新店の絆
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、思う事。
新店の良さが別の角度から見えてきた。
新店立ち上げ。
採用から教育そしてそして開店へ。
更には日々のルーティン業務であり普段の営業への移行。
そして、日々の売場作りや作業の改善の連続が日々過ぎ去る。
そんな中で、採用第一期生のパートさんが今回退職される。
開店前から共に苦労してきた仲間。
第一期から、または同時期から入社したパートさんと我々店舗スタッフからみれば、開店前から苦労を共にしてきた仲間の退職である。
残念ながら、本人の体調の問題でこれ以上仕事を続けていくと体の故障に繋がるとの判断での退職である。
これから、益々仕事を覚えていってもらおうという矢先である。
本当に残念でたまらない。
いままで、パートさん達に対しての感情とはまた一線を画した感情である。
同じ釜を食った仲間。
そんな感情。
これが、開店前から苦労してきた仲間意識か。
新店の絆。
そんな仲間意識なのだろう。
新店の絆と言えば、このお店での飲み会は、月1ペースで未だに続けている。
開店前の準備段階では、時間的な余裕もあったから時間を合わせて一堂に集まってワイワイやっていたが、開店後もこのような懇親の場が続いている。
これも、新店の絆か。
そう言えば、既存店にいた頃は、相手や部下の表面上の付き合いがほとんどだったが、今回の場合は個人情報まで含めてお互いに知り合う事が出来ている。
彼女の有無からその後の行動まで。
そこまで知っての上司と部下の関係。
あまり近づき過ぎるのも問題なのだろうが、その程度の個人情報は、かっては当たり前に周知されていいたし、それも絆の深さでもあったように思う。
しかし、いつしか個人が個人の情報をためる時代になり、相手の個人情報に立ち入らなくなり、お互いに無関心とはまではいかないが、一線を画する時代になってきたのは間違いない。
今回の新店においては、私も敢えてそのような風潮を取っ払い、かっての昭和の時代の繋がりを求めてきたのは確かだ。
“ここまで立ち入っていいのか?”
そう思いながらも、敢えて相手の個人情報をどん欲に率直に聞き出してきた。
しかし、それで打ち解けた相手も多い。
絆とは、やはり個人の内面の暴露と把握に比例するのではないか。
自分の事は、相手も知っている。
相手の事は、何でも知っている。
個人と組織との関係。
絆という言葉とは、個人情報とは切れない関係とも言えるのではないか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
流石にパートさんと個人情報の交換まではいかないですよ(笑)。
ただ、パートさん達との関係も既存店のときとの比較で言えば、抜群に近い関係ですね。ただ、その近さにも平等感を意識していますが。
投稿: てっちゃん | 2013年4月19日 (金) 06時46分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
自分を100%さらけ出すこと。そして、今後の方向性もさらけ出すこと。
店長がどうしたいのか、何を考えどのような方向に進みたいのか。これも共有化して皆の努力のヘクトルを合せる。その時に店舗の力は一気に高まりますね。
投稿: てっちゃん | 2013年4月19日 (金) 06時43分
最北さん、コメントありがとうございます。
開店前の真っ白な状態から新店メンバーが立ち上がり店舗という形を作り上げていくというストーリーが結束を生み絆となっていくのでしょうね。
変化を共にしたものだけの絆なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2013年4月19日 (金) 06時40分
全従業員と公平に接するのが店長の姿勢であるべきなのですが100人を超えるメンバーが存在すると現実には不可能と言うか温度差が出てしまうのも事実。特に相手がパートさんともなると女性特有?の感情も交錯し飛んでもない火の手があがる事も(笑)個人情報まで共有出来る信頼感、羨ましいですね。私はまだまだ未熟です(笑)
投稿: dadama | 2013年4月18日 (木) 22時00分
確かに入社当時は良くも悪くも家族のような
親密さがありましたね。
今はそれが希薄になっているのも又現実です
自分もその家族のような雰囲気での仕事が
好きなのでその雰囲気を作るのに必死です。
しかし、自分に力がないのか、そういう時代なのか、なかなか難しいです。
まず自分が全てをさらけ出すことが必要ですね。仲間を100%信頼する事も。
投稿: かわらい | 2013年4月18日 (木) 20時47分
「絆」
ここ2年で、これほど急上昇したキーワードは無いでしょう。
あの震災があった時、私も新店を預かり1年を迎える目前でした。
全く違うブロックから異動し、馴染みの全くないスタッフと新店を立ち上げる経験。
緊張と焦りと孤独感の毎日でした。
3年たち、たちあげからのスタッフは私もふくめ3人だけとなりましたが、各店に広がっていったスタッフが今でも店を訪問してくれることに喜びを感じる日々です。
苦難を共にしたものだけが感じる「絆」、
本当の意味を知ったのは最近なのかもしれません。・・・・
投稿: 最北 | 2013年4月18日 (木) 19時44分