経過してしまう。
そんな平年の流れを、何としてでも断ち切りたい。
そして、今年度は確実に歯車を動かしていきたい。

 毎年、この時期に想う事である。

店舗の店長が計画した筋道を、部門のチーフが受け継ぎ、更に部門に落とした単品の販売と運営マネジメントに落とされて、月別、週別に簡略化された計画となり、確実に月別、週別に部門担当者が自ら歯車を回せる行動に移せる事が大切だ。

 その事を、店長としてどう支援できるか。

支援?。
別の良い方をすれば、強制?。

 月別の検証システム、週別の検証システム。

それが、見える化されて全従業員の前に見えるかされている事が一番分かりやすいシステムであると思うのである。

だから、以前の記事でも載せた
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-524b.html
が、その見える化に加えて、月別週別計画の検証もプラスして掲示することとした。

 “見える化だらけだね”

そうです。
どんどん、見える化していきます。
今店舗で表現しようとしている売場計画から、先週の展開写真とデータ。
更に、チーフの頭にある今後の展望も含めて曝け出してしまうこと。

これに必ず部門のパートさん達は呼応するものである。

 “これが私達のチーフの考えか”
 “このように実現したがっているのか”
 “その為に私達はこれを実践するのか”

口べたなチーフ、ミーティングべたなチーフ、コミュニケーションべたなチーフ。
必ずしも、自分の考えを伝えるのが上手なチーフばかりだけではない。
だから、時にはこのように見える化された場が必要なのだと思う。

 直接チーフが部門のメンバーに伝える場面。
 見える化掲示版で、部下が想いを知る場面。

いろいろな手段を使ってその思いを伝える場をどれだけ持てるか。

 それは売場の多面展開に似ている。

そうやって、何回も何回も公表する場面を利用する。
伝えるとは、このような地道が作業なのではないか。









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コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
女性中心の組織ほど、コミュニケーションが重要なポイントですよ。
そんな組織の中では、男性がコミュニケーションを阻害する一番のガンになりやすい。
如何に平等に伝えるか。この徹底度が大きなポイントだと思います。

投稿: てっちゃん | 2013年4月17日 (水) 21時26分

かおるです。
てっちゃんさんや、dadamaさんや、かわらいさんでさえ伝えることにこんなに苦慮し真剣に考えておられるのに自分は何の苦労も工夫もしていないことに愕然としました。
今、女性スタッフを中心としたチームブランディングの取り組みをスタートさせています。
伝えるのが下手なリーダーとして、早速「見える化」手法も取り入れます!

投稿: かおる | 2013年4月17日 (水) 20時46分

CAPさん、コメントありがとうございます。
何回も何回も同じ事を繰り返し話していく、確認していく。
人間は自分が聞いた事は他人も知っていると思ってしまいがちですが、組織の下に行くほど伝わっていないものです。
そして、組織強化の一番の効果は情報の共有化。価値基準が一定であれば、いざという時の変化に、末端までいち早く追随できるし、いち早く追随できるから成功確率も高まるもの。
一店舗の構成員が100名前後になってくると、店長の最大の仕事は共有化なのかもしれません。

投稿: てっちゃん | 2013年4月17日 (水) 10時01分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
人間は、安易に流されてしまった状態を引き戻そうとすると多大な労力を必要とするものです。それも含めて「組事務所」を完成させてください(笑)。

投稿: てっちゃん | 2013年4月17日 (水) 09時35分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
とにかく、パートさん達にどんどん見てもらって、所属する部門の未来と結果が見えるという事を優先させたいと思うのです。
「私達は一歯車なんだ」というモチベーションではなく、「私達が支えているんだ」というモチベーションに引き上げていきたいのです。
お客様にも、そんな見え方が伝わる手法を定着させたいですね。

投稿: てっちゃん | 2013年4月17日 (水) 09時28分

人に物を伝えるのは本当に苦労しますね。私はSEという職業柄、お互い伝わったつもりで実は違う理解をしていた、という状況を警戒します。
その点でも同じ内容を伝えるのに、様々な方法で、しかも複数回伝えるというのは重要だと思います。特に視覚を攻めるというのは大事ですよね。
伝えるのが下手なスーパーなどは多面展開してもわざとらしさが鼻について「そんなに売りつけたいのか」と感じることもあります。
てっちゃんのメロゴールドではありませんが、いかに買ってもらいたいのか、どうして買ってもらいたいのか、それをうまく伝えてもらいたいなぁと感じていますね。

投稿: CAP | 2013年4月16日 (火) 23時00分

私もバンバン見える化?強要?勝手に宣言しています。最近は「ここは組事務所か」と揶揄されるほど(笑)。風土・DNAとして根が張れば、もっとすっきり・スマートになるのでしょうが、それまでは多少強引な手法もありなのでしょう。風土をひとつ変えるだけでも大変な労力と忍耐・時間が必要ですね。

投稿: dadama | 2013年4月16日 (火) 22時14分

見える化。本当に大切だと思いますね。
色々な事を伝えてるつもりでもほとんど伝わって
いない、そんな場面はよくあります。
口頭で説明をしながらも写真などで見せていくのは
効果が大きいと思います。
お客様も同様ですよね!

投稿: かわらい | 2013年4月16日 (火) 21時39分

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