作業のローテーション
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
開店して約4ヶ月。
従業員やパートさん達もだいぶ育ってきた。
次のステップは仕事のローテーション。
例えば、入社当時は「刺身担当」。
刺身の調理技術は当然向上し、一通りの刺身類の調理技術を身に付けた。
この段階から、意外に技術は進化しないものだ。
だから、役割のローテーションを行わなければならない。
役割のローテーションによって、初めての業務を再度学び直す。
その謙虚さと、仕事の広がり。
人間は、常に謙虚でなければならないが、弱い存在でもある。
だから常に謙虚にならざる環境を与えられる必要があるのかもしれない。
そして、部門の仕事全体の中の役割を拡大していくと必ず見えてくるものがある。
それは仕事の広がりである。
一部の仕事に長い間携わっていると、視野が狭くなる。
自分の仕事全体のが見えてこない。
だから、チームワークが生まれない。
個人の専門的な技術は拡大するが、心と心を結ぶチームワークが生まれない。
日本人の強みは、連帯感。
だから、個人の専門的な技術の深耕も大切だが、それよりも大切なのは帰属意識。
私のこの部門の所属。
その所属感を得るには、広範囲な仕事を受け持つ事によって得られる連帯感を磨く必要がある。
そして、そのローテーションを経て再度以前の仕事に戻ってくるから、初めの役割である「刺身」の仕事が更に見えてくるのである。
そうやってローテーションを経て仕事を磨いていくから、組織として崩れないのである。
組織として強くなる。
それは、連帯感という日本人の強みを得ながら崩れないチームワークに支えられて、崩れない売場が実現するのである。
今年は、この強みをマスターする時期でもある。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
はやり結果という事実に対して真剣に捉え、結果を残そうとする姿勢とその姿が組織全体に蔓延している状態をどうリーダーが作り出せるか。
その状態が継続する限り、組織として自然に結果が残こそうとする行動を起こさざるを得ない環境作りがリーダーの理想像なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2013年3月31日 (日) 23時39分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店の雰囲気って、以前を知らないだけに自分が赴任してどう変わったか、違いが見えないだけに当事者の店長としてはなかなか認識出来ないものですからね。
だから逆に意識しなければならない。
同時に危機感と連帯感を同時平行で植え付けていかなければならない。
人間、特に日本人を知らなければよりよい店長には成長できないということですね。
投稿: てっちゃん | 2013年3月31日 (日) 07時13分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
dadamaさんのおっしゃる通りだとおもいます。
個人のがんばり、部門のがんばりを、どう店舗というまとまりに統一できるか。
お客様はスーパーマーケットでワンストップショッピングをされる。
その為には、店長が店舗トータルの魅力を部門の力を借りて構築していく。
更に競合という相手に対しても店舗として差別化を図る。
その為には、個別の努力を52週毎にタイミングを合わせて部門の力を集中させなければならない。
部下の立場からみれば、それが連帯感となり店舗(店長)への貢献となって日本人特有の連帯感となり別の力となって発揮される。
それには、店長が自店の強み、部門の強みをしっかり認識し、その組み合わせという引出しを用意していかなければならない。
そんな風に思います。
投稿: てっちゃん | 2013年3月31日 (日) 06時44分
危機感と言うか、いくら御託を並べても結果を出さなければ意味がありませんから。正直、自分の構図よりも結果が伴わない(笑)
自分の暴走で結果も残せなかったら巻き込まれたメンバーはかわいそう。色んな所から情報を取る努力はしていますが、ただマネたのではその1事例としては結果が残せても後に繋がったり大きなうねりとして持ち上がってこない。店の雰囲気が明らかに変わらなければ数値も変化してこない。やはりメンバーの本気度を上げなくては結果は生まれないのでは感じています。
投稿: dadama | 2013年3月30日 (土) 23時37分
長く働いてもらっているパートさんほど
仕事の範囲が狭くなってしまってますね。
これからは部門内の仕事のローテーション
のみならず、部門の垣根も越える必要があると
考えていますがその為には今以上に強い
連帯感を生まないといけないわけですね。
危機意識を連帯感に繋げていく!?
う~ん、難しい。
投稿: かわらい | 2013年3月30日 (土) 22時47分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今年は相当危機意識が強いですね(笑)。
組織のトップの危機意識がどう組織全体に浸透し、組織の連帯感に直結できるか。
この部分だけは、リーダー次第。
私も、どうその歯車を回せるかで四苦八苦です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2013年3月30日 (土) 09時06分
チームワークとは個人が期待値の業務をきっちりとこなす事。期待値を理解するためには全体像を知らねばならない。ポジショニングを確認する上にもローテーションは必要ですよね。
でも現実は給与を含め柔軟的な運用に対応出来ていないのも事実。
そして日本人固有の連帯感。この連帯感も危機意識が薄いと生まれてこない。危機意識を如何にポジティブ発想に仕掛け、チームワーク・連帯感を生み出して行くのか。直近での大きな課題であると思います。この力が今後の厳しい環境で生き残るには不可欠でしょうから。
投稿: dadama | 2013年3月29日 (金) 23時09分